ATH-R70x
オープンバックダイナミック型ヘッドホン
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- イヤホン・ヘッドホン 128位
- オーバーヘッドヘッドホン 41位

- 3 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.55 | 4.18 | -位 |
高音の音質![]() ![]() |
4.74 | 4.15 | -位 |
低音の音質![]() ![]() |
4.57 | 4.13 | -位 |
フィット感![]() ![]() |
4.49 | 4.08 | -位 |
外音遮断性![]() ![]() |
1.36 | 3.81 | -位 |
音漏れ防止![]() ![]() |
1.00 | 3.78 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
3.04 | 3.82 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2021年11月22日 00:07 [1519082-3]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
全体的に安っぽさは否めない.
ヘッドホン本体のつくりは正直チープで,見た目と触った時のフィーリングからは耐久性が高いとは感じなかった.
ただしこれはあくまで個人的な感想であって,設計上の耐久性は高いのかもしれない.
いずれにせよ所有期間はまだ短く,耐久性の評価はできないが,上記のフィーリングをもったことは明記しておく.
ケーブルやウィングサポートは交換可能でメンテナビリティが高い点は評価できる.
ただし付属のケーブルが 3 m で取り回しが悪い点は減点対象.
また純正品のケーブルはこの長さしかなく,コネクタ形状 (ヘッドホン側) も特殊でサードパーティ製のケーブルもなく選択肢がない点は気になる.しかしまだケーブルが交換できるだけマシだと考える.
【音質】
非常に良い.
全体的にクリアな音で正確にソースの音を鳴らしている印象を受ける.
高音域の音はもちろんクリアだが,刺さる音ではない.
中音域は非常に聞きやすく,文句ない.
低音域もしっかりと聞き取れる音量を確保できている.
周波数特性はフラットな印象を受ける.
事実,Crinacle の測定結果を見ると,Sennheiser HD600/HD650 の周波数特性に似た特性を持っており,これらのヘッドホンもフラットな音だと評されることが多いため,ATH-R70x も似た特性を持つヘッドホンだと考えられる.
サウンドステージは広大とは言えないが十分な広さを有している.
イメージングも良く,どこでどの音が鳴っているか把握しやすい.
ドンシャリな音が好き,あるいは慣れてしまっているという人には推奨できないが,普通の音 (へんな味付けのないという意味) で音楽を楽しみたい,あるいはリファレンス用途に使用する人には推奨できる音質である.
最後にアンプの必要性だが,私は iPhone や MacBook Air に直挿しで使用しており,音量は約 25 - 50 % の範囲で聴いている.そのためアンプはなくても良いと考える.
アンプの音質への影響については様々な議論があるが,そのほとんどがプラシーボ効果によるところが大きいため,音楽関連のプロフェッショナルでない限りアンプは不要だと考える.
つまり別途アンプを用意しなくても十分に楽しめるヘッドホンだということである.
【フィット感】
賛否両論あると思うが,自分にはこれ以上ないくらい良いフィット感をもたらしてくれている.
質量が 210 g で他製品と比べても非常に軽量で装着していても不快感が全くない.
側圧は弱めで眼鏡をかけていても違和感がほとんどないし痛みも全くないが,かといってずれることもなく丁度良い.
イヤーパッドの通気性もよく,開放型であることも相まって,蒸れをほとんど感じない.
私がこれまで試したヘッドホンの中で,最も長時間の使用に向いた製品だと言える.
ただし頭の大きい人には全く推奨できない.
より正確に言うと,頭頂部から耳までの曲線距離が長めの人には推奨できない.
またイヤーカップは比較的小さいため,耳を覆われている感覚が好きな人にはこのヘッドホンは合わないかもしれない.
いずれにせよ購入を検討している人は必ず店頭にて試着/試聴することを推奨する.
合う人にはドンピシャで合うが,合わない人には全く合わないからだ.
