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2025年6月1日 05:25 [1965503-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 4 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 3 |
Fマウント50mm・f/1.2レンズは、大きく分けてAIとAI‐Sの2種類がある。AI‐Sは、AIの鏡筒をスリムにして軽量化し、かつ絞り羽を7枚から9枚に増やして、玉ボケの形状を改善したもの。
このAI Nikkor 50mm f/1.2Sは、F3発売翌年の1981年に登場し、F6販売終了の2020年まで約39年間も生産され続けた、超ロングセラーレンズだ。
その間、RoHS指令により「鉛入り高屈折レンズ」が使えなくなり、2006年頃までにMFレンズは大幅にラインナップを減らした。しかし、いくつかのMFレンズはECOガラスに変更し、屈折率の違いに合わせて光学設計を修正したうえで、ガラス硝材変更に伴う発色の違いや光の透過率低下を、スーパーインテグレーテッドコーティングを採用して性能を維持して生き残った。それだけコストをかけても、このレンズは造り続けられるだけの人気があったのだろう。
その後、50mm・f/1.2というスペックでのAFレンズは、Fマウントでは登場しなかった。(2020年12月に、Z マウントで50mm f/1.2 Sが発売。)
【操作性】
MFレンズなのでフォーカスリングの滑らかな動きは、AFレンズでは味わえない独自の心地よいい回転トルク感がある。(中古では、グリス切れやグリス硬化している個体に注意。)絞りリングのクリック感も上質。
【表現力】
フィルム時代のニッコールを代表する優等生レンズの、AI Nikkor 50mm f/1.4Sとは明るさが僅か3分の1段しか変わらないが、描写の味は異なる。絞り開放では、画面全体の平均的なシャープネスはf/1.4の方が高いが、中心部分のシャープネスはなぜかf/1.2の方が高い。(この2つを相対比較した場合の話で、絶対的なシャープネスではない。)
絞り開放ではフレアをまとい、滲むような「油絵調」の描写は、他のニッコール50mmレンズでは味わえない独特なもの。とろけるようなボケ味は、画像シミュレータや2013年のニコンの三次元的ハイファイ計測装置「OPTIA」の導入以前から、ニコンの熟練光学レンズ設計者は経験的にわかっていたのかもしれない。
ただし、周辺光量落ちが大きく、PCモニターで等倍以上に拡大すると、中心部以外はかなり甘い描写。また、背景や撮影距離によっては、周辺部分の口径食の影響を受けたラグビーボール状のボケが、同心円状の回転ボケになってやや目立つこともある。
しかし、絞って行くにつれ玉ボケの形状が改善し、コントラストとシャープネスが向上。f8〜f11ぐらいまでは猫の目のように描写性能が変化するのは、非球面レンズを使っていないf1.2〜f1.4の大口径オールド50mmクラスのレンズらしいが、思い通りに使いこなすためには十分な経験を積むことが必要。
デジタル一眼で撮影しても、まるでフィルムカメラで撮影したような、優しいアナログチックな描写は独特の味わいで、絞り開放から剃刀のようにシャープな描写をする現代のNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sとは対照的だが、絵がドンピシャに決まるとこのレンズの魅力に嵌ってしまう。
【携帯性】
重量は約360gと、Z 50mm f/1.8 S(約415g)よりも軽いので、普段からスナップ撮影用として持ち歩くのも苦にならない。ミラーレスでマウントアダプターFTZ II(約125g)をつけても合計約485gと、標準ズームのNIKKOR Z 24-70mm f/4 S(約500g)より軽い。しかし、アルミ合金製鏡筒のため、コンパクトな見た目よりはズッシリ感はあり、質感は高い。
【機能性】
MF専用レンズなので、当然AF機能は無い。さらにCPUは内臓していないので、デジタル一眼での露出制御はA・M(レンズ情報設定機能が無いものではM)のみとなる。
なお、今では殆ど使うことがなくなった、絞り環につく露出計連動ピン(通称カニの爪)だが、このレビュー時点でも、ニコンは無料で取り外しと化粧ビス埋めサービスを行っている。(往復送料はユーザー負担。)
AI 方式レンズにある爪のような部品の機能について(更新日 2025年03月25日)
https://nij.nikon.com/support/faq/products/article?articleNo=000059923
ただし経験上、レンズを横置きしてもカニの爪がストッパーの役目をして、勝手に転がってゆきにくいというメリットがあるので、私は外すつもりはない。
【総評】
