P-750u MARK II
- 前身の「P-750u」をベースに、パフォーマンスが向上し完成度を高めたフラグシップモデルのヘッドホンアンプ。
- 増幅回路には、独自の基幹技術「ODNF-u」を4回路・フルバランス構成で搭載し、高精細な音質を実現。
- 電源供給回路には、独自の「カスタム・ブロックコンデンサー」を採用。導体径を増した標準電源ケーブル「JPA-10000i」が付属する。
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2025年7月15日 18:21 [1975334-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 2 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 2 |
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|---|---|---|
長年、国産ハイエンドヘッドホンアンプの先駆け的存在であったオーディオテクニカの「AT-HA2002」を愛用してきましたが、20年という月日を経て、ついに次なる一台を求め、本機「P-750u mk2」の購入に至りました。
■購入の経緯
【小学生の息子ですら分かった、圧倒的な差】
購入の決め手は、秋葉原のヨドバシカメラでの試聴体験です。
SENNHEISERのHD600を使い、隣に並んでいたSENNHEISER HDV 820(決して悪い機器ではない)と、同一音源でじっくり比較させてもらったことが決め手でした。
その差は、まさに「一聴瞭然」。言葉を失うほどの感動がありました。
一緒にいた小学4年生の息子に目隠しをしてABテストをさせてみたところ、何度やっても「こっち(P-750u mk2)の音が良い」と即答。しまいには「本当に同じヘッドホン?同じ曲?」と訝しがるほど、音の違いは明らかでした。
まるで、HD600という5万円クラスのヘッドホンが、一気に10万円以上、20万円クラスのハイエンド機に化けたかのような感覚。この体験が、購入の圧倒的な決め手となりました。
HDV820ですらこの差なのだと分かった瞬間、それまで検討していた中華系ハイエンドDAC/AMP(FiiO K17/ Topping DX9など)の誘惑もどこかに吹き飛びました。
■使用環境
PC -> Sabaj A20d ver.2023 (DAC) -> P-750u mk2 -> MDR-Z1R (ヘッドホン)
■音質のレビュー
以前使用していたAT-HA2002も素晴らしいアンプでしたが、P-750u mk2が描き出す音の世界は、まさに異次元でした。
【驚異的な微小音の再現力】
音楽を聴けば、消え入るようなリバーブの余韻が信じられないほど心地よく響きます。アニメを観ていると、声優のセリフの後に続く、僅かな息遣いや唇の動きまでが生々しく聴こえてくるのです。これまでアンプの非線形領域の歪みの中に埋もれていたような微細な音が、音楽や音声のリアリティを格段に引き上げてくれます。
【異次元の分離感】
このアンプの分離感は驚異的です。試しに同一PCでオーケストラの壮大な楽曲を流しながら、Youtubeのゲーム実況を再生してみても、それぞれの音が一切混ざり合うことなく、自然に耳に入ってきます。オーケストラの楽器一つ一つの位置関係や音色が明確に分離し、ゲーム実況の声もクリアに聴き取れる。AT-HA2002でそんな事をすると、音楽のもつ繊細な音とYoutubeの音が混ざり、音楽が平たくなる感覚もありましたが、P-750u mk2にはそれがありませんでした。
【圧倒的な立体感と音場の広がり】
AT-HA2002からP-750u mk2へ、同じRCA接続で繋ぎ替えただけでも、音場が自分の肩から脇の下あたりまでグッと広がる感覚がありました。さらに、DAC(Sabaj A20d)との接続をXLRバランス接続に変更したところ、音の広がりは腰のあたりまで達するような感覚に。音に包み込まれるとは、まさにこのことだと実感しました。(※これはDAC側のRCA出力がバランス出力に比べて粗雑な設計である可能性も影響しているかもしれません)
【上質で艶やかな音色】
P-750u mk2の音には、ラックスマン伝統の「艶」、ラックストーンが有ると言われます。低音は決してブーミーにならず、深く、締まりがありながらも、空気を大きく震わせるような量感を伴います。中高音は滑らかで、奇数次倍音に由来するようなザラつきや刺さる感じは一切ありません。どんな音源を聴いても、音がボケたり曇ったりすることがなく、どこまでもクリアで美しい響きを奏でてくれます。
■総評
P-750u mk2は、決して安価な製品ではありません。
機能性という観点でいうと、新品価格35万円以上するのにDACすら載っていません。
筐体はゴツくて大きく、机の上に乗せるのも一苦労です。
