スズキ アルト 2021年モデルレビュー・評価

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アルト 2021年モデル のユーザーレビュー・評価

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グレード発売日発売区分レビュー件数
L 2021年12月22日 フルモデルチェンジ 3人
L 4WD 2021年12月22日 フルモデルチェンジ 1人
HYBRID S 2021年12月22日 フルモデルチェンジ 3人
HYBRID X 2021年12月22日 フルモデルチェンジ 3人
満足度:4.83
(カテゴリ平均:4.28
レビュー投稿数:13人 (プロ:1人 試乗:6人)
  1. 3 0%
  2. 2 0%
  3. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 4.21 4.33 63位
インテリア 内装のデザイン及び機能性 4.34 3.92 20位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など 4.63 4.11 10位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 4.63 4.19 7位
乗り心地 乗り心地のフィーリング 4.68 4.03 5位
燃費 燃費の満足度 4.86 3.87 3位
価格 総合的な価格の妥当性 4.83 3.86 2位
  • ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております

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高山正寛さん

  • レビュー投稿数:77件
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プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能3
走行性能3
乗り心地3
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ストップ&ゴーの多い市街地でこそ、走りの良さやバランスを感じることができます

ホワイト2トーンルーフは4万4000円のオプション。オシャレ演出には“有り”の装備です

他のスズキ車からの流用も目立ちますが、空調吹き出し部の位置はよく考えられています

シートの座り心地は十分なレベル。シートリフターも標準装備されます

ステレオカメラを使った先進運転支援システムは全グレード標準装備されます

荷室は広くありませんが一体可倒式シートを倒せば奥行きは1225mmと大きく拡がります

2021年12月10日に発表された9代目となる新型アルトにかなり遅いタイミングになりましたが、しっかり乗ることができました。

旧型はデザインの好みで評価が分かれた(個人的には気に入っていました)のに対し、新型のデザインはベーシックかつ飽きの来ないもので、室内からの視界も良好です。ボディ前端部の位置も把握しやすくなっている点は旧型より向上した点と言えます。

それでもアルトが提唱する“実用車”としてのコンセプト自体にはブレが全く無く、時代に合わせた環境&安全性能を磨き込み、さらに価格を極力抑えている点は見事と言えます。

昨今流行りの2トーンルーフも設定されていますが、これは好みで選んで良いと思います。当然車両価格も上がりますし、ベーシックカーとしての立ち位置を考えるとこの部分ではなく、他の快適性能などにお金を払った方が賢い部分もあります。それでも登録車からダウンサイズしてきたり、これ1台で日々の生活を完結させたい人には「少し位、オシャレ感出したいよね」って部分もあるはずです。

今回の試乗車は最上位グレードの「ハイブリッドX(FF:125万9500円、本体のみ)」でしたが、価格差には当然装備の違いが反映されます。全体のデザインは共通で後にディーラーで見た下位グレードでも基本は大きな違いはありません。ただ、このグレードのみ「チルトステアリング」が標準装備、また運転席シートリフターもこのグレードと「Lグレード」のアップグレードパッケージにしか設定がありません。ベストなドライビングポジションは安全にも寄与します。後述する先進安全装備を標準装備化することはもちろん大事ですが、原点である基本装備はコストを惜しまずに装備化してほしいと感じました。

インパネを見ると他のスズキ車からのパーツ流用が目立ちますが、それはそれでコストを抑えるという点では肯定できます。良い、と感じたのは空調の吹き出し部がオーディオスペース(ワイド2DIN)の両脇に配置されている点です。最近はカーナビを含めた装備によって吹き出し口があまりにも下過ぎたりすると夏場などはエアコンからの風が腕に当たってしまい、効率が良くありません。もちろん体格による感じ方はありますが筆者的には高く評価しています。

走りに関してはアルトとしては初の「マイルドハイブリッド」を搭載しています。ISGと呼ばれるモーター付きの発電機にリチウムイオンバッテリーを組み合わせることで燃費や走行フィーリングを向上させる狙いはありますが、従来かつ下位モデルに設定されている「エネチャージ」に比べれば、ストップ&ゴーの多い街中などでの滑らかな発進フィーリングなどその差を誰もが感じることができます。

ただハイブリッドとはいえ、あくまでも簡易的(マイルド)ですからフルハイブリッドのようなEVのみの走行も出来ませんし、過剰な期待はしない方が良いでしょう。

カタログスペック上はFF車で2.5km/Lの差がありますが、単純に数値だけでなく前述したフィーリングでもこの差を感じ取れますから、購入時はまずマイルドハイブリッドが候補に挙がってきます。

実燃費としてはエアコンONの状態で市街地メインで21.3km/Lでした。特に燃費を意識した走行はしていませんが、まだまだ燃費自体は伸ばせるかな、という感触があったことはお伝えしておきます。

