OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ
- 画像処理エンジン「TruePic X」と有効画素数約2037万画素裏面照射積層型「Live MOS センサー」を搭載したフラッグシップモデルのミラーレス一眼カメラ。
- 小型軽量・防じん防滴性能・強力な手ぶれ補正機構を備え、超望遠からマクロ領域まで手持ち撮影が可能。4K 60pの高精細な映像をなめらかに表現。
- フルHDでは最大240pのハイスピードムービーも撮影可能。高度なポストプロダクションに対応するため、外部機器へ動画RAWデータの出力ができる。
OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディOMデジタルソリューションズ
最安価格(税込):¥226,747
(前週比:+2,748円↑)
発売日:2024年 2月23日

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2024年8月15日 19:02 [1874435-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 4 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
ZD50mmF2macro |
パナライカ Summilux 25mmF1.4 |
SIGMA50-500mmF4-6.3テレ端 |
ZD50-200mmF2.8-3.5テレ端 |
ZD12-60mmF2.8-4SWD |
MZD12-40mmF2.8ライブバルブ |
為替レートやら材料費高騰やらで劇的に高くなったミラーレス一眼。その中で、発売当初は「高いなー」と購入を見合わせていたOM-1markIIボディの実売価格が一気に23万円台まで下がってきました。ほかの廉価版機種が軒並み品切れになっているために、唯一生産を持続できている本機の値段を下げざるを得ないのでしょう。「今が買い時!」とばかり購入。
【デザイン】
OM-1とは当然代わり映えしませんが、E-M1系と比べると細かいところがことごとくブラッシュアップされて使いやすいデザインになっています。どことなくE-1やE-5へのオマージュのようなものも感じられて、年季の入ったファンはニンマリとできるデザイン。OLYMPUSのロゴがなくなったのは残念ですが意外と気になりません。
【画質】
OM-1から採用された裏面照射素子とTruePicXの組み合わせから出てくる画像は、これまでのオリンパス機とは一線を画する滑らかでディティールに富んだもの。データ上はほんのちょっとの差なのだろうけれども、感覚的には劇的に良くなっています。レンズの個性がこれまでよりもハッキリと画に出てくるのが楽しいです。高感度側のノイズはISO6400まで実用上問題なし。
【操作性】
小柄のボディに大量のボタンを取り付けている割には悪くないと思います。
【バッテリー】
コンピューテーショナルフォトを使いながら撮っているとバッテリー切れが不安になります。実際には一個で大丈夫でも保険で一個は予備を持っておきたいところ。
【携帯性】
機能性や拡張性の高さを考えれば、この機種はこのサイズ・重量がほぼ限界だと思います。OM-5の新型を「尖った登山カメラ」として作る場合は、撮像素子とエンジンをそのまま移行してもらえると、OM-1mkIIのサブカメラにOM-5mkIIを追加購入しやすくなります。
【機能性】
もう、すさまじいまでのてんこ盛り。ライブND、ライブGND、ライブバルブ、深度合成、手持ちハイレゾは類似機能を持った機種が他社から出てくるとしても、オリジネーターとしてOMの個性になると思います。デジタルアオリも山岳写真では一度使うと手放せなくなる麻薬性があります。個人的には、連写性能やAF認識率の一層の向上も重要ではありますが、そこは他社のフルサイズの長所でもあるので必要に応じて使い分ければ良い部分。OMはコンピュテーショナルフォトの充実と練り上げが大事。鉄壁のダストリダクション、防塵防滴、手ぶれ補正の三点セットは当然のお約束。当分のあいだは最強のフィールドカメラでしょう。
スマホアプリが使いやすくなって、カメラからiPhoneやクラウドへの転送が楽になったのが有り難いです。連写性能が上がって撮影枚数が増えてもPCの限られたSSD容量を圧迫しないのは大事な改善点。
【液晶】
ファインダーは現行ミラーレス機でもトップクラスの見やすさ。ミラーレス一眼の先行者としてやってきた蓄積が生きています。背面液晶は取付方法に賛否両論あるのは承知していますが、本機はマクロ撮影時の縦位置ローアングルで使いやすい現行の支持方法が妥当だと思います。
【ホールド感】
グリップの握りやすさがE-M系と比べて大幅に改善され、E-1に近くなっているのが感動もの。このため、フォーサーズ用の12-60mmやズミルックスなどをつけても操作性に違和感を感じないのが素晴らしい。
【総評】
当方はフィルム時代のOM-1n以来40年以上にわたりオリンパスのヘビーユーザーですが、E-M1、E-M5以来、MFTの撮像素子とエンジンに限界を感じるようになっていました。しかし、OM-1mkIIの撮像素子とエンジンは隔世の感を感じるくらい良くなっており(OM-1で良くなったのは知っていたけれどもスルーしていました)、数日試し撮りしただけでもあっけにとられました。一昔前のAPS-Cデジ一眼の画像と区別がつかないくらいのグラデーションの滑らかさ、ダイナミックレンジの広さがあり、暗所ノイズも格段に改善されたので夜景や花火でも充分使い物になります。これは長く使えそうです。
普段は野外の生物撮影がメインなのですが、バッファメモリーの増大などによってLiveNDやLiveバルブ、手持ちハイレゾ、深度合成など撮影現場で重宝する機能の使用感がこなれて快適に使用できるようになっているのがたいへん有り難く、さらにフォーサーズ時代の名作レンズ群をこのカメラで使うと、改めてその個性と魅力が湧き出てくるようで、実に楽しい思いをさせてもらっています。このカメラはマイクロフォーサーズのフラッグシップであるだけではなく、E-5以来のフォーサーズ機としても充分な役割を果たしてくれるのです。
オリンパスからの分社化やフルサイズミラーレスの隆盛などで岐路に立たされている感のあるマイクロフォーサーズですが、本機は小型撮像素子の魅力を存分に味わえる名作だと思います。願わくば、この撮像素子とエンジンを、腹を括って次期OM-5やPenにもそのまま載せて欲しい(markIIのバッファが高価なのであれば、値段がこなれたOM-1の回路でも良いと思います)。それによって是非、このフォーマットの存亡をかけた勝負に挑んで欲しいと願っています。
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 風景
- その他
参考になった81人
「OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年8月31日 23:06 |
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2025年8月21日 19:55 |
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2025年8月19日 00:36 |
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2025年8月6日 00:11 |
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2025年6月15日 08:51 |
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2025年4月22日 19:12 |
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2025年3月24日 18:31 |
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2025年2月8日 17:46 |
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2025年1月13日 15:24 |
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2024年11月12日 21:53 |
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