HD-DAC1
- フルディスクリート無帰還型出力バッファーを搭載した、マランツ初のUSB-DAC/ヘッドホンアンプ。
- ハイレゾ対応で、DSDファイルのネイティブ再生や192kHz/24bitのPCMファイルの再生に加え、アシンクロナスモードも用意。
- データオーディオ高音質化技術「デジタル・アイソレーション・システム」や「デュアル・クリスタル・クロック」を搭載。
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2017年6月24日 23:55 [1039917-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
ONKYO DAC-1000からの乗り換えです。ほかの候補にはpioneer U-05がありました。
環境は以下の通りです
pioneer N-30 - HD DAC1(可変出力) - trio KA7006 - sony ss-f6000
HD DAC1(固定出力) - STAX SRM313 - STAX SR407
ヘッドホンアンプとしての運用はしていません
【デザイン】木目調のリアパネルがいい感じです。個人的にはピュアオーディオ感があってU-05より好みです
【音質】きらびやかな高音と締まった低温が魅力です。聴いていてほれぼれするような音でロックアニソンギターインストなども行けます。最初は中音域は若干埋もれがちかと思いましたが、条件がそろえば自分好みに調節することができます。詳細は下記
【操作性】大型のリモコンで操作性は良いです
【機能性】可変抵抗と固定抵抗の二つのアナログ出力を持ち合わせていたことが購入にふきみった理由です。このようなDACはほかにありません。ほとんどがバランス出力で、片方だけをボリューム変更したりミュートにすることもできません。ただ機能的にはU-05には敵わないでしょう。アップサンプリングなども搭載していません。
*ONKYO DAC-1000との比較
まずDAC1000にはリモコンが付属していませんでした。私の環境ではプリメインアンプにもリモコンがなく、そのため音量の上下やソースの切り替えなどにもわざわざAVラックまで移動しなければなりませんでした。DAC1はリモコンが付属していて、可変出力を使えば音量も変更できるのでとても便利です。
音質なのですが、DAC1000は低音域がブーミーになっていたのが聞いてて不快でした。インシュレーターなどを使えば床への共振が抑えれて改善したのかもしれませんが、そもそもDAC1に変えてからは非常に締まった低音を響かせてくれました。価格帯の違いもあり、DAC1000との比較ではほとんどDAC1のほうがいい印象です。
また、特筆すべきはアコースティックギターです。締まった低音により箱鳴りがとてもよく再現されます。これはDAC1000との大きな違いでした。ゲインをhighにした状態ではロックはもちろんダンス系やアニソンなどにも向いた志向の音だと思います。
*可変出力を用いたスピーカーの運用
プリメインアンプとの接続には本来なら固定出力を用いるのが良いのかもしれませんが、上記の理由から可変出力を用いています。ここで気が付いたのは、ゲイン機能はラインアウトにも影響を及ぼすことです。
あまり言及されているのを見たことがありませんが、スピーカーのゲイン(low/mid/high)を切り替えると可変出力ラインアウトの特性も変わります。highに寄せるとドンシャリに、lowに寄せると中音域を膨らませた音になります。
私の環境では、音楽を聴くにはhigh、動画再生するなら人物の声が聞き取りやすくなるのでlow/midと使い分けています。まあここは個人の好みと環境に左右されるところではないでしょうか。ただ、ソースを切り替えるたびにゲインや音量を操作するのは煩わしいですね。記憶してくれればいいのに
もう一点、プリメインアンプとDAC!のボリュームのバランスでも音が変わります。当初、DACのボリュームを最大にしてプリメインアンプのボリュームを絞って聞いていました。この時点では高音が伸びずあまりいい音とは思わなかったのですが、逆にdacの音量を絞ってプリメインアンプを上げるとみるみる高音、低音域が持ち上がりました。いわゆるマランズの音になったのでしょうか。
今ではプリメインアンプとDACの自分にちょうどいい中音域も埋もれない、高音の美しいバランスを見つけて、音楽がより一層美しく聴けるようになりました。
*固定抵抗を用いたSTAXイヤースピーカーの運用
転じて固定抵抗の場合はこれと言ってDAC自身の特徴は現れませんでした。というより入力をそのまま出力しているような感じでしょうか…。STAXのような高解像度系の製品の運用ならU-05のようなDACのほうが音の相性が合っていたかもしれませんが。鳴らし切れていないわけではないです。むしろ聴き疲れのない音になりました。
総合的にみて、私の環境にはぴったり合った製品でした。とんでもなく高音質(といっても色々あるが)になったわけではありませんが、聴いていてグッとくるような音になりました。味付けが加わるという点ではいわゆる美音系というやつですかね。これは解像度がとにかく高いばかりの製品には難しい点だと思います。
