Technics EAH-T700
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- イヤホン・ヘッドホン 664位
- オーバーヘッドヘッドホン 240位

- 4 0%
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.50 | 4.17 | -位 |
高音の音質![]() ![]() |
5.00 | 4.15 | -位 |
低音の音質![]() ![]() |
4.84 | 4.14 | -位 |
フィット感![]() ![]() |
4.68 | 4.08 | -位 |
外音遮断性![]() ![]() |
2.00 | 3.81 | -位 |
音漏れ防止![]() ![]() |
1.98 | 3.77 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
2.23 | 3.79 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2020年11月17日 08:21 [1388729-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 3 |
この製品のレビューが今頃になって盛り上がっているので私も参加させて頂きます。
使用年数は2年程度。聴くジャンルはロック、ヒップホップ、テクノ、ソウル等です。
使用環境は寝室でDENON DNP-2500NEをネットワークプレイヤー兼ヘッドフォンアンプとして繋いで使ってます。操作はスマホアプリ、音源はNASにあります。
2年使って思うのはほんといいヘッドフォンだということです。音の傾向としてモニターヘッドフォンに近いです。高音も低音と繊細かつ明瞭に鳴ってくれます。ヘッドフォンとしては珍しい2ウェイ仕様も影響してると思いますが、分離して聴こえるわけでは決してないです。使っているとなぜか若い頃に使っていたSonyのMDR-Z900を思い出します。音や形がどこか似てると思います。
販売方法も他の製品とは異なり話題にならないですが、興味がある人は店頭視聴をおすすめします。
ひとつ注意が必要なのが本体はアルミ製なので置いた場所に引っかき傷のようなものがつく場合があります。ただ今までの歴代ヘッドフォンはイヤー部分が取れたりヘッド部分が折れたりして使えなくなったのを考えると、こちらは頑丈そうで長く使えることを期待しております。
- 主な用途
- 音楽
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- イヤホン・ヘッドホン
- 3件
- 9件
2020年6月7日 12:32 [1300518-5]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 3 |
音漏れ防止 | 3 |
携帯性 | 1 |
EAH-T700の再レビュー(前半)です。
最近、憧れのSE-MASTER1を入手できたので、CDで聴き比べをしながらEAH-T700の音の特徴について考えてみました。あくまでも二つのヘッドホンの聴き比べにおける音の特徴、比較して言える話なので、その点を理解した上で読んでいただけると幸いです。また、言うまでもなく個人の感想なので、普段よく聴いている音源をもとに実際に試聴されることをおすすめします。
総じて感じたことは、比較すると、SE-MASTER1がウォームな音色であるのに対し、EAH-T700は真逆と言ってもいいくらいクールな音色でした。低域の音は控えめ、特に重低音は苦手です。重低音のヘッドホンを求めている場合には合わないかもしれません。
しかし、高域はとても綺麗に伸びていて、音が澄んで聴こえます。また、モニター・ヘッドホンとしても使えそうなくらい分解能は高く、細かな音も鳴らしてくれます。
以下、EAH-T700で聴いたCDの音の感想を通して、このヘッドホンに感じた特徴を述べておきます。いずれもよく知られているアルバムなので、同じCDを手元にお持ちでしたら、聴きながらEAH-T700の音色の特徴を想像してみてください。聴いたCDの簡単な説明も少し加えておきます。
1、「ブラームス交響曲第4番」ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団
(35DC-88 CBS-SONY通常盤)
