α7 IV ILCE-7M4 ボディ
- 静止画と動画の撮影性能や操作性、共有・配信機能を一新したフルサイズミラーレス一眼カメラ。各設定を素早く切り替えられるダイヤルを追加。
- 有効約3300万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」を搭載。高解像とともに拡張ISO204800の高感度を実現している。
- 従来比最大約8倍の高速処理が可能な画像処理エンジン「BIONZ XR」や、AIを活用して高速・高精度・高追従に被写体をとらえるAF技術を採用。

よく投稿するカテゴリ
2021年12月26日 04:43 [1529811-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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画質 | 4 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 3 |
ホールド感 | 4 |
クリエイティブルック FL |
クリエイティブルック VV |
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クリエイティブルック SH |
1週間ほど使用したのでレビューを更新します。
これまでα7 II・α7 III・α7C・α7R IVを使ってきました。
【デザイン】
≪質感≫
背面がプラスチックカバーなので、RシリーズやSシリーズと比べると質感が劣ります。
とは言え、剛性はしっかりとしており、安っぽい印象はありません。
≪外観≫
従来通りのα7シリーズですが、初代や第二世代と比べると大きなボディサイズに見えます。
【画質】
≪解像性能≫
2400万画素機と比べると明らかに良好な解像性能を発揮しています。3300万画素はファイルサイズと解像性能のバランスを考慮した良い落としどころ。
クロップやトリミングを多用する人ならば解像度向上の恩恵を感じるはず。従来通り、細かいパターン模様の被写体を撮影するとモアレや偽色が発生しやすいのが残念。
≪ISO感度≫
α7 IIIと比べて劇的な差はありません。
良好ですが、細部を確認するとISO3200~6400でノイズが少し目に付きます。
3300万画素の解像性能を活かすのであればISO 100~1600あたり
≪ダイナミックレンジ≫
良好なダイナミックレンジです。特にハイライトが良く粘る印象があります。
圧縮RAW使用時はシャドウ側が少し狭くなります。
≪クリエイティブルック≫
従来のクリエイティブスタイルと比べるとSNSと親和性の高い色・コントラストを備えたプリセットが多いです(いわゆる「エモい」描写)。普通に使えるプリセットも用意されていますが、より個性的なプリセットを使う機会が増えそう。
さらに、各プリセットを調整できるパラメータの項目が増えており、これまで以上に自分好みのJPEG出力が可能となっています。
【操作性】
≪ボタン≫
第四世代らしく、ボタンのサイズや形状に改善が見られ、より押しやすくなっています。
α7S IIIと同じく、録画ボタンとC1ボタンの位置が入れ変わっていますが、ボタンカスタマイズで変更可能。
ボタンは従来通り自由度の高いカスタマイズが可能で、ほぼ全てのボタンに自分好みの機能を割り当てることが可能。
≪ダイヤル≫
従来まで露出補正用だったダイヤルがカスタマイズ可能となり、計4つのコマンドダイヤルを自由に設定変更することが出来ます。
割り当て可能な機能はほぼ従来通りですが、キヤノンやパナソニックと同じように、ダイヤル操作でフォーカスエリアの変更が可能となっています。シームレスにエリア変更が可能となり、非常に使いやすくなったと感じます。
≪モード切替≫
モードダイヤルは従来通りロック構造がありません。ただし、回転動作は重めで、誤操作の可能性は低そうです。
モードダイヤル下部に静止画・動画の切替スイッチが新設されました。これにより素早く動画モードへ切り替えることができ。露出モードの素早い変更にも対応できるようになりました。
≪ジョイスティック≫
第三世代の陥没形状から大きな改善あり。
とても使いやすくなっています。
【バッテリー】
α7 IIIと同じNP-FZ100を使用。
スペックシートではバッテリーライフが少し低下していますが、実用上で大きな差は無いように感じます。Micro USBポートで充電できなくなっているので注意が必要です。
PowerDeliveryの急速充電が可能。
【携帯性】
≪サイズ≫
第三世代よりも大きくなり、初代や第二世代と比べるとかなり大きい。
≪重量≫
同上。
【機能性】
≪起動時間・応答性≫
BIONZ XRプロセッサの採用で見違えるような起動速度、応答性を実現しています。
これまでモッサリ動作だったαカメラの不満を一気に解消。
≪手ぶれ補正≫
良好な効き目ですが、キヤノンなど協調補正に対応するシステムと比べると望遠側の補正能力で見劣りする印象アリ。
≪AF≫
リアルタイムトラッキングに対応。ロックオンAFの食いつきがα7 IIIとは比べ物にならない性能となっています。さらに、低照度でのフォーカス性能が向上。
≪連写≫
α7 IIIと同じ10コマ秒を維持。ただし圧縮RAW限定です。
