ズイコーデジタル ED 14-35mm F2.0 SWD レビュー・評価

満足度：4.89

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング—位

集計対象32件 / 総投稿数32件

1. 5 91%
2. 4 0%
3. 3 9%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 取り扱いは簡単か	4.59	4.51	-位
表現力 思い通りのイメージの写真が撮れるか	4.96	4.50	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	3.76	4.26	-位
機能性 AF精度やMF対応などの機能性	4.60	4.34	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[ダンヨシ]

2023年6月1日 19:08 [1721509-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	5

気真面目な化け物

今更ではありますがこのレビューを参考にさせて頂き、購入に至り今現在の感想を「冷静」に書き留めたく投稿させて頂きます。気が付けばズイコーとは35年の付き合いとなり、ZD50F2、ZD11-22、大ズミ25F1.4を所持、ボディーはE-1、E-5を使い分けております。

【操作性】
フルタイムマニュアルが可能、いいですねぇＭＦを多用する私にとってフォーカスリングのダイレクト感は嬉しく思います。が、太めの鏡筒故か、私には少し重く感じます。慣れれば許容範囲内です。
意外だったものがフォーカス、ズームリングがべた付かない点です。素材変更されたのか、コーティングされたのかは不明。ＺＤユーザーなら分かると思いますが、今後経年劣化次第では対策検討をせねばなりません。

【表現力】
正に「写真はレンズで決まる」1980年代のフィルム時代のキャッチコピーを思い出します。文章での表現は難しく思いますが、ボディー側の諧調再現がレベルアップしたかのようで驚きました。
絞り開放よりフォーカス部分は極細密に解像され、柔らかくもシャープに結像、アウトフォーカス部分はなだらかで立体感、空気感を醸してくれます。ズーム全域で単焦点レンズ以上の驚異的画質で、色乗り色調から日本的清楚清潔感を感じる描写です。大ズミ25F1.4レンズとはハイレベルな描写対決で、周辺部の安定した画質は間違いなくＳＨＧレンズです。尚この二本のレンズは豊富な諧調描写でモノクロプリントに向くと推察します。

【携帯性】
正直、デカイ、重いで長時間の撮影は気が引けますが、結果良ければ全てよし。超優秀なＦ2単焦点レンズを三本持ち歩く事を思えば「携帯性はよし」

【機能性】
超音波モーター「SWD」のＡＦはほぼ無音で条件次第では快適です。雨天の下、どうしても持ち出したくなる気持ちを後押ししてくれる、防塵防滴仕様は撮影環境を広げてくれます。

【総評】
レンズはそれぞれ長所短所があり描写個性を理解したうえで被写体と向かい合いたく思います。ズイコーの描写は冷たく硬調に走らず、一貫して血の通ったネイチャー、自然派傾向を貫いてるものと認識です。所有4本はすべて大事な宝物。特に本ズームの試写結果は衝撃を受けたもので、「悪魔のズーム」と呼ばれるのも納得。当時、先行発表したスペックにおいて「世に出しては生けないモノ」と陰口を叩かれたようです。知らんけど！フォーサーズユーザーなら、難産また難産の末にやっと世に出た「気真面目な化け物」に触れて頂きたく切に願う次第です。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[014052]

2023年4月6日 22:21 [1273210-4]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	4

良いものは良かった

どうしても欲しくて今更購入しました。
マイクロフォーサーズの新品レンズぐらいの価格はしましたが購入して後悔はありません。
【操作性】
ズームリング、フォーカスリング違和感無くスムーズに動きトルク感も程良いです。
【表現力】
自分の所有レンズで1、2を争うレンズです。
写真を見返すとこのレンズでの撮影した写真がやはりよく見えます。
【携帯性】
重く大きいですが、手放せないレンズです。
【機能性】
室内で子供を撮影する時に使用する為、f2.0通しは非常に便利です。
12-60SWDよりAFは遅いかなと思いましたが自分は十分使えるレベルでした。
【総評】
今更フォーサーズレンズと思いましたが、機能的に十分満足しています。
同じ設計でいいのでマイクロフォーサーズでも出して欲しいです。
最近のレンズと同等以上に写せるので末長く使って行きたいレンズです。状態のいい中古をもう一本購入しました。
EM1Xと組み合わせて使用でこのレンズはまだまだ現役で使えることを再認識しました。重いけれどもこのレンズでしか撮れない雰囲気が有り個人的には神レンズとして重宝してます。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