(SICC-10309 SA-CDハイブリッド・エディション盤)
EAH-T700はどちらの盤も実に綺麗に鳴らしてくれました。特に35DC-88盤の高めの弦の音は澄んでいて美しいです。それが14mmスーパーツィーターの効果なのかどうかは分からないですが、第三楽章で初めて登場するトライアングルの音も、高域方向へ突き抜けて綺麗に伸びていきます。
SA-CDリマスター盤になるとトライアングルの音は控えめになりますが、リマスターによって全体に中低域の音が加わり、落ち着いた演奏に聴こえます。音場もそこそこ広く、各パート毎の楽器の音の定位も良好。やっぱりこのヘッドホンはオーケストラの演奏を聴くのに合っているように思います。
35DC-88盤は、この演奏の録音当時(1959年)の録音プロデューサーが、最初のCD化に際してオリジナル・アナログ・マスターからリミックス、デジタルマスターした最初期のCDです。まだ発展途上の初期のステレオ録音、初期のCDなのに、現代の録音やCD盤と比べても遜色のない録音、音質の良いディスクだと思います。
ただ、この35DC-88盤は、高域やセンター・チャンネル(主に木管パート)を強調したリミックスがされているとも言われていて、昨年2019年、何十年かぶりにオリジナル・アナログ・マスターから新規にリミックス、リマスターされ、SA-CD化されました。それがSICC-10309盤です。重心の低い落ち着いた音にリマスターされていると言われています。
国内で最初にCDが発売されたとき、クラッシックのCDは\3,800もしました。これはその翌年の発売ですが、それでも\3,500もしたなぁ。
2、「MADAME X」マドンナ
(UICS-9159 SHM-CD国内デラックス盤)
女性ボーカルの高域に、打ち込みによる中低域、重低音が多く加えられた音作りになっているので、ドンシャリ、重低音好きの人にはいいCDだと思います。しかし、これはEAH-T700との相性からいうと合わないかな。
冒頭「ワン、トゥ…チャチャチャッ」という出だしのマドンナの声やボーカルは澄んでいて綺麗に聴こえますが、その後に出てくる重低音の迫力がイマイチかな。イコライザーで低域を強調し過ぎると不自然な音色になって音のバランスが崩れてしまいそうです。ただ、プログレや引き締まった音でロックを聴きたい場合、落ち着いた音作りのポップス女性ボーカルには、このヘッドホンは合うと思います。
「MADAME X」は、通常盤とデラックス盤で表ジャケットのデザインが異なっていて、輸入の通常盤になるとこれまた違う表ジャケットになります。なので、ジャケットは計3種類あります。ドンシャリ、重低音も好きなので全部揃えてしまいました。とても60歳を過ぎた女性とは思えない容姿の、国内通常盤の顔だけのジャケットがいちばん好きです。(後半につづく)
(後半をこちらにうまくアップできないので、続きは「クチコミ」にあります)
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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- 1件
- 0件
2020年4月26日 05:12 [1321717-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 1 |
音漏れ防止 | 2 |
携帯性 | 1 |
レビュアーが増えてたから便乗して初レビューを書いてみる
発売前にヨドバシで予約
入荷してすぐ受け取りに行きそれから4年ちょいの付き合いです
音について詳しくは他のレビュアーにお任せして
最近『AKG K371-Y3』を買って気付いた事をつらつら書こうと思う
再生環境はパイオニアXDP-100R→TEAC HA-P5
リケーブルはしていません
幅広いジャンルを聴き漁るから上から下まで綺麗に鳴らせるものを探してた僕にはまさにドンピシャな音と言えます
ジャンルの得手不得手は感じないけど音場がかなり広いからHR/HM(僕の場合サバスやツェッペリン)のスピード感や迫力は削がれちゃうのかな
出力される音の情報量は多いのでゴリゴリのHR/HMも音に"ノル"じゃなくて音を楽しむ聴き方がこのヘッドホンの楽しみ方かもしれないですね
ビル・エヴァンスやワンポイント録音のオーケストレーションみたく空間表現命‼な音楽が好きなら買って損は無いかなと
他に悪い点を挙げると録音ソースの良し悪しがはっきり出てしまうところ、極めて平面的な鳴り方に賛否両論があるとこですか
