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2008年10月26日 00:29 [164999-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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表現力 | 5 |
ホールド感 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
設定項目 | 5 |
携帯性 | 5 |
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MFレンズとの相性も良いです |
MB-40装着 |
MB-40装着(背面) |
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10ピンターミナル |
MC-20装着 |
発売日の翌月にMB-40、E(方眼マット)スクリーンと共に購入して、間もなく5年目に入ります。
最初に手に持った時から、手にピッタリと馴染んでくれます。特にMB-40(縦位置グリップ)を装着した場合、すべてのボタンやダイアル、十字キーなどの操作系があるべき場所にきっちりと収まり、ちょっと指を伸ばせば、すぐに操作できるように設計されています。メインとサブの両コマンドダイアルのクリック感もしっかりしていて好感が持てます。縦位置での撮影時などは、専用の十字キーパッドのおかげもあって、操作性は従来のものも含めて歴代ニコンでは最高だと思います。持ち運ぶ時にはちょっと重く感じる方もいらっしゃると思いますが、カメラを構えた時の重量バランスが絶妙でカメラブレが非常に少ないです。
またMB-40使用時には、カスタムメニューで使用電池を設定できるので、バッテリーチェックが正確になっています。コスト的に有利なエネループが使用できるのは嬉しいです。
そしてシャッターが素晴らしいです。ブラックアウトは、ほとんど感じられないほどです。ミラー&シャッターバランサーを搭載しているおかげで、ショックも少なく、シャッターフィーリングは大変良好です。もちろん、歯切れの良い官能的なシャター音は写欲を大いに盛り上げてくれます。
ファインダーの広さ、明るさ、見えの良さは歴代F一桁の中でも突出して良いです。ピントの山が掴みやすいので、MFでフォーカスを合わせるのでさえ楽しくなってしまいます。夕暮れ時に暗いレンズでMFをする時は本当に助かります。今までプレビューでは、絞りを大きく絞り込んだ場合は、ファインダーが暗すぎてピン山なんて見えませんでした。しかしF6のファインダーなら、当然暗くはなりますが、辛うじてピン山が分かります。
ただし露出インジケーターが+/-3段になったことは良いですが、ファインダー右側に配置された為に視線の移動量が増え、眼鏡をかけていると、一度に全体を見ることが難しく感じることがあります。
F6はレンズ情報さえ前もって登録しておけば、MFレンズでもRGBマルチパターン測光が使える点はありがたいです。難しい光線状態でも、F6は非常に失敗が少ないです。ネガで撮影すればAEでもまず露出を外すことはありません。11点のAFセンサーはフォーカスエイドとして、MF時にも、とても役に立ってくれます。F6は究極のMFボディーとしても使える懐の深さも備えています。
F6単体時に使用するCR123Aは、かなり持つ方だとは思いますが、残量表示が減り始めると消耗が早いです。特に、電池残量表示が1になると危険です。予備は持ち歩いた方が良いでしょう。
私はMB-40を装着した時は単三リチウムを使用していますが、CR123Ax2の時よりも数倍持ちが良いのはもちろん、残量表示が減り始めても、かなり粘ってくれます。F6にはMB-40を併用した方が相性は良さそうです。
カスタムメニューは裏蓋の小型液晶画面に日本語で表示されるようになったので、取説が手許に無くても設定でき、非常に便利です。私にとって嬉しいのは、フィルムリーダー残しが簡単に設定できるようになったことです。
ミラーアップは給送モードセレクトダイヤルを『M-up』にセットして、シャッターボタンを一度押してミラーアップ、二度目でレリーズという2ステップ方式に改められました。しかし、ミラーアップの状態で風が止むのを待っていたりすると、30秒後にはバッテリー保護の為に勝手にレリーズされてしまいます。ミラーアップを解除しても1コマを失ってしまうので、ここは次機種では、F5と同じ方式に改めていただきたいです。
ケーブルレリーズは取り付け位置がカメラ前面にある為に、三脚に載せた後では、少し付け難いです。私はMC-20の位置合わせマークが暗い場所では見にくいので、位置合わせマーク(小さな△印)の周りを(タミヤの)マスキングテープでカバーして、ホームセンターの自動車補修用品のコーナーに置いてあった、ソフト99の『キズペン』(http://www.soft99.co.jp/products/airtouch/m5/)というクレヨン型のペイントを買ってきて、白く塗ってしまいました。
暗い場所では位置合わせマーク(矢印)が見やすくなったことのメリットは大きいです。10ピンタ−ミナルに取り付ける時の位置合わせが随分楽になりました。白く塗るのではなく、夜光(蛍光)テープを適当な形に切って、貼り付けても良いかもしれません。
また、MC-20の取り付けネジの部分に、使えなくなったボールペンのゴムグリップを適当な長さに切って、かぶせています。外径が大きくなるので、回しやすくなりますし、本体の傷防止にも良さそうです。どちらもMC-30でも使えるテクです。
F6はフィルム走行面の右上と左下にフィルムの上下位置を安定させるためのビスがありますが、慌ててフィルム交換した時など位置が少しずれて、ここに(特に左下のビス)当たってフィルムが削れていることがあります。削りカスが出るなど、カメラにとってはあまり良い事が無いので、ちゃんと2本のビスの間にフィルムが収まっていることを確認して裏蓋を閉めた方が良いと思います。
また、F6には(新品で購入すれば)3年のメーカー保証が付いてきます。私のF6は購入後3年目に、撮影途中に突然フィルムを巻き戻してしまうようになりました。症状は毎回出るわけではなく、たまに出るので困ってしまいました。ニコンのSCに持ち込んで基盤交換などの修理を2度していただきましたが、その後は不具合を経験していません。少なくとも私の経験では、ニコンSCの方たちはこちらが不具合を訴えれば、必ず問題を解決しようと熱心に取り組んでくださいます。私はそんなSCの方たちの親切に何度も助けられた経験があります。こういう経験が私をニコンファンであり続けさせる理由です。
F6は最高の銀塩カメラを作ろうと、ニコンの技術陣がスペックに表れない部分にまで心血を注いで開発したカメラです。こんなにこだわりのあるカメラを使うことができる特権を、今なら、手に入れられます。
参考になった24人
「F6 ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2021年11月29日 13:33 |
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2021年10月10日 19:04 |
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2020年8月12日 14:57 |
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2018年10月8日 17:15 |
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2018年9月22日 07:19 |
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2017年10月6日 21:52 |
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2016年8月14日 19:36 |
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2015年12月19日 18:46 |
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2015年8月19日 00:42 |
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2014年5月21日 18:22 |

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