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2017年11月11日 21:48 [1077688-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 中音の音質 | 5 |
| 低音の音質 | 4 |
| サイズ | 4 |
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||
|---|---|---|
B&WのPM1からの代替です。
PM1の奏でる煌びやかな高音と高い解像度、そして潤いのあるヴォーカル。また、サイズを感じさせない締りの効いた低音。
とても優秀なスピーカーでしたが、時折垣間見る低音のスケール不足は否めませんでした。
そこで、サイズアップを検討。さらに、容積効率の高いトールボーイ型に絞って検討。
私の理想はフルレンジ一発。ユニット数が少ないのが理想。しかし、市場のトールボーイスピーカーはマルチユニットが主流を占める状況。3発、4発が主流で5発も珍しくない状況。そんな中で候補に絞られたのが本機でした。
シンプルな2ウエイ構造(正確には3ウエイ)で、私の理想に近いタンノイ伝統の同軸構造を採用。実にシンプルな造りが好感を持てます。
ここからは約半年のエージングを終えてのレヴューです。
<視聴環境>
AMP ラックスマン L-590AX
CDP ラックスマン D-05U
SPケーブル ラックスマン JPS-100
Yラグ ORB HL-YSi
アース線接続
<デザイン>
これは好みの分かれるデザインだと思います。マホガニーの色合いはカタログ等で見る色合いより少し薄いと思います。ただ、高い質感から醸し出される高級感によって、所有する喜びを感じることができます。ネットの造りもしっかりしています。
<高音の音質>
金属的な響きはなく、耳にやさしい高音です。裏返すならば、やや控えめな音です。PM1の煌びやかな高音と較べると、少し地味で大人しい感じは否めませんが、むしろナチュラルで聴きやすいのかもしれません。評価が分かれそうなところです。
<中音の音質>
ここが、このスピーカーの最大の魅力です。実に素晴らしいヴォーカルを聴くことができます。ヴォーカルが前へ、前へと、出てきます。フルレンジのような、つながりの良い音です。お陰で、女性ボーカルを好んで聴くことが増えました。
これこそが同軸構造がもたらす恩恵であり、この中域の完成度の高さが、本機の存在価値なのだと思います。
<低音の音質>
カタログの再生周波数帯域のスペックからみると、実に控えめな鳴り方です。ブーミーさは一切無く、締りの効いた低音です。派手さはありませんが、きちんと音楽のベースとなる低音を過不足なく再生してくれます。ボリュームを上げても、破綻することなく力強い低音を再生します。壁から約40cmの距離に設置しておりますが、低音が暴れることはありません。とても制動の効いた、扱いやすい低音です。
<サイズ>
丁度良い大きさであり、重さだと思います。奥行がやや短いことが設置の自由度に貢献しています。スパイクベースの造りの精度も高く、ぐらつきも全く無く、実に安定した設置を実現できます。
<総合評価>
あまり売れていないのか、WEB等で本機のレビューや音質評価をみることはほとんどありません。大変よく出来たスピーカーなだけに残念です。
同軸ユニットの利点である、つながりの良い音。あたかも、そこに実在するかのようなリアリティ溢れるヴォーカル再生。そして、派手さはないものの過不足なく出る低域。とても良心的な製品だと思います。
タンノイ全般に言えることなのかもしれませんが、とても聴きやすい、聴き疲れのない音です。これは製品を長く使う上では、とても重要なことです。ハイレゾ再生を謳った高解像のスピーカーが主流の昨今に於いて、本機のような性格のスピーカーは市場から遠ざかってしまうのかもしれません。しかし、本機の存在意義は十分にあると思います。スペックだけでは測れない音がそこにはあります。
タンノイの歴史と伝統に、さらに現代的な要素が加わった音が、まさに本機だと思います。スピーカー選びで迷っている方には、是非お勧めします。
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