[taruga]

2022年5月14日 19:22 [1582013-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	3
機能性	3

OM-1時代に再度見直されるべき銘玉

「なんだ、この画質は。」
とりあえずE-M1 �Uに取り付け、庭で試し撮りして息を飲んだ。

MFTで使う場合ボディ･アダプタ込みで約1.5Kg。
成人男子の手でぎりぎり握れる鏡胴。
MTFチャートの数値も現在のProレンズには及ばず発売後14年のレンズながら、
出来上がった写真はProレンズ･単焦点以上の解像度･色の再現性と深い味わい。
8000万画素のハイレゾでも余裕のディテール。
SWD付であり像位相差であればフォーカスは快適だ。
テレコンだって付けられる。

何気ない静物が作品に見えてくる。

中古でも高価なこの松レンズ、今更ながら無理して手に入れて良かった。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

室内

その他

[みつえもん]

2022年2月12日 14:57 [1550489-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

これぞ名玉

E-5とのバランスが最高です。

このレンズが吐き出す絵は単焦点に匹敵します。それも並の単焦点じゃない、ミラーレス時代のProレンズやPanaライカの単焦点と謙遜無い絵を14〜35mｍのどの画角でも吐き出してきます。悪魔のレンズと言われるのも納得です。

もちろんAF速度に関してはやや劣るところもありますし、倍率拡大して科学的に見たら最新のハイエンドレンズの方が数字上は優秀なのかもしれませんが、普通の大型モニタに映し出される絵を見るうえでは同等です。

もうすぐ幼稚園の卒園式と小学校の入学式がありますが、私はE-5と14-35の組み合わせで撮影に臨みます。今の時代のカメラ・レンズも所有していますが、今までも、これからも、家族の一大行事では常に14-35mmF2です。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

室内

[猫もふもふ]

2016年12月30日 18:39 [260993-3]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	3
機能性	4

いまだ健在、フォーサーズ最後のオススメレンズになった？

ここの掲示板 [書込番号：17441010] で知った三脚座、三脚撮影には必需品。

　発足当初は高性能レンズが出そろっていなかったマイクロフォーサーズ規格
も現在ではラインナップが豊富になりました。コントラストAFも非常に高性能
化した現在、機能面で見劣りする旧フォーサーズレンズを積極的に選ぶ必要は
無くなりました。
　それでもレンズ描写性能でSHGレンズに匹敵するモノはほとんどなく、まだ
持ち出す価値があるわけですが、14-35mmF2.0は今となってはその筆頭格です。
小型軽量の縛りがあるマイクロフォーサーズでF2.0ズームが出ることはないで
しょうから、機会があれば試してみてはいかが？

＜今でもオススメできるところ＞
・収差が良く取り除かれたクセのない描写。特徴がなく淡泊ですが標準ズーム
　でこれほどの無難な描写をするレンズはありません。開放では少しハロっぽ
　さがありますが、反面ボケは(フォーサーズとしては)綺麗です。
　少し絞れば並の単焦点では敵わないほどの解像力になります。
　マイクロの12-40Proが比較に上がるでしょうが、こちらの方が線が細くより
　高精細な描写です。その大きさと重量に見合うかはともかく、スペックは伊
　達ではありません。今でも気合いを入れて撮りに行くときは14-35mmF2.0は
　12-40Proより優先で持って行くフォーサーズレンズです。

・12-60SWD・50-200SWDと本レンズのみが、機械式MF可能なフォーサーズレンズ
だったはずです。AFが修理不能になってもMFレンズとして永く使えますし、
　電子式MFと違って高精度なMFが可能なので、拡大ライブビュー可能なマイクロ
　フォーサーズ機との相性も良いです。
・防塵防滴です。永く使うなら埃が入りにくい方が良いでしょう。

