PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福 [通常版] レビュー・評価

満足度：3.00

（カテゴリ平均：3.43）

満足度ランキング—位

集計対象1件 / 総投稿数2件

1. 5 0%
2. 4 0%
3. 3 100%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 反応速度の良さ、直感的な操作が可能か	3.00	3.47	-位
グラフィック 画面構成の良さ・見やすさ・綺麗さ	3.00	3.92	-位
サウンド 音楽や効果音の良さ	4.00	3.68	-位
熱中度 ハマり度、のめり込み度	2.00	3.23	-位
継続性 長期間遊べるか、何回も楽しめるか	2.00	3.04	-位
ゲームバランス 難易度やテンポ等、全体的なバランス	2.00	3.15	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[mitsukiko]

2020年7月31日 23:11 [1353049-1]

満足度	3

操作性	3
グラフィック	3
サウンド	4
熱中度	2
継続性	2
ゲームバランス	2

原作ファンならそれなりに楽しめるがゲームは微妙かと

TVアニメ第1期が面白かったのでADVゲームになった本作も気になって購入しました。ゲームは昔ながらの一枚絵に音声や文字メッセージが出るビジュアルノベル形式でアニメシーンもありますが少なめでした。シナリオはネタバレになるので詳しく書くつもりはありませんがゲーム版で追う犯人はTVアニメ版の敵ほどカリスマを感じるような犯罪者では無いと個人的に感じました。

公安刑事課全員が活躍するお話なのでTVシリーズ一期のようなものを期待していると少し肩透かしを食らうと思います（狡噛vs槙島のようなスノッブな会話、ピリピリする1対１の漢の戦いといった内容は控えられています）。しかしジェレミ・ベンサムの功利主義を主題としたシビュラシステムにより管理された最大多数幸福の社会等のSF的世界観はそのままに楽しめるシナリオクオリティです。また刑事課全員の日常会話や行動など原作を補間する形でディテールを知る事が可能な内容となっています。例えば縢の部屋に遊びに行ったり、宜野座と一緒にプールに入れる（？）、潜在犯である征陸が普段非番の時、何を趣味としているか等、知る事が出来ます。

全体的に原作でダイレクトに表現されていたグロやバイオレンスなどの絵的な描写が今作では完全に封殺されています。原作ファンは違和感を感じると思いますが、プレーヤーの想像力でそれを補えば原作外伝のハードカーバー本を一冊買って読んでいるような満足感が得られます。しかも音楽は原作準拠、全てフルボイス付きです。

おまけに付いてくるミニゲームは個人的に微妙でしたね。ご褒美としてポイントを溜めて撮り下ろしのボイスや製作途中の絵をアンロックする事が出来ます。少し気になった点は男性キャラの水着姿などBLチックな絵がやや多めな印象ですね(笑)。ただ、版権ものゲームによくありがちな「このキャラクタは絶対にこんなことは言わない」みたいな事は起こりません。設定や世界観は原作に忠実だと思います。ファンであればセール時に買ってみても良いかもしれません。

残念な点は既読スキップ機能が一応はありますが、同じセリフでも背景が異なっていたり微妙な変化があったりする箇所ではスキップ出来ないので繰り返し同じことをやらされている感があったことですね。
欲を言えば昔あった初代PSゲームの「やるドラシリーズ」のようにアニメーションを楽しみながらADVが出来るゲームシステムであれば高評価になったかも。

[酒缶]

2017年7月20日 09:50 [1047322-1]

満足度	4

操作性	5
グラフィック	4
サウンド	4
熱中度	4
継続性	3
ゲームバランス	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

アニメのキャラの活躍と、何種類かエンドを見れれば満足な人向け

パッケージ表	パッケージ裏＆中身

【概要】
・フジテレビ系列でアニメ放送された「PSYCHO-PASS サイコパス」のゲーム化。アニメの登場人物が出てくるが、主人公およびストーリーはオリジナルのアドベンチャーゲーム。

・操作方法
　左スティック・方向ボタン　選択肢の選択
　Ａボタン　　決定・メッセージ送り
　Ｂボタン　　テキストウインドウの表示／非表示
　Ｌボタン　　ＴＩＰＳの表示
　Ｌトリガー　バックログの表示
　Ｒボタン　　スキップ
　Ｒトリガー　オート再生

・メニューから選べる項目は5種類。
「NEWGAME」ゲームをはじめからプレイ
「LOAD」セーブデータからの再開
「TIPS」ゲームに登場した用語の説明
「EXTRA」ボーナスコンテンツ
「CONFIG」各種設定


【評価】
・犯罪係数の高い人物を取り締まる厚生省公安局刑事課の監視官や執行官として事件を解決していくストーリー。ゲーム開始時に記憶喪失の女性監視官と、行方不明の幼馴染を探す男性執行官のどちらかを選んでゲームを開始。監視官は捜査の際に指示を与える頭脳的な存在で、執行官は実働部隊として戦う存在なので、それぞれ違った立場、目線のストーリーを楽しむことができる。

・基本的にはバストアップ＋テキストウインドウという画面構成で、時に一枚絵などの演出的なビジュアル表示があるアドベンチャーゲーム。台詞部分はフルボイスで、心の声やナレーションベース部分はボイスがないつくり。途中に出てくる選択肢の選択によって展開が変わるマルチエンディングタイプのつくりで、1回のプレイはそれぞれオートで流して10時間掛からない程度。

・ゲームの進行に応じて「EXTRA」のCGがオープンされる。また、「EXTRA」内には一時期アプリで流行った「2048」みたいなパズルゲームがあり、このゲームでポイントを稼ぐことでボイスなどのおまけコンテンツを開放していくような遊びも入っている。この辺りは賛否両論ありそうで、パズルゲーム自体は面白いが、なぜ本編のプレイで解放されないおまけが入っているのかかなり謎に感じた。


・ストーリーは凝っているが、隠すべき人間関係が序盤をプレイしているときから何となく見えているのが気になった。

・最近のアドベンチャーゲームではよくあるフロー図的なモノがないため、スキップ機能を使いこなして時間短縮をしながら、地道に分岐つぶしをやっていかないと、いろいろなエンディングを見れないつくり。プレイした範囲だと達成度の表示もなかったため、「EXTRA」のCGのオープン具合からどの程度の達成度か割り出すことくらいしかできない。


【まとめ】
・マルチエンディングだが繰り返しプレイが面倒なつくり。それゆえ、全部のエンディングを見ないと納得できないタイプのユーザーにはいまいち向かず、数回プレイして何種類かエンディングを見れれば満足、というような、緩く「PSYCHO-PASS サイコパス」の新エピソードを楽しみたい人向けのゲームだと思います。個人的には真相に迫ったエンディングを一つ見れればいいかな、という感じで、最初に真相に全く迫れないエンディングにたどり着いてしまうと萎えるかもしれません。