HD800 レビュー・評価

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最安価格(税込):¥108,000 (前週比:-76,783円↓)

  • メーカー希望小売価格:¥―
  • 登録日:2009年 5月12日

店頭参考価格帯:¥108,000 〜 ¥108,000 (全国1店舗)最寄りのショップ一覧

タイプ:オーバーヘッド 装着方式:両耳 構造:開放型(オープンエアー) 駆動方式:ダイナミック型 再生周波数帯域:6Hz〜51kHz HD800のスペック・仕様

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HD800ゼンハイザー

最安価格(税込):¥108,000 (前週比:-76,783円↓) 登録日:2009年 5月12日

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満足度:4.73
(カテゴリ平均:4.28
レビュー投稿数:88人 (試用:1人)
評価項目 投票平均 カテゴリ
平均
項目別
ランキング
評価基準
デザイン 4.28 4.16 -位 見た目のよさ、質感
高音の音質 4.81 4.15 -位 高音部の音質の良さ
低音の音質 4.64 4.14 -位 低音部の音質の良さ
フィット感 4.71 4.07 -位 装着したときのフィット感など
外音遮断性 1.61 3.80 -位 外の音を遮断するか
音漏れ防止 1.50 3.76 -位 音漏れを防止するか
携帯性 1.46 3.78 -位 コンパクトさ
  • ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております

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HD800

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ヘッドホンアンプ・DAC
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イヤホン・ヘッドホン
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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価

発売からおよそ十年、今や10万円台のヘッドホンは高価格帯の終端ではなくなってしまいました。
わたくしの認知する限りでは、このHD800、ベイヤーダイナミック社のT1などは、前世代のハイエンド、つまりHD650やDTシリーズ、AKGのK701などを圧倒的に凌駕する音質と価格で一躍ヘッドホン界の頂点に君臨しました。
しかし現在、ハイエンド界では、Audeze、Hifiman、MrSpeakers社などの平面駆動型の台頭、Focal社やFinal社のハイエンドモデルの投入もあって、HD800などというのは過去の製品、もはやヘッドホンの歴史の一部になったという感覚さえします。
UtopiaやD8000、LCD4が、これまでで完成されたものと思われたヘッドホンの音質を超越する異次元の音楽体験をもたらしてくれたのは、事実です。
これら次世代機の登場に対して、ゼンハイザー社には、彼らに追従するようなハイエンドモデルはありませんので、ハイエンドの登場が待たれます。(HE-1は別です。)
すでに開発は始まっているでしょうが。

ハイエンドと呼ばれる価格帯、音質の製品はさらに上方へと遷移しましたが、HD800はヘッドホンの価値判断の基準として、オーディオファイルの心に永遠に残る名機です。

[良い点]
-広い音場と高い解像度

-フラットな音質

-良好な装着感

[悪い点]
-ジャンルを選びがち

-イヤーパッドの装着が難しい


【デザイン】
ドライバーが耳に対して平行ではなく、やや前方に斜めに取り付けられています。音を前方に定位させる効果を狙ったものでしょうか。
一つ言えるのは、このデザインは完璧ではないということです。
証拠に、「HD800 Mod」と検索すれば無数の改造例があります。有名なのはドライバー周辺のプラスチックや金属の部品が音質に悪影響を与えているという説に基づいて、それらの部品を覆い隠すことで音質向上を図ったModです。日本でも実践されている方は大勢いらっしゃると思います。
HD800Sとの違いは、ハウジング外側の黒いグリルにライトを当て、イヤーカップ側からドライバーを覗けばわかります。

HD800のデザインで、不満に思うのはイヤーパッドのことです。
このイヤーパッドは数年で劣化し、ポロポロと黒い粉が落ちてきます。この粉がシルバーのメッシュに付着したりなんかすると、精神衛生的に非常によろしくありません。(ありえないこととは分かっていても、音響特性の劣化を心配せずにはいられません)
そして、交換が非常に難しいのです。
プラスチックフレームと一体になったイヤーパッドを位置を合わせてはめ込むといえばそれだけなのですが、これが非常に困難です。
片手にヘッドホン本体を持ち、もう片手で三箇所を強く押さえてはめこまなくてはなりません。また、非常に高価なヘッドホンに強い力をかけるのは本当に怖いです。


【音質】
普段の再生環境はこのようなものです。
MacBookPro→Chord Mojo→HD800
PCの再生ソフトはHQPlayerです。HD800にMojoは貧弱との意見もありそうですが、わたくしはそうは思いません。
HD800を十分にドライブできていると感じます。

まず感じるのは、圧倒的な音場の広さ、定位の良さ。そして何より素晴らしい解像度、分解能です。
音が広い空間に立体的に投影されるため、奥ゆきや楽器の位置関係がわかりやすいです。
また、解像度が高いため楽器や人の声の細かなニュアンスまで克明に描き出します。
しかし、それらは時として、マイナスの意味で分析的な印象を与えます。俯瞰的でどこか冷めた音質は、空間描写を必要としない音楽にとってはマイナスに働くことがあります。
以上のことを踏まえて思うに、合う音楽のジャンルは、空間の表現を重視しがちなクラシックやジャズです。

オーケストラの演奏を聴くと、広い空間に各楽器が定位し、目の前に正確無比なコンサートホールの景色を描写します。
オペラを聴いても良いです。これもコンサートホールを思わせる音場感で、オーケストラピットから聴こえる音楽と、歌手の声を描き分けていると思います。歌手の口元の筋肉の動きと、周りに揺れる空気の波さえ感ぜられる様です。(口元云々は大げさかもしれませんが)

ジャズ、わたくしはWaltz for Debbyが好きですが、これに関してもやはり空間表現が素晴らしく、小編成ということもあって、まるで目の前にトリオがいるような感覚を覚えました。ステレオのスピーカーで聴くのに似ています。
ウッドベースの低音は、HD650、HD800Sと比べると幾分重厚さに欠きますが、締まりのある音で小気味よく響きます。
わたくしにとってはこの程度で十分です。

