TS-E24mm F3.5L IICANON
最安価格(税込):¥273,490
(前週比:±0
)
発売日:2009年 6月12日
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2019年5月18日 06:56 [399534-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 無評価 |
| 機能性 | 5 |
タウシュベツ橋梁と夏の天の川 |
オンネトーと夏の天の川 |
最果ての地 |
数年前、高額なEF11-24F4Lを購入するために何かを置いていかないと行けない選択に迫られたとき、本機種の売却をいたしました。
当時は、前に進むには何かを置いていく必要があるという自分の戒律通りの売却だったので後悔は無かったのですが、EOS Rを購入して使っていると一部のEFレンズのマウントアダプターを経由しての接続時に性能の向上が見られたので。
本レンズとEOS Rを接続すると、MFのピント合わせのアシスト機能やDLOの処理も可能となったのとミラーボックスが無くなったので、シフトリミット付近の描写の向上の有無が気になります。
作例は、本レンズで撮影した最後の作品となります。
【タウシュベツ橋梁と夏の天の川】
2013年に撮影した写真です(2015年リマスター済み)
500pxで80,000view越えの星空写真スキルの絶頂期に撮影された写真なので、今年の目標の1つに、EOS Rでこれ以上の写真を撮ることが入っています。
【オンネトーと夏の天の川】
今でこそ比較的に簡単に天の川のアーチ写真を撮れるようになりましたが、2014年はまだ自身のスキルが未熟だったせいもあったので、シフトで水平を維持しながら撮影できる本レンズはパノラマ写真で大活躍しました。
【最果ての地】
本レンズで最後に撮影した作品になります。
水平方向にシフトすることで、限りなく完璧なパノラマ写真の撮影が可能となります。
いつかまた使ってみたいなと思えるレンズです。
今持っている方大切に使って下さい、広角レンズの真髄を見たい方はあえてこちらのレンズを購入するのも大いに有りだと思います。
EF11-24F4LとEF16-35F2.8LVを使っていますが、デジタル全盛の現代でもTS-E24mm F3.5L IIがあれば…と思えるシーンによく出合います。
むしろ、ミラーレスカメラにこそ使ってみたいと思えるレンズです。
懐かしくなったので、今更ながらレビューさせて頂きます。
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2017年10月24日 17:12 [1072783-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 1 |
| 機能性 | 4 |
この夏、2週間使ってみた。
最初はおもしろく感じるのだが、
だんだんストレスが増えてくる。
マニュアルフォーカスということが大きいが、
それ以上に「ティルト撮影に気持ちが縛られる」ということだ。
これは、はっきり言って素人の発想かもしれない。
そもそもこのレンズは、目的(用途)がある人が、意志をもって使うレンズ。
子供メインの日常撮影に、このレンズを持ち込もうというのが、大きな間違いだった。
「ティルト撮影に気持ちが縛られる」というのは、
このレンズを使う以上、ティルトで撮りたくなる、ということ。
なぜなら、シフトで使うシーンが少ないから。
そして24mmでF3.5。
性能だけ見ると、それほど特徴的ではない。
画質の違いはあれど、
EF16-35mm F2.8L II USMやEF24-70mm F2.8L II USMの方が明るいわけで。
となると、オートフォーカスする方が便利に決まっている。
となると、ティルト撮影に縛られる、となる。
つまり私は、このレンズに適したユーザーでない。
という前提のもとで、良い点を。
画質。ピントが来たときの抜け感は素晴らしい。
立体感もある。単焦点レンズでなければこの感覚は味わえない。
(そういう意味では上記のズームにはないメリット)
操作性。先代モデルも使ったことがあるが、
これは本当に便利になった。レボルビング機能がめちゃくちゃ便利。
微妙な調整がストレスなくできる。
非常に重いし、マニュアルフォーカスという点で、機動性は皆無。
仕方なし。
誰もがわかっていることと思うが、
スナップ向きではない。
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2016年10月21日 23:47 [970275-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【操作性】NikonのPCレンズだとシフトすると自重で勝手に落ちてきたがキヤノンの24mmはそのような事が無く操作もしやすく良好。