このレンズがディスコンとなって以降、すでにミラーレス用Zマウントレンズが主流となった2023年5月に、あえてコシナが「フォクトレンダー」ブランドで、非球面レンズや異常低分散ガラスを使わずに、6群7枚の球面レンズだけで構成された、FマウントのNOKTON 55mm F1.2 SLIIs(MF専用だがCPU内臓。AI方式かつ、カニの爪付き。1965年発売の5群7枚構成の、Nikkor-S Auto 55mm F1.2と光学系は異なる。)を発売したのも、「レンズがシャープで高解像であれば良い写真が撮れるというわけでない」という設計思想を基に、「35mm判一眼レフ、創成期へのオマージュ。」をしたもので、新品は納期未定が続いているほどの人気商品になっていて、中古品が新品とほとんど変わらない値段で売られているほど。
また、ニコン千夜一夜物語 第十六夜で、大下孝一氏がAI Noct Nikkor 58mm F1.2との比較で執筆されている文章を紹介すると「線の細い緻密な細部描写で被写体像をつくってゆくような描写をする。AI Nikkor 50mm F1.2Sは人物撮影に適したレンズといえるだろう。」とのことからも、誰にでもお勧めできる万能レンズではないが、このレンズでしか表現できない独特の味をもったレンズと言えるだろう。
https://nij.nikon.com/enjoy/life/historynikkor/0016/index.html
参考になった5人
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2024年6月28日 22:32 [1857607-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【操作性】
取り扱いは簡単か…ピントリングと絞りリングのみです。難しいことは何一つありません。
【表現力】
思い通りのイメージの写真が撮れるか…撮れます。
【携帯性】
軽さ、コンパクトさ…金属鏡胴なのでみっちりしていますが、重いということはありません。F1.2の大口径レンズですが、MFレンズなのでとてもコンパクトです。
【機能性】
AF精度やMF対応などの機能性…AFではありません。MFレンズならではのピントリングの感触がたまりません。
【総評】
天体写真をやっていて、明るいレンズが喉から手が出るほど欲しかった頃は手も足も出ませんでしtが、AI Nikkor 50mm f/1.4S を買ったころからおかしくなり、勢いで買ってしまいました。F1.2のレンズのオーナーになったこと自体がうれしい。開放では甘い。それがいい。開放で使いたいレンズです。
参考になった1人
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2023年11月5日 02:54 [1618622-3]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
f1.2で撮影 |
f1.2で撮影 |
f2で撮影 |
f2.8で撮影 |
f1.2で撮影 |
f2で撮影 |
【操作性】
MFなのでピントと絞りのみでシンプル
【表現力】
f1.2はピントが薄く合わせるのに苦労しますがf2まで絞れば比較的合わせやすくなります。
【携帯性】
MFでφ52と比較的コンパクトです。
ボディとレンズでそこそこの重量になる為、バックに入れて持ち歩くのがベストです。
【機能性】
MFで特化した機能はありません。
【総評】
メイドインジャパン長年生産されたレンズが気になって購入しました。マイクロフォーサーズボディにアダプター付けて使用しても撮影が楽しめます。
ピント調整は適度のトルクが有り合わせ易いです。
日本の各メーカーさんは今後もMFの写りがいいレンズを作って欲しいと思える一本です。
2022/9/24追加
早朝のヒガンバナをf1.2-f2で撮影しました。
玉ボケも良く背景もボケるので道端の何気ないヒガンバナもそれなりに写ります。中古市場でもそれなりの金額で価値あるレンズだと再認識しました。
2023/11/4追加
f1.2レンズとしてはコンパクトで持ち運びが楽です。
カメラバックに入れて数キロ散歩しながら気ままに撮影出来ます。f1.2-f2.8で印象が異なる写真が撮れてかなり面白いレンズです。
参考になった2人(再レビュー後:1人)
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2021年3月27日 20:42 [1436861-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 2 |
もともとオールドレンズにはあまり興味ありませんでしたがミラーレスと相性が良いということで気にはなっていました。
リサイクルショップで発見、某おじさんユーチューバーに触発されて購入しました。
後玉から覗くとでっかいゴミが見えましたがどうせ絞り開放でしか撮らないからまぁいっかと。
作例は全てJPEG撮って出し。
このレンズとの組み合わせで最近のお気に入り、
クリエイティブピクチャーコントロール”トイ”80%+ビネットコントロールOFF、
絞り開放で撮っています。
(目線入れたり、車のナンバー消したり、一部修正しています。)
【操作性】
絞りリングを初めて使いましたが意外と便利ですね。
ピントリングも操作しやすいです。
Z6との組み合わせでと言うことで☆4
【表現力】
