HDP-R10
- 音楽再生に特化したハードウェアに独自の再生ソフトウェアを採用したミュージックプレーヤー。最大24bit/192kHzの音楽ソースを好きな場所で楽しめる。
- Texas Instruments社製のオペアンプ「OPA627」と高速バッファ「BUF634」を搭載し、高品位な音質とヘッドホンなどの能力を引き出す駆動能力を実現。
- 4800mAhの大容量リチウムポリマーバッテリーを採用。電池持続時間は最大9時間(24bit/96kHz再生時)、スタンバイ持続時間は最大100時間。
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2014年9月15日 17:38 [754783-2]
| 満足度 | 1 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 携帯性 | 2 |
| バッテリ | 1 |
| 音質 | 2 |
| 操作性 | 1 |
| 付属ソフト | 1 |
| 拡張性 | 1 |
2012年登場のDAPで発売当時は88000円くらいだったと知りましたが、自分が買ったときは68000円でした。
買ってみての感想は、これでもDAPではハイエンド扱いなんだ…ということでした。
発売当初はハイレゾ対応は珍しかったのかもしれませんが、まずはWAVやFLACやMP3などの既存のフォーマットでいろいろ聞いてみましたけど、甘い解像感にレスポンス不足気味の再生音ですが、厚みがあるので良い音だと言われてしまうのかなーと思いました。イヤホンはEX800ST、ヘッドホンはCD900STで聞いてみての感想です。
CDから直接聞いた場合は伸びのあるボーカルなどもR10では息苦しくつらく歌っているように聞こえたり、全体的に窮屈な発音だと思います。
一応200時間程度はバーンインしてからの感想なのですが、その演奏に品を感じませんでした。
スマートホンの音楽再生に比べればマシな音は出ているものの、この当時の他社プレーヤー…ソニーのwalkman、NW-A860と比較しても、分解能や再現性で負けてます。ディテールを描き切れずボーカルの息吹きなども埋もれてしまったりで、NW-A867で聞こえている微細な表現がR10では再生されませんでした。これでは感動など二の次です。R10をハイエンドプレーヤーなどと持て囃している人の機器の評価は信用すべきではないなと自らR10の音を聞いてみて思いました。また、そんな再生音なので、昨年発売されたハイレゾ対応walkman・NW-F887やNW-ZX1とは比較にならないです。R10は厚みがありウォーム系な音ので、そこで良い音だと感じてしまう人がいることは否定はしません(イヤホンやヘッドホンを外から耳に向けて抑えると抜けていた低音などがよく耳に届き厚みが出て『音が良くなった』と人は感じるもので、まさにそれです)。しかし、分解能や表現力といった面においてはNW-A860にも敵わない機種であることは否定しようがないです。
ハイレゾ対応というところに集約されるのかもしれませんが、肝心のハイレゾ再生もその甘い再生力ゆえかハイレゾ音源のおいしいところや緻密さを堪能することができません。
また、音質的な面でいえば値段はこれの半額〜2/3に近いHM-602 Slimの方がオーディオ機器らしいクリアで鮮明で芯のある音を聞かせてくれます。操作性もR10よりはまだ軽快で、フォントのデザインなどで微妙な部分があるとはいえ、音楽を聞くという意味でならR10よりも使っていて楽しいプレーヤーです。
本体デザインはソリッドでカッコイイのですが、これを携帯するとなるとちょっとつらいものがあります。カセットウォークマンの時代ならいざ知らず、携帯音楽プレーヤーが小型化した現在でこのサイズはちょっとないです。
プレーヤーも機能的には再生に問題ないレベルではあるものの、レスポンスや安定性はお世辞にも良いとはいえません。また、画面が点灯・消灯するたびに軽くノイズが入るのですが、操作するためには画面を表示させなければならないので都度ノイズに悩まされることになります。
ファイルのフォーマットによっても、楽曲の最後まで再生しきらずに尻切れになって、いきなり次の曲を再生してしまうなど、音質を楽しむ以前の問題があります。完成度的には論外です。
20GB程度までファイルを入れたmicroSDHCを挿し込むと、プレーヤーがフリーズしてしまい、ライブラリを表示するまでに20分〜40分ほどかかることがあり、この点でもSDを入れたら即SDのファイルを再生可能なHM-602 Slimなどの他社DAPと比較して使いづらいところです。
音質面も操作性もどれもが当時のwalkmanや他社製品にも劣るものでもあるのに、これをハイエンドとして推していたネットのオーディオマスコミは罪深いと思います(搭載可能容量とハイレゾ対応という意味と値段ではハイエンドと言えなくもないですが)。またそれにのせられて自分の耳で音質判断をせず、これをもって音質至上主義としてwalkmanやiPodを叩くような人たちを生んだことも罪深い。個人的にはこのDAPのどこがハイエンドなのか?と疑問を持たざるを得ません。
搭載されているデバイスは確かに定評ある高価なものを採用されていますが、それらを感じさせる音づくりのメーカーなりの哲学みたいなものが音から見えてこないし、せっかく採用された定評あるデバイスを活かしているとも思えない音は実にもったいないです。しかしオーディオハードスノッブ向けにそういったデバイスを搭載していることを宣伝文句とする戦略であれば、前述の自分の耳で判断しないような人を釣るのに非常に有効な戦略として機能したことは認めざるを得ず、その意味では音は残念ですが釣りとしては上手いと思いました。
総評としては2012年当時としてもレベルの低い携帯音楽プレーヤーであり、これが持て囃されたというのがまったく理解できない音質であり操作性でありバッテリー持続時間であり携帯性でした。
ただ、それを知ることができたので、授業料としては購入したことを後悔はしていません。
しかし今後はこういった搭載デバイスだけをことさらに売りにする製品が横行しないことを願います。携帯音楽プレーヤーもオーディオ製品なので、やはりその音づくりにはアナログ面でのノウハウや音に対する哲学は間違いなく必要だと思いますし、以前携帯音楽プレーヤーを出していたKENWOODや今も新作を作り続けているHiFiMANやソニーには少なからずそれらはあるので、それらを感じさせてくれるメーカーがそういう魅力ある製品を発信してくれることを楽しみにしたいとして、この製品のレビューを締めさせていただきます。
参考になった13人(再レビュー後:12人)
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