Technics EAH-TZ700
- 磁性流体を用いたダイナミック型ドライバー「プレシジョンモーションドライバー」により、広帯域・超低ひずみを実現する有線イヤホン。
- 異種金属を組み合わせた独自のハウジング構造により、振動を分散・抑制し、解像度の高い音を実現する。
- フィット感と遮音性を両立する2種類の形状・各4サイズのシリコン製イヤーピース、再生機器に応じて使い分けが可能な2種類の着脱式コードが付属。
Technics EAH-TZ700パナソニック
最安価格(税込):¥146,800
(前週比:±0
)
発売日:2019年11月15日
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.57 | 4.19 | -位 |
| 高音の音質 |
4.57 | 4.15 | -位 |
| 低音の音質 |
4.73 | 4.12 | -位 |
| フィット感 |
4.32 | 4.08 | -位 |
| 外音遮断性 |
3.33 | 3.79 | -位 |
| 音漏れ防止 |
3.82 | 3.79 | -位 |
| 携帯性 |
4.62 | 3.86 | -位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
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2025年8月31日 00:03 [1982776-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 3 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 5 |
【使用環境】
hiby R6 pro MAX(DAP)→本機
hiby R6 proU(DAP)→本機
※イヤピースはPentaconn製COREIR AL ALLOYを使用
※ケーブルはonso製iect_06_bl4mを使用
【デザイン】
デザインは高級機の中では特筆するところが無いカナル型イヤホンである。金属ハウジングではあるものの、金属感は感じさせるような見た目でなく、非常に軽い。
ゴージャスさを求める人には合わないが、触ると確かな高級感があり、人を選ばず合わせやすい点は好印象である。
【音質について】
一番の特徴は、低音がやや支配的ながら絶妙なチューニングが施された真面目なサウンドである。
高音域はハッとするような煌びやかさは無いものの、綺麗で透き通りの良さを感じる。
ボーカル域はドンシャリにありがちな遠さは無く、ボーカルメインの曲ではキチンとセンターに立ってくれる。
低域はこの大きさのイヤホンからは考えられない程の重低音を出てくる。それでいて他の音域を邪魔しない確かな存在感がある。キレの良さと量感のバランスが良く聞いていて楽しい。
傾向はややウェット寄りながら金属ハウジングイヤホンなだけあって、無駄な付帯音(ボワつき)がない。
音場は前側に向かって広がっていくような音場を持つ。窮屈感は無いが目を見張るような全体的な広さは感じにくい。
本機はDAPの特徴を引き出しつつ、持ち前のバランスの良さを崩すことなく音楽を提供してくれる。
比較したDAPはいずれもR6 Proシリーズで似た傾向ではあるものの、本機はウェット系かつ低音が強めに出る。そのためスッキリした曲に合わせるならメリハリのあるPro MAX、JAZZなどのしっとり感を味わうならproUとの相性が良いと感じた。
【フィット感】
デザインこそ普通のカナル型イヤホンだが、それ故に装着感は抜群に良く、着けていることすら忘れるレベルで。
【外音遮断性】
一般的なカナル型イヤホンで装着感も悪くないため、遮音性は普通に感じた。
【音漏れ防止】
無評価
【携帯性】
イヤホンの小ささと装着しているonsoのケーブルの組み合わせが相まって非常に持ち運びしやすい。
【総評】
本機の存在は何年も前から知っていたものの、独特な販売方法(店頭販売のみ)と、発売から時間が経ち次期種が出るのではという思いから購入に至らなかった。ただEAH-T700を含め有名機種が相次いで次期種が登場することなく販売終了している。また愛用するEAH T700とAZ80の音の良さ(+使い勝手の良さ)も相まって後悔する前に購入に至った。
よくある弱ドンシャリイヤホンながら、メリハリがあり一度この音に慣れると、他のイヤホンではないかしら物足りなさを感じてしまうような不思議なイヤホンである。
唯一の不満点は付属品のバランスケーブルが2.5mmであることぐらいだろう。
先にも述べたとおり購入に手間はかかるものの、どこで購入しても価格が同じため精神上ストレスが無く、愛着も湧いてくる。
色々なイヤホンを聴いてきた人にこそ、ドンシャリの原点に立ち返る上でオススメできるイヤホンだと思う。
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2025年4月10日 16:17 [1952298-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 4 |
| 音漏れ防止 | 4 |
| 携帯性 | 3 |
中古をフリマサイトで何となく購入
【デザイン】
シンプルだが、飽きの来ないデザイン
【音質】
高音、低音共質.量文句無し
それほど音場が広く感じないが、立体感があり、解像度も良い感じ
【フィット感】
人を選ぶ感じはあるが、個人的にフィット感はなかなかだと思う
【外音遮断性】
【音漏れ防止】
大音量にしなければ、それなりに遮断するし、音漏れも殆どない。
【携帯性】
最近再度出番の増えたTWSに比べちゃうと…
【総評】
細かな点でもう少しと思う点はあれど、音は素晴らしい
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2024年6月24日 14:20 [1855966-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 3 |
| 音漏れ防止 | 3 |
| 携帯性 | 3 |
ファーストインプは、全体がクリアでサウンドがタイトだけど定位感も臨場感もありソースそのままの音に感じる
高域は、
シンセパッド キレイに伸びる
アコギ カラっとしてる
ボーカル リアル厚みある
アコギコード弾き
キック アタックもありしっかり低音鳴っている
スネア
シンバル
エレキギター エッヂが聞いていい
ストリングス
ピアノ 明るい
中域は、
ボーカルのリアルでクリア
ギター歪み、エッヂ。
スネアのアタック、胴鳴り、余韻。
キックのアタック
低域は、
キックのアタックありタイト
ベースとのバランスドライブ感あり
全体感として、
帯域バランス
明瞭度 最高
解像度 最高
定位 いい
レンジ 奥行き感 上下広い