【表現力】純粋な単焦点レンズとしても、もっと活用して撮影の幅を広げたくなる程、自分好みの雰囲気の絵が撮れる。
【携帯性】収納時にレンズフードとのバランスが若干気にはなるが慣れれば問題無いかと。
【機能性】TS-E17mmを使い倒しているので機能的にも十分満足できる。
【総評】17mmのシフトに続き、評判がすこぶる良かったので新規に導入。もっと早く導入すべきと反省。
撮影現場でのレンズチョイスに幅が広がり撮影そのものが楽しく感じられる。
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2016年5月23日 18:26 [932481-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
Test1:通常のフルサイズ24mmとして撮影 |
Test2:Test1と同一カメラ位置でShift機能を最大&カメラ角度の調整後 |
マジックミラー(王将&龍王とレレレのおじさん) |
大阪・中之島にある、『なにわの日本銀行』 |
夕暮れの大観覧車(大阪・天保山) |
Shift機能を最大限生かして撮影した、『大阪・通天閣』 |
随分、時間が掛かりましたが、テストサンプルの写真も出揃ったのでレビューを書きます。
EOS 5Dsを購入する際、
「The Triple Standard Lens System(3本の標準レンズ構成)」
として敢えて準備・予約した後、
昨年(2015年12月24日)のクリスマスイブに、
「関西圏では、(かつては)最も有名なゴイチ(51)のカメラ店」
で購入したレンズ。
(TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD (Model A007)[キヤノン用](以下、TAMRON 24-70)の自身のレビュー写真の撮影日付を参照)
このレンズの評価は大変難しい。
評価基準を何処に置くかで、ごろっと変わってしまう。
実のところ、
意見1:このレンズにズバリ、(市場実勢価格の)20万円の価値はない!
意見2:これだけの基本光学性能を有するレンズが、20万円とは破格のプライス
と、テストを終えた自身の心の中でも評価が真っ二つ。
以下、何とか考えをまとめ、他レンズ同様、とにかく小数点1桁まで自己評価致しました。
(評価項目では、小数点以下は切り上げ)
【操作性】4.0
1.操作には多少慣れが必要
2.実際に上手く使いこなすには、
写真やカメラ・レンズの技術的な基礎知識が必要不可欠
己の感性だけを頼って写真を撮ってきた方には、かなりの実写経験が必要
3.以上の事が理解出来れば、PC-E Nikkor 24mm f/3.5D EDと共に、
フルサイズ(FX)版では他に決して真似出来ない写真ライフが、貴方様を(レンズ沼へと)手ぐすね引いてお待ちしています。
【表現力】4.85
他のインターネット情報等でU型は、(自分が所持していない)T型と比較し、
・イメージサークル:φ58.6→67.2mm
(通常のEFレンズはφ43.3mm。直径で約1.35→1.55倍、面積で約1.8→2.4倍)
になった恩恵が、
・ティルト角度:±8°→±8.5°
・シフト移動量:±11mm→±12mm
になった以外、レンズ設計も改良。画質等でも様々な向上をもたらしたみたいである。
購入当初、余り画質を期待していなかったが、
2016年5月段階で自身が所持したレンズの中でも、
「トップクラスの光学性能を有する」
事がテスト結果で判明した。
解像度:自身の所有するレンズで、
「トップ・ファイブ(上位5本)」
に入る実力。
イメージサークルの直径が通常のレンズより約1.55倍も大きいのに、
「EF70-200mmF2.8L ISU USM(以下、EF70-200の2.8U)」
と第二グループのトップ(3位)争いが出来るだけの光学性能を有している
色収差:ほぼ確認出来ない
今、自身の所持しているレンズの中で自身の5Dsの独自テストにて、
EF70-200の2.8Uでも使用焦点距離&特殊撮影条件下にて確認された、
(軸上)色収差ですら、ほぼ確認出来なかったレンズは、
わずか2本(実力トップ2)で、その内の1本。
解像度同様、巨大なイメージサークルを持っている事を考えれば、
正に驚異的なテスト結果・・・。
ボケ味:敢えて弱点を挙げれば、開放F値が3.5である事
なお、この模写性能でF2.8のレンズ開放値なら、4.9点は超えている。
事実、若干、像面湾曲こそ残っているものの、それ以外、
