PHA-3
- 通常のヘッドホン出力に加え、バランス出力も可能なハイレゾ対応のヘッドホンアンプ。
- DAコンバーターはESS社製「ES9018」を採用し、CDやMP3などの圧縮音源もハイレゾ相当に拡張する技術「DSEE HX」を搭載。
- USBオーディオ出力のほか、スマートフォンや音響機器とのデジタル接続、ラインアウト、光入力接続などにも対応。
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2019年7月28日 19:19 [770386-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
先日のAmazon Prime Day、「特選タイムセール」にて二台目を購入しました。
通常販売価格63,042円から15%OFFで53,585円 (+630ポイント付与)でした。
一台目は発売直後の平成26年(2014)10月下旬にeイヤホンにて
89,910円(「週末特価セール」のためポイント無し)で買いました。
近年の自分の音楽鑑賞に於いてはPHA-3とXBA-Z5の組み合わせが
圧倒的な時間を占めていることは疑う余地が無く、つまりそれだけ
この組み合わせへの依存度が高いということに他なりません。
昨年末にXBA-Z5が接続不良をきたした際には、買い直した上に
予備にもう一つ買うという、我ながら呆れるほどの狼狽ぶりでした。
XBA-Z5は高価なイヤホンですが、あの音の延長線上の後継機種が出るとは
思われなかったので、新品が手に入るうちに買っておかなければと考えました。
このPHA-3に不具合が起きれば同じように狼狽するに違いない
と憂いていたところに安値の機会が訪れ、思わずポチりました。
しかし、Amazon Prime Dayが終ると通常販売価格が
56,265円へと大幅に(6,777円)引き下げされました。(7月18日現在)
(つまり、Amazon Prime Dayのお得分は9,457円から2,680円に縮小)
そもそも五年前、9万円もするPHA-3を購入する際には、自分は本当に
そんな価格帯のシロモノに手を出してしまうのかと躊躇がありました。
しかし、PHA-3の音にヤられてしまったら、UD-503、TA-ZH1ESと
更に高額な(DAC兼)ヘッドホンアンプに手を伸ばしていきました。
この秋にでも後継機種(PHA-4?)が出てくるかも知れませんが、
それはきっとPHA-3とは全く違った傾向の音を鳴らすでしょう。
PHA-3と並べて比べられる音の(DAC兼)ヘッドホンアンプ
と言えば、自分の知る限りTA-ZH1ESしかありません。
TA-ZH1ESには据え置き型ならではの圧倒的なパワー感がありますが、
PHA-3には言うまでもなく持ち運べるという利点があります。
(WM1A/Zを含む)携帯型プレーヤー単独と聴き比べたら
PHA-3でも段違いのパワーと感じると思います。
パワーというと力強さが想像されますが、実際は、強力なアンプの発する音は
余裕があるお陰で微細な音の再現性に優れ、空間や奥行きを感じます。
PHA-3より遥かにパワフルなTA-ZH1ESで聴く音は更に空間が広く、
奥行きが深く、また音の鳴り方が緻密で穏やか、キツさがありません。
これは、ともすると語弊を生じやすい表現であると思います。
TA-ZH1ESの音を例えば同じく据え置き型のUD-503と比べたら
「穏やか」という表現は出てきにくいと思いますが、PHA-3と比べると、
パワーに余裕がある分、無理のない鳴らせ方が「穏やか」に感じられます。
TA-ZH1ESの音はSONYらしく抑揚が強いので、UD-503と比べて「穏やか」
という評価にはなりにくいわけですが、実はUD-503と比べても、
余裕のパワーによる「穏やかさ」は感じられるのです。
一方、PHA-3は据え置き機と比べると、画像で例えれば、コントラストを上げ、
彩度を高め、シャープネスを強めているような音に聴こえてしまいます。
あくまで据え置き機と比べればの話で、PHA-3はPHA-3で上等です。
振り返れば、自分はPHA-3の登場でバランス駆動というものを知りました。
バランス駆動とはプラスとマイナスそれぞれに別個のアンプ、
つまり左右で合計4つのアンプを用いる駆動方式です。
アンプ1つあたりの仕事が軽くなる分、より正確な応答がなされる、
「グラウンド電位」が安定する、左右の音が混じらない、加えて、これは