AKG K371とT700を聴き比べて気づきましたが
最初はカッチリした音を出してたはずだったんですが4年間たぶん2400時間くらい鳴らしてると角が丸まったスピーカーライクな音に少し変化してた(そんだけ使ってりゃヘッドホンも劣化して音が変わるわな笑)
ちなみにエージングは200時間くらいで最後の薄皮がピロッと取れた感じがしました
K371は音が頭の真ん中で鳴ってるとしたらT700は後頭部で音が鳴ってる感覚がします
これはお店に置いてある試聴機でも似た鳴り方をしてたのでT700の仕様なんでしょうか
味と捉えるか変な癖と感じるかは聴いた人次第ですね
ごっつい外観は所有欲を満たす美しさと重さを兼ね備えています
美しさは良いとして頭に装着した時の重さとそれを支えるための側圧の強さは気になります
人によっては受け付けない重さです(僕は問題になりませんでしたが)
側圧は分厚いモチモチのイヤーパッドで誤魔化せない事もないですが引き換えに凄く蒸れます
音漏れは酷くはないですが多少漏れるくらいでしょうか
現実的な音量で聴いてる分には問題ないと思います
遮音性は絶望的で生活音が丸聞こえです
騒々しいヘッドホン外部の音がよく聞こえますよこんな分厚いイヤーパッドなのに
T700は音についてはハマれば申し分ありません
このヘッドホンとの付き合い方は音以外の部分
取り回しの悪さをどれだけ妥協できるかだと思います
ECで取り扱わず対面販売のみという時代を2つばかり後戻りした売り方ですが
これはじっくり聴いた上で買ってほしいという販売側からの挑戦でしょうか
T700は音以外の部分もよく考慮されたほうがいいと思います
それくらい人を選ぶと思います
マイナスな表現が目立ちますが
僕自身はこのヘッドホンの大ファンです
ドナルド・フェイゲンの"ナイトフライ"やスティーリー・ダンの"ガウチョ"は素晴らしい音で聴かせてくれます
山下達郎さんの"For You"も聴いててとても爽やかです
先ほども書いた通りハマれば素晴らしいヘッドホンです
ここに書いた事は全て僕の個人の主観だけど
これからこのヘッドホンを購入しようとしている誰かが居たら(居るよね?)
この文章を読んで最良の選択をする手伝いが少し出来たらと想います
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2020年1月29日 16:56 [1296356-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 2 |
音漏れ防止 | 1 |
携帯性 | 3 |
MDR-Z7Mk2を購入後、概ね満足していましたが「ほかの機種も試してみたい!」という衝動から、10万円前後の機種を検討していました。当初は存在すら知らず全くのノーマークでしたが、eイヤホンの店頭にてはじめてその存在を知り、検討に検討を重ねた結果購入に至りました。
視聴は主にPC→Fiio K5pro。ケーブルは純正です。
【デザイン】
新生テクニクスらしい、メタル感を基調とした武骨で無機質なデザイン。男らしくて良いですね。
細部に至るまで金属素材を多用しており、持った感じの高級感も抜群。
他メーカーのフラッグシップ機を凌駕してます。(プラスチック全開のゼンハイザーとか、細部で手抜きなデノン、接着剤ベトベトなフォステクス等々)
当初は品質面で問題多発だったみたいですが、私の購入した個体は傷一つなく安心しました。相当歩留まり悪くて改善されたんでしょうかね。ちなみにロットは1500番台です。
リケーブルについても、Z7系やZ1R用品がそのまま使用可能な点が良いですね。
【高音の音質】
とっても繊細です。やや刺さり気味な感もある硬質な音ですが気持ちよく伸びてくれます。
こうした高音の素性の良さが高解像度感に繋がっていると思います。中音域からの薄いベールのような感覚は全くありません。この辺りはさすがフラッグシップ。
最初はスーパーツィーターの効果かと思いましたが、クロスオーバー50kHzとのこと。なので素のMLF振動板の素性が素晴らしいのだと思います。
Z7Mk2との比較ではこちらの方が繊細で高解像ですが、聞きやすさでいえば艶のあるZ7Mk2といったところ。
【低音の音質】
量感はやや多めですが、躍動感があって良いです。
質としてはかなりタイトな音ですが解像度も高く、小さな音の一つ一つがきちんと分離しており、粒だって聞こえてきます。