ロスレス圧縮の場合は自動的に6コマ秒まで低下、ドライブモードで自動的に切り替わらないので手動でRAW方式を変える必要あり。
≪メニュー≫
α7S IIIやα1と同じ新メニューシステムを採用。
第一層から第三層まで一度に確認できる視認性の高いシステム。
≪通信機能≫
5GHzのWi-Fiに対応したほか、LE対応のBluetoothで常時接続が可能。
スマートフォンとの連携をしている人は違いに驚くはず。
【液晶】
≪ファインダー≫
α7 IIIのスペックから向上し、α7R IIIと同等。
良好な見栄えですが、競合機種と比べて強みとなるポイントではありません。
≪バリアングルモニタ≫
競合他社と比べると低解像です。せめて144万ドットにして欲しかったところ。
α7S III・α7Cに続いてバリアングルモニタを採用しています。ハイアングルやローアングルの縦位置撮影が多いのであれば重宝すると思います。
【ホールド感】
≪グリップ≫
第四世代らしく、かなり握りやすくなっています。
【総評】
BIONZ X世代のα7を使ってきた身としては、「起動速度」「レスポンスの良さ」「新メニュー」「クリエイティブルック」「低照度AF・ロックオンAF」で大きな差があると感じました。
Fnダイヤルや静止画/動画スイッチ、ダイヤル操作でフォーカスエリアの変更に対応など、細かい改善点も多々見られます。α7 IIIと比べると高価なカメラですが、α7 IIIを下取り交換したうえで差額分以上の価値を感じることが出来る人は多いと思います。
BIONZ XR世代のカメラを味わってみたいなら最も手ごろな選択肢。
強くおススメします。
書ききれない点は下記のブログにて掲載。
ブログにてレビューを連載予定。
https://asobinet.com/tag/ilce-7m4-review/
Youtubeチャンネルにシャッター音や起動速度の動画を掲載
https://www.youtube.com/channel/UCXcvthVthF-nLccLhkMndjw/videos
Flickrにて専用アルバムを公開中
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720295338474
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- その他
参考になった77人(再レビュー後:42人)
2021年12月18日 02:48 [1529811-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 3 |
ホールド感 | 4 |
ひとまず購入初日のインプレッションです。
これまでα7 II・α7 III・α7C・α7R IVを使ってきました。
【デザイン】
≪質感≫
背面がプラスチックカバーなので、RシリーズやSシリーズと比べると質感が劣ります。
とは言え、剛性はしっかりとしており、安っぽい印象はありません。
≪外観≫
従来通りのα7シリーズですが、初代や第二世代と比べると大きなボディサイズに見えます。
左側面のアクセサリーポートのカバーが一新され、見栄えが良くなっています。
【画質】
≪解像性能≫
2400万画素機と比べると明らかに良好な解像性能を発揮しています。3300万画素はファイルサイズと解像性能のバランスを考慮した良い落としどころだと思います。
劇的な差ではありませんが、クロップやトリミングを多用する人ならば解像度向上の恩恵を感じるはず。従来通り、細かいパターン模様の被写体を撮影するとモアレや偽色が発生しやすいのが少し残念。
≪ISO感度≫
α7 IIIと比べて劇的な差はありません。
良好ですが、細部を確認するとISO3200~6400でノイズが少し目に付きます。
3300万画素の解像性能を活かすのであればISO 100~1600あたり
≪ダイナミックレンジ≫
今後検証予定。
≪クリエイティブルック≫
従来のクリエイティブスタイルと比べるとSNSと親和性の高い色・コントラストを備えたプリセットが多いです(いわゆる「エモい」描写)。普通に使えるプリセットも用意されていますが、より個性的なプリセットを使う機会が増えそう。
さらに、各プリセットを調整できるパラメータの項目が増えており、これまで以上に自分好みのJPEG出力が可能となっています。
【操作性】
≪ボタン≫
第四世代らしく、ボタンのサイズや形状に改善が見られ、より押しやすくなっています。
α7S IIIと同じく、録画ボタンとC1ボタンの位置が入れ変わっていますが、ボタンカスタマイズで変更可能。
ボタンは従来通り自由度の高いカスタマイズが可能で、ほぼ全てのボタンに自分好みの機能を割り当てることが可能。
≪ダイヤル≫
従来まで露出補正用だったダイヤルがカスタマイズ可能となり、計4つのコマンドダイヤルを自由に設定変更することが出来ます。
割り当て可能な機能はほぼ従来通りですが、キヤノンやパナソニックと同じように、ダイヤル操作でフォーカスエリアの変更が可能となっています。シームレスにエリア変更が可能となり、非常に使いやすくなったと感じます。
≪モード切替≫
モードダイヤルは従来通りロック構造がありません。ただし、回転動作は重めで、誤操作の可能性は低そうです。
モードダイヤル下部に静止画・動画の切替スイッチが新設されました。これにより素早く動画モードへ切り替えることができ。露出モードの素早い変更にも対応できるようになりました。