空間表現でHD650と違うのは、HD650はふわふわと、音を空間いっぱいに、やや甘めの描写で提示しますが、HD800については、空間にきっちりと解像された音を正確に定位させるという点です。HD650は空間に音を”満たす”のに対してHD800は空間に音を”置く”という感覚です。
イヤーカップの空間が広いためか、ステレオにも関わらずサラウンドのようです。

JPOPやロックやアニソンでは、分析的な印象が強く現れます。
これらジャンルでは、音のエネルギーのようなものが薄まってしまう場合がありました。
ボーカルは遠ざかり激しさやノリのよさなどが低減され、上品にまとまってはいるのですが、どこかつまらない音楽に聴こえてしまうということが多かったです。
こういったジャンルではT1の方がよく合います。

【フィット感】
耳をすっぽりと覆う空間の広いイヤーカップのおかげで耳がヘッドホンに干渉しないので、長時間つけていても耳が痛くなりません。

【音漏れ防止】
自宅に遊びにきた友人から「家の外まで漏れているぞ」と指摘されたことさえあります。
スピーカーとしても使えるんじゃないかと思うくらい音漏れしますね。


わたくしはこの、ヘッドホン界の発展の立役者を讃えたいと思います。

主な用途
音楽

参考になった2人(再レビュー後:1人)

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tam-tam17701827さん 銀メダル

  • レビュー投稿数:129件
  • 累計支持数:312人
  • ファン数:6人
満足度5
デザイン3
高音の音質5
低音の音質5
フィット感4
外音遮断性2
音漏れ防止2
携帯性2

開放型ヘッドホンの王として長らくその地位に君臨していた名機中の名機!
ヘッドホンファンでHD800を知らない人は居ないでしょう。(知らなかった方、大丈夫です。色々なヘッドホンがありますからね、ナイスフォロー)
HD800Sが発売になった直後、少し金銭的な余裕が出来たのでいざ出陣!
リニューアルされたHD800Sの不評もありどんなものかと時間を作って視聴する事に。
迷惑にならないよう、開店時間に、比較的お客様の少ないであろう曜日を狙って行きました。(個人的な株を上げる行動を記載、器の小ささがわかりますね、笑)
まあ、比較するのにかなり時間がかかると思いましたので、
まずHD800から聴いてみる。広大な果てしない音場!まさに圧巻!なるほど、これは素晴らしい!
続いて不評の意見もあるHD800S。ん、良い音!ファーストインプレッションはHD800Sに軍配が上がります。
それもそのはずで、聴いている音源は洋楽POP。ヴォーカル帯域を主にブレッシュアップしたHD800Sのが良く聴こえて当たり前。
気合いを入れて視聴しに行ったのにも関わらず、比較対象とする音源を忘れるというボケナスです。
元々クラシック音楽オンリーではないので例え用意したところで迷うのは変わらないと思いますが。
HD800、HD800Sと交互に視聴する事約2時間。(ハイエンドヘッドホンを購入する固い決意があったので迷いに迷いました!)
遂に決断の時が!レジにてFOSTEX、TH900をご購入、笑
いやー、これは想定外の出来事でした。(音もそうですが、赤い彗星、あのハウジングにやられました、笑)

まあ結論としてヴォーカルが遠いというのはHD800の欠点にはなりません。広大な音場、今持ってこの音場の広がりは天下一品ですので。
クラシック音楽を主体に鑑賞される方には旧モデルのこちらをお勧めします。
音響製品は新しいものが良いとはなりませんので、そういった先入観は捨てて下さい。
自分の耳で実際に聴いてみて良いと思った物を購入するのが一番ですよ。
AV評論家の意見を参考にするのも良いですが、結局は個人の好みが最優先されます。
自分はこっちが良いと思うけど評論家の点数が高いこちらの製品を買おう、というのが一番良くないです。
自分の好みを最優先させましょう。初心者の方、尚更の事、そうです。評論家、上級者の意見に惑わされないでくださいね。


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とっちゃんぼうや16さん

  • レビュー投稿数:9件
  • 累計支持数:34人
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イヤホン・ヘッドホン
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ヘッドホンアンプ・DAC
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デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価

本当に好みの問題ですが無印は私にとっては最高傑作ですね、Sもいいですが私はこれが良いので、大分使用していますので新しいのをもう一つ買っておきました。大切に使おうと思います。無印については本当にもう語りつくされてますが、オ−ルマィティにとにかく自然な音で聞き疲れせずいつまでも聞いていられますが、Sも所有してますが二時間以上は長時間は疲れますね。無印に慣れてしまいどうしても戻ってきます。生産終了とはとても残念ですね。
しかしながらこのヘッドホンはほんまに魅力的な音を出しますね。  これにしか出せない音色ですわ

主な用途
音楽
接続対象
ポータブルプレーヤー

参考になった3人(再レビュー後:1人)

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new3さん

  • レビュー投稿数:96件
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デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
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ヘッドホンアンプ・DAC
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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性3
音漏れ防止3
携帯性3
   

   

5年前に初代を購入、後継の800sに買い替え後、密閉型の820を購入。この度、800sを売却して初代800の『最終・新品』を買い直した。
820の評判は良くないが、初代〜開放型そのままの音場を密閉型の820に求め過ぎているからであろう。820は間違いなく密閉型の最高峰であり、別物のテイストと捉えるべきである。初代を知らずにオールラウンド性の高い800sを入手された方は過去を振り返る必要は無いと思われる。私は敢えて初代と820(700、600も)を残したが、広大な音場感と中高音のヌケ感、繊細さは初代の「唯一無二 = 特徴」だと確信している。
初代800は聴く人によっては『ストライクゾーン』が極めて狭い(音源、ジャンルを選ぶ)機種だ。正直オールラウンド性では700、800s、T1 2ndの方が間違い無く上と思われる。従って「初代800の1本」で全ての音楽ジャンルをカバーすることは無理がある。贅沢な使い分け(T1 2nd、HD820、HD650、HD600等)が許されるのなら、ゼンハイザーの歴史的フラグシップ&名機である初代をこれからも手元に置く意義は大いにあると思われる。