＜今となっては見劣りするところ＞
・オートフォーカスの速度精度共に最新のコントラストAFには敵いません。
　その描写性能を十全に生かすなら、拡大ライブビューでMFが理想です。
　AF任せでパシャパシャ撮りたいなら12-40Proや12-100F4Proでしょう。　

・取り扱いがというか個体差が大きいというか、なにかとデリケートです。
　公式HPでも告知されている通り、アダプター使用時はボディのみ保持
（三脚固定）では光軸ズレが発生して片ボケします。組み立て誤差の影響を
受けやすいのか、元々片ボケ が出やすいレンズで個体差も大きいようです
（多数試した経験あり）。
　そんなわけで光軸ズレを引き起こしやすいアダプターとの相性も悪く、安定
　して光学性能を引き出すのに難があります。
　添付画像のような専用三脚座がないと三脚撮影には期待出来ません。三脚座
　の取り付け位置はアダプターではなく“レンズ本体”でないと負荷を回避で
　きません。
　中古で買うのなら描写不良がない個体を慎重に品定めしてください。当たり
　に出会えればラッキー。で、なければ今更オススメしません。気軽に使いや
　すい12-40Proのが無難です。

・緑色のゴーストフレアーがぶわーっと良く出ます。フォーサーズ時代のレン
　ズはどれも同じなので、特別コイツだけ悪いわけでもないですが･･･コーティ
　ング技術の世代差か、耐光性が低くコントラストも低くなりやすいです。
　その反面解像力の低下は最小限で、悪条件でも良く解像してくれ、12-40Pro
や14-54F2.8-3.5のように溶けたりしにくいです。
　ただ点光源のキツイ夜景なんかは間違っても撮っては駄目、後悔します。

　　　　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・

　フォーサーズレンズもめっきり出番が減ってきた中、当時は特徴のない描写
にあまり面白みを感じなかった14-35mmF2.0ですが、逆に最後の砦みたいな存在
になってきたので、今更ながら再レビューというかメモ書きを残しておこうと
思い立ちました。
　他にも代わりになるレンズが今後も出なさそうなSHGクラスというと、
35-100F2.0、90-250F2.8、150F2.0、300F2.8がありますが、機能的には14-35mm
F2.0が頭一つ抜けているかなと思います。300F2.8は最古参のレンズで今では
AF/MF周りが使いにくい、90-250F2.8もマイクロ機にはデカ重過ぎます。
35-100F2.0と150F2.0はF2.0スペックとまだ比較的小型軽量なので使いやすい
かな？という印象です。
　HGクラスでは12-60SWDと50-200SWDコンビも機能面で同様に健在ですが、
12-40Proと40-150Pro(テレコン)が代わりになり得るので、14-35mmF2.0ほどの
存在感はなくなりました。

[ポロあんどダハ]

2016年8月14日 00:49 [952444-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

破綻の無い描写

ライカ判サイズ用の24-70mm/F2.8や、APS-C用の17-50(55)mm/F2.8クラスのレンズは、ズーム全域でチェックするとどこかの焦点距離で画質の劣化があったり、画面周辺の実行Ｆ値がF4.5〜5.6程度しかない上、鮮鋭度もガクッと落ちるモノがほとんどなのに対し、このレンズは破綻がないのが凄いです。
以前、スタジオで撮影する際は中判サイズと同じように業務用のストロボのような瞬間光を多用していましたが、最近はちょっとした動画撮影にも対応できるよう、蛍光灯やLEDなどの定常光によるライティングに変更しましたが、F2という明るさは定常光ライトの光量不足を補うには最適のようです。
最近のポートレート撮影では中判では考えられないほどの高速連写で瞬間的な表情を捉える傾向があり、背景紙にパターンが印刷されている場合、周辺減光が酷いと色調が変わってしまう為、APS-Cやライカ判ではかなり絞る必要があるので、ISOを上げざるを得なくなり、思うような画質が得られないように感じています。
APS-Cやライカ判用のF2以下の大口径レンズより、豊富な周辺光量が得られるだけでも、Ø86x123mm/900gというサイズ/重量も十分コンパクトだと思います。