自身はこのレンズにDPP4等のレンズ補正の必要性をほとんど感じない。
参考までにこのレンズはイメージサークルが大きいので、
アオリ機能がなく、このサークルに合わせたサイズの撮像素子で撮影したのなら、
「色収差が確認されない上、解像度が実に1億画素にも対応している超広角レンズ!」
という計算となる。
【携帯性】3.4
TAMRON 24-70やEF24-70mm F2.8L II USMとほぼ同サイズ・重さ。
携帯性には少し問題あるが、この高性能と撮影時には自身の手のサイズと丁度合うので、この点となった。
但し、これで建物等の夜景を撮ることもあるので、開放F値2.8が欲しかったのも事実。
【機能性】4.8
これだけの超高性能広角レンズにアオリ機能まで付いている。
また使用特性上、MFで減点する必要はない。
但し、最近はコンピュータ上でのソフト補正で、
シフト・ティルト機能を搭載したものも出てきたので、
「今までのような甘い点で済むか?」
という事で微妙なところだが、-0.2点の減点で4.8点・・・。
【総評】4.75
このレンズの売りはアオリ機能と共に、
「トータル的にも、超高性能広角単焦点レンズ」
という点にある。
パソコンソフト上では、
・レンズの味までは修正しにくい
・若干、画質低下も招く
ので、その高い光学性能は、
「この5000万画素オーバーのフル(FX)サイズ対応のカメラ」
が市販された今、(約20万円という)高価格という問題もあるが、
もう少し評価されても良いと思う。
しかし、また逆にこのレンズ(24mmの画角)では、
「撮る被写体がない・全く必要がない人」
には不要なので、正に高い買い物になるのは必定・・・。
【結論】
結局、このレンズの評価は、
・フル(FX)サイズ24mm単焦点
・開放F値が3.5
・ティルト(±8.5°)/シフト(±12mm)機能
・AFには未対応
・5000万画素のフル(≒2000万画素のAPS-C)サイズの一眼カメラにも充分、
対応してくれる高解像度性能
・(倍率・軸上)色収差がほぼ完璧に抑えられている
これだけの超高性能レンズで、
・市場実売価格が約20万円(=そのために自身が20万円も出費出来るか?)
というところが、最大の焦点になろうかと思います。
よって自分的には、未だに人に勧めて良いかどうか、大変迷うレンズでもある。
但し、2016年5月段階での『雀のチュンチュンの結論』としては、
1.これから写真(技術)を本格的に学びたい
2.理系で建築やデザイン系等を志す人で、建物の写真を撮影する事が趣味
である人ならば、
「他レンズとは、ひと味もふた味も違う写真が撮れる!」
という事で、この手のレンズは1本持っていても、決して損はしないと思います
(=そういう方には奨励致します)
という結論にさせて戴きます。
- 比較製品
- TAMRON > SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD (Model A007) [キヤノン用]
- CANON > EF70-200mm F2.8L IS II USM
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2016年4月2日 07:40 [919317-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 2 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 4 |
まずはM3で |
建物 |
夜景 |
トイ風 |
断崖絶壁 |
絵画調湿原 |
入手してから半年以上が経ったところでレビュー。
【操作性】
ゴツゴツして一見武骨に見えるレンズなのだが、シフト、チルト、2箇所のレボルビング、ロックと操作機構が豊富で実に繊細。
これらのスイッチ類を優しく扱いたい。
ピントリングは、最短0.21mから3mまでで9割以上の可動域をカバー。
マクロや物撮りではピント精度の確保をしやすい一方、特に高画素機での風景撮影では3m超から無限大までの微動調整は少しシビア。
解像感等を活かしきるには高倍率ライブビューを積極的に活用したい。
【表現力】
このレンズにしか出来ない唯一無二の描写力。
シフトでは、建築物が入る都市景の撮影で目線上の遮蔽物等を整理しながらパースや歪みの少ない描写。
ティルトではボケのコントロールにより近接被写体のぼかしやパースに応じた解像感のアップ等のコントロールを図れる。
逆光耐性も高いので、HDRを利用した写真表現も研究中。
【携帯性】
800g弱であるが都市景や風景撮影では、地球の果てまで携行したいと思わせる。
【機能性】
レボルビング機構の搭載によりピント領域の最適化を図りやすい。