主な用途
音楽
接続対象
オーディオ

参考になった4人(再レビュー後:1人)

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pccsoftwareさん

  • レビュー投稿数:18件
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ヘッドホンアンプ・DAC
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ホームシアター スピーカー
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PCモニター・液晶ディスプレイ
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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性5

アンプやDACの性能をはっきりと描いてくれます。
正直アンプとDACの一体型の製品ではこのヘッドホンを鳴らしきることはできないでしょう。
私はSONICA DACとp700Uで鳴らしていますが、音の艶感や静寂感等は他のセットではまねができないレベルにまで昇華しています。
詳しくは以下の記事にレビューしています。
http://publicrelations.tokyo/blog/2017/05/20/oppo%e3%80%80sonica%e3%80%80dac%e3%80%80%E3%81%8C%E5%B1%8A%E3%81%84%E3%81%9F%EF%BC%81/
純製品にHDVD800というセットもありますが、これを上回るなり方をしていると思います。
特に艶感が圧倒的に異なります。

電源ケーブルをヴァルハラタイプの高価なケーブルと同等のもので自作したり、ifi社のアクセサリーを導入したり、電源周りのノイズ低減を行っているのもありますが、ここまですると、静寂感が圧倒的なものになります。
http://publicrelations.tokyo/blog/2017/03/25/%EF%BD%96%EF%BD%81%EF%BD%8C%EF%BD%88%EF%BD%81%EF%BD%8C%EF%BD%8C%EF%BD%81%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB/

こういったように、ヘッドホン単品では性能を発揮することはなく、その他にもたくさんの予算が必要になるでしょう。
ですが、それで組んだコンポーネントは、ヘッドホン界では最高の鳴りをすると思います。

参考になった2

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とんかつサンドさん

  • レビュー投稿数:71件
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デジタル一眼カメラ
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フラッシュ・ストロボ
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コーヒーメーカー
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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価

   

   

今回の試聴環境は、自作PCにSound Blaster X-Fi Titanium HDというサウンドカードのヘッドホンアンプ出力端子にHD800を接続させています。
ちなみにHD800はこのレビュー時点において、既に80h以上のエージングを済ませてあり、同時にオーディオテクニカのATH-W1000XやATH-W5000と頻繁に取り替えながらの比較をした上でのレビューとなります。


さて、実際に様々なジャンルの音楽を徹底的に聴いてみました。
このレビューを書いている時点でおよそ30時間ほど聴き込んだでしょうか?
今のところはまだファーストインプレッションの域を脱していないと思いますが、その感想としては、、、。

うぅ〜〜〜〜ん、、、、、、やられました、、、。
ヘッドホンでここまでの音の表現ができるとは正直驚き以外の何ものでもありません。
実を言うと、全くエージングを施していない開梱一発目の試聴から思いっきりぶっ飛びました。

多くのレビュアーさん達が言う「比類なき広い音場」についてですが、「なるほど、こういう事だったのか、、。」という、目から鱗が落ちる思いでした。
実は僕自身、この「広い音場」という表現に対し、ある懸念を抱いていました。
それは、広い音場であるが故に音の芯が遠くなってしまい、一音、一音の線が細い出音になってしまうのではないか?というものでした。
しかし、このHD800の広い音場とはそういうことではなく、楽器の一つ一つが発する音の面積が広いということでした。
つまり、音そのものの厚みや解像感、重量感は高いレベルを維持したまま、尚且つ広い音場をも実現させていました。

一つの音質そのものに関しても、しっかりと実の詰まった剛性感あるものになっています。
低域から高域までの全域にわたり、丁寧に磨きこまれた宝石のように輪郭のはっきりとした解像感の高い出音です。

低音の量も十分で、とても上質なものです。
決して飽和したりボワつくことはなく、硬く弾むようなレスポンスの良い出方をしています。

中域の厚みも申し分ありません。
広い音場と厚みのある中域というものはなかなか両立が難しいものですが、このHD800はそれを高いレベルで見事に実現させています。

高域に関してはエージング未実施時には若干耳に刺さるようにも感じられましたが、その点に関してはエージングを勧めていくことで解消されました。
決して篭ることはなく、実に明瞭で伸びやかな高域となっています。

解像感に関しては、かつて経験したことが無いほど見事なまでの解像感になっており、その凄さはオーディオテクニカのATH-W5000を大きく上回っています。
しかも、一音一音があり得ないほど丁寧な出音になっており、かなりごちゃごちゃした楽曲でも、一つ一つの音をつぶすことなく綺麗に出力しています。
もはや、ある特定の楽器の「○○な音が・・」というレベルではなく、全ての音が実にリアルに生々しく再現されている印象ですね。

Sound Blaster X-Fi Titanium HDというサウンドカードと、HD800との組み合わせに関しても見事なまでに良くマッチしています。
その表現能力は万能で、どんな音楽ジャンルも見事なまでの表現力を見せ付けてくれます。

但し、iPodなどのポータブルプレーヤーに直挿しした場合、このヘッドホンが300Ωというハイインピーダンスな設計になっていることから正常な音質では出力されません。
一応、何とか音量こそ必要十分な量は確保出来てはいるものの、やはり電圧不足によるものと思われる音の痩せと若干の歪みが感じられます。
ですから、このHD800を使用する場合は最低限でもヘッドホンアンプを用意する必要があります。

装着感は実に軽やかで、大きく口を開けたイヤパッドと大きなハウジングにより、耳回り全体がすっぽりと覆われます。
耳そのものがイヤパッド内のどこにも干渉しないので、長時間の装着でも耳が痛くなるようなことはありません。
ただ、側圧はやや低めなので、真上や真下に顔を向けるとヘッドホンがズリ落ちそうになります。