レベル

プロ

主な被写体

人物

室内

スポーツ

その他

[Woman Photo]

2015年7月25日 08:31 [844630-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

ZD14-35mmF2.0 E-M1で甦った。

E-M1＋ZD14-35mmF2.0

ID Woman Lovelyにログインできなくなり新規のIDでコメント

ZD14-35mmF2.0をE-3.5で使用してきたが、E-M1で甦った。
AFの精度と叩き出す描写が抜群に良くなった。
E-5からボディが小さくなりバランスを心配したが
バッテリーグリップを使用すると問題ない。

E-M1にZD14-35mmF2.0のセットは
1500ccのボディにノーズを伸ばし無理やり6気筒2000ccを乗せた
往年の名車GT-Bを彷彿させ気に入っている。
ZD14-35mmF2.0 フルサイズであれば持って歩くことが出来ないサイズになっていただろう・・
叩き出す描写は、世界最高峰のコクとキレと防塵防滴がありどんな撮影にもこたえてくれる。
低光量撮影が多い私には最高のレンズである。

電子ファインダーEVFは露出補正がダイレクトで確認出来
撮影のリズムをファインダーから目を離さずに出来最高である。
ダイヤルとボタン機能が使いやすい。
女性のシャワーシーン・海辺の撮影で水にぬれる事を気にせず撮影出来る。
海辺で撮影している時に波をかぶったので、ジョウロに水を入れ
上から水をかけ海水を洗い流したこともある。良い子は真似ないで下さい（笑）

男ぽいデザインも気に入っている。
ＩＳＯは800までだと画質も良いので、800を限度に使用している。
ボディの5軸手振れ補正が強力なお蔭で1／１０SECでも手持ち撮影できるので助かる。
バッテリーの持ちが良くないので予備は常に携帯している。
私の最高の相棒である。

追伸
E-M1は4/3レンズの潜在能力を引き出すボディです。
4/3松レンズをお持ちの方に使って欲しいです。

カメラの評価とは関係ないが、機械であれば故障はつきものです
オリンパスは、故障の時の対応は、気持ちよく対応している。
末永く付き合う条件の一つと思っている。

レベル

プロ

主な被写体

人物

[葎 海穂]

2013年8月28日 15:59 [623523-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

フォーサーズのシステム自体を魅力的にする名玉てす!!

操作性 抜群に良いです。所謂大口径の標準ズーム(35�o換算で28-70�o相当)

表現力 思い通りのイメージの写真が撮れると言って良いでしょう。ボケを多用しない撮影をされる方には
おすすめです。絞り開放で(手持ち出来る)バックがあまりボケない絵は逆に良いと思います。

携帯性 軽さ、コンパクトさについて言えば、この明るさと、描写で有れば、相対的には、決して大きくない
(フルサイズのオートフォーカスレンズに比べれば尚更)と思います。
ただ、絶対的には大きく、女性には辛いかもです。

機能性 AF精度も良く。MF対応などの機能性も問題有りません。最新の物に比べれば可哀相ですが。
静かに写真を撮る分には不自由を感じません。

満足度 全体的な満足感は、99点です。あと一点は12�o(24�o相当)迄、撮れたら文句無しですが無い物ねだりです。(笑)
防水ですし、総合評価満点ですね。

このレンズの特性と言うよりは、フォーサーズのシステム上の特性の話になってしまいますが、ボケを多用する方は、
所謂ボケないと言うことになるのでしょうが、(当初は、私もそう思いました。)
このレンズを随分使い込んでみて気がついたことは、暗い所で絞りを開放にして、沢山撮ってみましたら
今までフルサイズ(銀塩カメラ)なら、ボケてバックが完全に飛んでしまっていたものが、バックが適度に写りまして、それは、それで良い感じの写真になります。コンパクトカメラのパンフォーカス的な写りとも違う適度なボケの世界です。
このレンズを使うようになってフォーサーズの世界が面白くなりました。
そんな気にさせるレンズです。
むしろ、この手の描写の良い大口径のレンズが、フォーサーズを面白くさせると言っても良いかと思います。マイクロフォーサーズをお使いの方にもアダプター着けて試していただきたいです。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[Odisuk]

