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価格帯:¥352,610¥474,103 (4店舗) メーカー希望小売価格:¥―

パネルタイプ:DLP アスペクト比:16:9 パネル画素数:3840x2160 最大輝度:3000ルーメン 4K:○ X3000iのスペック・仕様

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X3000iBenQ

最安価格(税込):¥352,610 (前週比:+38,926円↑) 発売日:2022年 3月30日

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X3000i のユーザーレビュー・評価

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満足度:5.00
(カテゴリ平均:4.38
レビュー投稿数:4人 (プロ:3人)
  1. 4 0%
  2. 3 0%
  3. 2 0%
  4. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 5.00 4.25 -位
発色・明るさ 発色のよさ・画面の明るさ 5.00 4.42 -位
シャープさ コントラストの高さ・クッキリ度 5.00 4.28 -位
調整機能 調整機能の充実度・使いやすさ 3.00 4.00 -位
静音性 動作音の静かさ 5.00 3.93 -位
サイズ 省スペース性・コンパクトさ 5.00 4.22 -位
  • ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております

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wanizoさん

  • レビュー投稿数:16件
  • 累計支持数:337人
  • ファン数:4人

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デジタルカメラ
5件
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自動車(本体)
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デスクトップパソコン
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満足度5
デザイン5
発色・明るさ5
シャープさ5
調整機能3
静音性5
サイズ5

【発色】
発色はとても良い。
今まで使っていたプロジェクターは10年ほど前のEPSON EH-TW6000たったが、その時はプロジェクターを見たあとに液晶TVをみると「TVは色が濃いな〜」(プロジェクターは色が白い感じ)と感じていたが、X3000iにしてからそのように感じることは一切なく、とても色鮮やかで満足している。

【短焦点】
買い替えの理由は引っ越し時にスクリーンを120インチに変えた為だ。
今回のプロジェクター置き場は、スクリーンからの距離が3mほどなので、一般的なプロジェクターは焦点距離がたりず、一回り小さい画面でしか投影できない。
x3000iを選んだ理由はこれで、3mの距離で120インチが投影できて、買えそうな値段で、最も高性能だったからだ。
大画面はやはり迫力がありとても良い。
TVは液晶で75インチを使っているが、映画やスポーツはプロジェクター、気軽に見るならTVといった感じだ。
液晶の75インチとプロジェクターの120インチは大きな差で、全然違って感じる。

【光源寿命】
光源寿命はカタログ値で、ノーマル20,000時間、エコ30,000時間だ。
2時間の映画1万回分、毎日2時間使っても1万日、1万日=27年以上だ。
これなら先に他の場所が壊れるかと思うので、光源寿命を気にせず使える。

【昼間、TVの代わり】
昼や照明をつけた部屋では、光でスクリーンが白く見えるので黒が黒くならず、色は当然淡くなる。
色が淡い以外にはちゃんと見えるので、TVの代わりになるかというと人次第だと思うが、私の感覚ではTVの代わりには厳しいと感じる。
GAMEは試していないが、HDMIは3つあるが1つはアンドロイド端末用なので、あと2つ。
数多くの機器を繋ぐ人は切替器かAVアンプが必須だ。

【品切れ、品薄?】
2022年6月に手に入れた。その時は某所で見ている最中に、目の前で売り切れてしまったが、予約注文後1週間ほどで届いた。
私が手に入れた価格は26万円弱だったが、現在某所は値上がりしている。
またBENQ社のネットショップでは注文ボタンが押せない。
一応6月にBENQ取り扱いの店舗に聞いたときは、数ヶ月待ちとは言っていたが、予約は可能とは言っていた。

【所感】
最近は配信の映画をみることが多いが、それでも「うわーーー、キレイ」と思うほど良い。
買い替えて良かった。

主な用途
自宅

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鴻池賢三さん

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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。

専門誌、ネット、テレ…続きを読む

満足度5
デザイン4
発色・明るさ5
シャープさ5
調整機能4
静音性5
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

本体でも操作可能。

付属リモコン。「prime video」のボタンあり。

Amazonプライムビデオ再生中の消費電力。省エネ!