また、このHD800は開放型という製品の性質上、どうしても外部に音漏れが生じてしまうのですが、その漏れ方が半端ではないです(苦笑)
ハウジング外側の元も目に見える位置にドライバーユニットが位置しているため、かなり盛大に音が漏れます。
そのため、同室に自分以外の誰かがいる場合は気をつける必要があると思います。

【最後に】
無駄な小細工や誤魔化しを好まないドイツの職人が本気で完成させたこのゼンハイザーHD800。
その実力は凄まじいほどの完成度です。

以前、僕はW1000Xのレビューの中でW1000Xに対し「完璧」という評価を下したのですが、W1000Xが「完璧」であるならば、このHD800は正に「奇跡」の領域です。

日本のメーカーや海外メーカーを問わず、音質とは無関係な部分に高額な素材や装飾を施すことでグレードや価格を上げていくといった製品が存在する一方、HD800は完全にこれらとは対極に位置する製品であり、目には見えない本質的な部分に惜しむことなくコストが掛けられているということが、実際にHD800を使ってみることで誰もが身をもって実感し、強く理解することができると思います。

尚、更に詳しいレビューを下記にまとめました。
http://tonkatsu.boo.jp/hd800/hd800.html

主な用途
音楽
映画
ゲーム
接続対象
オーディオ

参考になった36人(再レビュー後:4人)

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maitakuさん

  • レビュー投稿数:65件
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ヘッドホンアンプ・DAC
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イヤホン・ヘッドホン
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SSD
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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質5
フィット感4
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価

基本的にスピーカーで音楽を聴いており、特にオーディオシステムを全体的にグレードアップした後は、消音量でも解像度が高く、楽器が分離されて細かいところまで良く聴こえるため、深夜でもスピーカーで聴くようになりましたが、オーディオシステムと同様にハイエンドのヘッドフォンの音を体験したくなり、中古品を購入してみました。
これまではAKG K701を使用していましたが、やはり、その音質にはかなりの差がありました。K701も聴きやすく、解像度もかなり高いと思いますが、聴き比べるとレベルの違いを感じます。音楽のジャンルも選ばす、長時間聴いても聴き疲れせず、心地良いです。低域はK701と比べてかなり低い周波数まで伸びていることは、サンプルの音を聴くと良く分かります。
今後は、バランス接続が可能なヘッドフォンアンプを持っているため、バランスケーブルにリケーブルしてみようと思います。

主な用途
音楽
接続対象
スマートフォン・携帯電話

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iijanaikaさん

  • レビュー投稿数:43件
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薄型テレビ・液晶テレビ
5件
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イヤホン・ヘッドホン
7件
3件
ヘッドホンアンプ・DAC
6件
1件
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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質4
フィット感4
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価

購入からしばらくは、ゼンハイザーの考え方というか同社の音決めで最終判断したと思われる純正ケーブルで聴いていました。フラット指向で帯域のどこにも凸凹のほとんどない、いわゆるクセのない音を聴かせてくれていたので、HD800とはこんな音なのだろうと漠然と思っていました。

しかし聞き込んでいくにつれ、STAX SR-L700(+007tA)に比べて低域の量感がなく、楽器ひとつひとつの音の描き分けが少し甘く、全般に価格相応の音が出ていないことに少々不満が出てきました。そこで試しにHD800用の社外バランスケーブルを2種類買ってみることに。ひとつはViaBlue、他方はオーグラインで4極コネクターはどちらもNeutrik。

<ViaBlue EPC-2 Silver>
純正アンバランスケーブルからつなぎ替えて最初に音を出した途端、想像以上の音の違いに驚きました。純正ケーブルを基準点7にすると、まず分離感が8ぐらいに大きく変化しますが、これはアンバランスからバランスへの変化なのか、線材の変化なのかはっきりしません。引っ込みがちだった中域と低域がそれぞれ7.5ぐらいにアップし、おとなしかったJazzなどもエネルギッシュな感じが少し増して、残響や空気感のような細かい情報も純正より再現されるように感じました。クラシックやジャズ、ロック、ボーカルといろいろ聴いていくと、どうもクラシックよりはロック、ジャズあたりがよく合いそうな性格です。純正のアンバランスケーブルはこれを聴いた段階でお蔵入り決定で、二度と登場することはありませんでした。
ViaBlueの欠点は、ケーブルが堅く、取り回しにやや難がある点です。もちろんヘッドフォンアンプとの位置関係で気にならない場合もありますが、私のレイアウトでは動くと少し引っ張られてカサカサと音がします。

<オーグライン>
聴いてみて、オーグラインが好きな人が多いことに納得。高域の繊細な表現や全体的にクリアでカラッとした音はB&Wのダイヤモンドツィーター搭載フロアスピーカーの音色にちょっと似ていると感じました。ただ、EQで低域(周波数の範囲はお好みで)をほんの少しだけ、0.5〜1dB上げてやらないと、純正より音全体がさらに軽くなってしまい重量感はほとんどなくなってしまいます。低域さえ補正してあげれば、オーグラインの音にハマる人は多いと思います。比較試聴にLisa Batiashvili(リサ・バティアシュヴィリ)のブラームス「ヴァイオリンコンチェルト」(グラモフォン盤)をよく使いますが、オーグラインでこれを聴くとバイオリンの音色がかなりいいです。芳醇でまろやかなストラディバリの音が誇張もなくのびのび表現され、倍音や残響も素直に再生されます。ViaBlueと正反対にこの線材は非常に柔らかく細いので、取り回しには苦労しませんが、逆に断線するのではないかと扱いに気を遣ってしまいます。クラシックやJazzボーカルに向いていると感じました。パワー感、重量感の要求されるJazz、Rock、Popsには不向きですが、クラシックの他アコースティック中心のPopsや静かな楽曲にも向くと感じました。

