HA-2
- ESS Technology社製のDACチップ「Sabre32 Reference ES9018K2M」を採用したハイレゾ対応のUSB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ。
- 384kHz/32bitまでのPCMデータおよび11.2MHz(DSD256)までのDSDデータの再生が可能で、あらゆるハイレゾ音源に対応。
- USB入力からのD/A変換で、iPod、iPhone、iPad、USB OTG機能搭載のスマホ、PC、Macなど多様なデバイスをサポートする。
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2015年5月23日 20:03 [825311-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
20代の頃からのMacユーザーで、不遇な時代も再興を願って愛用してきました。iPodも第2世代から使い続け、今はiPod touch(第5世代)とiPhone 5sの併用です。
昔はほぼソニー信者でしたが、iTunesとの親和性やデザイン、UIなどを含めてiPod以外のプレイヤーを考えられません。
アナログ接続であれば、iPod/iPhoneに添わせてもまだ見られるアンプもいくつかあるのですが、私はそもそも評価の低いiOSデバイスのアナログ出力を増幅する意味を感じられません。かといってLightningネイティブな製品でハイレゾ対応は「え、これをiPodと一緒にもって歩く訳?」な図体・デザインしかないのがずっと残念でした。
iPodで音楽を持ち歩く=スマートでミニマム、なのです、私のなかでは。iPodはつなげても、Appleのスタイリッシュを尊重した製品は皆無でした。
そんな折、ディスクプレイヤーで高い評価を知っていたOPPOからiOS対応のDACが出ると聞き、ムズムズしながら情報を待っていましたが、情報を得るにつれ「コレしかない!」と思い購入しました。
メーカーにも色々と教えていただくにつけ、このHA-2がものすごく挑戦的な製品である事が判ってきて、iPodをはじめて手にしたとき並みのわくわく感に襲われました。
【デザイン】
従来のポータブルアンプがいささかマニアや若年層に向けた特殊なデザイン一辺倒のなかにあって、はじめての「ビジネスマンが持っててもおかしくない」普遍的なスタイリッシュなデザインの製品です。工作精度も極めて丁寧で、ヘアラインの落ち着きにベヴェルで鏡面を入れるなど、しゃれた主張があって「いかにも丁寧に設計された製品」だと見るほどに感心します。現時点のDACポータブルアンプでは唯一「合格と言えるデザイン」です。
ただ個人的には「デザインはいいのに、プレイヤーとのまとめ方が旧態依然のゴムバンド」なのが残念すぎます。このHA-2の完成度でなぜゴムバンドなのか、理解に苦しみます。後づけでもいいから、是非ともOPPOさんにはiOS用の「スタイリッシュな」直結ケーブルと合わせ持ち用のソリューションを期待します。
【音質】
一部ディスクリートを含むAB級との事で、ESSのチップと相まって非常に丁寧ですっきりした音が出ます。
私はONKYOのHF Player使用前提なので、EQも含めてこの音質でなんら問題ありません。私は「なるべく高音質で聴きたい」だけで、移動中まで「望みうる最高の音質」など必要としておりません。
こう書くとHA-2に魅力がないみたいに誤解されるかも知れませんが、決してそうではありません。出音は緻密で高精細、パワーも十分にあります。
この製品の大きな特徴であるGND分離により、それに則った接続をするとノイズ感(付帯音)が激減します(ただそれを聴きやすいと感じるかどうかは個人の好みでしょう。スピーカー再生ではあり得ない聴感ですので)。またアナログ回路100%で組まれているBass Boostも素晴らしく、広い帯域にわたって柔らかい音調にしてくれます。アンプのキャラが変わるほどです。曲によりけりですが、私は積極的に活用しています。
【操作性】
美しいです。スイッチの機能は分かりやすく、トルクもしっかりしていますので誤ったポジションにいく事もありません。アナログボリューム兼電源スイッチのクリック感も非常に好ましいもので、私の個体に関していえばギャンググエラーも体験した事がありません。また使った事はありませんが、自分の電力を使ってクライアントに充電できるのも優れものです。専用の充電器とケーブルが秀逸で、90分で充電完了というスピード充電が可能ですが、独自の技術のお陰でバッテリーへの負担はないとの事です。
【機能性】
11.2MHzDSD、384kHzPCM対応などスペックはポータブルアンプでも最先端です。それに加えて、この価格帯でGND分離出力までつけてくれて嬉しい事だらけです。私は以前、ヘッドフォンでバランス駆動を聴いたのとオーディオテストで通常アンバランス接続のクロストークの大きさを知ってから、ステレオを3極で繋ぐ事は絶対に制作者の意図に反すると信じてきました。この製品がGND分離だった事は本当に嬉しかったです。
【総評】
私は楽器演奏が趣味という事もあり、オーディオにも一般的な家庭よりはお金が掛かっていると思っています。
それでも、いわゆる「ウォークマン系」では最優先は手軽さ=ノンストレスであって、音質はなるべく程度で良かったのです。
その「手軽でなるべく良い音」が今までは全くありませんでした。
決してアッパーではない価格設定で、ここまで詰め込んできてくれたOPPOには感謝の念が堪えません。
いっぽうで、今までAK独自規格一極だった「フォンプラグ4極バランス」が、HA-2やSONYにより市民権を得つつあります。
これはOPPOという新規参入メーカーによるポータブルオーディオ市場への偉大なる挑戦状(黒船、かも)だと思います。
ポータブルDACやアンプが、いつまでも厳つくゴツいままでは一般に浸透などしません。
このHA-2の人気を受けてまだなお「お宅かマニアしか持ちたがらない」デザインの製品しか出てこないなら、
ハイレゾを含むポータブルオーディオは今まで通りニッチでマニアックな世界のままでしょう。
大人が持ち歩いてスマートな、それでいて押さえるべき点はしっかりと押さえてある製品が、これからは求められます。
OPPOはこのHA-2をもって「決してそれが不可能な事じゃない」事を証明してくれました。本当に感謝です。
いま私はHA-2に最適化すべく、SENNHEISER IE800をリケーブル化し、Linumの超極細ケーブルにロジウムの
4極GND分離プラグをつけ(オヤイデ製)、iPod touchと持ち歩くようになりました。
これでも正直重いですが、音質と手軽さ・スマートさの点で今望み得る自分なりの最高点です。
このHA-2を起爆点に、ポータブルオーディオ市場が新たな基軸で動き始めてくれる事を切に祈ります。
更なる軽量化、プレイヤーとの合わせ持ちへのスタイリッシュな提案を期待して満足度は4で。現時点では5で十分ですが。
- 比較製品
- ONKYO > DAC-HA200
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