TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 [ソニーE用]
ティルト・回転機構を採用した大口径標準レンズ
TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 [ソニーE用]銘匠光学
最安価格(税込):¥43,200
(前週比:±0
)
発売日:2022年12月 9日
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2026年3月26日 20:17 [2014921-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 2 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 4 |
|
1)本機をα7Uに取り付けた状態、右はパシュポのエキステンションチューブ。 |
2)ミニチュア効果以外にも写り込んでは困る通行人をボカす事にも使えます。 |
3)真っ直ぐな状態で絞り開放(F1.4) |
4)絞り開放でチルト |
5)絞り開放、真っ直ぐな状態で「被写界深度合成」 |
6)チルトと「被写界深度合成の併用」 |
2022年当時レビュー出来ない状態でしたのでスレ建てで済ませましたが、改めてレビューします。
§勇気あるレンズ企画〜TTArtisan Tilt 50mm f1.4(ソニーEマウント用)
1.何故勇気のレンズなのか
チルトレンズはそのレンズ自体のイメージサークルが大きい事を前提としています。
更にチルトすると画質が低下している周辺部も使う事になるので、並より大きなイメージサークル全体に高解像度が求められると思います。
普通のチルト−シフトレンズはシフト操作に用がなくてもシフト操作によりできるだけ周辺部より画質の良い中心近くを使おうとするのが普通です。
なので普通のチルト−シフトレンズは普通のレンズよりイメージサークルが大きくその質が高い事を要求され、かつチルト−シフト機構と言う複雑な機構を滑らかな操作性の元に実現しなければなりません。よって大変高価です。
しかし、本機はコストカットの為かシフト機構を省略しています。つまり画質の低い周辺部を使う事をユーザーに強要する事になりますが、それでいて、既存の、このカテゴリ―のレンズの数分の一から十分の一の値付けです。ガラス玉の質を考えると、これを二重苦、三重苦と言わずして何と言いましょう。
2.購入動機
ブツ撮りでパンフォーカスの実現。これには以前からRAW現像ソフトに頼ってきました。それを1回の撮影で済ませられるならチルトレンズは良いと思いました。
ただキヤノンTS−E、PCニッコール、サムヤンT−Sレンズは高価で手も足もでません。
またレンズベビーの製品は2方向に一度に動いてしまう様に見え、使いにくそうに思えました。しかし、本機は従来からのチルトシフトレンズの様な操作性に見え、ミニチュア効果を狙うのでは無い私の用途には使いやすそうに見えました。つまり用途と使用頻度を考慮し、1.に関わらず本機を選択しました。
3.操作性
ヘリコイドの操作感はフィルム時代のニッコールやコシナの製品の様な光学グリスの粘性を感じる節度ある操作性で好感が持てます。AFレンズではこれは得らない感触です。
他の良い所としては所謂レボルビング機構がある事です。キヤノンの旧機種の様にサービスセンターでネジ4本を抜いて90度ひねって付け直してもらうのと段違に思えます。
これには15°間隔のクリックがあり、ロックノブで止める事ができます。
チルト機構のチルトロックノブを緩めるといきなりガクンとなるのは高級な他社製品も同じらしいです。此処だけは光学グリスによるヌメっとした操作感は得られません。
絞環は「動画対応」との事でクリックが有りません。写真用としては実絞りなので、一旦開放でフォーカスし、カリカリとまた素早く所定の絞り値に戻すには扱いにくいです。
接近性能は50mmの標準レンズなりで、余り良く無く、個人的に期待していたマクロ領域ではエキステンションチューブを使う事になりました。パシュポ製の電気接点を持たない安価なエキステンションチューブが問題無く使えました。(本機も電気接点を持ちません。)
4.画質
チルトさなければ、普通に使える画質だと思います。
ただパンフォーカス用としては劇的な性能ではなく、チルトさせると画質が低下します。
RAW現像ソフトの「被写界深度合成」と併用すると案外良かったです。
やはり周辺部にケラレが多く発生しますのでトリミングが必要な場合も有ります。
5.撮影例
1)本機をα7Uに取り付けた状態、右はパシュポのエキステンションチューブ。
2)ミニチュア効果以外にも写り込んでは困る通行人をボカす事にも使えます。
お人形さんが座ったベンチを斜めに配置して撮影。左(手前)の小さい子にまずフォーカス。
3)真っ直ぐな状態で絞り開放(F1.4)
4)絞り開放でチルト
5)絞り開放、真っ直ぐな状態で「被写界深度合成」奥の背の高い子の脚のフォーカスが甘い。
6)チルトと「被写界深度合成の併用」
6.総評
非常にニッチなレンズで欲しい方も限られ、本格的な用途をお持ちの方はキヤノンTS−Eレンズ等マウントアダプタ経由でお使いになると思います。
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2023年6月2日 15:56 [1721804-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
左はニコンの50mmF1.4をアダプターで |
アダプターで撮ったもの |
TTArtisanでチルト絞り開放 |
TTArtisanで逆チルト、絞り開放 |
斜め方向でもチルトできます |
普通に50mmF1.4として、絞りF2.8だったかな |
Eマウントでは、これまでチルト付きマウントアダプターで遊んでいました。
ニコンFマウントの古い50mmF1.4を1千円〜2千円程度で買っていましたので、これをキポンとかハシュポの6〜8千円のチルトアダプターでEマウントに付けていました。
http://photo-shampoohat-3.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-0eaa.html
これで十分楽しめていましたが、専門のチルトレンズではどうなのだろうと興味が湧き、新たにこのレンズを購入しました。
購入してみて、外観もきれいで各部の操作も滑らかで、TTArtisanは物としての出来栄えはよいですね。
チルト機構はプラス方向にもマイナス方向にも動き、中央のところにクリックがあります。
また、マウント部分は360度エンドレスで回転でき、15度ごとにクリックがあります。
どちらも固定ネジでズレ防止できるようになっています。
扱いで不安と感じるところが、チルトの角度を調整して固定する場面でしょうか?