2013年7月18日 23:51 [606622-2]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	4

OM-D E-M5 との組み合わせも問題ナシ

OM-D E-M5に、MMF-3を取り付け、使用しています。

【操作性】評価-4
キットレンズからのステップアップなどで、大口径がはじめてであれば、その大きさに驚き、次に重さに腕が疲れるかもしれません。
ですが、全長の短さのおかげで、ZD50-200や、ZD150と比べれば遥かに扱いやすく、ゆえに被写体との距離をより自由に取ることができます。
ちなみに、個人差もあると思いますが、M.ZD75よりも使いやすく感じます。
（M.ZD75は、ピントリングが巨大すぎ、また、小型であるにも関わらずレンズが奢ったつくりであるためトップヘビーで、扱いづらく感じます。）

【表現力】評価-5
発売から「業界最高レベル」とメーカーが言い切るだけのことはあります。
ZD14-54IIと比べ、ボケがずっと美しく、そしてボケ量が多いです。
そして、ピントがあった部分とその周辺はZD50よりシャープです。

予想していたよりもボケ量が多いので、次の海外旅行はこれ一本に集約しようと思っていたのですが風景撮り用にZD11-22も必要ではないかと思わせるほどです。無論、被写体との距離が充分あればZD11-22より力のある描写をしてくれますが。

それが故に、私のようなM.4/3ユーザーにとっては人物撮りに新しい境地を開いてくれそうなレンズです。

【携帯性】評価-4
前述の通り、ZD50-200や、ZD150と比べれば遥かに扱いやすく感じます。
ZD11-22とZD14-54IIを二本持つよりかは省スペースかつ高度な写りになりますし、
単焦点のM.ZD12、17f1.8、45とZD25の四本を持ち歩く＋交換する手間を考えると、とてもではありませんが比較になりません。というかその四本を買うなら14-35が買えてしまうのでは？

【機能性】評価-4
OM-Dとの組み合わせですが、MFアシスト機能（MF時に画面を拡大してくれる）により、非常に使いやすく仕上がります。
焦点距離として、35MM換算で28-70MMということで、スポーツや野鳥などAF追尾機能が命になってくるような場面ではなく、ポートレートや風景など、MFで充分な場面中心で活用されるレンズだと思います。

今後の機種では、ピーキング機能も一般的になるため更に使いやすくなると考えます。

【総評】 評価-5
ファインダーをのぞいた時に、「もっとよい写真を撮りたい」と思わせてくれる解像感、空気感
そしてSHGレンズらしい、立体感を感じさせてくれる画像。それを見てまた写真を撮りたくなる。

買ってよかったと思える、そんな一本です。
（M.ZDの単焦点を揃える気がある方には、それよりもこの一本をお勧めします。経済的にも。）

※近距離の被写体だけではなく、距離のある被写体（風景）の作例を追加しました

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

スポーツ

[ラフ・スノーローダー]

2011年12月11日 18:30 [461523-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	3
機能性	3

真面目に造られたレンズ

明るさを活かして高速シャッター	雲に隠されそうな富士山

　このレンズは、オリンパスのカメラ造り、狙い、設計思想などを製品化したレンズに感じます。

　高画質とは何か？
　消費者の間で話題（問題）になる事が多々ありますが、オリンパスは　デジカメwatch　

【インタビュー】フォーサーズの長所を引き出したフラッグシップ「E-3」

〜オリンパス デジタル一眼レフ担当部長 渡辺氏に聞く

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/11/26/7459.html

「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2。これはおそらく、業界最高の描写力が出る明るい標準ズームです」

「それはレンズです。写真の画質を決定付けている要素には、レンズ、センサー、プロセッサの3つがあります。しかし、その中で最も重要なのはレンズ。レンズの描写、解像度が一番重要なんですよ。いくら高画素のセンサーを使っても、レンズに解像力がなければ良い画像は取り出せません。フォーサーズの優位性としてテレセントリック性がよく言われますが、これは周辺まで可能な限り真っ直ぐ光を入れることで、画面全体にわたってきっちりと解像できるようにするためです」