【総評】
・音質はフラットでリファレンス用途向け
・つくりはチープだが,そのおかげで軽量化が図れており装着感は抜群に良い
・ただしフィッティングに関しては人を選ぶため,店頭での試着/試聴必須
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2021年11月3日 09:05 [1513877-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 無評価 |
低音の音質 | 無評価 |
フィット感 | 無評価 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
各楽器の音を前後の距離も使って分けて鳴らし、尚且つ音像がコンパクトで耳障りな音が出ない。
音像自体が小さく、空間広く、余白を使って展開しており、イメージとしては頭の中で小人が演奏会をしてるような感じと言えばわかりやすいかな?知らんけど。
フィット感は個人差が出ると思いますが、合えば刺激がない音も相まって、ながら聴き用には最高峰の一つだと思います。
悪く言えば聞き惚れるような帯域、要素が少ないヘッドホンなので、鳴らしずらさ、フィット感の個人差も相まってマニアックなヘッドホンだなと。
- 接続対象
- オーディオ
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2021年7月11日 01:27 [1469088-2]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 3 |
低音の音質 | 3 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
自然な音だと評判なので試聴なしに購入してみました。
当方の環境
@テレビ(動画)光出力→HP-A4BL→X-HA1 または HD-1L LE
ACDデジタル出力→EAD DSP7000バランス出力→X-HA1
【デザイン】【フィット感】
見た目はシンプルでよいです。 装着感もよく軽量は美点で何時間聴いていても疲れません。
【音質】
開封直後の第一印象は、厚いカーテン越しに聞くようなボアボアした音。びっくりしました。どうなることかと思いましたが、次第にフォーカスするようになり一安心。
全体として分厚い音で高音は控えめ。控えめだけど繊細できめが細かく耳障りな音を全く出しません。聴きやすいので音量上げたくなりますが、上げると低音が出しゃばるようになります。細かな音の動きが分かるし再現力は高いと思うんだけど、個人的な好みで言うともう少しだけ低音の制動が欲しいかな(フレームがまだ弱いのかな)。
何をどう聴いても遠目の表現で刺さらないんだけど、なんでもかんでも同じ表現に寄せてしまうのはモニタとしてどうかな、という気はします(この音調が真のHiFiだとしたら、この世には耳障りな音源など存在しないということになるぞ)。
【総評】
嫌な音を出さないという点ではSTAXが思い浮かぶんだけど、こちらは音が明瞭で本機とは対極です(使用してた10年ほど前の記憶)。 本機は、悪く言えばくすんだ表現が持ち味で、情報量が少ないと誤解されてしまうのではと心配になります。これが自然な音かというと、う〜ん ちょっと違うなとは思いますが、聴いていて疲れず、すんなり音が耳に入って来るのは確かなので、末永い付き合いができる製品だと判断します。 かく言う私は配信動画の視聴は本機一択となっています。
最後補足ですが、早々にケーブルを半分にちょん切ってX-HA1とバランス接続しています。 劇的な変化はなかったですが。 まあ、保守部品が安いのでいろいろ遊べるのもよいところですね。
(追記)
本機の低域の聞こえ方が気になるのでちょっとした確認をしてみました。耳を覆う側圧に関してです。
もともと耳周りの髪の量やイヤパッド押圧の加減で音色が変化することを主に密閉型で体験していましたので、本機を聴きながらユニットを手で軽く抑えつけたところ、低域の凝集感がやや改善されました。パッド密着度の影響かユニットと耳の距離の影響かわかりませんが、私にとってはよい変化です。よってアーチを側圧が強くなる方向に少しばかり変形させました。装着感は悪化しますがしばらくこれで様子を見ようと思ってます。各位試される場合はもちろん自己責任でお願いいたします。
アタマの理想はスキンヘッドかなんちゃらブロックとかいう髪型なんだろうけど、私のように中途半端な頭髪のある者にとっては一定の状態を維持するのは難しいと諦めてます(趣味の世界なんだからいろんな変化があればそれを楽しめばいいですよね)。
それにしても、人によって頭の大きさや形状が異なるのに、本機を含めたオーテクの中高級機のいくつかはユニット角度に水平軸方向での自由度がないのですね。設計方針での優先度・割り切りについてきっと色々あるのですね。おもしろい。
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2021年2月11日 12:41 [1420521-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
リファレンスとなるヘッドホンが欲しくなったため購入しました。業務用途では使用していません。購入から1ヶ月経ったのでレビューします。
環境:PC (foobar2k) → UD-503(サイバーシャフト製Soul使用)→本機
ジャンル:女性アニソン、PCゲームソングなど
【デザイン】
元々業務用なので飾り気のないシンプルなデザイン。
外側のスタイリッシュな金網から覗くドライバが透けて見えるところがポイントですね。
【高音の音質】
サ行が刺さることも一切なく、かつ可聴域の限界(約17kHz)まで癖のない綺麗な高音が聞こえます。聴き疲れも一切無いような音です。17〜40kHzも出ていると思いますが、直接聞こえずとも他の帯域と一緒に鳴ることで何かしらの効果はあると思います。
最近は環境が変わったため市販のヘッドホンを視聴できていませんが、高音が煌びやかに出るヘッドホンは試聴だけでも良い音のヘッドホンと感じます。しかしR70xはそういう類の音の出方ではなく、透き通った高音の質で満足でき、飽きもこないと思います。
【低音の音質】
残響しないキレのいい低音がしっかり出ています。30〜100Hzの超低音域もしっかり出ていて、開放型の中ではかなり出ている方だと思います。
