『クルマ好きにこそ乗って欲しい1台』 ルノー アルカナ 2022年モデル audi romeoさんのレビュー・評価

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満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地5
燃費5
価格5
クルマ好きにこそ乗って欲しい1台

6月に発注、10月納車となり、約200km走行した感想です。
欧州車としては6台目で初フランス車、ハイブリッド車は新型NOTEに次ぐ2台目です。

【エクステリア】
エクステリアに惹かれて買ったのではなく、パワートレインに「一目惚れ」して買いました。
とは言え、デザインは嫌味なく洗練されていると思います。
ベースの造形が美しいので、リアのエンブレム類はルノーのマークを除いてボディコートの前に全て撤去しました。
【インテリア】
先進的ではなく「オーソドックス」、それがエクステリアとうまくマッチしていて落ち着きがあります。
ステアリングは大きさ太さともにベストサイズ、ただシートは一般的なフランス車と比べてやや硬めです。
各種スイッチ類は配置・形状ともに使いやすいです。
プジョーやシトロエンと比較すると、内外装ともに「やや地味」な印象を受けますが、乗っていて落ち着くし飽きないデザインだと思います。
【パワートレイン】
走行用モーター、エンジン共に、数値的には非力なイメージですが、マネジメントが秀逸で必要に応じて協調するので、あらゆる場面で必要にして十分なパワー感を得ることができます。
アクセル操作に対する挙動のレスポンスが瞬時で、一般的な走行では不満はないと思います。
走り出しはモーターだけによる駆動ですが、一般的なEVやハイブリッドと違ってモーターにも2速ギアが与えられているので、ローギアによるスタートはかなり早いです。
何より、CVTを使ったハイブリッド車のようなラバーバンドフィールがないのがすごく気持ちいいです。
また、F1技術のフィードバックとされるドグミッションの制御が素晴らしく、変速ショックは皆無と言って良いと思います。
走行用モーター2速、エンジン4速をドグミッションでドライブシャフトに伝えるのですが、12通りのパターンがあるらしく、走行状況に応じて頻繁にパターンが変わり、制御の緻密さが窺えます。
【走行性能】
パワー自慢のスポーツカーではありませんが、足はいいです。
姿勢は常にフラットで、やや腰高のSUVであるにも関わらず揺すられ感も軽微です。
下りのコーナーをそこそこのスピードで通過しても、オンザラインで不安なく走り抜けるところは、SUVに乗っていることを感じさせません。
ブレーキですが、通常のDレンジで走行している時はブレーキングと同時に回生ブレーキが協調するのでややカックン感がありますが、Bレンジで走行するとアクセルワークで回生ブレーキのコントロールができるのでブレーキの効きは自然な感じです。
回生ブレーキの感覚はNOTE e-Powerとよく似た感じです。
【乗り心地】
RSラインなので、やや硬めですがロードホールディングは素晴らしいです。
不快と言うほどの突き上げやバタツキもありません。
フランス車にしてはシートがやや硬めなのですが、長時間乗っていて疲れを感じさせない形状とホールド感はさすがです。
オーディオはBOSEではなく、6スピーカーが標準ですが結構綺麗に鳴っています。
【燃費】
比較的空いた市街地走行が中心で、流れをリードするくらいのペースで走ってもオンボード表示の平均燃費では23km/L前後と望外な数値です。
満タン法での実燃費でも20km/Lオーバーだと思います。
但し、パワートレインの特性を理解したアクセルワークを意識する必要はあると思います。
トヨタのTHSUやホンダのeHevと違って、できるだけモーター走行を行うような制御だと思われますので、回生ブレーキを活用し、不用意に踏み込んでエンジンを稼働させないようなアクセルワークを行えばカタログ燃費である22.8km/Lは簡単にクリアーするように感じます。
【価格】
電動本革シート、シートヒーター、ステアリングヒーター、ACC、360°モニター等を標準装備しており、付け加えるオプションが見当たらないハイブリッド車が税込429万円はバーゲンプライスです。
電動パワーゲートはオプションでの設定もなく必要性も感じません、合理性がフランス流です。
個性的でありながら国産の同クラス車と価格は大差なく、もう高額なドイツ車には戻れません。
エコカー減税の対象外なので「諸経費」が少し高いところは目を瞑りましょう。
【総評】
とにかく走って気持ちの良いクルマです。
ドイツのプレミアムブランドと比較すると、内装の高級感やボディ接合部の処理にはやや見劣りするのは否めませんが、「乗って楽しむ」上では何ら問題ではありません。
ドイツ車の「ガッチリ感」と比べて「ややユルイ感」のあるフランス車は、何とも心地よいです。
古希に突入した自分にもピッタリです。

ただ、「音」に関しては癖があります。
モーター走行は当然に静かです、ロードノイズだけです。(これが結構入ってくる。タイヤかも。)
問題は40km/hを超えたあたりでエンジン単独駆動に切り替わった場面で急に高回転のエンジン音がかなり侵入してきます。
これは、エンジン側の1速か2速で駆動開始する関係で、それなりにエンジンの回転が上がるからだと思われます。
60km/h前後でエンジン側がシフトアップするとエンジンの回転が下り静かになります。
特に市街地等でゆっくりと加速して、50km/h前後で走り続ける場面ではかなり気になります。
スムースに一気に60km/hくらいまで加速する場面では殆ど気になりません。
でも、平坦路で50km/h前後だと、バッテリーの充電が充分であればできるだけEV走行しようとしますので、慣れれば気にはなりません。
また、充電のためにだけエンジンが稼働する場面もありますが、この場合は気になる程の音量ではありません。
先進的なパワートレインなので、メカに関心の無い人が乗るとネガな面が目立つかもしれませんが、クルマ好きな人が乗ると本当に気持ちの良いドライブが楽しめると思います。

使用目的
買い物
レジャー
頻度
週3〜4回
重視項目
スポーティ
快適性
エコ
レビュー対象車
新車
購入時期
2022年10月
購入地域
兵庫県

新車価格
429万円
本体値引き額
0円
オプション値引き額
5万円

アルカナの値引き情報

※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。

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アルカナ 2022年モデル

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