乗り味に対してはフットワークはイメージしていたより軽快で低燃費タイヤを装着している割にはロールも上手く抑えていると感じました。路面からの突き上げはそれなりにありますが、許容できるものです。ただスズキ車によく感じる加減速時に起きる前後方向のボディの揺れのような感覚は相変わらずです。

あと、ここはどうなのか?というのがステアリングのフィーリングです。当然電動パワステは装着していますが、小回りが利くのにロックtoロックが約4.4回転と昨今のクルマの中ではかなり数値的には大きいです。

運転慣れしていない人が急なステアリング操作を行った時には全体に挙動もゆるいので、それはそれで良いですが、実際街中やスーパーの駐車場などではステアリング操作が多くなってしまうのがどうでしても納得できない部分でもありました。

安全装備に関してはステレオカメラを使った「デュアルカメラブレーキサポート」を全グレードに標準装備します。法制化されたこともあり、当然と言えば当然なのですが、やはり安全装備に関してはグレードによる差を付けるのは言語道断ですし、誤発進抑制機能(後退時も)やリアのパーキングセンサーも日々の生活には欠かせないものと言えます。

またライバル車と想定される「ダイハツ・ミライース」も同様ですが、パーキングブレーキが足踏み式ではなく左腕で引き上げるレバー式を使っている点は隠れた利点と感じました。

興味深かったのはスズキもダイハツも市場調査を行うとこれらのクルマに乗られる方、特に高い年齢層の方が誤動作等を行わないように「確実にブレーキをかける(引く)」ためにはレバー式は理にかなっているとのこと。昨今では軽自動車にもEPB(電動パーキングブレーキ)を装着したモデルも増えてきていますが、実用車とのしてのアルトはコストダウンも含め、この方式が良いと思います。

最後に買いのグレードですが、ナビなどのインフォテインメント系装備を抜きにして考えると、冒頭に述べたようにチルトステアリング付きの「ハイブリッドX」がオススメです。

アルトには前述したエネチャージ搭載の「L(FF:99万8800円」があり、こちらもコスパはかなり高いのですが装備がかなり劣ります。そのために「アップグレードパッケージ」を設定(FF:113万800円)しています、これにより装備はかなり「ハイブリッドX」に近づくとはいえ、当然価格差も小さくなってしまいます。「毎日の足として乗るから先進安全装備がしっかり付いていれば十分」という人には「L」を、そうでない人は「ハイブリッドX」をオススメします。

レビュー対象車
試乗

参考になった42

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トビキジさん

  • レビュー投稿数:1件
  • 累計支持数:34人
  • ファン数:0人

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自動車(本体)
1件
0件
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満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格5

【エクステリア】
上品です。しかしラパンと差が無いし、ハスラーの車高を低くしたようでもある。MRワゴンに近い気もする。要はハズレのない線でまとめたかんじ。前モデルのほうが個性的です。

【インテリア】
旧モデルのアルトとミライースも検討し内覧しましたが、それらに比べて実寸法以上に広くなった印象です。
質感は、展示や試乗車でちょっと見の段階で安っぽさを感じさせない、作り手のテクニックを感じました。逆にいえば、自分の物になって細部まじまじと見ると安っぽい。
残念に感じたのは荷台の板。プラダンみたいな板が安定性がない。満タン入れた灯油ポリタンクや30キロの米袋とかは無理そう。
剛性と室内高を高めた弊害かもしれないけれどフロアトンネルの盛り上がりがお大きいのは残念。

【エンジン性能】
モーターアシストが機能する出だしの一瞬だけターボがきいているような押し出し感がある。ISGによる静かなアイドリング再始動とあわせ、市街地にジャストフィットな特性。
エネチャージ車のLも試乗しましたが、アシストがないぶん出だしのエンジンの回転数が高く聞こえた。
上り坂は非力。平地で魅せるクイックさは軽量車体によるものが大きいと実感。

【走行性能】
ハンドルが軽く、舵の戻りがゆる目。この点は評価が分かれると思うが、やはり街乗りのセッティングなのだと思う。
高速は80キロ代なら快適。長い上りではみるみるスピードが落ちていく。Sモードを積極的に使わなければいけないか。

【乗り心地】
サスは柔らか目。街乗りの車速では軽々しいかんじはなく、地に足しっかりつけている乗車感はある。
反面スピードがでているシーンでは敏感。道路の継ぎ目などにでリアの突き上げが強く出る。
運転席側の窓を半分開けて走ると、振動で軋むのが残念。

【燃費】
街乗り:8、高速・郊外:2くらいの割合で走って平均22ほど。エアコンつければ1割引。都会のちょい乗りだけに条件が悪いけれど、もう少しの伸びてほしいところ。
減速でリチウムイオン電池への充電具合を示すインジケーターが増えていくのを見ると、自然とエコ運転になるので、今後の伸びを期待します。