リモコンもなければ、必要最小限のボタンとダイヤルのインターフェイスでとても質素です。
でもそれで良いのです。無骨でシンプルでも、最高の音質を届けるというコンセプトなのだから。
こと音質という1点で、その価格に見合う、いや、それ以上の価値と感動を与えてくれるヘッドホンアンプだと断言できます。
手持ちのヘッドホンのポテンシャルを極限まで引き出し、「こんな音が録音されていたのか」という新たな発見を次々と与えてくれます。
MDR-Z1Rという巨大な振動板ではなおさら、そのポテンシャルをほぼ100%開放してくれました。
ヘッドホンでの音楽体験を、今よりも数ランク上に引き上げたいと願う全ての方に、自信を持っておすすめできる一台です。20年という長い付き合いになった旧アンプのように、このP-750u mk2も、これからのオーディオライフにおける最高の相棒となってくれることでしょう。
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2024年3月10日 15:12 [1821355-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【比較環境】
PC→(SUS020)→Soulnote D-1N→(AT-IC700R)→Luxman P750mk2→HA-WM90b等
※電源ケーブルはJPA-17000に変更
【デザインについて】
奇抜なデザインでは無いものの、存在感やボタンの押し心地といった操作面においては、同価格帯のアンプと比較しても非常に素晴らしい。
ボタン一つ取ってもピンきりであるが、本機にはそれなりに良いものが使われていると推察する。こういったボタンは思った以上に高価なことが多い。
低価格なものにおいてはさほど気にしないが、この価格帯にもなると音質に直接影響を与えない装飾品にもお金をかけて欲しいと思う自分には素晴らしいデザインだと思う。
【音質について】
上記の環境下でのレビューとなる。
アンプに求めるパワーと包容力を兼ね備えた芯のある弱ドンシャリ音質だと思う。
高音域は体感として頭より僅かに低い位置から鳴っている印象。決して籠りのある高音というわけではないが、突き抜け感は弱め。ただそのおかげで聞き疲れしない音に仕上がっている。
ボーカル域は高音域や低音域に比べ、僅かに引っ込むものの、艶やかで深みを持つ。
低音域は使用するヘッドホンに左右されるが、地響きのような重低音は出ない。ただし低音全体の下支え感や存在感は強く、これが曲に包み込まれるような印象を与えている。
傾向はウォームかつ音全体が濃密で、音楽全体に丸みのような柔らかな印象を与えるような味付けとなる。とにかくパワフル。
解像度は悪く無いものの、低音の量の多さと高音域の突き抜けの弱さ故に、ハッとさせられるような透き通りはない。フラットな味付けを求める人やきらびやかな音を求める人には向かないかもしれない。
音場はこのクラスのアンプということもあって、横方向、奥行き方向共にかなりのゆとりを感じる。この広さと低音の量の多さが、籠りや窮屈感を感じさせない濃密な空間を作り出しているのだと思う。
ホワイトノイズは気づく程度には出ている。ヘッドホン次第である程度軽減できるものの、ゼロにはできない。ただしノイズ抑制グッズ等で多少は小さくなると思う。
【ケーブルの比較】
本機は電源ケーブルでかなり音質傾向は変わる。比較したのはLuxmanから販売されるJPA-10000i(付属ケーブル)、JPA-15000、JPA-17000の3本。
3本の電源ケーブルで変化があったのは、音の力強さと低中高音のバランスだった。
付属のJPA-10000iはアッサリめで濃密さが控えめな音。聞きやすい音のバランスで悪くは無いが、アンプならではの力強さが欲しく感じた。
JPA-15000はこの中で一番低音の量感が多くなり、音も濃厚になる。JPA-10000iと比較してかなりパワフルだ。ただ曲によっては音が潰れ気味に感じてしまう場面もある。非常に楽しい音のバランスに感じた。
JPA-17000はJPA-15000と同じパワフルさを持ちつつ、高音が伸びる傾向。JPA-15000の不満点だった音の潰れが解消され、アンプに求める濃厚さと音の伸びやかを兼ね備えた音のバランスとなる。
聞き手の音の好みはあると思うが、個人的にはJPA-15000もしくはJPA-17000に変えて聞いて欲しい。
【総評】
デザインも音質もこの価格帯にふさわしい弩級ヘッドホンアンプだと思う。
少なくとも20万円以下でこれほどの音場とパワフルさをもつアンプはないように感じる。
音質はウォームで濃厚な傾向であるため聞く人を選ぶように思われるが、ケーブル類を変えるだけでも変わり、遊べる楽しさを持つ。
欠点を挙げるとするならば、ホワイトノイズが気づくレベルであることだろう。すなわち低インピーダンスイヤホンの使用をメインで使用することを考える人に本機は向かない。