ほんといい音です。
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2024年3月16日 12:00 [1823024-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 3 |
| 音漏れ防止 | 3 |
| 携帯性 | 5 |
1年近く使用しました。
本機を使ったら、無線機には戻れません。
【効果に対する費用が安い】
無線機は安いようだが、バッテリー劣化で頻繁に買い換えが必要。有線機は長期に使用が出来、音質が断然よい。
このイヤホンは、イヤーピースを耳に密着させれば、その音質は無敵です。スピーカーで聴いているよりも音場が広く、どんなに多数の楽器が同時に音を出していても個別の音を聞き分けることが出来、各楽器の定位もはっきり確認できます。録音した技師の意図をはっきりと聞き取ることができます。
2023年4月28日にヨドバシカメラ本店で税込み 132,000 円で購入。ケーブルを onso6 に変更、イヤーピースをラディウス Deep Mount Earpiece HP-DME20 のMサイズに変更。
【購入動機】
ビクターの無線イヤホン HA-FW1000T を使用していました。音質が良くて気に入っていたのですが、2年以上使用しているとバッテリーが劣化してきました。4万円もする機械を2年ごとに買い換えることに疑問を感じ、本機購入を決意しました。本機は高価ですが、10年使うとすると無線機より安上がりです。本機を購入してからは、無線機を使おうとは思わなくなりました。Technics の製品は、50年前からセパレートアンプを愛用していましたが、いい製品を作る伝統があります。
【使用環境】
携帯して使用時 デジタル・オーディオ・プレーヤー Fiio社製の M11PlusLTD に接続
家で据え置き使用時 Fiio社製の R7(外部直流電源で駆動)に接続
どちらも、10万円ちょっとの値段の機械ですが、満足できる音質です。特にR7は、直流電源で駆動しているせいか、お値段以上のいい音質です。
【比較環境】
アンプ内蔵のモニタースピーカー フォーカル社製の Shape 65
【音質】(ケーブル、イヤーピース変更後の評価です)
フォーカルのスピーカーから出る音と比べて、低音も高音も、同じように朗々と鳴らしています。変更後のイヤーピースは、低音がよく出るようになりましたが、これでやっと、モニタースピーカーから出る音と同程度に出るようになりました。
聞き取りの基準曲@RCサクセション「スローバラード」
音場…広い(モニタースピーカーより広く感じる)
楽器の音…どの楽器から発音されているのか、音色の違い、演奏する場所に違いがはっきり分かる分離能のいい音。
低音…バスドラ、ベースギター共に、聞き分けができて、締まりのいい朗々たる音が出る。
高音…スッキリと伸びやかな音。ピアノのアタック音をよく再現。シンバルのシャーンという音が気持ちよく伸びる。管楽器の音をきれいに再現。
基準曲A村上ゆき「積水ハウスの歌」
女声ボーカルの再現性良好。歌っている様子が生き生きと再現される。(モニタースピーカーでの再生より、近くで歌ってくれているように聞こえる)
基準曲B鬼太鼓座(おんでこざ)「富岳百景」
和太鼓演奏集団「鬼太鼓座」の演奏を、ビクターの技術で最高音質で収録したアルバム。直径2メートルの大太鼓の腹に響く音。モニタースピーカーからの出音では、腹まで響く音が出るが、本機での再生でもスピーカーから音が出ているのかと感じるほど、しっかりした重低音が再生される。
本機と比べると、SONY のヘッドホン MDR-1AM2 は鼻づまりのような音に聞こえる。それに対し、本機の音質は低音から高音まで気持ちよく伸びている。
【着け心地】
とても小さくて軽い機械です。何時間つけていても疲れません。
- 主な用途
- 音楽
- 映画
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2024年3月14日 23:10 [1822520-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 4 |
| 音漏れ防止 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
値段や形状が似ているMotherAudio ME8と比較したレビューです。
付属のケーブルのまま使う場合と、10万以下のDAPで聞く場合は
EAH-TZ700の方が、明らかに良いと思います。
ただ、リケーブル後に据置機(TOPPING DX7 Pro+)で聞く場合は、
個人的にはME8に軍配があがります。
【デザイン】
EAH-TZ700は円錐形状で見た目は悪く無いですが、
ステムが耳に合わせて傾斜していないため、
冬場に悴んだ手で耳に装着しづらいです。
MMCX端子を凹凸のある表面にしたことで、
イヤホン本体との結合分に微妙な隙間があったり、
L側に盲牌できるように突起があるもの、
通常は手に触れないイヤピースに近い位置にあったり、
半端にデザインを優先したことで、機械的強度と使い勝手が犠牲になっています。
また、どちらも外装はPVDコーティングと思いますが、
EAH-TZ700は塗膜が厚く樹脂感のある手触りで
ME8は手触りはチタン系の手触りで、
個人的には、ME8の方が手触りや装着感が良いです。
【音】
EAH-TZ700とME8の大きな違いは、音場です。
※それぞれに最適と思われるケーブルを装着した状態での比較です。
(一応、同じケーブルも試してますが一方が有利になるだけで、
あまり意味が無かったため。)
■EAH-TZ700:ケーブルxh44pro
曲のエコー的成分を精緻に拡大再現して立体感を出した鳴らし方
→しっかり奥行がありますが、
個々の楽器それぞれの音場を持つといった鳴り方で、
POPやロックそれからEDMのような、
空間を意識しないジャンルと好相性です。
低音は、しっかり空気変動を感じる立体感のある鳴り方で、
THIEAUDIO Hype 2の低音に首を傾げた私が求めていた音は、
まさにこれだという感じです。
純銀線の効果はあると思いますが、ボーカルは
リップノイズが目立たないギリギリの線で解像度が高く、
リスニングには最良に近いです。
高音は次第点というところで純銀線で持ち上げていることもあり、
アルミやチタンを採用しているイヤホンに多い
厚みの薄い軽い金属音が、ちょっと前面に出すぎていますが、
超高音しっかり出ていてヌケや響きは良いです。
広がりは十分あるものの、空間を構築するほどの質ではない点が残念なところです。
※ケーブルのxh44proは被膜の硬い旧ロットです。
2023年に同ケーブルを追加購入したところ軟質被膜に変更されており、
取り回しは向上しましたが、音質がでマイルドになってしまいました。