【インタビュー】オリンパスに聞く“マイクロフォーサーズ"の狙い

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/08/11/9015.html


「“センサーサイズが小さいから画質が悪い”と、頭から決めて言われることが多いのですが、よい画質はよいレンズによるよい結像からしか生まれません。多くのメーカーが35mmフルサイズに向かっていますが、周辺の光量劣化、MTF劣化、色収差などが相当に問題になるはずです」

「もちろん、単純にフォーサーズ用レンズの4倍のサイズで交換レンズを作れば、フルサイズでも同じ性能のレンズを作れます。あるいは、レンズの性能不足を、一部は電子的に補正できるという意見もあるでしょう。しかし、オリンパスは、そうした小手先の対策で一眼レフをデジタル化したくなかったのです」

と答えています。

　鈍感な私ですが、このレンズを使用すると意味が伝わってくる様に感じます。

操作性
　焦点調整リングが、常時使える機械式を採用してある点はMF派には扱いやすいです。
　リングを操作する重さ、回転角度など不満はありません。
　しかし、明るいレンズの特徴として被写界深度が浅いため14〜54mmレンズと比較して焦点調整時に画像が判り難い時があります。

表現力
　防滴仕様に加え、明るいズームレンズですから撮影範囲を広げてくれます。
　動きのある物は、高速のシャッター速度を使え、しかも単焦点レンズと異なり悪天候でも焦点距離を変化させられるので活用範囲は広がります。
　便利さを優先すると、画質の低下が心配されるのですが、基本を優先して造られたレンズであるから記録された画像から撮影現場の雰囲気が感じられるのだと思います。

携帯性
　小型、計量化よりも画質優先で設計されていると感じます。
　このレンズを使用して撮影するには、情熱が求められると思います。
　購入する努力、そして撮影地まで持ち運ぶ体力、気力が試されていて、それらの壁を乗り越えて撮影された画像は出来がどうであれ価値が高いと思います。

　
機能性
　高価なレンズなのですから、レンズフードに工夫が欲しいですね。
　ただの脱着式ではなく、スライド機構を持たせて速写性、利便性の向上をして欲しいですね。

満足度
　販売価格、利益などを考量するとこの様なレンズを販売するのには相当の努力、決断が求められたと予想します。

　見方を変えると、真面目に造られた製品の良さを消費者が理解できるのか？どうなのかが問われているのかも知れませんね。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

その他

[万雄]

2011年12月11日 13:09 [461413-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	3
機能性	5

素晴らしいレンズです。

今年の6月30日にE-5と一緒に購入して約6ヶ月使っての感想です。

【操作性】：取り扱いは非常に簡単です。

【表現力】：思い通りの写真が撮れるので満足しています。

【携帯性】：携帯性はZDED12-60F2.8-4.0SWDより大きく思いので
　　　　　　厳しく「評価＝３」をつけさせてもらいます。

【機能性】：AF合焦速度も速くてAF合焦音も静かです。

【総評】　：このレンズを購入して良かったと思います。
　　　　　　これからもE-5で使う標準ズームレンズとして
　　　　　　末永く使って行きたいと思います。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

子供・動物

その他

[jet_b]

2011年8月21日 01:42 [433588-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	4
機能性	5

重量だけガマン

重さだけガマンすれば
最高クラスの描写を味わえます。

E-5との組み合わせがベストですが、
E-P3でも使えないことはなさそう。

ライブビュー撮影では
E-5より、
E-P3の方がコントラストAFは改善しているので
迷いは少ないです。
静物相手なら十分使い物になる速さ、E-P1ぐらいのAF速度。

この最高クラスのレンズが死蔵しないように、
大き目のレンズをつけてもバランスの良い
EVF内臓のMFT機が欲しい。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

[スティーブアイザーマン]

