LUMIX DC-S1M 標準ズームSレンズキット
- 2420万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーと「ヴィーナスエンジン」を搭載したミラーレス一眼カメラ。高速約0.08秒AFと高度な動体追従性能を実現。
- 6段分の補正が可能な手ブレ補正システム「Dual I.S. 2」を採用。高精細リアルビューファインダー、ステータスLCD、3軸チルトタッチモニターを装備。
- XQDカード/SDメモリーカードのダブルカードスロットを備えている。標準ズームレンズ「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」が付属。
LUMIX DC-S1M 標準ズームSレンズキットパナソニック
最安価格(税込):¥271,528
(前週比:±0
)
発売日:2019年 3月23日
よく投稿するカテゴリ
2025年3月13日 00:48 [1943984-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| バッテリー | 3 |
| 携帯性 | 2 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 5 |
ライトボタンを押すとこのように光ります。夜間は大変便利です。 |
【デザイン】
非常に重厚感のある無骨なデザインです。ボタン類やダイヤルは纏められているので洗練された印象を受けます。塗装に凹凸があるのでのっぺり感がないところも長所の一つでしょう。
【画質】
2400万画素とデータ量なども控えめで扱いやすい画素数です。ハイレゾモードでは9600万画素まで拡大します。
画質はMFTからステップアップする分、非常に期待していた所です。結論から申しますと、期待を遥かに上回る画質でありました。撮って出しの時点で感じた
・低感度のヌケの良い画質
・拡大しても残る抜群の解像感(?ISO800)
・高感度にしても比較的良好な画質
・S 24-105 f4の無難だけど高品質な表現力
に度肝を抜かれました。MFTからの買い替えというのもあるのでしょうが、これまでの概念を覆されたような感覚に襲われました。MFTではISO1600以上は少し鮮明さに欠ける印象を覚えましたが、S1ではその印象はISO12800でようやく感じるレベルです。低感度ではMFTも健闘します。
また、RAW現像についても同様です。bit数が増えたのもあるのでしょうが、露出補正をしても、iダイナミックレンジで暗部を持ち上げても破綻する気配が見えません。感嘆するより先に恐ろしいと思いました。
蛇足にはなりますが、ヴィーナスエンジン・センサーはS5と共通ですので予算を抑えたいけど良好な画質が欲しい方はS5という選択肢もあります。質感が少し下がりますが、持ち出しやすいのは魅力的です。
【操作性】
大変素晴らしいと思います。マウント側のレバーでサイレントモードをスイッチ一つで選択できるのも良いことです。撮影モードと連写については左肩、その他の設定は右手側と非常に明快だと思います。モードと連写の設定を済ませればあとは右手のお仕事です。
操作が明確であることはLUMIXの美点です。基本操作はLUMIX G9proに準ずるものではありますが、ゆとりのある大きさも相まって誤操作が起こりにくいのも高評価の理由です。
【バッテリー】
大きなバッテリーを搭載する割には割と減りが早いという印象を持ちます。液晶もファインダーも良質なものを使ってるからなのでしょうか。とはいってもミラーレス一眼では標準的なバッテリーライフだと思います。予備を購入するか悩みますが、今のところは不要かなと思います。
【携帯性】
MFTと比べるのは酷ですが、はっきり言って重く、大きいです。また、同社製ないし他社製のフルサイズミラーレスと比べても巨大です。間違いなくカバンにいれて持ち運びをする時には低い評価になります。
しかし、手に取ってみると案外軽く感じます。S5+20-60とS1+24-105を持ち比べてみても、実際は700gほど重いのにも関わらず多少重いかなと感じる程度です。
しかし、父には重く感じたようです。そのため、中古品を購入する際はご購入者様ご自身が許容できる重さかどうか一度量販店で持ってみて欲しいと思います。
【機能性】
S1で評価すべき機能的な部分については箇条書きにすると以下の通りです。
・重厚かつ滑らかなシャッターフィーリング
・ステータスLCD(肩液晶)搭載
・三軸チルト液晶
・5軸6段の手ブレ補正
・切り替えレバー/Fnボタンが多い
・機能のカスタムが容易
・ナイトモード有/ボタンイルミネーション有
・ロック機能つきのモードダイヤル
・AF-Cのカスタム
・CF expressにも対応(要ファームアップ)
AF・被写体認識機能については、像面位相差搭載機種と比較すると劣ります。しかし、AF-Sは爆速です。AF-Cは独特の挙動も相まって私は苦手ですが、モードを切り替えるとそれなりに使えますし、ボタンカスタムでAF近側/遠側を設定すると便利になります。
手ぶれ補正は強力です。歩いて動画を撮影してみると、きちんと補正されているし、カクカクとフレームが動くこともありません。低SS時の写真の歩留まりも向上しました。LUMIXは手ぶれ補正の利き方が良いと感じます。
シャッターフィーリングはしっとり上質です。S1/S1R/S1H(1型)にしか味わえない上質なメカニカルシャッターです。ファインダーの良さも相まって、撮影体験が良いものになります。
ボタン・レバーの数が多いのでカスタムすることで操作性の向上にもつながります。レバーについても瞬時にサイレントモード・ナイトモードなどに切り替えられるのも良いところです。
夜間モードにすると画面が赤くなり、明暗を見分けやすくなります。また、肩液晶の隣の電球ボタンを押すとボタンがライトアップされます。夜間の仕様にも配慮されているのは美点です。