Zレンズとは全く違う、独特の世界観。
これはこれで良いです。
何気ない日常の一コマでもちょっと素敵な写真が撮れると思います。☆5
【携帯性】
Zのf1.2と比べると驚きのコンパクトさ。(注:持ってませんが)
でも最初に持った時に感じたズッシリさ、ガラスがいっぱい詰まっているんだなと思いました。
小さい、けどちょっと重い、で☆4
【機能性】
今まで当たり前のように使っていたAFのありがたみを実感しました。☆2
【総評】
Z6との組み合わせではピント位置拡大やピーキングが使えるし、手振れ補正も機能するので相性は抜群ですね。
昨年暮れのファームアップで、非CPUレンズでもMモードで露出インジケーターも使えるようになったし更に使い勝手が上がりました。
絞りとSSを決めてISOオートにしておけば後は構図とピントに集中できるので、私のようなMFオールドレンズ初心者でも安心して手を出しやすいですね。
あとAFの不具合を気にしなくて良いので中古やヤフオクでも購入しやすいですね。
トータルは満足の☆5
参考になった6人
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2020年12月22日 16:11 [1401291-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
解放 絵全体が柔らかい |
溶けるようなボケ |
粒状感を出してフィルム調に |
絞ったらシャープ(F2.8くらいだったかな) |
さすが解放F1.2で撮ると描写が柔らかい どこか懐かしい雰囲気を醸し出すので、レタッチで色彩をフラットにしてみた 紅葉はF5.6あたりまで絞って撮影 でも、レンズ登録をしてもZ6iiではEXIFに絞り値が反映されない(バグか?一眼レフではできたのに)
ミラーレス+オールドレンズの良いところはピントの拡大がしやすいところ 一眼レフでもモニターでもできるけど、モニターを見ながらの撮影はいろいろやりづらい
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2020年11月7日 20:14 [1385739-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 4 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
α7II + Ai Nikkor 50mm f/1.2S 絞り開放 |
α7II + Ai Nikkor 50mm f/1.2S 絞り開放 |
α7II + Ai Nikkor 50mm f/1.2S 絞り開放 |
【操作性】
フォーカスと絞り以外に操作するところはありません。
【表現力】
フィルム時代にも使っていましたが、ピントの芯がよくわからないレンズだと思っていました。今デジタルで使ってみて、ピントの芯はしっかりあるということがわかります。やわらかい描写は好ましい印象です。ボケは球面収差がある関係で、いろいろな表情を持っています。そのコントロールは難しいですが。
<その他の作>
https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=23691750/#tab
【携帯性】
ガラスが詰まっててズッシリ感はありますが、携帯性は良好です。
【機能性】
マニュアルフォーカスレンズとして作られているので、マニュアルフォーカスの感触(回転角、トルク感)は良好です。
【総評】
α7IIにマウントアダプターを使って使用しました。ピント拡大でしっかり合わせられます。速写性はありませんが、それは承知の上です。いつ買おうかいつ買おうかと思っていましたが、製造中止になり、中古ですが良品を速攻で買い求めました。製造時期でいろいろなバリエーションがあるような情報もありますが、たぶん最新の個体だと思われます。
(モデルさんには掲載許可確認済みです)
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2019年4月13日 23:46 [1216385-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 無評価 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 無評価 |
APS-Cのコンデジを物色していたのに、思わずレンズを購入。軽量、コンパクトを捨てれば、D750で十分だと思うようにしている。撮るだけならD3500でも、きっと良いと思いつつ、レンズレヴュー。
【操作性】
焦点はマニュアル。絞りもマニュアル。シャッター速度は下限1/15、ISO上限6400で、って、あれれ12,800になっていた。
絞りを決めて、ピントを合わせるだけのレンズです。
【表現力】
絞りを開放、二段絞る、F8、F11と、背景とピントを気にして撮るのと、スナップ写真。多彩で撮っていて考えるレンズだと思う。
【携帯性】
決して軽くはないけど、カメラの自重で、気にならない重さです。
【機能性】
これはレビューできません。
【総評】