全体としてはフラットからやや弱ドンシャリ気味な印象ですが、リスニングの楽しさはあります。
【音場感】
そこまで広くないですが、密閉型としてはやや広め。平面的では決してなく、結構立体感のある鳴り方をします。この辺りは開放型やZ7のような大型ドライバー機にはかないませんが、自然な感じで問題ないかと思います。
【フィット感】
イヤーパッド、ヘッドパッド共に極厚の低反発素材で快適そのもの。耳周りも完璧にフィットしてくれます。
側圧もやや強めですが、モチモッチのイヤーパッドのお陰か苦になりません。
「HSアジャスト機構」は地味に便利。
ただし、重量ゆえ長時間は少し疲れます。この辺りは質感の良さとトレードオフなので割り切ってます。
あと密閉度が高いのでかなり蒸れます。
【外音遮断性】
耳周りには密着しているはずなんですが、結構聞こえてきます。
ハウジング上面のポート面積がかなり広いので、実質的には半開放型と考えた方が良いかと思います。
【音漏れ防止】
上記の通り、音漏れもかなりします。公共機関での使用は控えた方が無難です。
【携帯性】
結構大柄な部類に入ります。なので無理にスイーベル機構をつけなくても良かったのでは。
余計な駆動部が減りますし、その分耐久性の向上や重量軽減につながりますし。
【総評】
音質も所有感も全てにおいて満足できました。
リケーブルも容易ですし、上流環境ももっと整えてあげればさらに化けそうで楽しみです。
販売方法が指定加盟店(70店舗とのこと)での店頭販売のみと、ネット通販全盛の今となっては時代に逆行した販売手法ゆえ、いつしか知る人ぞ知る機種となってしまっているように思います。まして販売から年数が経過した今では都内でも在庫ありの店舗は2,3店舗ほどしかありません。(私が購入したeイヤホン以外ではヨドバシカメラの1店舗のみでした)この辺は完全に機会損失ですよね。折角の素晴らしい機種なのに勿体ない。
参考になった4人
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2018年1月24日 20:36 [1096485-5]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
Z1Rを酷評してT700を絶賛している人が居たので、興味津々に。
2ウェイ構造に惹かれました。
手持ちのソニーキンバーケーブルを使えるのも購入を後押し。
ネット販売しないモデルなので価格コムでは店舗登録が無くて生産完了モデルに感じてしまうが、淀各店には展示ありで試聴も可能。
淀で試聴して、能力は期待出来ると思い即購入。
ケーブルによる音質差
純正アンバランス<<キンバーバランス=ONSOバランス(3.5モノ×2-4.4mm5極)
ヘッドホン受け側は8芯のキンバーを想定してステレオプラグ×2にしているが、
普通の4芯バランスケーブルならモノプラグ×2で構わない。
eイヤホンでONSOバランスケーブルをZ7に接続視聴して、問題ないのを確認後に購入。
純正ケーブルは5万円の音。
キンバーに交換すれば、情報量・解像度が圧倒的になるが、T700の50mmドライバ-では受けきれない感じ。
キンバーは70mmドライバーと大きなハウジングを用意したZ7・Z1Rに最適化したケーブルだったか?
Z7と比較して澄み渡った音場再現に難ありだが、パラメトリックイコライザーで上手く贅肉を削ぎ落せれば15万以上の音になるでしょう。愛用していたブリロン1.0はクロスオーバー周辺だけが小山になっているが中音域も高音域もフラットのスピーカーだったが、T700も苦心してブリロン1.0と全く同じように調整したらキンバーケーブルでも音場感が改善された。更にスッキリさせたい場合は250Hzと500Hzのマイナス微調整が効果的か。ただ、T700は既に500Hzが窪んでいるのでマイナス調整不要でプラス微調整の方が良いかも。高音の強弱は、スピーカ-のクロスオーバー付近である3〜4kHzでお好み調整。 これで、密度・力感・解像度・音像・音場とも満足な音になった。
あと、ここのクチコミを参考に、1万6千円のONSOケーブルを購入。
密度感等は落ちるが、かえってそれがT700にはマッチしクッキリ澄み渡ってくる。スッキリし過ぎな感じなので、パラメトリックイコライザーで上手く各帯域を充足させられれば、15万以上の音になるでしょう。
結果
調整して15万以上の音になったZ7と比較して一長一短。