固定ネジを緩めるとスカスカですから、上下チルト状態ではレンズの重さでドスンと下へお辞儀してしまいます。
狙いの角度がある場合は横向きにしておいて、そっと角度決め・しっかり固定ネジ締め、その後マウント部分を回して固定してやると言う感じが良さそうです。
集合写真で手前から奥までピントを合わせたいとか、逆にピント範囲を激薄にしてジオラマ的に撮りたいなど、チルトレンズで何をどう撮るかと言う部分は、それぞれの人のセンスだと思います。
それぞれのシーンでの最適解を見つけるには、かなりの練習が要りそうな感じもします。
色々と試してみても、思うような写真が撮れないことも考えられます。
味見とか入門用という意味では、安価なこのレンズなどはお勧めですね。
キヤノンのTS-Eレンズと比べたら格安ですから、1本持っていても良いでしょう。
https://kakaku.com/prdcompare/prdcompare.aspx?pd_cmpkey=K0000992218_10501010055_K0001501574&pd_ctg=1050
もっと手ごろにというなら、マウントアダプターと言う別の選択もアリますけれどね。
参考になった5人
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2022年12月23日 16:46 [1660960-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 3 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 無評価 |
※モニタレビューは、メーカーから商品の提供を受けてモニターが使用した感想を述べたものです。
※モニタレビューは評価用製品による試用レビューです。販売されている製品仕様と一部異なる場合があります。
※モニタレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
絞F1.4開放、8度の逆ティルト、大きな名鉄電車がおもちゃのように写ります |
絞F8、ティルトなし、普通の50mmレンズとして使え、シャープに解像します |
絞F1.4開放、逆ティルト4度ぐらい、重量級の舶来トラクターが浮き上がります |
絞F1.4開放、逆ティルト8度、あり得ないほどのボケ写真が出来上がります |
絞F1.4、8度のフル逆ティルト、茶顔羊さんが浮き上がります |
絞F1.4開放、ティルトなし、普通の50mm F1.4として使っても浮遊感が大きいです |
一言で言えば、逆ティルトによる浮遊感漂う不思議写真が撮れる面白いレンズです。
ティルトさせなければ、普通の50mm F1.4の標準MFレンズとして使用可能です。
【操作性】
光軸を正方向に8度、逆方向に8度のティルトが可能です。
また、シフト機構は省かれています。
また、マウント基部は360度回転可能機能があり、縦構図でも横構図でもティルトが使えます。
レンズ先端部に絞リング、F1.4からF16まで変化させられます。
その下にはピント調整用のヘリコイドがあり、最短撮影距離は0.5mです。
操作個所が多いので、最初は煩雑に思いましたが、慣れれば直感的に操作できるようになりました。
絞はクリックなし、変化させても無音なので、動画を撮る人にはありがたい仕様だと思います。
また、絞もヘリコイドの重さもダンプの良く効いた心地よさで、軽すぎも重すぎもしない、ちょうど良い回し心地です。
MFレンズとしての操作性評価は5星ですが、AFしか使ったことが無い方には1星でしょうから、中をとって3星としておきます。
【表現力】
50mm F1.4ですから、絞開放で使えば浅い被写界深度が楽しめます。
レンズ構成を見ると、オーソドックスなガウス型です。
ティルトレンズゆえ、イメージサークルも大きいので、口径食の少ない玉ボケが楽しめます。
F2.0まで絞れば、周辺部でも玉ボケがまん丸となり、アーモンド形になりません。
また絞羽根が12枚もあるので、絞り込んでいっても玉ボケが角つくことがありません。
正ティルトさせると、奥行きのある被写体に対して幅広くピントを合わせパンフォーカスな写真が撮れます。
逆ティルトさせると、ピント面を極端に狭くすることでミニチュアの世界をのぞきこんだような映像を作り出すことが可能です。
【携帯性】
最大径x長さは68×68mm、重量450g、サイズの割には持ち重りのするレンズです。
でも、携帯性は意外に悪くありません。
現在、メインで使っている50mmレンズはSigma 50mm F1.4 DG HSM Art。
とても美しい描写をするレンズですが、最大径x長さ85.4mm x 125.9 mm、重量は910gの超ヘビー級です。
他のレンズと一緒に持ち出すときは、組み合わせをよく考える必要がありますが、TTArtisan Tilt 50mm f/1.4は半分以下の重さなのがありがたいです。
【機能性】
MFレンズなので、無評価です。
SONY a7cで撮影するときはピント面の拡大を多用します。
私は動画を撮らないので、シャッターボタンの隣にある動画ボタンにピント拡大機能をカスタムキー登録してあります。
【総評】
安価なのに、50mm F/1.4の大口径、さらにティルトが±8度できるので、パンフォーカスから大ボケ写真まで、幅広い効果を得られるレンズです。
普通にF1.4の絞開放で撮っても、かなり被写界深度の浅い写真が撮れますが、このレンズの真骨頂は「逆ティルト」で撮った大ボケ写真にあると思います。
外装も意外に高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
3万円ちょっとで買えるレンズとは思えません。
なお、ここに上げた作例の他にも、下記の私のブログにこのレンズで撮影した作例が置いてあります。
ティルトレンズの使いこなし方についても、私なりの考察を書いてあります。
ご興味がありましたら、ご覧ください。
組写真ブログ "Soul Eyes":
https://blackface2.exblog.jp/tags/TTArtisan%20Tilt%2050mm%20f%252F1.4/
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