【価格】
これだけの安全装備がついていてこの価格、文句はありません。オプションのディスプレイオーディオはコスパ最強。
それにマイルドとはいえハイブリッド車を低価格で所有できる満足感もあります。
ただコスパを追求するならモーターアシスト無しのLがよいでしょう。ハイブリッドSとLを両方試乗しましたが、モーターアシストは一瞬で微弱。意識しなければ気づくこともない。
車両価格差をガソリン代で取り返そうとするとざっと10万キロ走行。その頃にはおそらくリチウムイオンバッテリーは寿命に達している。
Lもリチウムイオン電池搭載であるが、モーターアシストを前提としていないチューニングの為、バッテリーがお亡くなりになった後も大した違和感なく乗り続けられる。

【総評】
通勤やちょい乗りのスペシャリスト。価格と照らしあわせて「これくらいなら我慢できる」という絶妙のバランスで絞っています。
車高が高くなったため、ワゴンRとの競合を口にする人もいますが、実際だいぶ違うと思います。3人以上で遠出があるならアルトでは難しいです。

レビュー対象車
新車
購入時期
2022年4月
購入地域
大阪府

新車価格
109万円
本体値引き額
10万円
オプション値引き額
5万円

アルトの値引き情報

※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。

参考になった34

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donkymouseさん

  • レビュー投稿数:10件
  • 累計支持数:119人
  • ファン数:1人
満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費無評価
価格4

【エクステリア】先代のちょっとやりすぎ感から無難な外観に。ルーフ高が増えたのはガラスエリアの拡大となり、なおかつウィンドウ角度を立てたことで開放感が増した。ラジオアンテナがついにルーフアンテナとなり、格納忘れで折る心配が少なくなった。あと、ボディ剛性向上の効果なのか?ドアの閉まる音が上質に。しかもガラス全開状態でドアを閉めても、先代のような安っぽい音はしない。

【インテリア】ルーフ高の増加により、室内からの視界はおおむね良くなっているが、ボンネット形状のせいか、鼻先がちょっと自己主張しすぎかも。リヤは、ウインドウの傾斜が緩くなったため、直射日光が後頭部に当たりにくくなった。インパネ回りの印象は全体的に先代と似たようなものだが、質感は多少上がっており、前席カップホルダーはエアコン吹き出し口に移動し、取りやすくなった。試乗グレードがマニュアルエアコンだったが、吹き出し口選択ノブの操作力が先代より軽くなっている。メーターは全グレード統一の自発光式になり、インフォメーションディスプレイには外気温計も付く。ライトスイッチは基本オート固定で、手動操作で点灯・消灯・ポジションの切り替えを行うようになった。

【エンジン性能】先代より最高出力は減少した(R06A)うえに車重が増加しているが、中低速メインのセッティングなのか一般道を流れに乗って走る分には十分で、先代との差は感じないのは後述のCVTの変更も影響しているのかも。ボンネットの形状変更による剛性向上の恩恵か?エンジンルームからのノイズもマイルドに。ただし、エンジンルームは先代にも増してスカスカで、左右フェンダーのサイドマーカーが中から見えたのには爆笑。

【走行性能】先代の副変速機付きから一新され、ハイ・ロー切替のギクシャク感はなくなった。停止時からブレーキリリース後のニュートラル制御からの復帰も早くなり、スムーズに加速に入る。ハンドリングは、中立時がやや甘いが基本的には素直な印象。

【乗り心地】先代から劇的変化。突き上げ感とバタつきは激減し、特にリアは顕著なので後席乗員からの苦情はなくなると思う。タイヤが14インチとなり扁平も下がったが、指定空気圧が下げられた影響かも。静粛性もかなり向上しているので、用途が街乗りと多少郊外とかで少人数乗車なら、コンパクトカーよりいいかもしれない。商業施設とかでは軽専用駐車スペースもあるし。

【燃費】試乗ですので、無評価。

【価格】安全装備(衝突安全、サイド・カーテンエアバッグ等)が付いた値段なら格安でしょう。

【総評】正直、マイルドハイブリッドは要らないが、燃費のいいモデルを揃えることで企業別平均燃費基準方式(CAFE方式)で不利になるジムニーが消えずに済むことになるからかなと。Lグレードのアップグレードパッケージ付きにディスプレイオーディオが無難な選択で、最量販グレードでしょう。願わくば、LグレードのドアミラーはディーラーOPの同色カバーの設定、アップグレードパッケージではボディ同色化を希望。あと、リアワイパーはリアドラレコで使うからダイハツみたいにOP設定して欲しい。現在HA36乗りですが、次の車検前にはコレに乗り換えを検討します。

レビュー対象車
試乗

参考になった30人(再レビュー後:23人)

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アルト 2021年モデル
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アルト 2021年モデル

新車価格:94〜137万円

中古車価格:72〜169万円

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