しかし、ほかの帯域を邪魔することは一切無いです。音楽を下から支えてバランスをとっています。
【その他の音質】
・中音域(主に人の声)も非常に自然な音が出ています。
・本機の音のバランスは低:中:高=10.5:10.5:9だと感じます。ほぼフラットな特性だと思います。
・空間表現性は非常に高いです。目をつぶれば周りに演奏者が展開されるようです。
インピーダンスが高く両耳出しの恩恵か、左右のセパレーションがあり、密閉が無いため音の反響が抑えられて純粋な出音のみを聴くことができるためでしょう。
・音のスケール(いわゆる音場)は普通の広さです。
・音の分解能はハイレベルで、かつ聴き疲れにくいです。アニソンでありがちな終始音量がピークに達している抑揚のない音源もなんとか分解できます。フォーカスをあてればほぼ全ての音を追うことができます。
歌唱力・演技力はそのまま出てしまうところが玉に瑕です。
・UD-503のアップコンバート機能やフィルタ機能、クロック有無も容易に聞き分けることができます。
・インピーダンスが高いですが、音量をとること自体はそこまで難しくないです。
参考までに、UD-503は-40dB、Fiio X52ndはローゲインで70、ハイゲインで60、galaxy note9で10〜12/15です。
【バランス駆動】
バランス駆動をするために、Webのリケーブル屋さんでud-503と本機を接続するケーブルをオーダーメイドで購入しました。線材はmogami2799 NEGLEX-OFCのデュアルワイヤード仕様。
バランス駆動をした場合、低域が更に出るようになりキレも増しました。また、左右の分離度が更に上がった結果、定位が更に決まるようになりました。
アクティブグラウンド駆動をした場合、バランス接続を整然静寂とさせた感覚を覚えました。
両者に言えることですが、駆動方法を変えてヘッドホンのポテンシャルを引き出すというよりは、DACやアンプ部や駆動方式のキャラクターの違い、実力を感じ取るイメージです。
余談ですが、HD598などのリケーブルを本機種に2つ接続しても正しいバランス駆動はできません。UD-503の場合はバランスでは音が鳴りますが(おそらく逆相で)アクティブグラウンドにした場合に音が片側しか出ませんでした(実際に確認済)。
ピンアサインが特殊なので経験のある業者さんに作って頂くか自分で工作するしかないと思います。
【フィット感】
大きさについては賛否両論ありますが、私の頭の大きさではしっかりフィットしています。
ウィングサポートがあることによって、頭と耳への受圧面積が増加し、圧が分散されています。
また、ヘッドホンの中ではかなり軽量なので、長時間リスニングでも快適です。
本機は特に要視聴(試着?)です。
【外音遮断性】
ありません。星を付けるとしたら★半分。
そのため、うるさい環境下では本来の素晴らしい音をかき消されてしまいます。
私も店内試聴の段階ではポテンシャルの半分も気付けなかったと思います。
【音漏れ防止】
ほぼありません。星を付けるとしたら★一つ。小音量でも外に丸聞こえです。
余程の大音量でなければ騒音被害は出ないと思いますが、屋内&一人で使用することが好ましいと思います。
【携帯性】
星をつけるとしたら★2つ。
前述のとおり、ホームユースなので携帯性は求めていませんが、折り畳みが無かったりハードケースが無いため外には持ち出しづらいと思います。
付属の布袋は使用していない時に埃除けで被せています。
【総評】
本機をまとめると、「聞き疲れ皆無のずっと着けていられ何でも卒なく鳴らせる飽きのこない優秀なヘッドホン」です。
音楽としての面白さ、メーカーの音造りを期待する方には本機種は向いていないと思います。
反対にどのようなジャンルでも80点以上出せて、なるべく脚色しない音を求める場合に本機は満足できると逸品だと思います。
リファレンスのRが型番に付いているだけに、アンプやDACに影響されず、キャラクターが決まっているのは見事です。
業務用で販売されているので、パッドやケーブルをダメにした場合でも直ぐに交換できたり、長くラインナップとして残りそうなのは良いですね。
リスニング用途として使用する方の参考になれば幸いです。
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- イヤホン・ヘッドホン
- 1件
- 0件
2020年12月20日 20:58 [1400603-2]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
普段よりメジャーレーベルでのミックスや編曲などの仕事でかなりヘビーに使用しています。
音質については文句無しで、音像の距離感や周波数特性のバランスの良さが素晴らしいです。
開放型なので、音漏れはもちろん受け入れるしかありませんが、長時間使用していても疲れないのが良いです。
しかしながら、購入より2年も経たずにハウジング部分がヘッドバンドからポロッと取れてしまいました。
もともとヒンジ部分が強そうではなかったので、こうなることは少し予想していましたが…。
ただリファレンスモニター用のヘッドホンとしては自分にとって代えが効かないものですし、価格的にも(他の同等クラスの音が出るヘッドホンの中では)かなり安いので、使い捨てのつもりで予備として複数個持っておくのが良いかと思います。
オーテクなので、修理の相談も比較的手軽にできるのは良いところです。
参考になった4人(再レビュー後:4人)
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2020年8月2日 14:46 [1353860-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
シンプルで好きです。ヘッドホンが金属製なのでそうそう壊れることもなさそう。
【高音の音質】
強調感がない音なので一聴してすぐには広がりを感じにくいです。刺さったりしないため安心して聞くことができます。
【低音の音質】
結構出ていますが、モニターヘッドホンのため淡々とした鳴り方です。そのため悪目立ちしません。
【フィット感】
良いですが普通のヘッドホンと違う独特の形状のため慣れは必要な気がします。
【総評】
