『幅広いBluetoothコーデックに対応する上質サウンドモデル！』 iFi audio GO blu 鴻池賢三さんのレビュー・評価

[鴻池賢三]

2024年7月27日 07:59 [1866697-1]

満足度	4

デザイン	4
音質	5
操作性	5
機能性	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

幅広いBluetoothコーデックに対応する上質サウンドモデル！

デザインと質感のご参考に。	竜頭の雰囲気を持つダイヤルが個性的	付属のソフトポーチ

メーカーサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。
FIIO M17やPCと接続し、DUNU EST112を組み合わせて確認しました。（バランス接続）

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
質感ですが、筐体は主にシリコン風マット調で、ロゴ入り部分はアルミプレート。Bluetooth通信を考え、電波を遮らずかつ見映えを意識した仕様のようです。特徴は竜頭のようなボリュームツマミ。ビンテージ風の銅色も個性的です。

【音質】
BluetoothはFIIO M17と組み合わせLDAC接続で試聴しました。
雑味がなく、シルキーでウォームな音調。コンパクトなBluetoothレシーバーとしては、ノイズ対策が効果的に行われているようで、価格に見合う上質さを感じます。
解像感やメリハリを求める方には物足りないかもしれませんが、本物の高音質を求められる方なら、本機の良さが理解できるでしょう。

【操作性】
ボリュームノブは見た目が個性的ですが、操作フィーリングも指先が喜ぶ特別なもの。オーディオ機器としても楽しく感じる部分で、マニアなら価値を感じると思います。こうした感性の部分への拘りは、趣味のオーディオ機器として非常に良いと思います。

【機能性】
Bluetooth接続は、aptX, aptX HD, aptX Adaptive, aptX LL, LDAC, HWA/LHDC, AAC, SBCと幅広く対応しています。
USB Type-C接続も可能で、USB DAC/アンプとしても利用できます。

【総評】
音質が上述の通り優秀で、さらにBluetooth接続が幅広いコーデックに対応していることも本機を選ぶ理由になり得るでしょう。
お安くはありませんが、音質と機能性を考えると、コストパフォーマンスは良く感じます。
少し個性的で本格的なサウンドのBluetoothレシーバーをお探しなら、本機を選択肢に入れられると良いと思います。