208 2020年モデル
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208の新車
新車価格: 318〜512 万円 2020年7月2日発売
中古車価格: 118〜435 万円 (173物件) 208 2020年モデルの中古車を見る

プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2020年10月1日 01:32 [1373205-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 5 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 4 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
2020年7月に発売を開始したBセグメントの新型プジョー208。BEV(電気自動車)であるe-208の販売開始前に主力となるガソリン車、さらにその中核となる「アリュール(車両本体価格:259万9000円、オプション除く)」に試乗しました。
世界的に大ヒットとなった205や206に続くこのシリーズですが、先代モデルも208。プジョー自体もモデルチェンジ毎に数字を変える方式は辞めたそうなので208は2代目ということになります。
グループPSAの新世代プラットフォームであるCMPをベースに開発した208ですが、コンセプトのひとつに「パワー・オブ・チョイス」というものがあります。
今回の208はCMPを使うことで(正確にはEVは専用のeCMPを採用)ガソリン車でもEVでもキャビンやラゲージスペースに差を付けることなく、選べる点をポイントとしています。
エクステリアの印象は鍛えられた美しいアスリート的。言いたいことは写真ではこの良さが伝わりづらい程、ダイナミックな造形を持つ点です。
寸法的には全長と全幅が拡大、一方全高が下がったことでよりワイド感が強くなっています。特に旧型のフロントノーズは前方に大きく下がっているのに対し、新型は大型グリルと相まって良い意味での自己主張も強い。そして車幅も掴みやすいです。その点では視認性も優れているのですが、歩行者保護の観点から見てもこのボンネット形状は理にかなっているのではと感じました。
ドアを開けて着座する瞬間、筆者的には地面からのヒップポイントが低いことを感じました。腰痛持ちなのでちょっとコツは必要ですが、最低地上高が旧型より25mm高くなっているので乗降性は向上しているのかと錯覚してしまったのが自分の判断ミスです。
一方で特筆したいのはシートです。アリュールはファブリックとテップレザーで仕上げたコンビネーションシートですが、上位グレードのGT LINEでなくても身体の中心や臀部、腰の辺りをしっかりと支えてくれていることがわかります。それでいて固くなく、しっとりとした座り心地は長距離走行はもちろん「身体をクルマに預けられる」という安心感もプラスします。
また前述したシートの柄に関しても同様です。筆者は比較的国産車派ですが、どこのクルマとは言いませんがシート表皮の幾何学模様などのデザインセンスにはガッカリすることがあります。もっとシンプルで上質感も含めて商品化すれば良いのに、と常々感じていますが、208のマテリアルデザインなどは触れる部分だけでなく、目に見える部分のセンスも上手いと感じました。
今回の目玉のひとつにプジョーが提案する「i-Cockpit」の進化が挙げられます。特に「3Dヘッドアップインストルメントパネル」が注目されていますが、旧型がステアリングとメーターの干渉が気になっていたのに対し、新型は視認性、言い換えれば必要な情報を直感的に把握できる点は良いと感じました。
ただ、このシステム自体、好みがあるのも事実。これに関しては実際のディーラーで確かめることをオススメします。
また従来から展開する7インチのタッチスクリーンは基本UIの変化は少ないですが、画面の発色や照度、さらにタッチパネルを始めとする動作レスポンスが向上しています。
基本はスマホ連携ですので、iPhoneであれば「Apple CarPlay」、Android携帯であれば「Google CarPlay」を使えますので使うアプリにもよりますが十分な性能と言えます。
ただどうしても普通のカーナビが欲しいという人のためにも今回カロッツェリアのAVIC-RA801をベースにした商品がディーラーオプションで設定されていますのでそれを候補に入れても良いでしょう。但し、価格が高い(ガソリン車の場合、23万6500円)のがネックです。ディーラーオプションですから、まずはスマホナビで自分の利用にフィットするか、を確認してからでも遅くはありません。くどいようですが、スマホナビを試す際、所有のスマホとこのユニットとの接続情報を確認しておく必要もお忘れ無く。
走りに関しては非常に好印象でした。昔のプジョーは「猫足」とか言われていましたが、ボディの剛性向上も含め、ロール感はしっかり出しながら接地性も十分、安定感もあり普段使いからちょっと走りを楽しみたい時でも十分応えてくれる仕立ての良さが魅力に感じました。
1.2Lの3気筒ターボは確かに3気筒ならではの振動などは感じますが、国産の3気筒エンジンに比べると音質面でも角が尖ったような音の発生は上手くマスキングされていると思います。発生する最大トルクも1750回転と低く、何よりもATの変速フィーリングと相まって素直に運転が楽しいです。
この他にもADAS(運転支援システム)も充実しています。ただ個体差なのかもしれませんが、搭載する「レーンキープアシスト」の認識が常に右側に寄せようとするのが気になりました。もちろん機能には限界がありますが、多くの高速道路を走った印象でも変わりがなかったので個体差やクセ、またはプログラム上の考え方なのかもしれません。
正直、このクルマで筆者的に注目しているのはe-208です。ただガソリン車に乗って感じたのは「降りるのがイヤになるほど楽しいクルマ」「ずっと乗っていたいクルマ」だということです。
同セグメントのライバル車などは見かけの車両価格は安いのですが、これに各種オプションを追加していくと支払総額が多くなってしまう点が見受けられます。しかし208の場合は有償ボディカラーを選ばなければ、車両本体価格259万9000円にディーラーオプションやメンテナンスパッケージ、諸経費だけで購入できます。
筆者的には大型のパノラミックガラスルーフが欲しいところですが、この装備は上位のGT LINEにしか設定はありません。しかしそれをガマンしても現状においてはコスパの高い「アリュール」は208の中では一番オススメです。
- レビュー対象車
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参考になった44人
「208 2020年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年7月18日 20:06 |
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2025年7月15日 00:56 |
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2025年5月12日 07:02 |
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2025年1月4日 00:54 |
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2024年7月21日 06:52 |
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2024年1月11日 16:36 |
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2023年7月2日 10:51 |
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2023年2月27日 19:27 |
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2022年11月21日 13:57 |
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2022年9月26日 17:04 |
208HBの中古車 (全2モデル/290物件)
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e−208 GTライン パノラミックガラスルーフ/EV/禁煙車/認定中古車/ETC/1オーナー/Carplay/アンドロイドオート/アルカンタラシート/ACC/バックカメラ/前後コーナーセンサー
- 支払総額
- 163.5万円
- 車両価格
- 150.0万円
- 諸費用
- 13.5万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 3.1万km
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- 支払総額
- 198.0万円
- 車両価格
- 178.0万円
- 諸費用
- 20.0万円
- 年式
- 2020年
- 走行距離
- 3.1万km
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- 支払総額
- 240.0万円
- 車両価格
- 224.0万円
- 諸費用
- 16.0万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 0.3万km
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208 GT LEDライト アクティブクルーズコントロール レーンアシスト バックカメラ 純正17AW 衝突軽減ブレーキ Carplay/AndroidAuto対応
- 支払総額
- 326.7万円
- 車両価格
- 305.0万円
- 諸費用
- 21.7万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 6km
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