本機はDAPやポータブルアンプではヘッドホンを鳴らしきれないと感じた人にこそ無駄金を投じないためにも初めに手にとってもらいたいアンプだ。
ただ決して安い商品ではないため、近くに試聴できる環境があればじっくり検討して欲しい。
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2023年11月3日 14:21 [1777160-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】高級感がありしっかりしてます。
【音質】もともとha-501を使っておりました。その後t12ndを鳴らすためにud-505xを購入。バランス接続で聴いていましたが、どうも音にハリがなく弱々しさを感じ、ud-505xは単体dacとして使用しアンプ部はha-501を使っていました。幸いdac部はとても優秀で、アンプ部も単体ヘッドホンアンプだとアンバランスながら出力には満足していました。
そのうちに単体ヘッドホンアンプでフルバランスのものが気になって来ました。様々なレビューからp750u mark IIが候補に上がってきました。幸い近くにラックスマンの正規取扱店がありそこで購入。 このクラスのヘッドホンアンプは初めて聴きましたが、圧巻でした。t12ndがこんなにもパワフルに鳴ったのは初めてでした。ゲインコントロールにあたるつまみはmidで充分でt12ndはこんなにも素晴らしいヘッドホンだったんだと知らされました。フルバランス構成ながらアンバランス出力もとても素晴らしくて、hd650はアンバランスで聴いています。こちらもhd650からこんな音がでるのか、とびっくりしました。意外とdap直でも聴けましたが、こちらに接続したところ本領発揮した感じです。ちなみにdacとの接続はラックスマンのjpc10000にしました。こちらは販売店の好意で様々なxlrケーブルを貸出視聴させて頂きましたが、やはり純正品が一番合いました。(ちなみにもうひとつ上のjpc15000も借りましたが、こちらは聴いてはいけないランクでした。価格は2倍以上でしたが、ほんとに音質が素晴らしくjpc10000を軽く越えてましたが、予算とコスパを考えた上でjpc10000にしました。)
【操作性】ツマミやスイッチ類どれも素晴らしいです。
【機能性】rcaがひとつ、xlrが2系統あり万全。
【総評】鳴らしづらいヘッドホンをお持ちで、バランス接続を考えているならおすすめです。ヘッドホンの化けの皮が剥がれます!価格はかなり高額ですが、正規取扱店だと7年保証付きで音に飽きなければ一生ものかと思います。
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2023年8月26日 15:55 [1690411-4]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
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|---|---|---|
前回の評価から変わりなく、『無双のラックストーン』を日々楽しんでおります。
ふと、このP-750uMARKUの引き込まれるようなラックストーンは、他の機種と何が違うのかと考えてみました。
以下、過去に使用してきた機種です。
@Mytek Liberty THX AAA HPA
AViolectric V280
BSPL Phonitor X
CiFi audio Pro iCAN
ミドル、ハイエンドに位置する他のヘッドホンアンプも使用してきました。
まず、トランジスタ形式のアンプは比較的乾いた音を特徴とし、解像感を前面に押し出したキレの良さが魅力です。SN比も非常に高く、どれも当機を上回るスペック値を誇っております。
しかしながら、不思議なものでスペックで音の良し悪しが決まらないのがオーディオの面白いところです。
これらの機種群は、確かに原音を忠実に着色なく、高精細でストレートに再生してくれる優れたものでした。
しかしながら、何か物足りなさを感じる部分があり、それらを補って再生するのがラックストーンです。トランジスタながら真空管のごとく艶やかで奥行き感を付加してくれます。
薄化粧、着色といった表現が用いられ、一般的にはマイナスにとられがちですが、LUXMANの音は、この手法を用いて確実にプラス領域に昇華しています。
倍音成分を付加しながら解像感を損なわず、トラジスタの乾いた音に艶やかさを付加して、かつ中音域をベースとした骨太で芯がありながら優しい音。
不思議な音ですが、これが他社に真似できないラックストーンであり、これを『無双のラックストーン』に押し上げた当機種はやはり素晴らしいです。
------------------------------------------------------