バランス駆動そのものではありませんが、DAC(デジタル-アナログ変換)も
左右それぞれ別個のチップで行われるので、それも音質向上につながる、
等々の理屈はともかくも、実際に聴こえてきた音が鮮烈で衝撃的、
先代機種のPHA-2とは明らかに次元の違う水準の音でした。
左右の音が混じらないこと、そして繊細な音の再現性による広大な空間感、
(携帯型機としては)強力なアンプ駆動による、締まりながら迫力のある低音。
SONYらしく抑揚が豊かで、濃密、ある意味「原音再生」にこだわることなく、
あくまで音楽鑑賞の満足度を高める音の鳴らし方と言えると思います。
写真は、そもそも撮影時に実際に目で見たものと同じには絶対にならない。
ならば、その時の印象を呼び起こす味付けを施してやることで、
その写真を鑑賞する際の満足度は高めることが出来る。
これが、いわゆる「SONYの音」に通ずる考え方だと自分は解釈しています。
それは、このPHA-3に限らず、安いWALKMANから高価なTA-ZH1ESまで
一貫していますが、PHA-3はPHA-2からの飛躍が大きかったのです。
自分はPHA-3で初めて「ハイエンド」の世界の一端を垣間見た気がしました。
勿論、発売から五年が経過し、他社からも様々な製品が出て、現時点で
PHA-3がそれほど突出した(DAC兼)ヘッドホンアンプとは言えません。
しかし、PHA-3はPHA-3でしか聴けない唯一無二の音を鳴らします。
特に同じSONYのヘッドホンMDR-Z7(M2ではない)やイヤホンXBA-Z5との
相性の良さは特筆すべきもので、このヘッドホンとイヤホンを鳴らすには
PHA-3でなければTA-ZH1ESしか無いと思えるほどです。
また、PHA-3はDACとしても、なかなか優秀だと思います。
ES9018は今となっては二世代ほど前のDACチップで、PHA-3が
現時点で最上級のDACだとは到底思われませんが、ただ、今もって
「捨てたものではない」以上の音を出してくれるDACだと評価しています。
令和元年(2019)夏の現時点に於いても、この性能(音の良さ)と
機能(光デジタルを含む入力、LINE出力、DSEE HX)で5万円台の
DAC兼ポータブルヘッドホンアンプは充分に魅力的な商品だと思えます。
だからこそ、新品が入手可能な内に二台目を買っておく気になったのです。
ただし、今、初めてのDAC兼ヘッドホンアンプに本機はお薦め出来ません。
何故なら、バランス出力端子がステレオミニプラグ2本という、
今後遠からず消えゆく運命(さだめ)の仕様だからです。
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2015年10月3日 20:05 [792793-2]
| 満足度 | 5 |
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| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
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|---|---|---|
NW-ZX2との接続 |
K812も鳴らしきれていると感じました |
(デザイン) 大きく、重く、丸みがあります。ポータブル用途に使うと不便さを感じてしまった時もありましたが、全ては音質とバッテリーのためならば、と割り切っています。
(音質) 解像度は高く、オープンヘアー型のヘッドホンK812(アンバランス接続)も鳴らしきれていて、改めて出力の大きさと、それを支えるバッテリーに良さを感じました。
(操作性) ボタンはそんなについていないので、わかりやすく簡単です。また、DSEE HX(音質の悪い音源をハイレゾ相当にする)がついているのも好印象でした。DSEE HXをONにすると高域が耳に刺さらなくなり、歪みが解消されて良かったです。ただ、低域が少し埋もれる印象もあり、良くも悪くも音に味付けされた印象もあり、好みは別れるかと思います。
(満足度) このポタアンには、発熱(使っているうちに少し熱くなる)や大きさ(ポータブル用途にしては大きすぎて不便も感じる)というデメリットも存在します。出力や解像度は凄く良いので、そこに満足してデメリットも気にしない方には凄く気に入るポタアンだと思います。
- 比較製品
- AKG > K812
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