メーカーからサンプル機(メディア用)をお借りしてのレビューです。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
プロジェクターと言えば、長らく事務機器の名残を感じる製品が多かったですが、近年は変化の兆しがあります。本機もサイコロのような形状で、家庭のリビングなどでも違和感なく、また、前面のオレンジ色の縁取りが「ゲーム」の雰囲気で、少しワクワクするのも良いと思います。
筐体表面の素材は樹脂ですが、表面は無数の凸を並べたようなテクスチャで単調に感じず、工夫を感じます。

【発色・明るさ】
スペックはANSI3000ルーメンです。昼間、外光と照明がある状態で、100インチサイズで投射しても、なかなか鮮明です。画質(コントラストや色純度)を重視する場合は、暗室に整える方が良いですが、カジュアルに動画を鑑賞する用途なら、明るい部屋でも十分な視認性が確保できると思います。
驚くべきはHDR映像の表現です。日中の明るい状態で、夜景映像を再生してみましたが、ネオンなどの光源が、色を保ったまま明るく、HDRらしい「映え」が目に心地よいです。
AndroidTV(HDMIドングルを本体に内蔵)で各種配信サービスの映像を再生しましたが、YouTubeは4K/HDRが再生可能で、HLG映像(放送素材の転用など)も正しく表示できることを確認しました。Amazonプライムビデオも4K/HDR再生できているようです。(AmazonのUIで、対応コンテンツ選択時、4K/HDRの表示あり)
DCI-P3 100%の広い色域は流石で、HDR映像も明部まで色乗りがしっかり。ゲーム映像も確認しましたが、実写映像よりCGの方がさらにこの広色域特性が活きるようで、とりわけ深く濃い赤色は印象的。目に焼き付くほど映えます。(本当に目に焼き付くわけではありませんのでご安心を!)

【シャープさ】
しっかり4K解像度。まず、実用上、100インチサイズで投射しても、画素のツブツブが目に付かず、輪郭がギザギザに感じないだけでも良いです。しっとり滑らかで、映像が投射面に張り付いたかのような安定感も4Kならではと言えます。
因みにプロジェクター操作関連のGUIは4K解像度ではなく、文字がギザギザです。ゴシック体で読み易く、実用上全く問題は感じませんが、ご参考までに。
シャープさという点では、240Hz表示にも触れる必要があるでしょう。入力がフルHD(1920x1080画素)以下の場合、最高240Hz表示が可能です。RTX2080Superグラボ搭載のPCでAPEX Legendsをプレイしてみましたが、きちんと240Hz表示できました。60Hzとは桁違いに動きが滑らかなのは当然ですが、残像もなく極めてクリーンでキレの良い描写。動き回りながらの射撃では、狙いを付けやすく、また、目が疲れにくいのも良いです。

【調整機能】
画面サイズの調整とピントは手動、上下台形補正が可能です。シンプルですが必要十分だと思います。

【静音性】
音は聞こえますが静かです。ランプ方式のDLPプロジェクターは、放熱のためのファン音だけでなく、高速で回転するカラーホイールの音が大きいのだそうです。本機はLEDを高速切り替えするのでカラーホイールが無く静かということで、合点が行きました。

【サイズ】
272 x 207 x 259mm、6.6kgです。3000ルーメンのプロジェクターとしては、フットプリントが小さいです。(その代わりに厚みがありますが)

【その他・設定・操作】(AndroidTV)
設置時、Androidスマホがあると、Bluetooth機能により、WiFi接続とGoogleアカウントを本機にコピーすることができます。分かりやすく簡単で良いです。
リモコンには、「Amazon Prime Video」のボタンがあり、同サービスの利用者はダイレクトにアクセスできて便利です。因みに、初回設定時、「Amazon Prime Video」へのログインも、スマホでQRコードをスキャンするだけで、スマホ側のアプリが起動し、確認(OK)するだけと簡単でした。
使用時は、リモコンで音声操作が可能です。例えば、「プライムビデオで〇〇を見る」「YouTubeで〇〇を見る」といった使い方ができ、文字入力が不要なのは快適。音声認識の精度も含めて実用的に感じました。