そろそろ使用時間も50時間を超え、ある程度のバーンインが進み、感想を追加しようと思います。
初期レビューの際には、P-750u無印からの飛躍的な音の変化は無いと記述しましたが、時間が進むにつれて感じ方に変化が生まれてきました。
ラックストーン特有の倍音成分量は若干封印されたものの、音の分解能は前モデルから格段に上がり、優しい音の中にキレを感じるようになりました。これは、低音域がタイトさを持った恩恵かもしれません。
また、スペックとは違った聴感的なS/N比の向上があり、縦の奥行き感が増した気がします。
この先、まだ変化があるのかもしれませんが、素晴らしかった過去のモデルに更に磨きをかけた「無双のラックストーン」とも言えるこのモデルの音は感動ものです。
【使用環境】
SONY HAP-S1→MUTEC MC-3+(10MHzクロック入力)→MYTEK BROOKLYN DAC+→本機→DENON AH-D9200
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
諸々の事情によりP-750u無印からの買い替えとなりました。一度は他のメーカーのヘッドホンアンプに流れましたが満足出来ず、やはりここに戻ってきました。
【デザイン】
王道の長年継承されるデザインは変わりません。フロントの金属プレートにエンジ色に近い赤でMARKUの刻印が追加されました。
ヘッドホンアンプとして、規格外の大きさは健在です。これは慣れました(笑)。
【音質】
まさに不変のラックストーンです。
750u無印のレビュー時と変わらず、倍音を多分に含み雰囲気を持たせ、且つ解像感を損なわない、単なる「音表現」ではない「音楽表現」は圧巻です。
他機種と決定的に違うのは、下支えとなる力強い中音域、サウンドステージの広さ、窮屈さの無い見通しの良い空気感でしょう。不思議な事に、原音に薄化粧をさせるのに至極自然というこの手法、もはやLUXMANにしか成し得ないものだと思います。
前モデル750u無印との比較では、飛躍的な音の変化は感じられませんが、着実に音の明度、解像感が上がっております。一音一音のタッチがより明確となりました。
特に低音域に多少ボワつく場面があったものがタイトにアタック感が増したイメージです。
【操作性】
既に完成された定番のような操作性で分かり易いです。全面パネルでほぼ全ての操作が可能です。ツマミ、ボタン等しっかりとレスポンスがあり作り込まれています。
【機能性】
音を変化させる音響効果等は一切搭載されておりません。これはメーカーとしての自信の表れでしょう。潔く上流からの信号を受け入れる事のみに特化しております。
XLRバランス入力が2系統あるのが有難いところです。
【総評】
小型化しようと他のメーカーのヘッドホンアンプに浮気し、二度も買い戻すという痛い目に遭った経験を通して、改めてラックストーンに魅了されている自分を再認識しました。
この音は一度経験してしまうと抜けられなくなる中毒のようなものです。感覚的には心地良い音に身体全体が包み込まれるイメージです。
決して安い買い物ではありませんが価格なりの満足は確実に得られると断言できます。何にも代え難い唯一無二のこのアンプの実力を是非とも多くの方に体感してもらいたいです。
参考になった12人(再レビュー後:8人)
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2023年1月31日 17:52 [1675873-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 3 |
これまではアキュフェーズC-2900のヘッドフォンアンプを使ってきましたが、専用のヘッドフォンアンプを導入しました。アンバランス接続では歴然とした違いがあり、アキュフェーズの方がはるかに美しい音がします。しかしアキュフェーズにはないバランス接続をすると状況は一変し、音の精細さと美しさが引き立ちます。リモコンが付属していないことと、音量等の表示画面がないのが残念です。
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2022年8月15日 06:06 [1610977-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
購入から1ヶ月ほど経過したので
全体的なレビューをしたいと思います。
レビュー初心者ですが、思ったことを書いて少しでも本器の良さを伝えればいいなと思います。
【環境】
PC(Ryzen9 5950X)(Amazon Music WASAPI)
→Universal Audio Apollo solo USB
→本器
所有ヘッドホン
Focal Clear Mg
AUDEZE LCD-2C
beyerdynamic T1 3rd.