それでもNICEHCK LitzPS Proよりは解像度が高く、
低音に押出感があります。
■ME8:ケーブルivipQ-85
フロア表現した鳴らし方
→空間を表現したの鳴らし方で、クラシックやジャズと好相性です。
個人的にやロックやメタルが主体ですが、
それでも、ギターとドラムで
左右に振ってくる感じの空気感はME8の方が好みです。
線の太さはEAH-TZ700とほとんど変わりませんが、
ME8の方が、ほんの少し音が柔らかく広がり
融合している感じがあります。
楽器数が多いと、EAH-TZ700はそれぞれ別にクッキリと
耳に届く感じですが、
ME8は音が重なっているものの、
一方で意識すれば個々の音を分けて認識できます。
個人的には、ME8の方が自然な立体感があり
聞き疲れしづらいと感じます。
ただME8は独自の空間表現が災いして
エレクトニカの一部の曲など、響いている音を
別録して重ねている場合、音場に違和感がでる場合があります。
※ケーブルはivipQ-85の方が2倍以上の高価ですが、
純粋な音質は不純物が少ないxh44proの方が優れています。
ME8は超高域が弱くグラファイトによる超高域強化が必要な点と、
EAH-TZ700も同じですがDD1機なので、
純銀を含んでいないと、BA多ドラ機に解像度で後れを取ってしまうので、
この構成にしています。
【フィット感】【外音遮断性】【音漏れ防止】
装着感そのものはEAH-TZ700とME8は同等なものの、
付け外しのしやすさはME8の方が上です。
遮音性もME8の方が上です。
EAH-TZ700は取り付けが浅いので、そのまま遮音性の低さに繋がっていますが、
普通のユニバーサルイヤホンと同じぐらいの遮音性はあります。
また、特にリケーブルした場合は、かなり低音に厚みが出るので、
全く問題にならないどころか、むしろお釣りがきます。
音漏れは、どちらも少ないです。
(強いていうとEAH-TZ700の方が装着が浅いので、漏れは少し多いはず)
【その他】
EAH-TZ700は4.4mmではなく2.5mmプラグが付属するのは今となっては古さが否めないですが、
3.5mmケーブルしか付属しないME8よりは断然マシです。
また、EAH-TZ700の付属ケーブルの音質は結構良いです。
あとはイヤホン購入時の入手性ですね。私はEAH-TZ700をヨドバシの店舗で買いましたが、
日本を代表するブランドの一つなのに、
田舎だとネットで定価以上で保証が効くのか怪しい店で買うか、中古ぐらいしか選択肢が無く、
中華イヤホンの方が買いやすいという状況はどうなのかと思います。
ME8も今はイーイヤホンで予約しか手段が無いのは微妙です。
【総評】
EAH-TZ700はアルミDDで稼働しやすく磁性流体で制動が効くからか
DAPなどの再生機器の影響が少なく、高級機としてはかなり鳴らしやすいです。
メインで使っているDAP HiBy RS2でも
据置TOPPING DX7 Pro+と同等に鳴ります。
RS2に繋げたEAH-TZ700(xh44proでバランス接続)は、
電車の中で音漏れしないレベルの音量でも
バスドラの空気感を感じ取れ、重宝しています。
電車の中に限定すれば
EAH-TZ700は所持しているイヤホンの中で間違いなくトップです。
ワイヤレスがこの域に達するには、もうしばらくかかるでしょう。
- 比較製品
- 北日本音響 > MotherAudio ME8
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
参考になった4人
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2022年12月26日 22:01 [1662206-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
参考になった34人(再レビュー後:34人)
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2022年3月23日 20:46 [1559936-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 2 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 5 |
【総評】
大満足です。このサイズからは想像できない音に惹かれました。音楽の文字通り、音を楽しく聞けるイヤホンだと感じます。素晴らしい低音が自分だけの音空間を作り出します。4.4mmバランスケーブルとクリップが付属していない(公式のアイテムもない)ことは非常に残念です。
【音質】
始めは低音が強いと感じましたが、エージングすると?慣れると?全体として楽しく、気持ちよく聞ける絶妙なバランスです。ドンシャリと言えばそうなのかもしれませんが、ぼやけている印象は受けません。ふとした時に、部屋ごと揺れてない!?と感じるほどの力強さで、2.1chみたいです。中高音の解像度にも不足はなく、ボーカル域が前面に出てきます。低音の支えがあって、ボーカルが前面に出てくることで音楽の空間を作り出しているように感じます。主役になる声・楽器がある音楽、Dolby Atmosとの相性が抜群です。(360 Reality Audioだと違和感を感じました。)
元々所持しているIER-Z1Rが、解像度が高すぎて聞きつかれるくらいに感じます。
【携帯性・デザイン・フィット感】
IER-Z1Rを使用していましたが、持ち運ぶには重く、キラキラしすぎていたので、出張・旅行用のイヤホンを探していました。耳掛けではないため、イヤーピース・本体・コードの向きがそろっていて、コンパクトに収納できます。
軽量、小型なのでつけていることを忘れるほどです。
【外音遮断性】
それほどよくありませんが、周りの音も聞こえた方が良いので、個人的にはマイナスポイントではありません。また、皆さんのおっしゃる通り、タッチノイズには対策が必要です。耳掛けではないので仕方のないことだと思いますが。
- 比較製品
- SONY > IER-Z1R
- 主な用途
- 音楽
- 映画
- ゲーム
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2021年8月23日 14:33 [1453131-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 2 |
| 外音遮断性 | 2 |
| 音漏れ防止 | 4 |
| 携帯性 | 5 |
![]() |
||
|---|---|---|
【デザイン】
文字数制限のため略
【高音の音質】
個人的にはこのイヤホンで一番感動したところです。
KSE1200では表現できなかったQP1R特有の艶もしっかり出ています!