≪ジョイスティック≫
第三世代の陥没形状から大きな改善あり。
とても使いやすくなっています。
【バッテリー】
α7 IIIと同じNP-FZ100を使用。
スペックシートではバッテリーライフが少し低下していますが、実用上で大きな差は無いように感じます。Micro USBポートで充電できなくなっているので注意が必要です。
PowerDeliveryの急速充電が可能。
【携帯性】
≪サイズ≫
第三世代よりも大きくなり、初代や第二世代と比べるとかなり大きい。
≪重量≫
同上。
【機能性】
≪起動時間・応答性≫
BIONZ XRプロセッサの採用で見違えるような起動速度、応答性を実現しています。
これまでモッサリ動作だったαカメラの不満を一気に解消。
個人的にココだけで買い替える価値はあるかなと。
≪手ぶれ補正≫
良好な効き目ですが、キヤノンなど協調補正に対応するシステムと比べると望遠側の補正能力で見劣りする印象アリ。
≪AF≫
リアルタイムトラッキングに対応。ロックオンAFの食いつきがα7 IIIとは比べ物にならない性能となっています。さらに、低照度でのフォーカス性能が向上。
≪メニュー≫
α7S IIIやα1と同じ新メニューシステムを採用。
第一層から第三層まで一度に確認できる視認性の高いシステム。
古いメニューと比べると探し物がすぐ見つかります。
≪通信機能≫
5GHzのWi-Fiに対応したほか、LE対応のBluetoothで常時接続が可能。
スマートフォンとの連携をしている人は違いに驚くはず。
【液晶】
≪ファインダー≫
α7 IIIのスペックから向上し、α7R IIIと同等となっています。
良好な見栄えですが、競合機種と比べて強みとなるポイントではありません。
≪バリアングルモニタ≫
競合他社と比べると低解像です。せめて144万ドットにして欲しかったところ。
α7S III・α7Cに続いてバリアングルモニタを採用しています。ハイアングルやローアングルの縦位置撮影が多いのであれば重宝すると思います。(動画撮影や三脚でも便利)
【ホールド感】
≪グリップ≫
第四世代らしく、かなり握りやすくなっています。
【総評】
新型センサーの恩恵も大きいですが、それよりもBIONZ XRプロセッサによる改善点が多い。BIONZ X世代のα7を使ってきた身としては、「起動速度」「レスポンスの良さ」「新メニュー」「クリエイティブルック」「低照度AF・ロックオンAF」で大きな差があると感じました。
さらにFnダイヤルや静止画/動画スイッチ、ダイヤル操作でフォーカスエリアの変更に対応など、細かい改善点も多々見られます。α7 IIIと比べると高価なカメラですが、α7 IIIを下取り交換したうえで差額分以上の価値を感じることが出来る人は多いと思います。
BIONZ XR世代のカメラを味わってみたいなら最も手ごろな選択肢。
強くおススメします。
ブログにてレビューを連載予定。
https://asobinet.com/tag/ilce-7m4-review/
Youtubeチャンネルにシャッター音や起動速度の動画を掲載
https://www.youtube.com/channel/UCXcvthVthF-nLccLhkMndjw/videos
Flickrにて専用アルバムを公開中
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720295338474
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- その他
参考になった35人
「α7 IV ILCE-7M4 ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年8月12日 15:05 |
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2025年8月7日 23:05 |
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2025年8月1日 11:01 |
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2025年7月10日 09:50 |
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2025年5月24日 01:34 |
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2025年4月30日 23:11 |
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2025年3月24日 15:33 |
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2024年12月17日 22:11 |
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2024年12月14日 15:40 |
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2024年12月7日 17:21 |
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