タイトルや本文でも述べましたが、F1.2はNikkorで唯一だし、間違って所持しているのも良いと思います。
ただ単焦点レンズを1本だけ持って出かけるには、出かけるまで、かなり迷うけど、50mmなら、初心にかえって、撮りたいものの距離感や、50cmまで寄れるし、さらにこのレンズなら絞りで多彩な撮りを楽しめる。
だけど、旅行に出かけるなら、ズームレンズになってしまいます。18-35Dと28-300VC。どうしても単焦点レンズを1本だけって言うなら、迷わず35mm、か、20mm。ここらは、年齢とともに、いや、使えば使うほど、つまみ食いっぽく、とっかえひっかえしています。
50mmなんて実は学生制服を着ていた頃くらいだったから、全然思いだせない、や。
余裕があれば1本。レンズで遊ぼうって言うなら、F1.2も入れときましょう。
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2018年3月16日 12:10 [1112650-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
【操作性】全く問題なし。
【表現力】非常に柔らかい描写から絞り込んだ硬い描写まで全て好き!Ai50mm1.4sに比べて開放側でも絞り込み側でもよく歌います。
【携帯性】1.2の大口径を考えると非常に小型軽量と思います。canonの50/1.2なんて、ai85f1.4sよりも大きいし。。。
【機能性】確かに近接で開放でのピント面は非常に浅いが、じっくり付き合って慣れるまで使い込めば問題ないかと。
【総評】
コーティングの新しいものが欲しくて、1月に新品で6万円ほどで購入!
このレンズは描写の幅が広いので、これ1本で出かけることも多々あります。
カメラはニコンのデジタルを主に使っていますが、レンズ焦点距離登録することで、画像に絞り値情報なども記録されるので、MFレンズも非常に便利に使えます。
ニコンのMFレンズは大口径でも小型軽量で、現在でも新品で買えるのが嬉しい。望遠側のMFレンズのコーティングを更新してラインナップに再登場させて欲しい!
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2018年1月18日 23:31 [1097096-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 3 |
|---|---|
| 表現力 | 4 |
| 携帯性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
3~4年ほど前3万円台の時に新品で購入しました。
開放はやや甘いですが
F2位からは現行のGの単焦点と比べても
周辺画質は同等以上かと思います。
MFのピントはつかみやすいです。
金属鏡胴なので工作精度が良いのかも知れません。
参考になった11人
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2016年7月24日 16:55 [947654-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 無評価 |
ニコマートELとニコンFM3aに付けています。
※今年からフィルムカメラ始めました
【操作性】
ニコマートに付けるときはいわゆる「ニコンのガチャガチャ」が必要にはなりますが、自分の意のままに動かせる安心感はたまりません。
マニュアルフォーカスは今時のAFレンズとは天地の差です。とてもなめらかなリングのトルク感。良いです。
しかしツァイスの重めになっている操作感の方が好みかもしれません。
【表現力】
開放でなめらか、絞ればしっかりと写ってくれる、楽しいレンズです。
F1.2の被写界深度の薄さはピーキーですが、表現に幅を与えてくれます。
【携帯性】
とても良いと思います。
準パンケーキみたいに思って使ってます。
逆光耐性もあるのでフードは付けていません。
【総評】
新品で買えるオールドレンズのような存在。
ひとつ趣味性の高いレンズとして持っていて損はないと思います。
参考になった8人
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2016年6月12日 09:55 [937019-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 4 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
タイトルの通りなんですが、使って楽しいレンズです。
正しいレンズ選択ではないです。
そこに価値があるんです。
写真に必要なのは、収差を極力減らしたレンズという選択と、収差を楽しむという選択があります。
癖玉こそ真の楽しみが詰まっていると思う最近。
考えは人それぞれです。
絞っても最新のレンズに遠く及び話ませんが、それと引き換えに得る性能があると思います。
活かすも殺すも使い手次第
夜景なんかにこのレンズを持ち出すと、ダメダメさ加減が露呈しますw