【消費電力】
スペック表には、「標準消費電力」として330Wの記載がありましたが、実際に測定しました。

■ホーム画面表示時の消費電力
標準モード: 220W
ECO モード: 170W

■標準モードでプライムビデオ4K/HDR作品再生時
平均120Wくらい(映像の内容によって変動。測定グラフを添付しています。) 

■電源OFF(リモコンで起動可能な状態)
9.8W

ほか、映像をミュートして消費電力を抑える「ECOブランク」機能があり、この際は、「標準モード: 220W」が約37.5Wに低減しました。


【総評】
3000ルーメンの明るさとDCI-P3 100%の色域の両立は立派です。LED光源(カラーホイール無し)の長所を引き出せていると思います。DLPプロジェクターで気になりがちなレインボーノイズ(カラーブレーキング)も、ゼロではないですが、カラーホイールタイプと比べると非常に目立たず、感じ方には個人差もありますが、気が付かない方も多いと思います。
DLPタイプで、暗いシーンが多い映画映像では暗部が少し明るく浮きますが、色付きはなくナチュラル。全体としてはしっとり落ち着いた画調で高画質と言え、Amazonプライムビデオの再生も簡単で、映画やドラマを楽しむのにもお勧めできます。
ゲームの映像は、明るく色鮮やかでありながら、制作者が意図したであろうナチュラルな表現が好ましく、世界でプロジェクターを販売する大手メーカーの良心を感じます。240Hz表示は確かにFPSゲームで有利かつ、目が疲れない良さも再認識しました。
お安くはありませんが、価格以上の価値のある製品として、映像機器の専門家である筆者もお勧めしたい好製品です。

参考になった11

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コヤマタカヒロさん

  • レビュー投稿数:197件
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プロフィールフリーランスライターのコヤマタカヒロです。現在、PC、AV機器、白物家電をフィールドに雑誌やWeb媒体で記事を書いています。現在、モノ・マガジンに置いて「コヤマタカヒロのマニア道」「気になるシロモノ家電使ってみました」を交互連載中。このほ…続きを読む

満足度5
デザイン4
発色・明るさ5
シャープさ5
調整機能4
静音性4
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

本体を正面からから見たところ。ブラックなので目立たない

本体右側面にフォーカスとズームのレバーを配置

本体背面の端子類

   

ただのゲームモードだけでなくFPSなどジャンルを選べる

   

4K対応用のプロジェクターとしてはコンパクトなボディを採用し、それでいて高輝度3000ANSIルーメンの明るさで映像を投影できるモデル。DCI-P3カバー率100%、HDR10対応と、この価格帯の プロジェクターとして画質面で不足はほぼないと言える。また、高速応答性を兼ね備えておりゲームプレイにも対応。1080p/240Hz動作時は約4msと圧倒的なスピードを誇る。Android 9.0を搭載しており、Wi-Fi接続により、単体での映像視聴にも対応する。

【デザイン】 【サイズ】
本体サイズは幅272x高さ207x奥行き259mmで、ほぼスクエアな形状。前面はブラックで、天面、側面、背面はホワイトのツートン。そこにオレンジのラインが入っている。ダサさはないが、特別にデザイン性が高いわけでもないが、リビングに置いても違和感はない。

【発色・明るさ】
4LED(RGBB)光源により、高輝度3000ANSIルーメンを実現。圧倒的な明るさを実現する。しかも、ただ明るく派手なだけではなく 色再現性も非常に高く、鮮やかなシーンは鮮やかに、落ち着いたシーンは落ち着いた表現が自然にできる。ゲーミングプロジェクターではあるが、 通常の映像コンテンツもハイクオリティで楽しめる。

