W2-131


プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2022年12月31日 22:42 [1664110-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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コンパクトながら個性的な本体デザイン。ディスプレイも搭載 |
ヘッドホン端子は4.4mmバランス接続と3.5mmアンバランスの2つが搭載されている |
ケーブルはUSB C-typeとLightningが付属。写真にはないがUSB A変換も |
メーカーからサンプル機をお借りする機会がありましたので、試聴させていただきました。音源はWindows11 PC(LG gram)のfoobar2000を使って再生(Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」のPowerampアプリでも再生しましたが48kHzにダウンコンバートされてしまうため参考程度に留めています)。イヤホンはfinal「A1000」やビクター「HA-FW10000」など、ヘッドホンはオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」などと組み合わせて試聴してみました(いずれも4.4mmバランス接続)。
【デザイン】
アルミ削り出しのボディは複雑な造形に作り上げられていて、ひと目でそれと分かる立体的なデザインに仕上がっています。高音質&高級スティック型DACのなかでは小型といえるサイズですが、ディスプレイが搭載されていたり音量調整スイッチがあったりと、機能性は高いです。ちなみに、形は先代と同じですが、カラーが暗めのブルーになりました。
【音質】
まず「A8000」との組み合わせを試して見ると、クリアネスに注力した印象の、ヌケの良いサウンドキャラクターに感じられました。解像度は高く、空間表現も広い印象。低域のフォーカス感が高いので、楽曲が乗りよく聞こえます。
続いて「HA-FW10000」に替えて聴くと、クラシックと抜群の相性を見せてくれました。弦楽器も金管楽器も、それぞれ魅力的な音色を聴かせてくれます。とはいえ、Jポップとの組み合わせも悪くない印象です。宇多田ヒカル「BADモード」は声も楽器もバランスよく自然に感じられ、安月名莉子「かたち」も全ての音をしっかりと感じさせてくれます。
というように、イヤホンそれぞれの特徴をしっかりと引き出してくれる、特性の良いアンプ部だと思いました。
なお、「ATH-ADX5000」もしっかり鳴らしきってくれるパワーもありました。
【操作性】
音量調整のほかに、EQモードやイヤホン専用モード、ゲイン調整など多彩な機能が本体から設定可能ですが、操作がシンプルなので分かりやすく使い易いです。
【機能性】
EQモードやイヤホン専用モード、ゲイン調整、フィルター調整、HID KEYのオンオフなど、多彩な機能が搭載されています。それ以上に、ディスプレイにファイルスペック(Hzだけでなくbit数も)が表示されるなど、いろいろと便利に使いこなせ、とても重宝しました。
【総評】
機能性、音質ともに文句のない完成度を持ち合わせています。また、USB A変換、(あくまでもサービスとしての同梱となりますが)Lightningケーブルなども付属、AndroidスマートフォンやPC、iPhoneなど様々な製品で活用できるのは嬉しいかぎりです。これ1台あれば、据え置きのUSB DACがなくても大丈夫なのでは!?そう思える良質な製品です。
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よく投稿するカテゴリ
2022年5月8日 18:55 [1580162-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 4 |
操作性 | 4 |
機能性 | 5 |
【デザイン】
細かいエッジもキレイに仕上げられていますが、
凹凸の多いい形状で隙間に手垢が溜まりやすそうなのが、難点。
【音質】
ヌケの良い解像度の高い音です。
電源に余裕のあるPCに接続した場合は
音質は同じCS43131を積んでいるiBasso DC04とほぼ同じですが、
より音が澄んで鳴る印象です。
ただし、Pixel 5に接続した場合は、DC04の方が低音が立体的に鳴って一枚上手です。
W2-131はFPGAやオペアンプ等の部品が多いので、その分の電力消費が足を引っ張っているようです。
音質に拘るなら、電源ラインが別の二股ケーブルでモバイルバッテリーから直接電力供給すると良いかと。
【操作性】
ボリューム変更は良好です。
それ以外の機能は、ボタン長押しで選択する方式なので、サッと切り替えるのは無理です。
もっとボタンを増やして、曲のスキップなども行えれば良かったのですが…
【機能性】
ゲインやイコライザー等DAPに近いような機能もあり、ドングルのDACとしては十分かと。
ディスプレイは操作しない時は自動OFFになるので、ディスプレイによる電力消費は少ないと思われます。
珍しい機能としては「Tuning」という設定があり、
TUNE 01(ジェントルサウンド) / TUNE 02(リファインサウンド)の2つのモードが選択できます。
個人的にはTUNE 01がナチュラル、TUNE 02がクッキリに音が変化するように感じましたが、
デジタルフィルターと同じぐらいの極微量な違いです。
【このDACの優位点】
何もボタンが無いDC04、それから
ボタンはあるもののディスプレイの無いMoondrop MOONRIVER2やXDUOO Link2 Balと比較して、
最大の優位点はハードウェアボリュームを搭載しているという点です。
Moondrop MOONRIVER2やXDUOO Link2 BalはDACのボタンを押しても、
OSのボリュームが変わるだけですが、
W2-131はDAC内蔵のボリュームが変化します。
USBを再接続しても音量が保持されるため、接続した瞬間に爆音で鳴るリスクがありません。
また、OSのボリュームをMAXで固定できるためソフトウェアボリュームに起因した
音質の劣化を排除できます。
Windowsでは、WASAPIを使った場合に結構差が出ます。
MMEとASIOは大きな差はありませんでした。
参考までにHA-FW10000を繋げた場合、Highゲインでボリュームは40/100あたりでちょうど良いぐらいです。
感度の高いイヤホンを挿しても微調整が効きます。
DC04はWindowsのボリュームを5/100、AndroidのiBasso UACだと20/63に設定した状態が近い音量です。
【イマイチな点】
・代理店のサイラスがドライバとファームウェアをサポートしておらず、
有志が格納してくれたGoogleドライブから入手する必要があり、
日本語のアップデート情報が無いことと、セキュリティ的なリスクがあります。
・Windowsで動画をシークすると5秒ぐらい無音が続くことが時々あります。
DC04も似た症状があり初期版のドライバを使うことで解決しましたが、
W2-131は現状「LuxuryPrecision_setup_WHQL_20210510.exe」以外のドライバを入手できないため、
ASIOを諦めて、追加ドライバをインストールしないぐらいしか策がありません。
- 比較製品
- iBasso Audio > iBasso Audio DC04 [シルバー]
参考になった4人
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