ピント調整のみならず露出のコントロールもマニュアルで行わなければならない。
操作系のパタメータが多すぎるのか、残念ながらDLO非対応ではあるが、高画素機対応のための回折干渉補正データも欲しいところ。
【総評】
価格ドットコムで諸先輩に薦められなければ、24mmF1.4の単焦点で人生を終えたところ。
初めてレンズを手にした時は、荒馬ぶりに悶絶した。
シャインプルーフの原理の体得にティルト目盛とエクセルシートを眺めるだけでなく、EOS M3のMFピーキング機能と各操作時の動画を積極的に活用している。
三脚とこのレンズをセットで外に出かけたら撮影の楽しさが格段にアップするのは間違いない。
たとえ撮影位置が半径1mの範囲内でも、何の変哲も無い眼前の風景や被写体が豹変する瞬間、次の扉が開く。
このレンズでしか出来ない発見と孤高の世界の入り口にようやくたどり着いた。
地球の果てまで持っていきたいレンズの一つである。
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2016年2月13日 17:26 [904356-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 5 |
実は、発売告知があったときにすぐに予約したのは、17ミリのほうでした。しかしそのあと、レンズ構成などを見て考えが変わり24ミリに変更しました。従来のレトロフォーカスとは全く異なる異様なレンズ構成に何か可能性を感じたからです。17ミリのほうは従来の超広角レンズとしては順当な鼓型の素直な断面をしています。しかしこのレンズは途中に巨大なレンズが嵌っていたりして美しくないのです。ここまで大胆な構成にするには何か理由があるだろうと考え、他のレンズは売り払ってこのレンズに賭けることにしました。凄く値段は高かったのですが。
写真は趣味ですが、どういうわけかプロとして頼まれることがままあり、本業があるのにカメラマンのふりをすることも多くなってきました。そうすると、「このチャンスしかない」というような重要なシーンを任されるわけです。いろいろな手配がありますから次のシーンはないことがほとんどです。すると順光では良いけど、逆光では撮影できないとは言えないし、昼は良いけど夜は駄目とも言えません。そんなシーンで確実にそれなり以上の品質で撮影できるのがこのレンズです。たとえば、24ミリというとF1.4の単も選べますし、EF24-70のズームもあるわけです。しかし、そのどれらも逆光ではゴーストが現れたり、ハロが現れたり、解像度が汚くなったり、色収差が現れたりするので、実際使ってがっかりするわけです。現場でちらっとテスト撮影するとすぐに分かります。35ミリが必要なときはズームはあきらめてトリミングすることさえあります。解像度だのF値だの重箱の隅をつつくような評価ではこのレンズの良さは理解できないということが使い続けていくうちに分かってきました。
レンズの生い立ちからしてプロ用のレンズなので、キャノンのレンズとしては珍しくプラスチックの使用量は少なく剛性が高いです。シフトを行っても滑らかに操作できます。レボルビングも使いやすく確実です。惜しむらくはスカスカしたフォーカスのフィーリングと頼りないリングでしょうか?その点はツァイスのレンズのほうが確実です。
このレンズと最後まで併用していたのが、レジェンドとなっている旧コンタックス ディスタゴン21ミリF2.8です。画質は同等です。しかしそちらは陣笠歪があり、画像処理での補正は困難でした。星の撮影では、光学性能が高いので、ディスタゴン21ミリF2.8のレンズより写りは良いです。周辺の流れは、EF24-70F2.8Uのほうが少なく上回っています。
通常のカメラレンズとしてみると、まず発色の素晴らしさがあります。色彩に濁りが少なく素晴らしく純度の高い描写となります。ボケ味も良く接写しても画質が劣化しません。シャープネスは十分で通常の撮影で困ることはないと思います。単純に解像度だけで見ると他に上回るレンズはあると思いますが、プリントして分からない部分を比較してもあまり意味があるとは思えません。いずれ、これと同じ性能の45ミリや90ミリ、あるいは20ミリと展開していくのだろうと思いますが、なかなか現れないので、経済的には少し安堵しています。
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2014年8月12日 02:11 [744903-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 5 |
歪の少なさに惹かれて風景用に購入したのですが、マクロ撮影でもかなり使えます。