解像度については一聴して超解像度と感じるような音ではないです。もちろん解像度も平均以上の物を持っているのですが、
どちらかといえば長時間疲れずに聞ける音と装着感と言う意味でのモニターヘッドホンなのだと感じました。
超解像度を期待して購入するとちょっと違うなとなるかも。曲中の効果音のような音については上手く浮き上がらせて立体的に聞かせてくれるように感じます。
音はK240などと比べても地味で、私が所有するヘッドホンの中では最も地味な音かもしれません。音量やや高めでも疲れない音ですし、自然で抜け感のある音を楽しめるためリスニングにも使えます。
- 主な用途
- 音楽
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2020年4月20日 21:19 [1001060-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 2 |
音漏れ防止 | 1 |
携帯性 | 5 |
バランスケーブルを使用しての再レビューです。ちなみに、他を聞いてみたくて二回処分(?)したんですが、やっぱり聴きたくて、3回目の購入です(苦笑)。今回は、最近重めのお値段高い系機種が多かったので軽くしたいということ、そして、これまでやっていなかったバランス化してみようと思ったからです。ケーブルはプラグ接続が特殊なので、AmazonでYodonamiの専用ケーブル(XLR4)を購入しました。
アンプは、NmodeのX-HA3を使用してます。アンバランスに比べ、解像度と音の抜けが更にアップしました。バランス化で駆動力がアップしたからだと推察。一聴してわかるレベルです。やってみてよかったです。本体の軽さからくる(?)音の若干の軽さは直りませんが、開放感があり聴きやすいモニター機として、やっぱり最高だなあと再認識しました。
以下、元のレビュー。
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本来、本機はモニター用だと理解していますが、意外にオーケストラをはじめとしたクラシックが良くて、リスニングに使用しています。
【デザイン】
見た目ですでに軽量な感じが見て取れます。少々華奢ですが、シンプルでそれでいてカッコ良さがあります。機能美といってもいいと思います。プロ用と銘打っているのでそれにふさわしいデザインだと思います。
【高音の音質】【低音の音質】
<音質>
ほぼ全域フラットな印象で、しかも全域で音にキレがあります。表現の仕方によっては、ほぼキレッキレといってもいいと思いますが、解像度が高く、変な響きや歪、雑音がなく、素直な印象なので聴きづらくはありません。特に低音が強調されているという訳ではないのですが、100Hz以下の重低音もくっきりはっきりしっかり聞こえます。すごいね。高音域も素直に伸びて頭打ちが無く、限界を感じさせません。
<音場>
開放型であることも手伝って、ほとんど響きのないヘッドフォンであるにもかかわらず、解像度が高く、音の分離も良いため、あまり狭さを感じさせません。これがリスニングにも使用できている所以です。
<音色>
はっきりいってドライです。これは変な響きを生まないよう配慮されているからだと思います。実際にはバランスも高音も低音も中音域も同等に聞こえ、少し音楽としてはごちゃっとします。音域がフラットといえばいいのか、本来はドンシャリなのかということなのですが、音域全域の音がよく聞こえることは間違いありません。
【フィット感】
軽量で、しかもしっかりフィットするので、快適です。ヘッドフォンとして最高の部類に入ると思います。
【外音遮断性】
開放型としては意外に普通です。
【音漏れ防止】
ユニットを裏返しても立派にヘッドフォンとして使えると思います。それくらい漏れます。いくら開放型といっても、これだけもれるのはスタックス以来ですね(笑)。
【携帯性】
軽量かつシンプルだけれどもウィングサポートなどあっても丁寧に頑丈に作りこまれていて、さらにケーブルが着脱できるのが利点です。
【総評】
ここからは、持論で恐縮ですが、本来ステレオは「響き」つまり反響音で成り立っています。無響室に入ったことがあるでしょうか?5メートル先の人の声もよく聞こえません。耳に届く音の80〜90%は何かに反射した音が耳に届いているからです。従って、オーディオの好きな方は部屋を作り替えます。当然です。ステレオ装置がいくらよくても、スピーカーがたとえどなに上等でも耳に入ってくる9割方の反響音が悪ければ、ステレオイメージを壊し、本来の音が楽しめないからです。そういって意味ではヘッドフォンは邪道です。本来正面から音の出るスピーカーを前提にしてつくられたステレオ音声をさらに、耳のすぐ近くの横から聴いているからです。しかし、そこを密閉型スピーカーではハウジングで反響音を作り出し、自然な感じにまとめ上げます。開放型は、音漏れを逆に利用して音を回り込ませて疑似的にステレオ空間を作り出そうとして音が広がった印象を作ります。
話は長くなりましたが、このヘッドフォンは、極力響きを抑え、ソースに入っている音をダイレクトに聴かせることに徹しているように感じます。従って、それがモニター用途ということになるのだと思いますし、フラットを装ったドンシャリも、音域全域をしっかりモニターさせるということに繋がっています。しかし、自分としては意外にリスニングに使えるなと思いました。それは変な強調がなく、音域バランスが良いことと、美しい響きとはアンチテーゼともいうべき素直で「ソースに入った原音」に忠実な音を聞かせてくれていると思うからです。従って、音楽であればジャンルを全く選びませんし、どの音楽でも、コーランやお経でも、自然の音でも楽しめます。いわゆるリスニングヘッドフォンに飽きたらなくなったら、このヘッドフォンも良いでしょう。最初はうるさく感じと思いますが、分析的に聴くのも音楽を聴く楽しみというものでしょう。
良いヘッドフォンだと思います。大変なお気に入りになりました。
唯一、高インピーダンスなので、ヘッドフォンアンプが非力ではだめです。