(T700はZ7対抗として設計製造された商品と思われるので比較しないとね。Z7と同じ価格帯にしたかったが、2ウェイ等にしたために想定外の価格になってしまったそうだ。そこで、ギリギリ切り詰めた価格設定にしなければならず、淀ではポイント1%還元しかしない。)
Z7の方は70mmと大きなハウジングの威力で音場は広く解像度も十分。ただ1k〜2kHzは最大に落ち込んでいるので、9dB上げても女性ボーカルの朗々度は十分とは言えない。3k〜4kHzも9dB近く上げて普通になる。
T700は反対に1kHz周辺が煩いので1.5dB以上下げたが、それでも女性ボーカルが朗々と歌ってくれる。SONYアンプバランス出力では低音も良好。
F特はZ7と同じで山あり谷あり。こんな悪い所までZ7に対抗(真似)しなくても良かったのに・・・。だが、T700は山あり谷あり大山脈あり大峡谷ありと順番にバランスよく並んでいるので調整しなくても高音不足に感じないだけマシか。
T700では4KHz近くで最大の落ち込みがあるので、4KHz周辺で9.5dB以上上げた。反対に5K〜6K・7.5KHz周辺は最大に煩いので7.5dB以上下げた。こっちも9.5dB以上上げたので、インピーダンスの高いZ7とそれ程変わらない音量ボリュームで聴く羽目になってしまった。
どっちも上手く調整出来れば音質五つ星評価でしょうが、少し違いはある。
中音・高音は調整すれば同じ音になるが、低音はドライバーの大きさの違いか質が違ってくる。
Z7は量感のある低音で、T700は重量感のある低音。低音再生力はT700の方が好み。
あと、細かい音はT700の方が出るので、T700の方はリスニング用だけでなくモニター用にも使える。値段分の価値はあったかな。
肝心の2ウェイ構造ですが、クロスオーバーが未公開なので意味があるのか判りません。
クロスオーバーはZ7と同じ100KHz再生のために50KHzを採ったのなら、ツイーターは殆ど無用の長物になる。
50mmドライバーだと通常50kHzまでは十分再生可能で、100kHzまで再生するのにツイーターが必要なだけ。そうだとすると、T700のツイーターはサンプリング周波数96kHzのハイレゾでも全く動かない。
誰かが評したT700がZ1Rを圧倒するような事は、残念ながら感じなかった。
Z1Rも調整すればマトモな音になるでしょうし、調整しないT700の音は聴けたもんじゃない。
スピーカーと違ってマトモな音が出るヘッドホンは殆ど無い=聴感F特がフラットなヘッドホンは殆ど無い。500時間1000時間エージングすればフラットに近付く機種も極一部にあるでしょうが時間の無駄遣いで、100時間もエージングが済んだらパラメトリックイコライザーで適時調整した方が良い。
優秀な半密閉型ヘッドホン同士なら中音・高音を同じように調整出来るので、決定的な違いは低音と空間表現ぐらいでしょうか。
T700は5畳〜6畳の部屋で聴く高級スピーカーの音。
Z7は6畳〜7畳の部屋で聴く高級スピーカーの音。
Z1Rは店で視聴しただけだが、8畳以上の部屋で聴く高級スピーカーの音でしょうか。
スピーカーと距離があるほど大きな音を出さなければならなくなる。
【いずれも、F特調整だけでなく電源周りのノイズ対策強化をして且つUSB伝送なら追加対策もしないと高級スピーカーの音には成らないでしょう。私は同軸デジタル伝送なので追加散財せずに済んだ。】
あと、T700はZ7より蒸れ易いので年の半分は使えないのが残念な所。11月〜3月用。
参考になった5人(再レビュー後:4人)
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2016年4月8日 02:15 [920833-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 2 |
音漏れ防止 | 2 |
携帯性 | 3 |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
HSアジャスト機構 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
50mm+14mmスーパーツィーター |
ベント大きめ |
バランス接続 |
【デザイン】
見たまんまです。無骨な感じですが好きではあります。
機能的側面ではスイーベル機構があったり、前後水平方向に調整できるHSアジャスト機構があったりと充実しています。
【高音の音質】