<HD800はケーブルによってずいぶん音が変わる>
HD800は、社外バランスケーブルを使ってみて、純正アンバランスケーブルだと能力の7割ほどしか発揮していなかったことがわかりました。「1〜2mほどの短いケーブルでそんなに音が違うわけがない」というのは、実はかつて私も内心思っていたことです。ケーブルを替えても、ほとんど音が変わらなかった数回の経験から、ということもあります。しかし、本機は、いろんな条件の変化を明確に音にしてしまう能力を持っていました。今では「ユニットの再生能力が高い場合は、線材によってはっきり音色が変化する。」と考えています。特に本機のような能率が悪く、比較的大きな電流が流れるものでは、可聴周波数域の交流抵抗が線材で異なるので、言ってみれば複雑なイコライザーを入れたのと同じような効果が小さな電流よりわかりやすくなるということではないかと思います(想像です)。

<さらにアンプで化ける>
第二世代も出たSENNHEISER純正ヘッドホンアンプは高額なうえ、当然ながらSENNHEISERヘッドホンにチューニングされているため、他社のヘッドホンを組み合わせてベストな音が出るかどうかはわからなかったので、購入に二の足を踏んでいました。

ヘッドホン愛好者の海外サイトをのぞいてみると、リファレンスとしてViolectric(Lake Peopleの民生用ブランド)HPA-V281をあげている人が複数いました。このアンプ、日本には代理店がないらしく使っている方もそれほど多くないようでした(何人かブログにあげている愛好家はいます)。

そこで個人輸入しました。試聴もせずこのような高額機種を買うのは初めてで、失敗したらどうしよう、などと不安でいっぱいでしたが、到着し、何千回聴いたかわからないほど曲の隅々まで頭に入っている24bit/96kのファイルを再生すると・・・あまりの音の違いに誇張ではなく驚きました。そんなに低いレベルの音を聴いていたわけではないのに、これまで聴いてきた音は何だったのかと。レンジがどうだとか、解像感がどう、音場が、などというよく聞く言葉では表現できない「明らかな違い」でした。無理に言葉にすると、V281を聴いてわかったことは、それまで聴いていたほとんどの音は不安定でゆらいでいたらしいということです。音数が多い楽曲だとそれぞれが混じり合った音になるわけですが、すると1音、1音が相対的に下がったり上がったりしてきこえていたようなのです。V281は正確無比、抜群の安定感、よくある言葉で音質についてあれこれ書くと、いや違うかな、と感じるので逆に言えば音質について「全く」不満、欠点は私の駄耳では感じません。

HD800はV281のボリューム9時の位置で十分な音量が出ます。この音質、このパワーならどんなヘッドホンをつないでもその機種の特性が十二分に発揮できると思います。HD800もアンプでさらに化けてくれました。

比較製品
STAX > SR-L700
主な用途
音楽
接続対象
オーディオ

参考になった7人(再レビュー後:3人)

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KURO大好きさん 銅メダル

  • レビュー投稿数:105件
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イヤホン・ヘッドホン
30件
1041件
デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
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高音の音質5
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音漏れ防止無評価
携帯性無評価

【デザイン】
好みは別れると思いますが、高級ヘッドホンらしいデザインだと思っています。
個人的には評価が高いです。


【高音の音質】
特に特徴も無いですが文句はありません。


【低音の音質】
量感は少な目ですが、深く沈み込むので文句はありません。


【フィット感】
重量はともかく、装着感は快適の一言です。
長時間の装着にも耐えられる高級機に相応しい使い心地です。


【外音遮断性】
遮音性はハッキリ言って悪いですが、それを期待して購入する機種ではないので問題はありません。


【音漏れ防止】
音漏れはハッキリ言って盛大ですが、それを期待して購入する機種ではないので問題はありません。


【携帯性】
ケーブルが太くて長いので携帯性は悪いですが、ヘッドホン用としては品質に優れていると思います。
私の用途には合わないので、リケーブルしました。


【リケーブル】
HD800はバランス化がトレンドとなっており、リケーブルの種類が豊富ですが、とても高価なモデルが多いです。

私は小型のオーディオ機器やショートケーブルが好みであり、使用するのは3.5mnステレオミニ端子が多く6.3oの端子が標準装備であることに不便を感じていました。

このような条件に合うHD800用のケーブルは希少なので、今回はフルカスタマイズでオーダーしてケーブルを作成して頂きました。

線材はViaBlue「EPC-4」を用いて長さは使い勝手の良い1.5mとし、今後の発展性と汎用性の高さを考慮して、2.5mm4極バランス端子としました。
EPC-4は被膜が硬く使い勝手が悪いのですが、被膜を剥いで布膜ケーブルに交換して頂くことで、とても柔らかくしなやかなので使い勝手は良好です。
今のところは3.5mmアンバランス接続でのみ利用しているので、変換プラグで利用します。

期待通りに元のケーブルとは音色変化が小さく、HD800らしさを失わないケーブルです。
帯域の広さをそのままに低音の響きが改善した印象です。

細いケーブルなので断線リスクは有りそうですが、音質低下は全く感じられず、使い勝手が大幅に向上し、とても満足しています。

【総評】
HD600を愛用していてゼンハイザーとは長い付き合いですが、HD800は発売から5年経っての購入でした。
購入後、時間をかけて上流を整備して来たこともあり、再レビューさせて頂きました。

このヘッドホンの最大の特徴は、圧倒的な音場の広さと定位の良さです。
私はポータブルで音楽鑑賞する機会が多く、イヤホンの利用頻度が高いです。
ヘッドホンを聴くときにはイヤホンでは得られない特徴があることを重視しますが、このヘッドホンはその点においては文句無しのサウンドです。

大編成のクラシック音楽を鑑賞するときにはもちろんですが、ライブ収録のDVDを観るときにもこの音場感は欠かせません。
また、JAZZやPops系の音楽におきましても、けして相性は悪い訳でも無く、とてもクールなサウンドで聴けるのでHD600との使い分けが十分に可能です。