ほんとに美しい……ほかにも高音が綺麗なイヤホンはいろいろありますが、どれも耳が痛く聞き疲れしてしまいます。TZ700ように聞き疲れもせず安心して音色に浸れるイヤホンは貴重です。
(追記:いろいろなDAPを試しましたが、上流によってはつまらなく感じたり、逆に痛く刺さることがありました。鳴らし切るのが難しいと思います。)
【低音の音質】
低音の質については完ぺきです。この良質な低音はヘッドフォンでもなかなか出せないのでは。特にDAP単体だと非常に難しいと思います。
問題は低音の量です。他のレビューで低域について酷評してる方がいらっしゃいますが、気持ちはわからなくもないです。曲によっては明らかに低域が邪魔だなと感じることがあります。ボーカルものはそこまで気にならないのですが、クラシックなどの交響曲では低域が支配的(決してぼやけているわけではないです)で一つ一つの楽器の音色を追うのが困難です。
私はQP1Rの可変ラインアウト(低音の量が少ない)で使用しているので、TZ700の低音の量が抑えられ自分好みの帯域バランスで聴けてます。(たまに、あの重低音が恋しくなることもありますが…)
(追記:再生機器によっては低音過多になります。TZ700はフラットな帯域バランスのアンプで適切な量がでます。ただ、市場のDAPは低音強めなものも多くなかなか選択肢が少ないです。
【フィット感】
付属のノーマルLを使用しています。あまりフィット感はよくないですが、他のサイズ、社外品のイヤピースにするとぱっとしない音になってしまいます。
オパール型はフィット感はいいのですが、あまり音がよくない気がします。
【外音遮断性】【音漏れ防止】【携帯性】
文字数制限のため略
【総評】
やはりこのイヤホンは低音がよくも悪くも特徴的ですね。耳がジャンクフード化するとまでは言いませんが、音源によってはちょっとこの低域バランスは違うんじゃないかと感じることもありました。ちなみに自分は低音バランスはヘッドホンのD9200が好みですね。決して支配的にならず、ふと気づくと深く心地よい締まりのある低音が聞こえてくるのが好きです。(D9200の低音を引き出すにはそれなりの据え置きが必要)
追記:ケーブルはonso 06を使用してます。01のとげとげした高音が滑らかに丁寧になります。
【最終追記・このイヤホンは神です】
QP1Rの再生環境を見直した結果、tz700の不満だった点(高音のキツさ・空間表現の曖昧さ・ボーカルが遠いなど)がすべて解消されました。
TZ700は上流に対してとてつもなく敏感に反応します。据え置きのピュアオーディオの世界ではごく普通の事ですが、イヤホンでここまで敏感に反応するものは他にないと思います。
TZ700を購入しエージングも終わり数週間が経過すると高音のキツさが目立つようになりました。(空間表現の曖昧さは購入前の試聴機でも感じました。)
散々悩みましたがこれらの原因はQP1R背面のガラス製の蓋でした。(据え置きのオーディオボードでガラスや御影石を使うと高音が刺さることがありますがまさにそれです。)
ガラス蓋を取り外してからは高音のキツさがなくなり、空間表現がいまいちだったクラシック音源も完璧です。今までの他のイヤホンで聴くクラシックはたとえ解像度は高くても交響曲特有のまとまった雰囲気というかニュアンスまでは伝わってきませんでした。(今どきのお高いイヤホンは一つ一つの音を細かく拾うならばスピーカーよりも得意だったりします。)
tz700は他のイヤホンと比べると解像度自体はそこまで高くないのですが、なんというかその場のフィールドの再現性がえげつないです。ちょっと遠くから本当に生の演奏を聴いているかのよう。。。
また、以下の条件でも音がころころ変わりました。
・DAPをおいているところの材質
パイン材、ヒノキ、MDF、ヒッコリーなど木材によって音の定位感・帯域バランスが変わります。(まるでリケーブルのようです)
現在は本棚の重い棚板(材質不明)を下にひいていますが、今後他の木材も試してみます。
ちなみに柔らかい場所に置くと音はぼけました。
・メモリーカード
これはリケーブルのような音の変化ではなくて据え置きの電源ノイズ対策の時のような変化でした。
一番S/N比がよかったのはSanDisk社製MLCチップのSDSDQAF3-128G-XIでした。(なぜか上位のSLCチップよりもよかった)
・バッテリー交換
QP1Rのバッテリーが弱っていたので社外品に交換しました。
交換前のバッテリーは残量が1/5以下になると音があやふやになる感じがありましたが、新品は残量切れになるまでしっかり鳴ります。
ここまでtz700をべた褒めしましたが、手持ちのすべての音源が気持ちよく聞けるようになったわけではないです。いくつかの曲はまだ違和感を感じます。
例えば、、、リファレンス曲で有名な
Norah JonesのCome Away With Meはボーカルの発声に圧を感じ少々聞き疲れます。
これがQP1R or TZ700どちらが原因なのかはわかりませんが…
とあるwebレビューで「羊の皮をかぶった狼」というキャッチコピーがありましたが、まさに上流泣かせのイヤホンですね。。。これは
巷のレビューで高音がつまらない、シャリつく、低音過多といった評価も見受けられます(自分もそのようなレビューをしました)が、TZ700の潜在能力はそんなもんじゃないです。
上流の環境をそのまま音に反映する理想のスピーカーです。
据え置きで数百万かけても手に入れるのが大変な音をたった13万(onso 06を入れると16万)で販売していることに驚きを隠せません。
なぜ、Technicsさんは一発目でこのようなイヤホンを開発してしまったのか摩訶不思議です。
私的にはこれ以上の音を奏でるイヤホンがこの先出てくるのか逆に心配になってしまうほどです。(私自身、解像度を除けばこれ以上の音は思い浮かびません)
参考になった40人(再レビュー後:35人)
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2021年6月20日 22:26 [1464611-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 5 |
専門店で視聴して気に入って、ホントに購入を検討しているのですが、
時期的にも値段的にもそろそろ次機種が出るのか?と待っている状態です。
【デザイン】
小さい。寝ながらでも使えそう。
それでいて、なんであの音が出るのか…。
【高音の音質】
なんというか、ボーカルが近い。
立体感があるっていうのかなぁ。
視聴に使ったのは3.5mmのシングルだったんだけど、
手持ちの数万するはずのバランスケーブルイヤホンよりよっぽど立体的に思えた。
それでいて、聞いてて飽きない音だと思う。たぶん。
【低音の音質】
大抵の場合、高音が良いイヤホンって低音が微妙なんだけど、
このイヤホンは低音も決して埋もれてなく、
普通に鳴っているし良く聞こえる。
なんでこんな小さないイヤホンからこんなにいい音が…。
「磁性流体」の効果なのか?よくわからないが。
【フィット感】
小さくて、フォット感も良好。
【外音遮断性】
【音漏れ防止】
???