例えば、DigiFi22号雑誌付録のヘッドフォンアンプの音色が好きで使っていました(それでも、USB電源なので、通常500mAを2Aの電源に変更して、そこらへんのUSB-DACのヘッドフォン出力(例:手持ちのフォステクスHPA-A4BL)とはけた違いのパンチがあります。)が、スペック上は対応していても、聴感上は全然力が足りず、音がもたつきます。おかげでヘッドフォンアンプをIFI-micro iCAN SEに替えました。さすが低感度の平面振動板ヘッドフォン対応をうたっているだけあって、本機の実力を発揮してくれます。ごちゃっと感もかなり改善され、(もちろん、もともと音色も全然ちがうのですが、)音の迫力が一変しました。このクラスのヘッドフォンにはクオリティがもちろんのこと、やっぱりアンプはパワーも大事です。本機には特に言えると思いました。 以上
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2020年2月6日 10:44 [1298815-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
なるほど、これはスゴイ機種だと言うのが聴いて直ぐの感想です
癖の無い中庸な音色に、スイープ音を鳴らしてみて低域の起こりの早さから閊えなく(群遅延も少ない)ス―と一本の線が通っているように高域まで伸びいていくt極めてフラット帯域特性
癖のある個性的な機種は一芸に秀でているものの、こんな高水準で正統派な高音質を聴いてしまうとただただ霞む、だって何鳴らしてもハマって上手いんだもの
開放型で高音質なヘッドホンをお探しならこのR70Xを買っておけば間違いない
インピーダンスが高いけど能率もやや高めなので禅HD6XX的に音量は取れちゃう機種ですから本領発揮にはHPAは必要
自分はBursonAudio SoloistSLとIntercity HD1Lで鳴らしてます
私的にはSoloistSLのスッキリ力強くよりHD1Lでやや角を落として丸っこく鳴らすのが好きです
LRの判別はしにくですがヘッドホンの前後の判別は出来るのでLRを間違う事は無いです
イヤーパッドをはめ込む部分が後頭部側は厚くて顔面側は薄いのでこれで前後が視認できます
R70Xの高音質の副産物としてCDPの性能が露わになってしまいました
ローテルRCD1570(実売10万円台)よりも、デノンDCD755REとCD5005(実売2万円台)の現行のエントリー機の方が性能的に上でした
エントリー機種で聴こえる音がRCD1570では出てこないと言うのは致命的です、この事実に直面した時はショックでした
メインはスピーカーでCD鑑賞なのですがスピーカー再生に何となく不満に思っていたが為にヘッドホンに傾倒していきましたが原因が特定出来て結果的に良かったです
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2019年9月1日 11:39 [1255692-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 1 |
音漏れ防止 | 1 |
携帯性 | 2 |
以前、オーディオテクニカのヘッドフォンで、ATH-AD2000Xについてレビュー投稿しましたが、その際の評価は4点を付けました。
本機は同じブランドの、同じく開放型のモニター・ヘッドフォンですが、こちらは5点満点を付けています。
この評価の仕方は矛盾しているのではないかと思われるかもしれませんが、私の中では必然性を持った公平な評価だと思っています。
確かに開放型同士のヘッドフォンですから、まあ同じような部類に属するモデルだと思いますし、音質面でも違いはあるにせよ、似た傾向を示していることは事実です。
しかし、本機は間違いなく5点満点を付けるべき逸品だと言いたいのです。
本機の持つ潜在能力(ポテンシャル)の高さは素晴らしいと思います。
本来のモニター用途でも素晴らしいパフォーマンスを示してくれますが、これはリスニング用途でも使える魅力をタップリと持っています。
あらゆる用途にオールマイティに使えるという意味で、大変重宝するモデルです。
本機に関しては、よく「インピーダンスが高い割には鳴らしやすい」という評がなされます。これはもちろん事実には違いないのですが、やはり本機の持つ真の能力を知るには、きちんとしたアンプを経由してやる必要があります。
アンプなしの非力な環境で聴いているだけでは、本機の持つ実力は半分程度しか実感できないでしょう。
充分なパワーを持ったアンプを経由してやれば、本機の表現能力・再現性能の高さは格段に上がります。即ち、本機を正当に評価するためには、ハイインピーダンスに対応した良質なアンプに繋いで聴かなければならないということです。
私は本機をBURSON AUDIOのSoloist SL MK2に(出力ゲインはもちろん「H」を選択して)繋いで使っていますが、この見通しの良さと自然な鳴りっぷりには満足するしかありません。
個人的に、特に注目して聴いて欲しいのが低域です。開放型ということで、高域の表現に意識が行きがちですが、このヘッドフォンではむしろ低域が肝になると思います。
この低域の緻密さと見通しの良さ、聴き心地の良さは秀逸でしょう。
話を戻しますが、本機とATH-AD2000Xとどこがどう違うのかと言われそうですが、スッキリ感というか、自然体のナチュラルな感じ、という意味では本機の方が上回っていると思います。
音の透明感や繊細さ、空間感の広さではAD2000Xの方に分がありますが、しかし本機の持つこのナチュラルさというのは貴重です。
ATH-AD2000Xでは「否定的な意味で、優等生的な音」と評価しましたが、本機の場合は「肯定的な意味で、優等生な音」と言うべきものです。
装着感に関しては、頭の大きい人についてはいろいろ悪く言われがちですが、私個人の場合で言えば、全く問題がありませんでした。というより、むしろ装着感は(個人的には)軽快で良好な部類に入ります。
これはトータルで見て、相当優れた完成度の高い逸品だと思います。
モニター・ヘッドフォンをお探しの方で、且つリスニングにも使いたいという人には、自信を持ってお勧めできるモデルと言えるでしょう。
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2019年3月8日 19:49 [1206955-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 4 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
シンプルな色で、フラットな円形のハウジング
自分的にはすごく好みです。
【高音の音質】