既に語りつくされていますが、このヘッドホンは上流次第で得られる音質が大きく化けます。

購入当初はDACにはnano iDSD、HPAにはnono iCANの環境で聴いていて、これはこれで十分に良い音であることに違いはありませんが、高音質の追及においては、道半ばという感じでした。

購入後しばらくして真空管式HPAのTRX-HD82を購入しまして、HD800との組み合わせでも適度な温かみのある音質が得られたことで、結果としてこのヘッドホンの魅力がさらに高まりました。

近所の販売店では、T1、HD700、W5000、K812、TH900のヘッドホン群とHDVD800、HDVD600、P-700u、U05、HD-DAC1のHPA群で自由な組み合わせによる比較試聴が可能なので、お気に入りの音質傾向を掴むことが出来ました。

他にもHA-1、DA-6/P-1u、Hugo、X-DU1/X-HA1、A8、HA-501、PureDAC、EPA-007などでHD800を試聴する機会がありましたが、アンプとの相性が重要であることを確認しました。

HDVD800はDACのクオリティが残念なので、高性能なDACにHDVD600のバランス接続が最適解のひとつだと思います。

しかしながら私の場合は設置スペースの都合から複合機を探していましたが、満足出来るモデルが見つかりませんでした。
そこでアナログアンプと組み合わせて使用することを視野に入れつつ、DAC性能に優れたHugoを選択しました。

Hugoは単体利用でも素晴らしい音質ですが、TRX-HD82の組み合わせでは解像度の高さと真空管アンプならではの音の響きの良さが感じられて、お気に入りな組み合わせでした。

その後ヘッドホンにEdition5を導入し、HD600をDMaaによるチューニングをした結果、HD800は他のモデルと比較すると音に深みや響きの良さが感じられず、淡白でつまらないサウンドであると感じられ、しばらくの間、あまり利用していませんでした。

昨年後半にアンデックスオーディオの真空管アンプ「HPA-WEVT25」を導入した結果、音質が改善されたことで、再び利用するようになりました。

このアンプは真空管アンプらしく滑らかな音色であり、音の響きが綺麗であることはもちろんですが、実在感のあるリアリティなサウンドであるのも特徴的です。
また解像度の高さも素晴らしく、そのサウンドは真空管アンプでイメージされるような緩さを感じさせません。

理由としては、Western ElectricのVT25という1940年代の出力管を使用していて、真空管全盛時代の貴重なヴィンテージ管でもあり、音の響きの良さは絶品です。

初段の真空管に松下製の6BL8、Rコアトランスのアナログ電源を用いることでさらに音質が改善しました。

アンプを変更することで、HD800でも潤いのあるサウンドが得られ、とても素晴らしいサウンドになりました。

上流を整備することで実力が底上げされて、さすがにゼンハイザーのハイエンドヘッドホンであると感じられる上級な音質に化けます。

もちろん音場の広さは他のヘッドホンを圧倒するので、今まで感じていた不満が解消されたことにより、今後も末永く愛用し続けて行ければと思います。

主な用途
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レオニダス卿さん

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音漏れ防止無評価
携帯性無評価

[デザイン]
近未来的な独特なデザインですが、個人的には良。
[装着感]
装着感は良。側圧もキツく有りません。
夏場は、ちょっと暑いかも。
[総評]
ゼンハイザーがクラッシック、JAZZ向けのチューニングしたフラッグシップモデルのオープンエアータイプです。

オープンエアータイプとなっていますが、実際にはセミオープンタイプみたいな構造で、AKG K812の様なハウジングは穴だらけと言う構造では有りません。

よって夏場は、ちょっと蒸れて暑いかもですね。

解像度が高く、音場は広いですが帯域バランスはフラットに限りなく近い感じです。

よって、再生環境ではクラッシック、JAZZは良いですが、POPS、EDM、ロック、メタルとかでは音にメリハリがなく、解像度が高く、音場が広いだけでノッペリした感じで、現代音楽には向いていません。

ドンシャリ傾向のアンプと組み合わせると、まだ現代音楽でも楽しめる感じですが。

現代音楽ならHD800sの方をお薦めします。
HD800sは、変に音場も広がらず、帯域バランスも多少ドンシャリ傾向に変更になったチューニングになっているので、POPS、ロック、EDM等の現代音楽のも良く合いますね。
HD800sは、メーカー側が現代音楽に合わせて再チューニングしていると言うだけの事はありますね。

クラッシック、JAZZを聴く人にはHD800は、良いヘッドホンだと思います。

又、現代音楽ならT1 2ndとかの方が音楽を純粋に楽しめますね。

追記…
フラッグシップの意味合いは、多くの同類の物の中でも最も重要なものと言う意味も有るので、高額で受注生産のHEー1より、一企業としての全世界の売上高、粗利益はHD800、HD800sの方が多いと思うので(販売数が多い)私は、HD800、HD800sはゼンハイザーのハイエンドヘッドホンでは無くなったのかもしれませんが、依然フラッグシップヘッドホンだと思っています。

まず、600万円のヘッドホンオーディオなんて一般的には現実的では有りませんし、在庫ロス等を防ぐ為に受注生産と言うスタイルをとっている事から、ゼンハイザーは、こんなに高額なヘッドホンオーディオも造っているんだぞと言う半ばプロパガンダ(宣伝、広告)の商品だと思っています。

実際、クリスタルケーブルのminiーminiケーブルで20万円を越えるハイエンドは受注生産ですからね。
あれも一種の企業のプロパガンダ商品だと思いますが。(これは試聴会で試聴済み)
値段ほど凄くなかったですけどね。

買いませんが、HEー1も聴くだけ聴いてみたい気持ちは有りますが。

しかし、ヘッドホンオーディオに600万円も出すくらいなら、私は鳴らせる住環境でピュアオーディオをやるでしょうね(笑)