【シャープさ】
4K(3840×2160ドット)の高精細表示に対応しており(パネルはフルHDで、非常にシャープな絵が描ける 画面サイズは最大180インチまで行くが、約100インチ相当で投影したところ、非常にシャープで色鮮やかなバランスのいい映像が確認できた。

【調整機能】
高画質モデルとして仕方がないところではあるが、 調整機能は最低限のレベル。自動の垂直台形補正と、手動による台形補正機能を搭載。レンズシフトなどによる 位置調整機能は搭載しない。また、ズームとフォーカスは レバーによる手動方式。同社にはオートフォーカス機能を搭載するモデルもあるため少し残念に感じた。

【静音性】
ファンの回転はわかるが、 コンテンツが それに音を出せばほぼ聞こえなくなるレベル。至近距離に 本体を設置しない限りほぼ気にならないといえる。

【総評】
明るくシャープに写る、4Kプロジェクターを選ぶ場合は選択肢に入るモデル。 特にゲーミングを考えるなら第一候補といって間違いない。

参考になった9

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西川善司さん

  • レビュー投稿数:73件
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プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む

満足度5
デザイン5
発色・明るさ5
シャープさ5
調整機能3
静音性4
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

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その他
X3000iの疑似4K表示を20倍スローで撮影した映像(GameWatchのレビューでは非掲載だった映像になる)

オンシェルフ設置のイメージ。本体後部に装着されているのが付属の天地逆転設置用脚部

Android TVモジュールが付属。本体のみで動画配信コンテンツを楽しむこともできる。

付属リモコンは本体の操作のみならず、Andorid TV操作にも対応。自然言語操作にも対応

HDMIは2系統配備。右端の緑のアナログ音声出力端子はヘッドフォン接続にも利用可

cinemaモードの光スペクトラム。RGB-LED光源のスペクトラムのピークと分離感は良好だ

疑似4K表示時の入力遅延は実測で16.7ms。FHD/240Hz時の入力遅延は公称値は4.16ms

 X3000iについては、既にインプレスのGameWatchのタイアップ記事で取り扱っているが、GameWatchでのタイアップ記事では、掲載媒体がゲーム系ということもあって、ゲーミングプロジェクター製品としてのアピールに終始していた。

■インプレスGameWatchでのフルレビュー記事
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1395216.html

 そこで、価格COMにおいては、一般的なプロジェクター製品レビューの視点を綴ることにする。
 なお、この価格COMのレビュー寄稿は、予めBENQ日本支社とGameWatch編集部の両方からの許諾を頂いていることを明記しておく。

▼見た目とデザイン、そして疑似天釣り/オンシェルフ設置について
本体サイズはW272mm×H207mm×D259mm。設置面積的には14インチ画面サイズのノートパソコンと同じくらい。高さは20cmはあるのでテーブルの上に置くとそれなりに存在感はある。
その見映えは「角の取れたラウンドキューブ型」という表現が的を射ているかと思う。

さて、本機は、通常は台の上に置いて使う「台置き設置」が基本スタイルとなっているが、実は、このラウンドキューブデザインは、「疑似天釣り設置」あるいは「オンシェルフ設置」と呼ばれる、応用設置スタイルに配慮したことにも関連がある。
 
この「オンシェルフ設置」とは、その部屋の最後部に設置してある棚の最上部天板に、プロジェクタ本体を天地逆転させて設置する方式をいう。天地逆転させての投射はほぼ全てのプロジェクタ製品が対応してはいるが、「天地逆転させてわざわざ台に置く」ことに対応した製品は少数派だ。