解像度は、高いわけではないです。
【低音の音質】
風切り音がひと味違う。自然音なんかは、まるでその場にいるかのように聞こえます。左から右に、右から左に流れていく音は鳥肌がたちました。
低音は、上品な音とレビューしている方がいました。その通りだと思います。ドン ではなく 優しい広がり方です。
【音質】
使って一週間位すると、音の伸びとか広がりが良くなります。音の空間がどんどん大きくなっていくので、エイジングではないですが、しっかり使うことがいいと思います。
【フィット感】
店頭で試すべきかと... 自分の場合はそこまで重くないですし、長時間つけてても全然平気です。
【外音遮断性】
無評価
【音漏れ防止】
無評価
【携帯性】
無評価
【総評】
音楽観賞+モニター用として買いましたが、アニメを見るのに使って感動しました。あの音の迫力はすごいと思います。ただ、音楽観賞+モニター用として、高解像度を期待していたのですが、その点は満たせませんでした。その点では、ATH-SR9がおすすめです。店頭で聞きましたが、r70xよりも全然高解像度です。
(追記: ヨドバシカメラで買いましたが、製造年月日が2019年 1月でした。あんま気にしないと思いますが、買っても箱が一切汚れていなかったのは、気持ち的によかったです。)
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2019年1月23日 18:21 [1101233-3]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 3 |
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|
---|---|---|
使用例 |
DTS(旧dts)設定 |
【はじめに】
eイヤホンさんとヨドバシカメラさんの展示品から、選定する期間をそれなりに設け、聞き比べしてコレに決めました。
プラシーボ効果の如く、お察し的な表現を抜きとしたレビューとなります。
と、テキスト読み上げソフトの音声も含めて、テレビ等のスピーカーから聞き易い状態にする事を目的に購入。
現在、動画編集の場でパンポット&バランス調整(定位調整)にMSP5 studioを使い、ATH-M70xも合わせ音声編集と確認用途に使用中。
極端な音の好みを持っていない場合に限り、試聴用として充分に利用可能です。
ホームオーディオ或いはPCからの利用では、ハイインピーダンスに対応されている機器を利用してください。
【デザイン】
単刀直入に言うと、「制作業務・演奏者」用のプロオーディオに属するのですが、ホームオーディオ向けと比べて地味。
飾り気無く無骨ですから、この辺は好みが大きく分かれる部分ですね。
有料オプションとして、細かく分けられた修理も受け付けている為、この辺りからメーカーの本気度は伺えることでしょう。
【高音の音質】
レイ・チャールズの器楽曲やサンタナ初期の曲を聴くと、中高音域の定位と音場の表現力が高く、そのまま聴かせるものですから、聴き手次第となるものの「聴き疲れてしまう」のか「思う存分楽しめる」の両極になりそうです。
ソフトによる空間エフェクト(音場調整)を使い、打ち込みにより加えられた音の中で、埋没しかけている中高音域の音も拾っていました。
曲によっては、演奏者の粗を探す事も・・・
狙い定めた部分にゲイン幅決めて、強弱加えた時の明瞭度も良いですね。
ゲインの上げ過ぎによって起こる、その様な低音域も含めた中高音域のオーバードライブ状態(制作側の恣意的なものも含めて)も、ATH-M70x同様に聴き取れています。
このヘッドホンは定位をシッカリ掴みますが、ヘッドホン単体では難しい作業として、パンした音像(定位)の細かい距離感調整作業では、モニタースピーカーと併用でしたら、選択肢の一つに加えても良いでしょう。
ATH-M70xと比較して、空間エフェクトを盛った時に聴き比べてみると、中高音域のリバーブ等では少し距離感は広く感じます。
ジャンル問わず幅広く聴く際、接続機器に依存となりますが、中高音域は心地よく聴き捉える事ができました。
ケーブルの太さやプラグの素材も多少依存していますが、下手にリケーブルを施してしまうと、音の校正できず中高音域表現バランスが崩れてしまう恐れもある為、リケーブルはしていません。
リケーブル前に使用される機器のセッティングも含めて、全体を見直す方が良いと思います。
【低音の音質】
かなり下の低音域も、パラメトリックイコライザーやトーンコントロールを使い、音楽ソースにエフェクト加え強調した部分は、下手にヘッドホンの個性で壊すことなく拾う事ができます。
MP3で劣化したMaroon 5のMoves Like Jagger ft. Christina Aguileraを試聴に用いて、低音をメリハリある感じに変え、高音も含めエフェクトで部分調整施してみました。
クリスティーナ・アギレラの歌声と息使いをシッカリ拾いながらも、丁度く低音部分の調整出来ますね。
「リバーブ、ディレイ、コーラス等」の【空間エフェクト】で音場調整される時は、エフェクトで強調された部分を、容易に拾うことが出来ているので、道具として見ると頼もしい限り。
空間エフェクト利用時、低音域もATH-M70xより広く聴こえます。
サンプラーを使うLMFAOの曲では、極めて低い低音域も、開放型であろうと難なく出力できています。
しかし、アップル傘下B社廉価製品の様に、必要以上に低音を盛り気味に鳴らすヘッドホンを好む傾向の人には、この製品って向いていない印象を受けました。
【フィット感】
これは個人の身体的な特徴により、装着の具合は大きく分かれてしまいます。
私にはパッドの当たり具合も含めて、ATH-M70xよりも圧迫感は極めて少なく、とても軽く程好い掛け心地でした。
この辺は既成靴同様に、実物を試し確認される事を勧めます。
装着感が自身に合わなかった時点で、速やかに縁が無かったと諦めてください。
多分、その様に思う方が、精神的に受けるダメージは相当減りますので・・・
【外音遮断性】
オープン型の為、構造上評価の対象外。
無音状態にしていると、外音は普通に聞こえてしまいます。
第三者と普通に会話できるくらいなので・・・
【音漏れ防止】
オープン型の為、構造上評価の対象外。
密閉されていませんから、音は普通に漏れてしまいます。
この部分を評価しちゃう人っているのかな?