最短撮影距離0.21mなので、レンズ前玉から約5cmくらいまでよれます。
ティルトをつかえば、マクロでも被写界深度を深く取れるので、かなり魅力的ですね。
ティルト、シフト使用時はAEが狂いますが、ライブビューにすればしっかりAEが効きます。
マニュアルフォーカスレンズですので、ライブビュー×10でのピント合わせが基本となりますから、不自由はないです。
自己責任ですが、×2エクステBも使えました。絞り値がおかしくなるので、ライブビュー必須です。
レボルビングも非常に使いやすいです。難をあげれば、撮影に時間がかかることでしょうか。まあ、これはしょうがないですね。
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2012年11月11日 14:03 [546524-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
TS(Tilt-Shift)という名の通り、光軸を傾けてピント面をコントロールするティルト機能と、光軸と撮像面をずらして遠近感の歪みをコントロールするシフト機能という特殊機能が備わっており、普通のレンズとは違うアプローチで被写体に迫ることが可能です。
大型ノブで行うティルト・シフト量調節の操作は快適ですが、必ず両手が必要になるので手持ち撮影では難儀します。もし仮に次期モデルでロックつまみと調節つまみが1つになる等の改良が成されれば、それだけで私は買い替えます。TSレボルビングロック解除レバーの操作は非常に簡単で直行・平行の素早い変更が可能です。
最短撮影距離が0.21mなのでかなり寄れます。撮像面から0.21mは実質レンズ先端から5〜6cmぐらいの距離なので、フードが短い(長さが1cm程度しかない)本レンズの場合、対象にぶつけないように注意が必要です。
マニュアルフォーカスなのでピント調節に神経を使います。私の腕前では1DXの大きくクリアなファインダーでも精密なピント調整は困難です。フォーカスエイド(MF時に出る合焦サイン)は作動しますが、撮った画を見るとピントが甘い事が多々。基本的に拡大ライブビューでピントをあわせています。このレンズを使う場合はSETボタン+ダイヤルをライブビュー画面の拡大・縮小機能にアサインして撮影しています。ピントリングについては必要十分なスムースさですが、もう少し官能的な操作感が欲しいです。
AE撮影は可能なのでティルト・シフトを使用しなければAvモード&ISOオート等のセッティングでも(もちろんMFですが)撮影できます。ティルト・シフト使用時はAEの反応が鈍く、正確性も著しく低下するので、基本的にはマニュアル露出で撮影する必要があります。
反則技ですが×1.4および×2のエクステンダーの装着が可能です、ボディ側が認識しないので開放F値が3.5のままですが、マニュアル撮影であれば撮影可能です、私は時々×2を付け48mmのTS-Eレンズとして使用しています。
肝心の画質については文句無しです。基本的な光学性能が非常に高いです。キレのある解像で、色乗りも良く、画面周辺まで高画質です。他の単焦点Lレンズと比べても抜群の性能だと思います。この高い光学性能をベースに、ティルト・シフトの組み合わせで表現される独特な世界観はこのレンズならではのものです。同域のEF24mm F1.4L IIも持っていましたが、24mm域でF1.4のボケが必要な場面は少ないので売却しました。
このレンズは価格が非常に高価ですが、言葉通り「このレンズでしか撮れない世界」を手に入れられますので、その満足感はとても高いです。
このレンズで撮影した画像はもちろん、キヤノンのカメラ&レンズで撮影した写真を多数アップしていますので、参考までに私のブログをご覧下さい。
http://wakaphoto.blogspot.jp/
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2012年6月20日 20:12 [514164-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 3 |
| 機能性 | 5 |
Timelapse撮影の風景 |
ミニチュア風景撮りの駅ホーム |
蔦に覆われた壁 |
【レビューのきっかけ】
仕事でカラー図面(A1サイズで縮尺1/2500、約100枚)のスキャンを頼まれました。
しかもかなり分厚い冊子に綴じてあり、防水コーティングで表面がテカテカ、折り目がガッチリです。これじゃバラバラに切り離してスキャンするのは大変。
そこで三脚のポールを逆さにして設置し、このレンズとEOS 5D Mark IIIで撮影すれば大判スキャナーの代わりになるかも?