beyerdynamic DT1990PRO
SENNHEISER HD660S
SENNHEIESER HD650
メインの評価はClear MgとT1 3rd、HD650になります。
【デザイン】
LUXMANのデザインが好きな人はすごくハマると思います。
プレートはすごく高級感があり、MARKUの赤は主張しすぎない程度いい感じです。
また、P-750の名前は今後変わることはなく末尾が変化していくようです。
P-750の名前をリファレンスとして定着させるためらしいです。
【音質】
オーディオインターフェイスについているヘッドホン部で聴くよりも明らかに音に艶があり
大変気持ち良いです。
特に低音に明らかな変化が感じられます。
HD650は正直売ろうとしていたのですが、このアンプで聴くとまったくの別物になり
素晴らしい音で鳴ってくれます。そのため、売るどころかバランスケーブルを購入しました。
T1 3rdが特に音に変化がありました。低音の解像度があがり全体のバランスがよくなり
とても元気に鳴ってくれます。今までは駆動力が足りていなかったのだなぁという変化で
このT1 3rdは2ndに比べてインピーダンス自体は下がっていますが、しっかりとしたヘッドホンアンプでないと鳴ってくれないのだと感じられました。
Clear Mgでは特にボーカルの艶が素晴らしく良くなりボーカルメインの楽曲を聴くのがより楽しくなりました。
特に感動的なことはアンバランス接続での音質です。
バランス接続と比べても遜色なく、あえてアンバランス接続で楽しむのもありだと思います。
バランス接続は解像度高く、繊細に鳴らしてくれますがアンバランス接続ですとまた少し違った印象で、より元気よく明るいイメージです。
アンバランスであえて聴く人がいるのも頷けます。
全体的な印象では柔らかく自然な音質だと思います。
だからと言ってスピード感が損なわれているわけではなくしっかりアタック音も綺麗に鳴っています。
特に女性ボーカルが得意なイメージです。
【操作性】
パネル全面ですべて操作でき、特に不満はありません。
ボリュームノブは非常になめらかで意味もなく回したくなる回し心地です。
【機能性】
各種接続ができるのですが、4.4mmでのバランス接続があればより完璧でした。
また、注意してほしいのが背面にスルー端子があり他の機器に接続できますがスルー出来るのは
RCA接続したものだけです。
【総評】
この値段を出して買っても後悔することのない素晴らしいヘッドホンアンプです。
特にハイエンドヘッドホンを使っている方におすすめです。ヘッドホンの潜在能力をフルに発揮できると思います。使用頻度の減っているヘッドホンが生き返り、楽しく音楽を聴けるようになります。
解像度が高く、モニターライクな音質を求めている人には少し不向きかもしれません。
しかし、そのような音が好きな人でも納得できる完成度だと思います。
艶がありながらも力強い音で感動をすると思います。
自分は本器を買ってよかったと思っています。
これからも本器でたくさんのヘッドホンを鳴らして楽しみたいと思います。
参考になった15人
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2022年7月24日 23:37 [1520219-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
購入から8カ月ぐらい使い、改めてP-750uの特徴的なところが、明確になり、機器も十分にこなれたと思いますので、全体的に再レビューです。
【デザイン】
見た目通りです。LUXMANに共通する仕上がり、フロントパネルの厚みが上から見ると分かります。
真ん中のプレートは鏡見たいに磨かれてます。MarkIIの赤色は控えめに主張します。
【環境】
PC(foobar2000&AmazonMusicHDでのWASAPI)⇒Qutest⇒P-750u(電源はJPA15000)