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yezoshimaさん

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音の広がりは信じられないほどのものがあります。が、本来信号に広がり情報がないはずの電気増幅音楽でも広がり感が出ますので、ヘッドホンで作っているのでしょう。音場感で匹敵するかもしれないSR-007は、電気増幅音楽では横一列の頭内定位になりますのでそこは良し悪し。

実測特性を見る限り、ダイナミック型としては歪特性はかなりよく、過渡特性では立ち上がりではコンデンサ型には負けますが、立下りでは上回り、BA型に近い。

しかし、音質には癖があります。低音が軽く、中低音が変に膨らみ、中高音ががっくり落ち、高音が強調される。これはPAスピーカーの逆特性そのもので、声のハリを求めてギンギンに調整された電気増幅音楽を出来るだけ自然にきかせるための工夫なのでしょう。が、逆にフラットな特性をもつPAなし音楽では不自然に聴こえます。そこで実測特性をもとに周波数特性を調整して使用しています。が、その場合も、「鋭さ」はのこり、コンデンサ型の自然さには届きません。比喩的にいえば、周波数調整前の本機はガラスの器、周波数調整したらクリスタルになる。が、SR007のような絹、SR009の海島綿の自然さは出ないんですね。

ただし、この評価はPCにDACをつないだものに対してです。同じ盤を再生したらわかりますが、PC+DACはオーディオ機器に対して相当に低質ですので、そこは考慮する必要があります。ただ、オーディオにはPCほど精細に音質を調整する手段はないので、背に腹を変えられずというところもありますね。

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イジワルな天使さん

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購入して約2年経ちます。
現在はCH800S→HD800でバランス接続で使用しています。
DACとアンプも高価な物ではありませんが内部がバランス構造になっているものを選びそれなりに満足ゆくようになりました。
10万弱のアンプDAC複合機にアンバランス接続した音に比べたら遥かに良くなりました。
HD800の能力を引き出すにはそれなりの努力も必要なようです。


数日前、オラトリオのコンサートに行ったのですがそこのホールは800席ほどの比較的こじんまりとしたホールだったのですが、音響がこのHD800に似通っていると感じました。
「コンサートホールにいるかのよう」言われるHD800ですが、さすがにオーケストラを2000席のホールで聴くほどでは無いなと感じていましたが、なるほど800席のホールと同等相当なのかもしれないと思った次第です。
(DACやアンプへの投資によっては変わってくるかもしれませんね)。

耳へのフィット感もとても良いです。
HD800も得意分野、不得意分野ありそうですが、現在はHD800ばかり使ってます。
他のヘッドホンに興味が無くなったわけではありませんが、このHD800はずっと手元に置いて使い続けたい名品だと思います。



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Angsyallyさん

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HD800です

   

私は現在、約30台のヘッドホンを所有し、主にクラシック音楽ばかりを、其々聴く音源によって使い分けています。
HD800は、『クラシック音楽を聴く最強のヘッドホン』として、余りに有名ですが、何しろ高価過ぎるので、気に懸けぬようにしていた積りでしたが、心には「いつかはHD800」という思い込みが、深く洗脳されていたのですね。
過去に何度も試聴して、特に好みの音質ではないと認識していたのですが、ネットで格安の中古の出物を見つけ、更に「6ヶ月間保証」との文字に背中を押されて、気づいたら、購入していました。
まるで催眠術にかかった様です。 HD800の第1の効用は、『手元に置く事で得る安心感』です。それによってやっとHD800コンプレックスから脱却できるのです。
オーケストラ曲を美しく立体的に聴くにはこれ以上のヘッドホンは、無いのかも知れません。 然し、万能では無い様です。
室内楽なら、T1やAKGの方が合っています。得意分野の管弦楽でもブラームスならHD650(dmaa改)、モーツァルトならK701、バッハならK712、そしてオーケストラ曲を迫力あるサウンドで聴くならばFidelioX1又はDT990proという棲み分けは、余り変わりません。
私の所有するヘッドホンの中ではDT1990proが、一番得意分野が重なるようです。 大オーケストラや大がかりな合唱曲を、生々しくリアルなサウンドで聴くならばDT1990proの方が迫力があります。
然し、HD800は、どんな重量級のトゥッティも決して音割れしたり団子状態に重なったりせず、冷徹とも言える程のクリアな響きを聴かせてくれます。そこに一抹のもの足りなさを感ずるのは私だけでしょうか? 古い録音でもワルターの『田園』や、ミュンシュの『幻想』等も他のヘッドホンでは味わえない感動が体験できます。
然し、フルトヴェングラーのモノラル録音は、DT1990proの方が合っています。 最近の高音質の立体的な音源ならば当然このヘッドホンが、最良でしょう。
美しい幻想の時間をゆったりと過ごしたいのならば、最良の選択と思えます。
(中古で購入した私に、このヘッドホンの事をとやかく言う資格は無いのかも知れませんが。)

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SNOW-Tさん

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高校時代に友人から紹介されデザインだけでほしいと思わされた商品です。
まさか今になって手に入れることができるとは感無量です。

環境:PC→AL-38432DS→FABRIZIOLO EX→HD800

音源:DSD:(eufonius:sati)
        (suara:天かける星)
        (ハルモニア・アンサンブル:サンタが町にやってくる)
    
    ハイレゾ(FLAC):(ONE OK ROCK:Bedroom Warfare)

CD(FLAC):(山下達郎:OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012)
    


デザインはいかにもヘッドフォンです的な雰囲気が出ていて私はとても好きです。
安っぽいという人がいますが全然そんなことはありません。そもそもこのデザインで一目惚れしたのですから文句なんかありません。

側圧はゆるいので楽に聴けます。そして耳全体を包み込む感じなのでフィット感がいいです。

肝心の音質ですがまず音場がとても広いです、たしかにヘッドフォンで聴いてるというよりスピーカーで聴いてる感じです。
高音から低音にかけてどの音もバランス良く出ていますなので聴き疲れはしにくい部類だと思われます。