2011年2月13日 00:49 [385986-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	5

最高の解像度、安心できる描写です

【操作性】
ほぼAFのみの使用ですので、何も考えずに操作できます。ズームリングがレンズの根本にあるため操作しづらいというレビューが以前にありましたが、そう言われるとちょっと窮屈な感じもします。慣れで解消されていくと思います。
【表現力】
高品質・高性能のZUIKOレンズの中でも最高クラスのSHGレンズです。悪いわけがありません。砂浜で自分の足跡を撮影してみたのですが、細かい砂一粒一粒をしっかりと解像しており、カメラ店の店員さんも驚くほどでした。E-5との組み合わせは最高だと思います。絞り解放から完璧に解像してくれています。
解像しすぎるという声も聞かれますが、人物撮影では絞り解放で撮影すれば、柔らかく暖かい肌の質感を、美しいボケで切り取ってくれました。円形絞りもすばらしいです。
【携帯性】
はじめから大きく重たいことは承知で導入しましたので、納得しています。案外手持ち撮影できます。
【機能性】
特に不満を感じることはありません。防塵防滴の安心感、ズームしてもあまりレンズ全長が伸び縮みしないところがいいです。
【総評】
遠くにたたずむ白山の山頂まで、しっかりと写してくれています。松レンズはどれを使っても素晴らしいのでしょうが、まずは標準ズームである本レンズを買ったことは正解でした。今のところ唯一にして最高のパートナーです。

レベル

初心者

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[愛ラブゆう]

2011年1月8日 20:55 [375009-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	3
機能性	5

初めて買った松レンズです

毎日散歩やドッグランそしてドッグカフェで愛犬を撮っていますが、どうしてもカフェは室内で暗いので２年前に買いました、大きく重たいレンズですがＥ−３に付けるとぴったりです、標準ズームを付けるなら１２−６０と本１４-３５を気が向くまま選んでいます、広角端が換算で２８ｍｍ相当なのでキャノンやニコンの大三元レンズのように換算２４−７０ｍｍならと思うこともあります。最近はもっと明るいパナライカの２５ｍｍＦ１．４の方が出番が多いです。

レベル

アマチュア

主な被写体

子供・動物

[くろけむし]

2010年7月22日 17:44 [329490-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	3
機能性	4

制約のない描写が、このレンズの魅力。

F8、1秒、ND4	F8、1秒、ND4	F8、4分の1秒
東北芸術工科大学でオブジェを写す。F5,6	東北芸術工科大学でオブジェを写す。F2	東北芸術工科大学でオブジェを写す。F5,6　10秒

【操作性】
大きなレンズなので操作性は良好ですし、ズーム環やピント環の動きはSHGならではの、しっとりとした感触です。

【表現力】
ズーム倍率は低いので利便性は低いですが、描写力はさすがのものがあります。
きちんと目的を持って撮影する場合には、このレンズの出番は多いはずです。
絞り開放からF11まで、自由自在に使えます。

【携帯性】
携帯性をこのグレードに期待するのは無理です。
重くてかさばるかわりに、絶対的な描写があるわけです。

【機能性】
至近距離のAF精度は悪いです。
三脚を使用し、ライブビュー拡大表示でMFで合わせると確実です。
そもそもこの重さですから、手持ち優先で使うには無理があります。
前記の方法でビシッと合わせましょう。
また、防塵防滴はオリンパスがダントツに優秀ですから、風景や山岳にも適しています。

【総評】
手ブレ補正やAFを過信せずにていねいに撮影すれば、驚くような解像感が得られます。
絞り開放でも、周辺光落ちはあまりありませんし、周辺部の解像感もとても良好なので、主役の被写体を画面四隅に持ってきても問題ありません。

広角端でも四隅が引っ張られるような描写が出ませんから、構図に制約のない撮影ができます。
このなんでも安心して撮れることがフォーサーズの魅力の一端ですが、このレンズはさらに磨きのかかった描写です。

そしてこのレンズの描写は、無味無臭のような、味付けのない透明感が魅力です。
したがってPCでの後処理が最小限で済むので、レタッチ派にもオススメできます。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景