MDR-Z1Rにてバランス接続で聞いた際の評価(バランスケーブルはキンバーケーブル
【音場】
750uよりも明確に上な機種を聞いたことがないのですが、
HDV820やSONYのTA-ZH1ES、K9 Pro ESSなどと比べると、あ、普通に広いなというのがすぐに分かります。
ボーカルと楽器の音に窮屈感がなく、見通しがとてもいいです。
声も楽器も、音が伸びやかに、鳴っており、MDR-Z1Rの音場の広い特徴がしっかり引き出されてます。
【駆動力】
駆動力があるから音場が広い、と言えるのかは分からないですが、
少なくてもMDR-Z1Rは駆動力がないと、音と狭い範囲に縮こまるのですが、
750uはそうしたことがないないです。
特に小さい音量にしても、鳴り方が変わらず、しっかりMDR-Z1Rらしい特徴を引き出し続ける点が良いです。
【音色感】※Qutestの影響はあります。
主観的にはなりますが、
SONYのウォークマンの1Aと1Zで言えば、P-750uは明らかに1Zに近い音作りです。
いつも悪い例に挙げて申し訳ないが、HDV820なんかと比べると音全体の色彩感といいますか、
音それぞれの聴いてて心地よいと感じる部分が圧倒的にあります。
恐らく平均的なバランスより、気持ち音が明るめかと思います。
結果的に女性ボーカルだったり、そのあたりの帯域に重きがあるような音楽が得意になる気がします。
【解像感】
音は全体的にほんのちょっと柔らかい、自然に聴きやすいようになります。
少なくても輪郭を目立たせるタイプではないです。
実際人が喋ってること音とほとんど変わらない感じですね。(ほどほどの解像感)
駆動力はとてもあるので、自然で少し優しい感じの音が力強く出てます。
音が優しいけど力強いというのが結構重要な要素かもです。
【ホワイトノイズ】
SONYのウォークマンの1Aよりはありますが、ヘッドホンでは限りなく無音だと思います。
MDR-Z1Rだと無音状態で耳を相当凝らして、「今、刺しました!」というのを見ながら
聴いてるとまあ、確かに何かあるな、、とは思います。
イヤホンは普通に気になる程度にホワイトノイズ聞こえます。
【音の響き】
わざわざ項目を作ってしまう程度には響きがしっかり聞こえます。
MDR-Z1Rが、空気感の再現に重きを置いたヘッドホン(オカルトじみた表現ですが買うと本当に中の説明書に書いてあります・・・)なこともあるのか、どの曲もメロディアスに聞こえますね。
買ってすぐの頃よりも、750uの特徴として感じるようになりました。
【音の総評】
誰でも一回は聞いたことがあると思う、宇多田ヒカルから"OneLassKiss"で書くと
入りのボーカル、声の力強さとリズムを刻む低域が深く、ぼやけずZ1Rをしっかりグリップしている印象です。
やはり、ボーカルは特に、P-750uはうまいと思います。
声に感情が乗ってくるようなものがあり、聴いていて心地よく、心に訴えてきますね。
2:00あたりからサビに向かって、声とバックの音楽との溶け合うようなメロディが展開されますが、
その際も、音場が広くホールかのような響きがあり、ここも750uの良さが良く感じます。
最後、曲が終わり音がフェードアウトしていくときも音痩せせずに、
そしてこれで全て終わったんだな・・・と余韻たっぷりに聴かせてくれます(映画の感想が混ざる)
P-750u MarkAはやはり
・女性ボーカル特に上手
・音の響きが長い
・音場とても広い
・音色明るめ
・解像感控えめ、聞き疲れしにくい。
・駆動力とても強い。小音量でも音痩せなし。
あたりが特徴だとおもいます。
【操作性】
特に困ることはないです。アンバランス、バランス3pin,4pnをボタンで切り替えできていいです。
【機能性】
4.4ミリがあればもっと良かったです。
参考になった12人(再レビュー後:8人)
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