【携帯性】
小さくて、携帯性も良好。小さいは正義?
【総評】
視聴して、ホントに気に入った製品。
10万超えるイヤホンなので、耐久性が情報なしで未知数なのが唯一の心配。
音に関しては全くの不満も問題もなし。
WEBに「磁性流体を使った…」と聞きなれない言葉が書いてあったので、
「大抵そういう新しい試みって色々反省点出るし、きっとそれを改良した新製品が出たりしないかな」と思って、新製品が出ないか待っている状態なのですが。。。
しばらく待っても新製品の開発予定が無かったら、購入すると思います。
あと、WEBの定価よりなぜか量販店の価格の方が高いのも不明です。
メーカー様の策略なのかもしれませんが、
プレミアついてもおかしくはない品なので、自信の裏返しなのかもしれません。
参考になった25人
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よく投稿するカテゴリ
2021年3月28日 22:03 [1437263-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 4 |
| 音漏れ防止 | 4 |
| 携帯性 | 5 |
普段はKSE1500をSP2000で使用しています。多ドラやハイブリッドも以前は好んで使用していましたがもはやオワコン感、何か良質なダイナミックを求めてAK T9iEを買いに行ったのですが好みに合わずIE800S.XELENTO.A8000.ATLAS.Dream XLSと片っ端から試聴した後ダメ元でTZ700を試聴したところなんとこれが一番良かった感動的です!とにかく低音が深く支配してるにもかかわらず全く中域をじゃましていません!高域はさすがにKSE1500ほどの透明感はありませんが十分綺麗に伸びています。ここでおすすめしませんというレビューもあり全く期待していなかったのですが最高じゃないですか!分離の良いどっしりした低音からバランス良く伸びる高音でまさに理想のピラミッド型でKSE1500にはない魅力がありました。レコーディングスタジオのラージスピーカーから出てるバランスに一番近いイヤホンです。試聴だけでなく購入し自分の慣れた環境で使用しましたが印象は変わりませんでした。ここからエージングされれるとどんな良い音になるのか楽しみです!最高のイヤホンに出会えました。
参考になった34人
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2021年3月28日 09:35 [1436790-2]
| 満足度 | 3 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 3 |
| 低音の音質 | 3 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 無評価 |
| 音漏れ防止 | 無評価 |
| 携帯性 | 無評価 |
これから書くレビューは悪いことばかりです。
不快に感じる方はスルーしてください。
私はパナソニックのイヤホンとヘッドホンがとても好きでイヤホンはRP-HDE10やRP-HDE5を、ヘッドホンはRP-HD10を3台、EAH-T700も所有しており、ケーブルらを色々変えて試行錯誤しつつどの導体が良い音が出るか、もしくは自分にとって良い音はどの導体か、など遊び尽くしています。その中でこのイヤホンだけは頂けない。スペックは他のメーカーの製品と比べ飛び出ている数値が記載されておりますが、はっきり言ってとてもじゃないがバランス良く鳴るようなイヤホンではありません。低域が非常に強くかつステージが広く、ライブ系収録音楽を聴く分は良いが一般的に販売されているCD音源を聴く限り、不自然極まりない音が出ます。
価格が高くハイエンドイヤホンの部類に入ると思いますが、レビューの高評価については疑問しか感じられません。懸念点として、このイヤホンの音に慣れていしまうと他のイヤホン聴いた際、慢性的に低域の迫力が足りないと感じてしまう状態に陥ります。低域ジャンキー耳状態。
※高額で買ったから良い音と思いたい強い思いがあり、高評価になっているのではないかと懸念しております。
こういうハイエンドモデルイヤホンはTechnicsさんには出して欲しくなかったですね。ヘッドホンのEAH-T700は文句言うところがなく、ステージは広くかつ低域の表現が絶妙な上、まだまだ余裕を持って鳴らしているように聴こえられ、心躍らされます。歴史に残るようなヘッドホンです。それと比べこのイヤホンはダメダメですね。
本イヤホンの音質について、
低域がとりあえず鬱苦しい程出しゃばっており、高域は出ているがすぅーっとは入らない。例として、オペラ歌手のVoiceと演奏楽器のピアノらの音が脳内に流れ上手く溶け込んで拡散しないのです。低域辺りのHz帯域が無駄に邪魔している。音質は価格に見合わず、残念以外の感想しかありません。少なくとも私はこのイヤホンについては合わないと感じました。色々なイヤホンを聴いて楽しみたい人には合うと思います。ジャンルにより使い分ける使用ならとても良いと思いますが、様々なジャンルの音楽をこのイヤホンだけに限定して聴くと音の聴き取り能力が低下しますし、どの音がどのように鳴るかが分かりずらくなるのではないでしょうか。ご自身の耳がジャンクフード化します。あまりおすすめしたくないイヤホンです。
なかなか理解できないところではありますが、このような音を出すイヤホンが高評価されているのは誠に残念です。同シリーズのヘッドホンなら最高な音が出ます。こちらのイヤホンの本体価格結構しますので、興味本位では買うのはお勧めしません。
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2020年11月1日 00:26 [1383044-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 3 |