 セクシーな抑揚に満ちた形状では、天地逆転すると傾いてしまう。しかし、X3000iのようなキューブ形状ならばそうした心配はないのだ。

 では、この設置法に、何の意味があるのか。
 筆者は、以下のようなメリットが享受できると考えている。

●部屋の最後部に設置できるため投射距離を稼げる
→狭い部屋でも大画面が得やすい
→設置の際にテーブルを占有しないので、テーブルをテーブルとして使い続けられる

●プロジェクタ本体を天吊り設置のように常設しやすい
→使う時の事前準備や後片付けの必要もなく、使いっぱなしにできる

●高い位置に設置することになるので、投射映像を遮る遮蔽物を避けられる
→ソファから立ち上がっても映像に自分の影が映らない

 X3000iの場合、天地逆転設置させた場合にも、ある程度の高さ調整が行えるよう「天地逆転設置時のため専用の後付け脚部」まで付属してくる。
 GameWatchの記事掲載後に「天地逆転させて設置したら映像は下向きに投射されないか」という質問があったが「その通り」である。だからこそ、棚の一番上、高いところに設置するのだ。そのあたりの理屈は通常の天吊り設置と同じである。

▼RGB-LED光源システムで発色は良好。上位機を食うほどの3000ルーメンの高輝度性能
 X3000iは、プロジェクタ製品としては入門機に属するモデルだ。
 ただし、スペック自体はかなり贅沢で、上位機種に迫る部分も多い。

 まずは、プロジェクタ製品のスペックで最重要項目である輝度性能が、最大3000ルーメンだということ。一般的なホームシアター機が2000ルーメンであることを考えると相当に明るい。最近、CM等で目にする、天井の電気照明に換装して使えるシーリングプロジェター製品群は1000ルーメンにも満たない「3桁ルーメン」ものが多い。今、202X年のタイミングでホームプロジェクターを購入するのであれば、やはり1000ルーメンは最低ラインだと考える。

 続いて、発色性能。階調特性やカラーボリューム設計はさすがに100万円オーバーの超上級機に及ばないまでも、総じてX3000iの色表現力は優秀だ。以前、筆者の連載記事の大画面☆マニアでBENQの「HT5550」を評価したことがあるが(下記)、

●西川善司の大画面☆マニア第253回〜強みは良好な“シネマカラー”。BenQ 約30万円の4K/HDRプロジェクタ「HT5550」
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/1196060.html

結論から言うと、本機の発色特性はこのモデルに近かった。
具体的には、輝度性能が高いので明部表現の階調力に優れ、人肌表現も不満なし。
本機は、ゲーミングプロジェクター製品として銘打たれてはいるが、「Cinema」モードにすることで、一般的な映像コンテンツの視聴にも十分耐えうる画質がある。

X3000iの発色性能が良好なのは、その光源システムに起因している。
X3000iの光源システムは一般的なプロジェクターで採用されている水銀系ランプではなく、LEDなのだ。
X3000iは、単板式DLPプロジェクターなので、赤緑青の単色映像を生成し、それらを高速に切り換えながら表示することで人間の脳にフルカラーを知覚させているが、この赤緑青(RGB)の単色映像をRGBそれぞれの純色LED光源から作り出す。水銀系ランプでは高品位な純色が取り出しにくいのに対し、RGB-LEDはその純色の波長の発光するので、3原色を混色させて行うフルカラー表現において色ダイナミックレンジが高くなるのだ。

X3000iの映像パネルはフルHD(1920×1080ピクセル)解像度のDMDチップになるが、チップ製造元TI社の時分割解像度増強技術「XPR」(Expanded Pixel Resolution)技術により、疑似4K表示にも対応している。疑似4K表示時は60fps(リフレッシュレート60Hz)までの対応となるが、それでも、4Kブルーレイを初めとした各種4KコンテンツをHDR表示で楽しめるのは嬉しい。
なお、フルHD解像度モード時に限っては最大240Hzのハイフレームレート表示が可能となる。

▼おわりに
 本機に課題があるとすれば「投射映像の位置調整を行うレンズシフトに対応していないこと」「本体内蔵スピーカーが背面についているので部屋の後部に設置すると音が聞こえにくい」といったあたりだろうか。ちなみに、前者は「設置位置を工夫すること」で、後者は「別途用意したサウンドシステムを活用する」ことで対策することはできる。参考にしていただきたい。
 より詳細な事項は冒頭のレビュー記事をどうぞ

比較製品
BenQ > CinePrime HT5550 [ブラック]

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X3000i
BenQ

X3000i

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