と普通ではありえない変な発想(笑)が浮かびました。
【操作性】
申し分ないです。
わずかな図面の傾きに合わせて、ほんの少しティルト(目盛で0.2位?)させてもきちんと操作できました。またAFは無いのでMF操作となります。このMFリングがとても上品な動きで全く癖がありません。このレンズの可動部全てが精密な構造ですね。さすがLレンズ仕様です。
【表現力】
色収差、歪曲収差が全く見当たらない点は非常に優秀なレンズです。正確にモノの色と形を写すという目的では最高のレンズと思います。もしも他のズームレンズで図面を撮影したら後修正の行程が増えます。そういう意味ではこのレンズは効率よく作業を進めるうえで最適です。
【携帯性】
EF17-40mm F4L USMと同じくらいの長さです。但し胴回りが太いので携帯性は劣ります。それと結構重量感あります。
【機能性】
縦横どちらでもティルト・シフト出来る柔軟さがイイです。
図面の傾き具合に合わせてティルトの向きを変えたり、三脚の足が写らないようにシフトしたりとこのレンズの機能性を十分発揮・堪能しました。
またどこでもミニチュア風景撮り(写真&動画)が出来るので遊べます。
17mmタイプと違ってフィルター(直径82mm)が使えるので動画撮影ではND8フィルターを装着、被写体の反射を軽減するときにはC-PLフィルタ―と用途に合わせてフィルターを活用できます。これが必須だったので24mmにしました。
【総評】
Timelapse、スナップ、ミニチュア風景、そして図面の撮影で使用して十分元を取れました。使いこなすには時間のかかるレンズですが、実は幅広く使える奥深いレンズです。
これからはEOS Movieにも積極的に使用したいです。
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2012年4月30日 12:47 [501346-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 2 |
| 機能性 | 5 |
24mm域が好きで同じ焦点距離は24−105F4LIS、16−35F2.8L、24F1.4L2を所持しておりますが、其々一長一短で必ずしも満足できなかったところ、評価の高いTS−Eに興味を持ち、最近ようやく入手しました。風景をパンフォーカスで高画質で撮りたいというのが主な使用目的です
【操作性】TSレボルビングというのは非常に有効な機能と思います。T型は使用経験がありませんが、もしT型を所有していたとしたらこの機能だけで即買い替え決定でしょう。5D系ボディとの組み合わせでは各ダイヤルも操作しやすく、付属のシフト用つまみ(大)は使用していません。当然MFですがトルク感のあるピントリングとLV10倍表示でピント合わせは苦になりません(5D3のファインダーでは私の視力ではやや苦しい)。
【表現力】17mmと迷って24mmにしたのは、こちらはフィルターの装着が可能で表現の自由度がより大きいと思ったことが大きいです(82mmで16−35と共用)。また他のキヤノンの広角レンズを凌駕する光学性能を備えた通常の24mmとしても価値が高いこと、あと当然でずがティルト/シフトによる通常のレンズではできない表現をソフトに頼らず光学的に行えることに大きな価値を感じます。もっとも、TS-E17mmの唯一絶対的な存在感、これでしか撮れない写真があるというのも捨てがたかったですが。
画質については通常撮影では24F1.4L2を超えるシャープさで収差も少ないです。
【携帯性】24mmとしては大柄ですがバッグに入れて持ち運ぶぶんには苦になりません。構造上仕方がないことですが、防塵防滴ではなくマウント側から基盤が丸見えなど、悪条件下で使用するとき気を遣う構造なので取扱いは従来以上に慎重になってしまいます。このレンズだけはカメラバッグに入れる際にも付属のポーチに入れるようにしました。
【機能性】今のところきっちりパンフォーカスに合わせるのが意外と難しく、色々な作例を参考にしながら試行錯誤の段階です。上でも書きましたがTSレボルビングの使い易さが秀逸と思います。
【総評】難しいレンズですがキヤノンの広角レンズとしては最高クラスのシャープさで各種収差も少なく、一番のお気に入りレンズとなってしまいました。
ほんと、構造上防塵防滴ではない点だけが唯一の不満です。
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