| 外音遮断性 | 3 |
| 音漏れ防止 | 3 |
| 携帯性 | 5 |
![]() |
||
|---|---|---|
TZ700とHugo2+2go |
Hugo2+2goに合うイヤホンを探して
試聴を繰り返し、A8000と迷いましたが
シェルの装着感が好みでなかったことと
静かな場所で比較すると
TZ700の音が好みに合っていたため
本機に決めました。
イヤーピースはクリスタルチップス、
ケーブルは付属の3.5o、
約1ヵ月使用してのレビューです。
音は最初からそれなりに良かったのですが
通勤中心に日中3時間聴き、
睡眠中には5時間流しっぱなしで
1ヵ月エージングした結果
200時間越えた辺りまで
段階的に音の曖昧さがなくなり
フォーカスが良くなるイメージでした。
Hugo2+2goとの相乗効果で
相当なレベルまで上がってきたなと
感じられるほど変わりました。
もう少し言うとバランスがよく
音の強弱がしっかり表現されているが
繊細な部分が埋もれることもなく
聴き応えのあるドラマチックな音です。
またイヤーピースによっても
音の印象が変わります。
エージングが落ち着いてから、付属の2種と
スピンフィット、ファイナルのEタイプ、
クリスタルチップスを試しました。
スピンフィット、ファイナルのEタイプ
および、付属含めたシリコン系の丸型は
付属のオーバル型と比べ
遮音性と装着安定性が微妙な感じです。
一方フォーム系のクリスタルチップスは
遮音性が高く、高音域にやや丸みは出ますが
空間に広さが出て聴きやすい印象でした。
また、オーバル型の装着には
若干コツが必要で
イヤーピースを本体に対して
縦に楕円形になるように装着し、
耳に嵌めたらイヤホン本体をネジ込みながら
耳の穴の形に合わせて角度をつけ
最もフィットする位置を探ります。
オーバル型は大きめのイヤーピースにすると
低音が出過ぎることがありますので、
低音の量と装着感のバランスが肝になります。
私の場合は
スピンフィット→Eタイプ→純正丸型→
→純正オーバル型→クリスタルチップス
の順に好みの音になるという感じで
クリスタルチップスがベストでした。
付属ケーブルはリケーブルする必要性を
感じないぐらいの音のクオリティですが
ケーブルクリップ等を使っても
僅かにタッチノイズが残り
ここだけが不満です。
最後に2.5oのバランスケーブルですが、
個人的には要りません。
このコストを
タッチノイズ対策などに使ってもらうか、
DITAのAwesomeコネクタのようにして
汎用的なケーブルにグレードアップして
もらう方がより良いと思いました。
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- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2020年9月3日 09:18 [1334105-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 4 |
| 音漏れ防止 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
TZ700を購入して約3ヶ月。
忙しくて徹底的な比較試聴をしたわけじゃないけど、通勤電車で毎日使用していました。
ということで、今の評価を追記します。
■雑味のない澄んだ音場、惚れ惚れするほど美しい音
やはりとにかく音場空間がクリーンで澄んでいて、音の一つ一つが惚れ惚れするほど美しいです。
痩せてるってことじゃなくて、音を汚してる雑味成分を全部キレイに磨き落として本来あるべき音だけが浮き彫りになったようなサウンド。磨き上げたダイヤモンドというか。要はめちゃくちゃ音がいいです。
高音質音源は当然として、普段はうるさくてあまり聴かないロック・ポップス系を聴いても音がきれいに心地よく聴こえるのが素晴らしい。
オーディオに凝り始めた頃、うるさく感じちゃって全然聴かなくなってた一昔前のJPOPも不快さを感じずに楽しく聴けています。
■まるでスピーカー。音離れ感のある立体的な低音
本機種は一言で言えばめちゃくちゃ音がいいんですが、音質傾向で言えばこの低音が本機種最大の特徴かと思います。
超低域が出てるってこともあるけど、それ以上になんというか低音の音像が鼓膜から少し離れたところでくっきり宙に浮いてモノとして定位してるのが目に見える感じというか。
これは個人的にはこれまでのイヤホンでは経験したことがない感覚です。音離れがいいって言うんでしょうか。
自分が持ってるイヤホンで言うとゼンハイザーIE8のような鼓膜が音圧の塊にぶん殴られるような暴力的な量感の低音ではなく、あくまで鼓膜から少し離れたところでクッキリしつつギュッと密度の詰まった音像が弾力よく現れる感じなので、いわゆる低音厨的な人全員にフィットするとは限らないけど、質感の高さは比類のない領域に達しているかと。
ちなみにどんなにボリュームを上げても、ポタアン等のBASSブーストをMAXにしても全然音割れしないタフさも持ってます。
■シャキッと爽やかながら刺さらない高音
高域は少しアクセントがある印象でシンバル系が強めに出るけど、f特的な暴れが少ないのか耳に煩く感じる帯域にピークが無いからなのか、刺さりとかキツさを感じることはほぼありません。
不快なキンキンではなく、あくまでシャキッと爽やかな感じです。
高域の質感については聴いたことないレベルとかではなく、不満は無いものの特に驚きもない感じです。普通に良質といったところです。
■↑の音質傾向は付属イヤピの影響がデカイ
ただこれらの音質傾向は純正イヤピの影響が何割かある感じです。