【携帯性】
バヨネットロック式の脱着ケーブルの為、収納の繰り返しによって、断線起きて利用できなくなることは低減できそうです。
付属の布製ポーチは、正直なところ利用する気は起きません。
ライブイベント等のPA業務向けと言った製品では無いので、持ち運ぶ用途も殆ど無いと思いますけどね。
社外セミハードケースは、自己責任の上で探しください。
【総評】
メーカー側の区分けとして、ホームオーディオ機器用と一線を画す製品となる為、購入前に熟孝される時間は持たれた方が良いでしょう。
編集用途の使用でしたら、音のイメージに対し校正用に使う場合は、正直なところリケーブルは不要。
補正や調整にエフェクトの追加など、制作と編集している人が使用されるには、これも良い道具です。
制作編集向けプロオーディオなのだから、至極当然と言えてしまいますが、この様なモニター用ヘッドホンについて理解せず、短絡的な思考でホームオーディオ要素を強く求める、その様な人へ勧める事も無いです。
特徴を充分に理解して使う用途に限り、試聴の場で利用できる製品とも言えるでしょう。
音をソフトウェアで加工する事も出来て、音楽ソースをヘッドホンの個性で極力歪めず、音場と音像も楽しみたい、その様な試聴の利用では良い道具として、長く付き合えるものと思います。
【比較製品】
ATH-M70x
参考になった11人(再レビュー後:5人)
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2018年1月25日 18:27 [1098999-1]
満足度 | 2 |
---|
デザイン | 無評価 |
---|---|
高音の音質 | 無評価 |
低音の音質 | 無評価 |
フィット感 | 1 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
音質云々を語る以前の問題としてヘッドバンドというかアーチ状になっている枠の部分のサイズに疑問を感じます。
正直サイズが小さすぎます。
同社の製品は他にも幾つか所有していますがウイングサポートタイプのものでこんな経験はありませんでした。
具体的には問題の枠の部分の径が小さい為 装着するとウイングサポートが枠に干渉してしまいウイングサポートがまったく機能しません。更にはウイングサポートの表面には干渉傷も付いてしまいます。
自分の頭のサイズは大きい方だとは思いますが今まで経験したことの無い事だけにとても残念です。
一体何を基準にこのサイズに設計したのか・・・
特に頭のサイズが大き目の方。この製品に関しては一度試してから購入を検討された方が良いかもしれません。
参考になった29人
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2017年12月19日 14:45 [1054788-4]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
使い始めて5か月たって印象が変わった点があるので再レビューします。
今まで密閉型ヘッドフォンを使ってきて、今までとはタイプの違う新たな音、夏本番に向けて比較的装着感の軽く蒸し暑さを感じないものとして、主に開放型に重点を置きこちらを購入しました。ヘッドフォンアンプはSU−AX7からSU-AX01を使い始めてバランス接続をすることにより印象が変わった点がありました。主にリスニング用途として使用し、聴くジャンルはロック、ポップス以外に様々なジャンルを聴きます。
【デザイン】
業務用のヘッドフォンということもあり、シンプル。ハウジングのパンチングメッシュの部分は平らでつけたときと見た目は自然。
インドアでの使用なのでデザインは問題なし。
【高音の音質】
非常にのびやか、質は柔らかめでモニターヘッドフォンの過度な強調によるピークを感じさせる不快な高音とは、タイプの違う自然な抜けのある高音。スピーカーで聞くような空気に溶け込むように抜けがよく、今まで密閉型のドンシャリ系の高音を聴いてきた人には刺激の少ない柔らかな音にも感じる。耳に刺さることは一切なく、クセなく自然な広がりのある音です。
【中音の音質】
私は、このヘッドフォンの最大の強みがここだと考えています。ミッドハイ、ミッド、ミッドローこの広い範囲の豊富な量感と解像度でかつ均一なバランスです。m50xでもドンシャリに感じるほど、非常に前に出てきて普段スピーカーで聴くようなバランスで不自然さが全くないです。ロックやポップスでギター、シンセサイザー、ドラム、ボーカルのスネアが重なったとしてもそれぞれがバランスよくなり聞き分けが非常に楽です。空気感の表現にもたけているので録音の良し悪しがわかるほど生々しく鳴ります。それぞれの音に窮屈な印象を受けにくく、音の広がりと抜けがよい。
【低音の音質】
開放型では右に出るものはないようなほど量感豊富です。豊富な割にブーストしたような不自然さがなくナチュラルで悪く言えば退屈な低音です。密閉型のような無駄な共振がなく、聴いていて疲れにくく抜けがいい。スピーカーで鳴らすような振動と共に耳に届けるような印象でした。その性質からか低音が全体の音域に対する支配感が小さいです。
【音のバランス、解像度、音場、定位感 】
今のところ私が聞いてきた中では最もフラットに感じました。スピーカーで聞くような空気を挟むような自然なバランスで全体域が強く独立せず、良い塩梅で混ざり合う非常に自然なサウンドです。(中=低中=中高=>低=高)
解像度は、中音域はとても良いですが、低音、高音は同価格帯の密閉型モニター機に比べると劣りますが、聴いていて疲れにくいです。一つ一つの繊細さを見るよりもそれらの音が組み合わさった時にどのようなハーモニーなるか、ヘッドフォン、イヤホンでならせないような空気に挟んだような状況でのバランスを見るのに最適に感じました。リスニング用途としても優秀でモニター機の音との間が抜け落ちたようなスカスカ感がなく、音のキレは強くなく、ある程度軟いです。そして今まで使ってきたイヤホン、ヘッドフォンであったのですが、ジャンルによる再生力の落差がこちらの製品は非常に少ないです。とても安定感があり、ジャンルを問いません。非常に音場が広く、音の残響も伸び、ある程度の奥行と横への広がりを強く感じました。定位感はバツグンです。空間表現とあいまって生音で録音したようなオーケストラ音源は録音機器がホールのどの位置にあるか、どの方向からどの楽器がなっているか距離感まで掴むことができます。