そしてなにより解像度が半端じゃ無いです。音源の録音環境などが良くなければ「こんなもんか?」と思われてしまうでしょう。
音源はしっかりしたものを用意して聴いてください度肝を抜かれます。

あとは分離感も良く音がダマになりません。ロックなどでは個々の楽器の音がしっかり聞こえてきて楽しいです。
それでいてボーカルは半歩下がったくらいで埋もれたり目立たないといったことはないのでご安心を。

よく低音の量感が足りないというレビューを目にしますが個人的にはちょうどよいです。これを使う前にMDR-1Aを使っていた身なのですが、
それと比べてしまうとたしかに少ないですが長時間音楽と向き合うのには良い塩梅です。


総評すると他を寄せ付けない別次元の音の鳴り方をするヘッドフォンです。だからこそ音源や環境には十分気を使ってほしいと思います。
さすが何年も賞を取り続けているだけのことはあります。まさに孤高の王といっても大げさではないでしょう。

※追記

アムレックのAL192-2O2CDAを使いテレビから光接続をRCAに変換しアンプに繋いで音楽番組(毎年12月に幕張メッセで開催されるライブ)を視聴したのですが「コブクロ」の生々しい声が地デジの圧縮音源で聴けて驚きました。まるで会場に居るかのようです。

やはりこのヘッドフォンは素晴らしいです。







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hayato01さん

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レビューを見て、開放型らしい薄ーい音なのか?とも思っていたら、高能率の非常に元気良く、前に出て来てかつ抜けがよく素直に鳴ってくれる音で吃驚するほどでした。

べイヤーT1ー2nd比で、あちらも大概と解像度が高く音場が広いと思っていましたが、更に一段上をいく分解能と粒立ちのよい、立ち上がりの非常に速い、明確でドライな、超高解像度モニターのような(>絵で例えるとアンドリュー・ワイエス等のような?)音で、空気感まで目の前に再現してくるようです。

較べて(あくまで双方比較して)T1ー2ndの方は、低能率でややもすると鳴らせにくい事もある分、ウエットに音が絡んで、その分音色をよく再現してくれるように感じます。

(※高音ー低音の音のバランス自体は殆ど変わらないように思います。
なのでヘッドホンでは珍しく?、両者併用してもほぼ違和感なく行ったり来たり出来ます。)


T1−2ndで唯一の弱点は、ピアノのように、同じ材質の数多くの発音体を備えていて同時に多数の音を使う楽器で、演奏家もそれぞれの声部で複雑にタッチの変化を付け、かつ綺麗な音で流していくのではなく音どうしがぶつかるのにも意味を持たせ多様な音色を使っていくタイプの人=高橋裕治や初期のポリーニやら=の演奏を再現した時に、どうもそのうちの何らかの手の加わった音がヘッドホンの振動体のどこかの共振点と一瞬がっちゃんこする事があるようで、ややもすると分解しきれず音がほんの瞬間濁るような感じになり、定位が瞬間飛んだり、甚だしい場合には(少し大げさに言うと)チュッとかジュッとか割れたようになる事がある事で、、それが次第に気になって浮気してみたのですが、
それに反しこちらではそういった共振点がずっと上の周波数域に逃がされているような感じで、全く問題なく濁りの無い、T1よりも更に上の分解能というものがあったのか(!)と思う程クリアに分解された綺麗な音を出してくれます。

その反面、その共振点の高さによって?、T1に慣れた耳にはどうも耳がキーンとしたり、シーとホワイトノイズのような音が後に幻聴のように残るような事もあります。。


HD800で音が音楽として聞こえて来辛い・賛否両論ある等々というレビューが一方であるのは、
@その高い共振音を耳が不快に思って拒否してしまい、その辺りの音を脳がマスクしてしまうために、本当は再現されている倍音の絡みや、立ち上がりの鋭さ・粒立ち等々も一部聞こえなくなっている?のか、
Aあるいは音遮断性が全く無い為に、何らかの環境ノイズの影響を受けていて、それによってこの製品の最良の部分が物理的にマスクされてしまっている
(頭上のエアコンや扇風機は勿論7,8m先の冷蔵庫もダメです。T1でも普段ほとんど意識にも上らないような外部の様々な音が被さって来てダメでしたが更に厳ダメです。
電気ストーブも電源周波数の音でビーンと共振するようなのはダメです)、
の何れかではないのか(?)、と思います。

目下ピアノの現代曲や、チェリビダッケやティルソン・トーマス等の高い分解能や情報量を駆使して顕微鏡で拡大した世界を展開していくようなオーケストラ演奏はHD800で、オーケストラでももっと普通の演奏やチェリビダッケ等でも古い演奏はT1−2ndで、バイオリン独奏はT1−2ndで、同ピアノ伴奏付ソナタはピアノの独立的活躍度合いによりいずれかでと使い分けるような状態になっていますが;
もしかしたら新しいHD800Sでは両者の間を取るような音作りになって(あるいは目指して)いるのかも(?)、まあ現状で大きな不満もないので、それはそれでまた来年のいつかの楽しみに、今トランプ相場の真っ最中でドル高円安に転じて並行輸入品も急に値上がってしまいましたが、これが再度逆転した頃にでも、と思っています。


現在落ち着いている主な環境
CDプレーヤー エソテリックK−03x,K−05、アキュフェーズDP700
ヘッドホンアンプ ラックスマン p700U p−1U

※ ゼンハイザーもここまでの製品を作るならいっそ、このようなあけっぴろげ開放型ヘッドフォンの遮音用の「防音ヘルメット」みたいなやつ開発してくれませんかねー、
 それにしてもべイヤーといい、かつて黄金時代のあった日本のオーディオメーカーも斯様なドイツ各社に堂々負けない製品を作って欲しいものと思います。。

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