音道がホーン状に広がってるから高域が強調されめ、軸が硬いので低域に芯が生まれているんでしょうか。
イヤピを変えれば高域が大人しくなり、より聴きやすい落ち着いた音になります。こっちの方が好みという人も多いと思います。
しかし同時に低音の独特の浮遊感もやや減退するので、個性が薄れて「普通の高音質イヤホン」に寄ってしまう印象です。
逆に言えば、このイヤピを高域がおとなしめで低域が無機質な他機種に装着すると思わぬ進化を見せることがあるかもしれません。
個人的には純正イヤピを装着してDAP側のイコライザ等で高域を少し下げて聴くのがちょうどいいです。
ちなみに楕円のイヤピはフィットさせるのが難しい(よくわからない)ので、普通の円形のイヤピを使ってます。
■超低域の量感はAK T8iEの方が上
ちなみに超低域はスペック通り相当低い所から出てるけど、超低域の量感という意味ではAK T8iEの方が上だと感じます。
なのでドラクエのオーケストラ聴くとよく出てくるティンパニのブルンンンンンッッッッみたいな響きの迫力はT8iEが上です。T8iEはオーケストラまじで強いと思います。
でも、それ以外の要素はほぼ全面的にTZ700が勝ってると思います。
■SHURE掛け時の装着感はイマイチ
軽くコンパクトで取り回しが良いですが、ストレート掛けを前提として設計されているようで、SHURE掛け時のフィット感は並です。
装着が甘めになったり、耳に掛けてたケーブルが耳から浮いてピヤッってなってしまうことがあります。
まあこの辺は工夫次第なので大した問題ではないですが、念のためご報告です。
■付属ケーブル良いです
前回のレビューでケーブルが地味と書きましたが、音質や取り回しで言えば良いケーブルです。
しっかりした作りで、しなやかで絡みづらく、表面もサラッとしていてベタベタしないし、微妙にラメみたいなキラキラした質感なので安物とは違います。
個人的にはEffectAudioみたいなゴテゴテした厨二っぽいケーブルの方が好きなんですが、ああいうのは別売りのを買うとか自作するとかしてカスタムするから俺専用TZ700的な厨二感が出るとも思ってるので、デフォで付属させないのは正解なのかなとも思いました。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2020年8月8日 07:20 [1350290-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 5 |
| 外音遮断性 | 4 |
| 音漏れ防止 | 4 |
| 携帯性 | 5 |
SHUREのe2c、SONYのEX700→EX1000→Z1R、ビクターのFW10000と、様々なイヤホンを20年近く使ってきたが、今回で6台目。使っているプレイヤーは、FiioのM15と、SONYのリニアPCMレコーダーD100(DENONのCDプレイヤーSX1からのCDとSACDの録音用、編集にも便利)。
HiVi誌のベストバイのイヤホンの高級機部門で1位、STEREO誌のベストバイのヘッドホン&イヤホンの高級機部門でも、2位に2倍近い差をつけて1位(2位と3位はヘッドホン)と、抜群の高評価。当然気になる存在ではあったので、まずは店舗で試聴。
【デザイン】
なかなかクールなデザインで悪くない。
【高音の音質】
最初に感じたのが、空間の見通しの良さ。澄みきった広々とした空間が、目の前に広がる。店舗で試聴した時にはそれ程感じなかったのだが、家に帰って静かな環境で聴いてみると、今まで聴き慣れた音源でも聴こえなかった音が聴こえてくる!しかも、聴こえ方が実に自然。正直、購入しようかどうか迷っていたのだが、本当に買ってよかった思える製品。
【低音の音質】
他の方も書いていらっしゃるように、気持ちがいいくらい押し出しが良い低音。付属のバランスケーブルが2.2mmのものなので、Nobunaga labの4.4mmの澪標にリケーブルをしたところ、高音は霧が晴れたようにクリアになり、低音もさらに出るようになった。正直リケーブルでそんなに音質が変わるものかと思っていたが、差は歴然だった。ただイヤホンとの接続が、付属のケーブルだとしっかり嵌まるのに、澪標だと左右共にすぐ外れてしまう。SHUREのワッシャーを間に挟んでやっと嵌まった。ここは、しっかり規格で統一して欲しいところ。
【フィット感】
イヤーピースの形状が耳の穴にはまり易く、装着感はいいです。ただSHURE掛けを前提にはしていないようです。
【外音遮断性】
悪くはないです。特に良いという訳ではないですが。
【音漏れ防止】
同上。
【携帯性】
ポーチは悪くはないか。
【総評】
値段はどこで買っても、税込132000円。それでも、C/P比を考えれば安いと思う。プレイヤーの性能が良ければ、購入する価値はあると思います
ここ1~2年で、優れた国産の高級イヤホンが3台発売されました。SONYのZ1R、ビクターのFW10000、TechnicsのTZ700です。あくまでも私見ですが、あえて音質を点数化してみると、TZ700=10>FW10000=9>Z1R=8でしょうか。装着感、作り、音の遮断性という点では、Z1R=10>TZ700=9>FW10000=8という気がします。
長い間SHURE掛けに慣れて来ましたので、TZ700とFW10000はそれを前提に作られていないことはマイナス点。FW10000は作りが今一つ華奢な点と、音質自体はいいのだが、何か歪みっぽさがある。それと、TZ700を聴いた後だと、音場に不自然さを感じてしまう。FW10000だけを聴いていた時にはそれ程感じなかったので、そう思わせるだけの自然さがTZ700にはあるということか。Z1Rは、プレイヤーが純正のWM1Zならいいのかもしれないが、他のプレイヤーだと今一つ冴えない。