DACは入力をそのまま出力するのが仕事だ、と唱える方もいらっしゃいますが。この製品のように自由に音色を調整できるのも面白いと思います。
- 比較製品
- パイオニア > U-05
- ONKYO > DAC-1000(S)
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2015年3月28日 22:37 [810606-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
【デザイン】
マランツらしい。気に入る人とそうでない人と別れそうなデザイン。
個人的には嫌いではないです。
【音質】
DAC部とヘッドフォンアンプ部で音の印象が変わります。
環境はヘッドフォンの場合、PC---HD-DAC1(HP-A8)---fidelio X1
スピーカーの場合、PC---HD-DAC1(HP-A8)---マランツPM-14S1---DALI IKON6 MK2です。
ヘッドフォンでの使用では、低音から高音まできれいにバランスよくでている印象です。
高音にマランツらしい癖が少し感じられますが、刺さることなく聴きやすいです。
低音は決して量は多くないですがしっかりとでています。得意分野はジャズやクラシックでしょうか。ボーカルは可もなく不可もなくです。艶はそれほど感じません。
そしてこの値段帯の他のヘッドフォンアンプ(複合機)と比べて音場が広いです。
聴き疲れはほとんどしません。
DACでの使用では、まず独特の空間表現と音場の広さを感じます。高音が綺麗にでて中音と低音は少し引っこむ感じです。ピアノのソロやジャズ、オーケストラを聴くと思わず息を飲むほどです。
ただ一つ残念なのがボーカルです。声が薄く聴こえ、リアリティがあまり感じられません。このボーカルに関してはHP-A8が圧倒的にいい為、使い分けをしています。
【操作性】
少しもたつくこともありますがまぁまぁ快適です。
【機能性】
デジタル入力、アナログ入力ともに必要十分です。バランス入出力があればなお良かったかな
【総評】
ヘッドフォンアンプとしての出来はこの値段帯では素晴らしいと思います。最近はHP-A8でなくこちらで聴くことが多いです。
新しいヘッドフォン導入を考えており、T1とHD700、TH900を試聴しましたがどれも素晴らしい音で鳴らしてくれました。
DACはジャンルを選ぶ印象でした。popsなどは別のものを検討してもいいかもしれません。
HP-A8との比較ですが、ヘッドフォンで使う場合は音場が広くて少しゆったりしたHD-DAC1に比べ、音場は少し狭めでフラットに淡々と鳴らすA8という感じでヘッドフォンにもよるかもしれませんが、HD-DAC1のほうが一枚上手だと思います。
スピーカーで聴くとA8が楽しくpopsを鳴らすのを聴いてしまうとHD-DAC1に絞ることはできないと思います。
DACがもう少しオールラウンドに良ければ何の文句もないですが、ヘッドフォンアンプ重視で買ったので満足しています。
- 比較製品
- FOSTEX > HP-A8
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2014年10月16日 21:07 [762195-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
発売日直後に店頭で試聴して購入しました。
類似機能を持つものとして、DA-200を保有していますので、たまに比較で登場します。
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■デザイン
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同社のプリメインなどのゴールド/ブラックに青色LEDの、良く言えば一目でそれとわかる、悪く言えば人を選ぶデザインと比較するとなかなか落ち着きがあって、しかし結構個性的な良いルックスだと思います。
サイドウッドっぽいプラスチックの飾り板も全体として見ればきれいですし、安っぽくはありません。
フロント、天板の金属も少し落ち着いたシルバーで、良くあるメタルメタルしたシルバーではありません。
Luxman DA-200と比較すると、HD-DAC1の方が見た目により品があります。
あと、「広大な」DA-200に対して、大きすぎず小さすぎないサイズがいい感じです。
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■音質
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音源として、ピアノ(上原ひろみなど)、打ち込み(ゲーム音楽など)、メタル(slipknotなど)、ポップス(J-Pop)をよく聴きます。
ハイレゾも試してみましたがヘッドホン、スピーカともにCD音質のソースと全く違いがわかりませんでしたので、区別無く書きます。
・ヘッドホン使用時
HD650、ATH-SX1、T90を使用しています。