【バランス接続】
SU-AX01はフルバランス構成になっているので、3.5mmのアウトがLR独立して2つあるためオーテクのMシリーズの3.0mストレートケーブルを2本使い接続しました。SU-AX01とセットのHA-FW01でバランス接続で聞いたことがありますが、R70Xのバランス接続は異次元でした。元々、定位感と空間表現に優れていますが、さらに奥行に余裕が出て私の頭の周りに正方形の空間が現れたような感覚に陥りました。より一層スピーカーに近くなりました。空間の余裕によりしっかりボーカル、楽器の領域が確保されたことにより、アンバランスより音のモニタリングがしやすくなりました。DAC後一度も干渉せず、R70xもLRを完全独立させれて、音の情報量が多いR70xはバランス接続させることによる利点が多いです。
【装着感、音漏れ、遮音性、携帯性】
装着感はバツグンです。イヤーパッドは柔らかく通気性に優れていて、蒸れません。新3Dウイングサポートの実力が素晴らしく、ボディー軽さとあいまって長時間の使用は問題ありません。装着してから30分ほどたつとつけていることを忘れそうなほど軽い装着感です。一度使うと普通のヘッドフォンが重く圧迫感を感じこちらの製品を頭から離せません。音漏れはダダ漏れ、遮音性5%ほどで筒抜けです。これでないとこの音質の表現は難しいので仕方ないです。携帯性はポーチが付属するがないです。
【総評】
エージングに関しては、エージング用音源を使わずに約450時間ほどで全体の音の立ち上がり、特に高音域の量感が増しより全体のバランスが良くなった。ハイインピーダンスな仕様で個人的にIPHONEでの十分の音量をギリギリ確保はできました。このヘッドフォンをフルで活用するにはそれなりの再生能力が必要不可欠です。あと、私は頭が大きくない方でR70xはちょうどよかったので、頭の大きい方は注意が必要です。個人的には、R70xが私の理想のサウンドを実現してくれていて、さらに高価なものを試聴してきたけど購買欲が出てこなったので現状私の理想形です。ATH-R70xは本来の素の粗さまでも忠実な表現をしてくれる素直なヘッドフォンに感じました。次レビューするとしたら、ケーブルをAKGのC120 2.5mm-3.5mm 高純度6N-OFC導体を2本使って聞くときかな。削ったりする作業はめんどくさそう。とりあえず価格は安くはないですが素晴らしいヘッドフォンです。
参考になった22人(再レビュー後:9人)
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2017年4月10日 08:00 [1019192-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】全体としてスッキリした感じで非常に軽いこともよいと思う。
【高音の音質】スーットどこまでも抜けていく感じで、耳に突き刺さることのないスッキリした気持ちのいいもの。
【低音の音質】凄く出ている感じはしないものの必要十分でバランスが取れたレベルの音が気に入っています。
【フィット感】非常に軽く、締め付け具合もちょうど良くて着けていることを忘れさせるほどで、長時間でも掛けていることが負担にはなりません。ウイングサポートの良さが効いて頭によくフィットします。
【外音遮断性】システム上評価対象外です。
【音漏れ防止】システム上評価対象外です。
【携帯性】携帯使用は全く考えていませんが、大きさがあるもののこの軽さなら携帯も苦にはならないのでは。
【総評】オーテク初のプロ用開放型モニタですが、音楽鑑賞を目的とするものにもかなりのパフォーマンスを発揮してくれルるヘッドフォンだと思います。
開放型のメリットともいえる音のこもった感じが全くなく、のびのびした響きを楽しめます。
解像度がよいためか、今まで聞き慣れてきた音楽にこんなにもいろいろな音が入っていたのかと改めて感心させられたり、この楽器はこんななり方をしていたのと改めて気づかせてくれたりもします。
またソロのボーカルでは特にささやくような歌い方の時などで歌手の声のかすれるような響き、かすかなビブラートなど微妙な質感が手に取るように聞こえるのには感心しました。
参考になった2人
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2016年4月2日 16:59 [919423-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 4 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 3 |
![]() |
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---|---|---|
良い塩梅で使ってます。密閉と開放での音質の差をあまり変えたくなかったのでアホだと承知でオーテク二個。
立派に使い分け出来てます。この2機種を選んだ理由は、なんと言っても耳と音源との距離感。絶妙です。900stはもはや高域サーノイズ確認、AMラジオのスピーカーにダイナミックマイク立てて音量全開で聞かされてる気分です。耳かじられている感じ。ま、音響機器と言うより測定器ですから。あれは。
r70xは曲全体の見通しがいいですね。山あり谷ありの癖のある物と比べると、地平線眺めてる感じがします。何時間でも聞いていられます。
m70xは聞いてる側が出音に対して制御し易い範囲にいる感じです。聞き分けのいい演奏者集めた感じ。耳に噛りついてくる奴はおらんな。て、感じ。
使用目的は8割方宅録です。オーディオif経由で鳴らしてます。鑑賞には地味かもしれませんが、制作用としての役割は十二分かと。
あと、a2000zも自分の環境で使ってみたいですね。m70xとr70xのいいとこ取りして一つに纏めたかんじかなー?高いなー。オーテク貸してくれんかなー。(返すとは言ってない)
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