TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 [ソニーE用]
ティルト・回転機構を採用した大口径標準レンズ
TTArtisan Tilt 50mm f/1.4 [ソニーE用]銘匠光学
最安価格(税込):¥35,800
(前週比:±0
)
発売日:2022年12月 9日
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2023年6月2日 15:56 [1721804-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
左はニコンの50mmF1.4をアダプターで |
アダプターで撮ったもの |
TTArtisanでチルト絞り開放 |
TTArtisanで逆チルト、絞り開放 |
斜め方向でもチルトできます |
普通に50mmF1.4として、絞りF2.8だったかな |
Eマウントでは、これまでチルト付きマウントアダプターで遊んでいました。
ニコンFマウントの古い50mmF1.4を1千円〜2千円程度で買っていましたので、これをキポンとかハシュポの6〜8千円のチルトアダプターでEマウントに付けていました。
http://photo-shampoohat-3.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-0eaa.html
これで十分楽しめていましたが、専門のチルトレンズではどうなのだろうと興味が湧き、新たにこのレンズを購入しました。
購入してみて、外観もきれいで各部の操作も滑らかで、TTArtisanは物としての出来栄えはよいですね。
チルト機構はプラス方向にもマイナス方向にも動き、中央のところにクリックがあります。
また、マウント部分は360度エンドレスで回転でき、15度ごとにクリックがあります。
どちらも固定ネジでズレ防止できるようになっています。
扱いで不安と感じるところが、チルトの角度を調整して固定する場面でしょうか?
固定ネジを緩めるとスカスカですから、上下チルト状態ではレンズの重さでドスンと下へお辞儀してしまいます。
狙いの角度がある場合は横向きにしておいて、そっと角度決め・しっかり固定ネジ締め、その後マウント部分を回して固定してやると言う感じが良さそうです。
集合写真で手前から奥までピントを合わせたいとか、逆にピント範囲を激薄にしてジオラマ的に撮りたいなど、チルトレンズで何をどう撮るかと言う部分は、それぞれの人のセンスだと思います。
それぞれのシーンでの最適解を見つけるには、かなりの練習が要りそうな感じもします。
色々と試してみても、思うような写真が撮れないことも考えられます。
味見とか入門用という意味では、安価なこのレンズなどはお勧めですね。
キヤノンのTS-Eレンズと比べたら格安ですから、1本持っていても良いでしょう。
https://kakaku.com/prdcompare/prdcompare.aspx?pd_cmpkey=K0000992218_10501010055_K0001501574&pd_ctg=1050
もっと手ごろにというなら、マウントアダプターと言う別の選択もアリますけれどね。
参考になった5人
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2022年12月23日 16:46 [1660960-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 3 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 無評価 |
※モニタレビューは、メーカーから商品の提供を受けてモニターが使用した感想を述べたものです。
※モニタレビューは評価用製品による試用レビューです。販売されている製品仕様と一部異なる場合があります。
※モニタレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
絞F1.4開放、8度の逆ティルト、大きな名鉄電車がおもちゃのように写ります |
絞F8、ティルトなし、普通の50mmレンズとして使え、シャープに解像します |
絞F1.4開放、逆ティルト4度ぐらい、重量級の舶来トラクターが浮き上がります |
絞F1.4開放、逆ティルト8度、あり得ないほどのボケ写真が出来上がります |
絞F1.4、8度のフル逆ティルト、茶顔羊さんが浮き上がります |
絞F1.4開放、ティルトなし、普通の50mm F1.4として使っても浮遊感が大きいです |
一言で言えば、逆ティルトによる浮遊感漂う不思議写真が撮れる面白いレンズです。
ティルトさせなければ、普通の50mm F1.4の標準MFレンズとして使用可能です。
【操作性】
光軸を正方向に8度、逆方向に8度のティルトが可能です。
また、シフト機構は省かれています。
また、マウント基部は360度回転可能機能があり、縦構図でも横構図でもティルトが使えます。
レンズ先端部に絞リング、F1.4からF16まで変化させられます。
その下にはピント調整用のヘリコイドがあり、最短撮影距離は0.5mです。
操作個所が多いので、最初は煩雑に思いましたが、慣れれば直感的に操作できるようになりました。
絞はクリックなし、変化させても無音なので、動画を撮る人にはありがたい仕様だと思います。
また、絞もヘリコイドの重さもダンプの良く効いた心地よさで、軽すぎも重すぎもしない、ちょうど良い回し心地です。
MFレンズとしての操作性評価は5星ですが、AFしか使ったことが無い方には1星でしょうから、中をとって3星としておきます。
【表現力】
50mm F1.4ですから、絞開放で使えば浅い被写界深度が楽しめます。
レンズ構成を見ると、オーソドックスなガウス型です。
ティルトレンズゆえ、イメージサークルも大きいので、口径食の少ない玉ボケが楽しめます。
F2.0まで絞れば、周辺部でも玉ボケがまん丸となり、アーモンド形になりません。
また絞羽根が12枚もあるので、絞り込んでいっても玉ボケが角つくことがありません。
正ティルトさせると、奥行きのある被写体に対して幅広くピントを合わせパンフォーカスな写真が撮れます。
逆ティルトさせると、ピント面を極端に狭くすることでミニチュアの世界をのぞきこんだような映像を作り出すことが可能です。
【携帯性】
最大径x長さは68×68mm、重量450g、サイズの割には持ち重りのするレンズです。
でも、携帯性は意外に悪くありません。
現在、メインで使っている50mmレンズはSigma 50mm F1.4 DG HSM Art。
とても美しい描写をするレンズですが、最大径x長さ85.4mm x 125.9 mm、重量は910gの超ヘビー級です。
他のレンズと一緒に持ち出すときは、組み合わせをよく考える必要がありますが、TTArtisan Tilt 50mm f/1.4は半分以下の重さなのがありがたいです。
【機能性】
MFレンズなので、無評価です。
SONY a7cで撮影するときはピント面の拡大を多用します。
私は動画を撮らないので、シャッターボタンの隣にある動画ボタンにピント拡大機能をカスタムキー登録してあります。
【総評】
安価なのに、50mm F/1.4の大口径、さらにティルトが±8度できるので、パンフォーカスから大ボケ写真まで、幅広い効果を得られるレンズです。
普通にF1.4の絞開放で撮っても、かなり被写界深度の浅い写真が撮れますが、このレンズの真骨頂は「逆ティルト」で撮った大ボケ写真にあると思います。
外装も意外に高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
3万円ちょっとで買えるレンズとは思えません。
なお、ここに上げた作例の他にも、下記の私のブログにこのレンズで撮影した作例が置いてあります。
ティルトレンズの使いこなし方についても、私なりの考察を書いてあります。
ご興味がありましたら、ご覧ください。
組写真ブログ "Soul Eyes":
https://blackface2.exblog.jp/tags/TTArtisan%20Tilt%2050mm%20f%252F1.4/
参考になった26人
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