14mmスーパーツィーターのおかげか素晴らしい高域特性をも持ってます。伸びるというより、キッチリと鳴らしてくれるタイプ。硬めの音ではありますがオーディオテクニカのような金属的な音ではなく癖を感じさせない素直な高音。
RP-HD10の高音をより緻密に繊細にしたイメージ。キツイと感じる人もいるかと思います。
【低音の音質】
普通位の量感。特段少なくはありませんが多くもなく低音域全体的にバランスよく鳴らしてくれます。高音の鳴らし方に似て歯切れのよい鳴らし方でズンと響く音ではなくドンと言った感じでタイトな音。高音を生かすためのチューニングですね。
【フィット感】
重いですがイヤーパッドとヘッドバンド全体でホールドしてくれる感覚でどこかに圧力が片寄っていることはないです。パッドはプロテインレザーで密着感が高く装着感良好。側圧は強めな方ではありますがズレにくくて個人的には好きです。側圧苦手な人は注意。ただし重さの影響で長時間使用は肩が凝ります。
【外音遮断性】
結構聞こえます。半開放型と捉えてよいかと。
【音漏れ防止】
こちらもあまりよくありません。何回か外で使いましたがギリギリアウトです。結構どんなヘッドホンでも密閉型なら外で使いますがちょっとキツイですね。程よく漏れます。気になって気持ち良くは聴けないかな。
【携帯性】
大きいのでよくありません。スイーベル機構は評価としてプラスですが。
【総評】
主にAK380+専用アンプor KH-01P(もしくはm)、FARADとつないで聴いてます。50時間位は聴きました。
50mmダイナミックドライバー+14mmスーパーツィーターを搭載したヘッドホン。
奇をてらわない日本の製品らしい真面目な音作り。欲張った音ではなく、まとまりがある融和性が高いチューニング。
特定の音域を誇張せずに真面目にキッチリ描いていったらそれが一番の特徴になっちゃったヘッドホン。
勿論得意な音域は高音域ですが研ぎ澄まして突き詰めていった音。
定位良好で付帯音が少なくモニター的でありますがその描写力と開けた立体的な音場作りで飽きがきません。ただし長時間の使用は音傾向と重さから耳も首も疲れるかも。
音場は球状に綺麗に広がります。目の前が開ける印象。ボーカル近め、クッキリめでそこから音源の端々まで確り広がっていく。
T5pも高音に定評ありますが、聴き心地のよい残響音を上手く足している印象。それに対し当機種は愚直なまでにキッチリ描写している。その分面白みに欠ける音とも言える。
ボーカルは当機種の方が近め。というより輪郭をキッチリ描写している分浮き彫りになっている。艶っぽさはT5pの方がある。
低音は深い部分はT5pの方が若干多く感じるが当機種は躍動感のある低音でノリの良さはこちらの方が感じられる。
音場はT5pの方が広く感じるが、抜けのよさは当機種の方が感じる。
どちらもpopsが得意だがrockに近いスピード感が必要なものは当機種、ボーカルメインで聴かせるものはT5pといったところ。ただ当機種は特に不得意なジャンルは無い印象。
なお付属のケーブル(1.2mと3mのケーブル付属)はねじ込み式でリケーブル可能ですが、ねじ込みに拘らなければどんな3.5mmプラグでも使用できます。
ピンアサインは左右ともにプラグの先端からプラス、マイナス、openとなってます。
付属のケーブルは輪郭が少し甘い傾向にあるためリケーブルによっては更にキレのよい音になります。まだViaBlueの4芯ケーブルでしか作成してませんがかなりクッキリとした印象になりました。
オヤイデの4極2.5mmプラグのカバーであれば本体のネジに綺麗にハマりますので別の3極3.5mmプラグの芯だけのものと組み合わせて作成してみました。
素直で真面目過ぎる音作りでつまらないと感じる人もいるかと思いますが、ここまで突き詰めれば個性的です。いかにも日本の製品といった印象。
もう少し音漏れが少なければポタホンとして活躍できそうなのでその点だけがマイナス。
店頭販売しかしてませんが大手家電量販店なら試聴できる所も幾つかあるようなので是非…
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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素材が醸し出す存在感。質感やステータスを求める方に。
(イヤホン・ヘッドホン > MW65 [Gunmetal/Black Leather])4
鴻池賢三 さん
(イヤホン・ヘッドホン)
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