『スカイウェイブ250 TypeM 2011年式』 スズキ スカイウェイブ250 げうちゃいさんのレビュー・評価

[げうちゃい]

2012年1月17日 01:08 [473413-1]

満足度	5

デザイン	5
エンジン性能	5
走行性能	5
乗り心地	5
取り回し	3
燃費	5
価格	5

スカイウェイブ250 TypeM 2011年式

スカイウェイブ250 TypeM CJ45型です。
一定水準以上の積載性の有るバイクに乗りたくなったので増車しました。

【デザイン】
色は黒にしましたがカラーリングとも相まって少し顔がいかつい感じです。
顔つきの割には鋭い加速はしないので乗っていてちょっと気後れします。

原付の時と比較すると明らかに後続車から煽られにくいのは
個人的には利点の一つです。

パーキングブレーキが目の前で操作出来たり
足を出したい所がカットされたフロアボードなど
細部に配慮が感じられ機能面でも良いデザインだと思います。

【収納性】
これは抜群です。

特にスカイウェイブの場合はシート下に収納するだけで無く
リアシートの上にそこそこの荷物を載せて固定する場合でも
標準装備のグラブバーにゴム紐やツーリングネットの引っ掛かる箇所が
左右に二つずつ有るので見た目以上に収納と積載が可能です。

位置もちょうどここに有って欲しい、という箇所に有るので
実用車として便利です。

以前にCJ43にも乗っていた事が有りますが
43よりもシート下収納は大きいですし、収納の前部に書類入れとか
後方左右に車載工具、ウェスや作業用の手袋程度が入る
フタ付きスペースも有り気が利いていると思います。

フロントの収納もバッテリーの左右こそ接地場所が変わりましたが
奥行きも有り結構物が入ります。

左右の小物入れだけ奥行き？深さ？がCJ43の頃より浅くなり
以前は眩しい時用にサングラスとか入れてましたが
上部のポケットには入らなくなりました。

鍵でロックは出来ない収納なので短所とまでは言えないですし
携帯を一時的に置く、ゴム紐を束ねて入れるなどすると便利です。

【メーター周り】
起動時のアクション含め、必要とされる情報は全て表示される印象です。

速度、回転数、ODO、ツイントリップ、時計
ウインカーやハイビーム、FI等の各種インジケータと
外気温計か燃費計を選択して表示させられます。
変速モード表示も中央の液晶パネルに全て表示され見やすいです。

視認性や照明の明るさも含め完成度高いと思います。

【リモコンキーの操作性】
使い慣れると非常に便利です。

MT車で収納を増やす事も可能ですがトップケースやパニア等
少しずつキーが増えていき若干取り扱いが面倒になってきますが
エンジン始動からハンドルロック、給油にヘルメットや荷物の収納まで
ポケットにキー一つ入れたまま全て行えるので簡単です。

半面、リモコンキーを紛失、破損などすると
ほぼ何も出来なくなりそうなので取り扱いには注意しています。
豪雨で水没、機能に不具合とか不安です。

【エンジン性能】
既に皆さんが言い尽くしている事だとは思いますが
車重に対して低速トルクが弱い感が否めない気がします。
信号で停止、発進〜50m位ではアドレスV125等に引き離されます。

ビッグスクーターというカテゴリー自体が
猛烈なダッシュ力を重視してないと思うので設計思想の問題かと。

CJ43との比較で言うと市街地での60km/h巡航や
高速道路での100km/h程度での巡航時に
250cc単気筒なりですが滑らかというか振動が減った感じで
この速度域ではDOHCに変更された利点を感じられます。

【エンジンのノイズ、振動、音】
渋滞まで行かなくとも少し流れが詰まり
20km/h位の流れで緩やかに加減速している様な時に少しだけ
ハンドル中心に細かい振動が出ます。
単気筒とCVTの組み合わせなので仕方ないです。

純正のマフラーはとても静かです。

取り回しとも関連しますが
社外品で爆音で無い良い品質のマフラーも有ると思いますが
自宅付近は路地から出て、深夜や早朝に使う事も有るので
あまり低回転では発進出来ないスクーターの構造も考慮し
マフラーはこのまま純正を使うつもりです。

【変則モード、シフトフィールとか】
大雑把にCVT、7ATモード、7MTモードの3つに
CVTと7ATにはパワーモードスイッチが使えますが

空いた道を滑らかにゆったり走りたい時はCVT
流れも速く、交通量も多く加減速が頻繁な道には7AT
凄く空いていて上り坂、下り坂が急な場所では7MTアシストが
それぞれ適している様な気がします。

スロットルシフトは速度とエンブレの効き加減に慣れが必要ですが
下りが連続する場所などで非常に重宝します。

【燃費】
自分の乗り方では市街地で25km/リッター
高速で28km/リッターあたりが法定速度の範囲内での数値です。
重量とエンジンパワーの割には良好な燃費だと思います。

【乗り心地】
発進加速の時はネガに働く重量がプラスに働いている印象です。
どっしりしていて強風にも強く安定感が有ります。
幹線道路で頻発する路面の継ぎ目、補修工事の段差等でも
ガツンと腰に来るケースが少ないです。

【取り回し】
覚悟はしていましたがやはり重いですね。

アスファルト、比較的広いスペースでの押し引きは楽です。

必要に迫られて少し砂利の敷いてある駐車場で向きを変える
割と狭い駐輪スペースで後ろ向きに抜け出て
通行人が多いので隙間を見つけて細かい切り返し数回で
エンジン始動、発進、なんて場面でちょっとだけ苦労します。

車体傾けて小回り、も試みるのが難しい場面も有り
やはり何かを得ると何かを失うのは仕方ないと感じます。

【その他】
CJ43のスカイウェイブに乗っていた時も思いましたが
やはり一台で色々な用途をまかなえる便利な乗り物だな、と思います。

エンブレが殆ど効かない点だけが若干不満だったので
今度のモデルでは主にエンブレの効きを調整しやすいと思い
タイプMを選びましたが正解だった気がします。

長い下り坂がある場所でも7ATモード+スロットルシフト併用で
ブレーキかけっ放しでは無く走行可能です。

ファッション、ドレスアップ素材としても良いのでしょうけど
実用車として見た場合のスカイウェイブってのも
かなり魅力的なマシンだと思います。

使用目的

通勤

買い物

ツーリング

頻度

毎日