Technicsの音というと、昔から爽やかさというイメージがある。TZ700はいい意味でその良さは活かしながら、高音に艶もこくもあり、中低音にしっかりした厚みもある、どこの帯域に片寄ることのない、バランスを重視した音です。価格が信じられない逸品だと思います。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
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2020年5月24日 14:38 [1330422-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 4 |
| 外音遮断性 | 3 |
| 音漏れ防止 | 4 |
| 携帯性 | 3 |
<「極めて音が良い」という評価は変わりません、というか一層強く感じていますが、多少使用してリケーブルもしてみたので再投稿致します。ケーブルは元に戻し クリップでタッチノイズに対応することにしましたが ご参考まてに。追記部分は<>にて表記しています。>
高中低などの音域に関係なく、僅かな濁りも曇りも無し、ただただ<美しい音粒が>煌びやかに伸びてゆく「極めて音が良い」イヤホン。
価格は10万円を超えて一切値引きも無いが、その価格に対して それ以上の恩恵をもたらす神のイヤホン。これは凄い。特に2.5mmバランスにすると更に凄い。箱出し直後だが、清廉な音のシャワーを浴びることができる。あらゆる音域で こんな音が鳴っていたのかと知ることもできる。
<付属ケーブルのタッチノイズが気になり鬱陶しく感じます。基本仕様がシュア掛けでは無いのでタッチノイズは少なからずあることは致し方ないが... ちょっと気になったのでリケーブルしてみました。他イヤホンに付けていた手持ち中華ケーブルを色々試してYYK4865(16芯 高純度銀メッキ 2.5mmバランス mmcx、クリアーな音質で割とバランスが変わらないクセの無い使い易い普通の安価なケーブル)を流用してリケーブルしましたが やはり明瞭度は落ちた感じがします。ちなみに、茶色系ケーブルのHIF 4837(16芯 7N 単結晶銅 2.5mm バランス)は低音に厚みが出る感じがして他のイヤホンで割と使っているのですが、低音域が余計に膨らみ 音が丸まってバランスが微妙になったので選択しませんでした。→で、結局は付属の2.5mmバランスケーブルにSONYのXBA-N3に付属していたクリップを使って留めることにしました>
【デザイン】
小さく目立たないが、見る人が見ればわかる質感でチープには見えない。ゴテゴテしていない さり気無い良質感が好ましい。
【全体の音質】
圧倒的に良い音。変なクセがなく全般に素晴らしい響きが拡がる。その音の多さと拡がりは音域には関わらない。無理な強調などは無く美しく全体がバランスしている。このイヤホンで初めて聴けば、良く聴く曲でも 知らない曲を聴いているかの如く、音粒の量を感じ、音の種類を感じ、響きの美しさを感じることが出来る。エクセレント。 <リケーブルしたが特に高音域に影響がある気がするので付属ケーブルに戻しました>
【高音、中音の音質】
極めて美しい濁りの無い高音域の煌めきがあり余裕のある伸びやかさを持ち、決して刺さらない。素直で厚く勢いのある中音域は素晴らしい響きと拡がりを持ちながら前に出て咲きます。クリアー。
【低音の音質】
心地良い、質の良い、無理の無い、余裕のある優れた低音です。厚く深く拡がり明瞭に響き、全体を支えてます。極めて分解能に優れた低音域はこのイヤホンの素晴らしい音質の基礎になっていると思う。重低音売りで無理している低音はとは全く異なる美しい低音域です。特に文句もありません。グレート。
【フィット感】
付属のLサイズを使用。楕円の方が収まりが良いかも。小型軽量なイヤホンなのでイヤーピースだけで支えられる。 <よく使うspiral dot++MLでもさほどバランスが崩れずに聴けるが、装着感が柔らか過ぎて換装しなかった>
【遮音性、音漏れ】
付属のイヤーピースでの遮音性は普通。電車の進行音やアナウンスは聞こえる。家庭内でもTV音声は聞こえる。コンプライ を付けた場合は多少遮音性は上がると思われるが澄んだ音がもったいない。本体外側に空気穴はなく、音漏れは大音量でなければ大丈夫そう。
<耳を覆うタイプではないので遮音性はいたって普通であるが、それ故に前述した通りケーブルのタッチノイズが残念に感じる。クリップにて対応>
【携帯性】
本体は小型軽量。付属ケーブルはストレートで長くタッチノイズが残念。ケースは巻き付け式だが使い勝手は自分としてはあまり良くない。100円SHOPの円形ケースで充分。イヤーピースの密着度が高いのでケーブルの摩擦音が伝わりやすいことが残念。外で動きながら聴く場合にはタッチノイズが課題になるため リケーブルする方法もらあるが、音質を損なわないようにするには更なる投資が必要かも...
【総評】
美しい音が満ちて豊かな音場が拡がる極めて優れたイヤホン。色々悩むならば一推しでお勧めします。ただし、その価格は普通のイヤホンから一桁、或いは二桁違う 手の届きにくいお値段になっており、更にテクニクスだからか 一切の値引きがなく、Y社さん、B社さんでもポイントが1%しか付かないブランド品です。普通の人はこの値段でイヤホンを買いません。しかし、迷っている貴方の場合は早く買って幸せになるしか無い逸品です。<タッチノイズが気になる方は、予算にリケーブル分を計上しておくとあとで幸せになれます>
※写真などは最初の投稿をご覧下さい。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- ポータブルプレーヤー
参考になった22人(再レビュー後:20人)
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