また、モードダイヤルについても勝手に別のモードに入らないよう押し込んでから回すようになっています。最初は面倒ですが、慣れれば楽です。
【液晶】
ファインダーにも液晶もドット数があり、とても見やすいです。色の再現性も申し分ないと思います。同じ価格帯のカメラでもこのファインダーを上回るのはかなり難儀すると思います。予算は低く抑えつつファインダーにこだわりたい方にはS1は良い選択肢なのではないでしょうか。
【ホールド感】
非常に良好です。小指が余らないのも良いですし、そこまで重いとは感じさせないグリップです。手に取ってしまえばS5レンズキットを多少重くした程度の感覚になります。
【総評】
2019年にLUMIXのLマウント参入に伴い発表された初めてのフルサイズミラーレスであるS1を購入しました。良い点も多くありますが、
・像面位相差が非採用である点
・大きく重い点
・発売当初はそれなりに高額であった
という明確な弱点があるので2019年当初の評価は割れています。しかし、S1/S1R/S1HはLUMIXがLマウントに参入する最初のモデルとして造られているため完成度は高いと感じます。像面位相差がなくてもAFはそこそこ使えます。何より上質な撮影体験を経験することができ、フラッグシップにしては比較的安く、高機能なフルサイズミラーレスを所有できる点はLUMIX S1の長所だと思います。是非、フルサイズデビューしたい方は一度手に取ってみてください。
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 夜景
- 室内
- その他
参考になった11人(再レビュー後:7人)
2025年3月10日 17:20 [1943984-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 画質 | 無評価 |
| 操作性 | 5 |
| バッテリー | 3 |
| 携帯性 | 2 |
| 機能性 | 5 |
| 液晶 | 5 |
| ホールド感 | 5 |
【デザイン】
非常に重厚感のある無骨なデザインです。肩液晶があるのも好印象。モードレバーがあるのも大変素晴らしいと思います。私はこのデザインに惚れて2025年にこの機種を買ってしまいました。
【画質】
まだ開封してから数日なので未評価です。
【操作性】
大変素晴らしいと思います。正面の2つのFnボタンが指を伸ばすだけで押せたり、ボタン配置が明確でわかりやすいとこであったり、正面のレバーでモード切り替えができたりするのも良いです。
操作性が明確であることはLUMIXの美点でもあるのかなと思います。基本操作はLUMIX G9proと似通っていると思って良いと思います。
【バッテリー】
でかい割には割と減りが早いなという印象を持ちます。液晶もファインダーも良質なものを使ってるからなのでしょうか。
【携帯性】
縦グリップ無しで本体で 1kg超えてるミラーレス一眼はなかなか見ません。キットレンズも重いので、毎回合計1.8kgを持ち歩くことになります。僕は良い運動になるなと割り切ってます。グリップは非常に良いと感じるので持ってる間は疲れません。
【機能性】
てんこ盛りです。プロユースを見込んであるだけはあります。シャッターフィーリングも重厚ながら滑らかで大変好ましい。S5やS5iiでは味わえない感覚だと思います。AFはコントラストAFらしい挙動です。慣れているので問題ないですが、像面位相差AFなどに慣れている人は違和感を覚える挙動になるのかもしれません。ただ、FnボタンにAF近側、遠側を設定するとそれなりに良くなります。
ファームアップをするとCF Express Bにも対応できるようになります。大変良いことです。
【液晶】
見やすいです。展示品なのでファインダーが多少焼けてますが、それを加味しても大変綺麗に映ります。まあ使ってけば気にならないでしょう。でも、綺麗なファインダーで見たいから6万くらいで修理できるならしようかな。
【ホールド感】
非常に良好です。小指が余らないのも良いですし、そこまで重いとは感じさせないグリップです。軽く感じるので良いと思ったのですが、父には合わなかったようです。父曰く「感じにくいだけで重いのは変わらない。」とのこと。許容できるかどうかはその人次第です中古品を買う際は一度持ってみてください。
【総評】
2019年にLUMIXのLマウント参入に伴い開発された初めてのフルサイズミラーレス。積み込めるだけ積み込んだことでボディは大きくなり、市場のウケは悪かった。しかし、コントラストAF時代の最終モデルでもあるため、完成度は高く、Fnボタンを駆使して使えば性能を活かすことができると思う。後にも先にもここまでデカくて美しい魅力的な機種はないと思います。
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- 室内
- その他
参考になった4人
「LUMIX DC-S1M 標準ズームSレンズキット」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年3月13日 00:48 | ||
| 2024年5月2日 08:28 | ||
| 2023年2月11日 14:09 | ||
| 2022年4月24日 20:00 | ||
| 2022年2月23日 21:47 | ||
| 2022年1月14日 17:58 | ||
| 2021年3月7日 15:50 | ||
| 2019年10月22日 08:53 | ||
| 2019年7月24日 18:46 | ||
| 2019年7月10日 19:30 |
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