DA-200と比較した際に、両者そんなに音の傾向に差は無いように感じます。
(音そのものは結構差がありますが)
いろいろ試してみましたが、両者の差としては
◇HD-DAC1(対DA-200)
-より上にも下にもワイドレンジ
-より音がはっきりしている
-聴いていて結構疲れる
-ノリ良くメタルやポップスを聴きたい人に向くかも
◇DA-200(対HD-DAC1)
-よりマイルド(キツくない)
-よりリラックスして聴ける
-聴いていて地味
-ゆったり音楽を聴く人に向くかも
上記のような印象でした。
なお、どちらにT90をつないでも音がキツいですが、HD-DAC1の方がよりキツかったです。
(T90にはP-1uでないとキツい、という耳をしているため、このあたりは人によって違うと思います)
・アナログ出力使用時(スピーカー)
使用したスピーカーはGnenelecの8030Bに7050Bです。
アクティブスピーカなのでアンプはスピーカに内蔵です。
両者RCA接続をXLR端子に変換してスピーカに入力しています。
印象はほとんどヘッドホンを使用したときと一緒でした。
部屋の反響などの関係かと思いますが、両者の音のはっきり感の差が縮まりましたが正直そのぐらいでした。
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■操作性
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リモコンの使い勝手は良く、音量の調整もしやすいためこれは大変よろしいと思います。
本体については、デザイン上仕方ないのかもしれませんが、ボリュームの部が若干小さいわりにボリュームが堅くグニグニするので微調整を行うときにやや操作しづらいです。
位置を示す切り欠けがあるので、そこに爪を引っかけると微調整が楽ですが、この点はDA-200の方が良いですね。
ヘッドホンを刺してもLine出力はFixed、Variableともに出力され続けます。
出力切り替えや設定で変更できそうな項目もないため、この部分は変更できないようです。
アンプやスピーカにアナログ出力を接続しつつ、ヘッドホンを接続したときにはLineがMuteになるような機器でなければ困る方はご注意ください。
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■機能性
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基本的にDA-200と変わりませんが、フロント部分にiPodやiPhone、iPadを接続すると充電しつつ音をLineとヘッドホン側に出すことができます。
この「充電しつつ」が思いの外便利です。
iPodを常時接続し、NHK-FMをネットラジオで垂れ流していますが実にすばらしいです。
カタログにも記載のあるGain切り替えは、あっちこっちのニュースサイトのレビューにおいて「音の傾向が変わる」ですとか「○○を聴くにはゲインをMidにするといい」というような評価がありましたが、私の環境においては音量が変わるだけ、という印象でした。
Gainをいじったあと、音量を同じぐらいに調整すると切り替えによる変化がわかりません。
もともとそういう機能でしょうから、むしろそうあってほしいと思っていた私にはありがたい話でした。
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■その他
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光のデジタル入力を使用していますが、曲が再生される直前、曲の再生が終わった直後に大きな音ではありませんが、出力やボリュームにかかわらず「ブツッ」とノイズがほぼ100%出ます。
ノイズの音量がボリュームに連動していたため、初期不良かと思い購入元に問い合わせたところ、メーカより「このノイズが出るのはデジタル入力使用時の仕様である」との話があったとのことでした。
私の環境ではUSB接続の際にはこの事象は発生しないので、同軸、光の入力の場合の事象のようです。
試聴時には気づきませんでしたが、自宅で気づいてからは結構気になります。
(神経質と言われればその通りですが…)
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■満足度
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基本的には全体的に十分満足できるレベルです。
購入して後悔はありません。
一点、「その他」の項で書きましたノイズがなければ☆5つなのですが…
その点だけが惜しい!
是非対策をお願いしたいところです。
- 比較製品
- LUXMAN > DA-200 [ブラスターホワイト]
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鴻池賢三 さん
(ヘッドホンアンプ・DAC)
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