ダメというと、感じ方で雰囲気ある写真とも言えますが、3514sなんかと比較すると比にならないぐらい酷いですw
でも愛せるレンズです。
良く色乗り等言われますが、強い光の中でフレアがかってるのが、そう言われる所以だと思います。
光量の少ない、強い光が写り込まない中では、ここぞとばかりに活躍してくれます。
雰囲気は抜群な写真になります。
撮れるものに制限があるレンズの方が趣味には向く傾向がある気がします。
間違いのない選択なら、5814Gを選択された方が良いでしょう。
精鋭感ならシグマartです。
コンパクトで気軽に持ち出せる。
撮れるものに制限があって、悩まされる。考える。
コレが醍醐味かと思います。
諸先輩方が撮ってきた写真には強い想いと使命を感じずにはいられません。
どうぞ、勉強になる一本を手に取ってみて下さい。
参考になった8人
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2015年12月29日 22:05 [889449-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 無評価 |
今までは中古品ばかりを買い漁っていましたが、今回初めてAiMFレンズを新品で買いました。D610で半年ほど使用してみたのでレビューしてみたいと思います。
【操作性】
絞りを決めてピントを合わせるだけ、難しい事は1つも有りません。ピントそのものは合わせ易いレンズです。
【表現力】
絞り開放時の描写は実用的では有りません。全ての像がボヤけてパープルフリンジも盛大に出るし、ボケが綺麗とは言い難い上に周辺減光も有ります。「トイレンズか?」と感じる程で、でもコレが独特で面白いです。私は絞る必要が無ければ基本的に開放で撮ります。晴天下ではNDフィルターを使ってまで開放撮影しています。ちなみにf/2からは絞るに連れてカリカリの描写に変わって行き、諸収差も補正されてデジタル向けの最新レンズにも負けない、とても精細な写りに化けてくれます。撮影者の意図を色濃く反映してくれる実は癖のない素直なレンズです。
【携帯性】
標準単焦点レンズとしては重たくて携帯性は良く有りません。手に取るとズシッと来ます。ただ適度な重量感が高級感を持たせている気がします。安っぽくないです。
【機能性】
機能と言う機能は皆無なので無評価としておきます。
【総評】
このレンズは開放F値1.2の大口径ハイスピードレンズです。薄暗い室内でも感度を上げずに撮影出来ます。ただ絞り開放の描写を許せるかどうかは人に寄ると思います。もう諸収差の特盛り大バーゲンセール状態です。この諸収差を「味」と思えたら唯一無二の描写が病み付きに成ると思います。がダメな人には許容し難いレベルだと思います…。
ちなみに屋外で絞り開放撮影を行おうとすると、SS限界1/4000秒のカメラではNDフィルターが必須です。晴天下でND無しだと減感しても白トビしました。私はND2をプロテクター代わりに使っていますが、夏場の晴天下だとND2+減感+1/4000秒でギリギリの時も有ったので、プロテクター代わりとしてND4でも良いかも知れません。でもND4を付けっ放しにして木陰で絞ったら手振れしますね。やっぱり「付けっ放し」にするならND2が良いのかな?
と、ここまでは絞り開放の話をしましたが【表現力】の項でも書いた通り、このレンズは絞ると化けます。f/2から描写に芯が出て来てf/2.8で諸収差も全て補正される感じです。こう成ると最新レンズで絞った時の描写と大差がなくなり、Aiレンズの中でピカイチの描写だと思うMicro55mmと良い勝負に成ります。あまりにも写りが良いので意味もなく等倍鑑賞をしてしまいます。愛犬の毛の一本一本まで綺麗に写し出してくれます。
このレンズ、MFが好きなニコンユーザーなら、たぶん買って損はないです。と言うか買わなきゃ損です。絞り開放での不思議な面白さや絞った時のシャッキリ感、このレンズでしか撮れない一枚がきっと有ると思わせてくれます。とにかく面白いです。お勧め出来ます。
参考になった13人
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2015年5月9日 18:00 [317285-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| 操作性 | 5 |
|---|---|
| 表現力 | 5 |
| 携帯性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
Nikon New FM2 / フジカラー NATURA 1600 |
Nikon New FM2 / Solaris 800 |
Nikon New FM2 / コダック 400UC |
Nikon New FM2 / コダック ULTRAMAX 400 |
Nikon New FM2 / DNP CENTURIA 400 |
Nikon New FM2 / コダック エクター 100 |
非球面レンズが使用されていないため、 絞り開放で軽くフレアが
かかりますが、このレンズは「ノクトニッコール」のように、開放時
の幻想的なフレアを楽しむために使っています。
また、「各種残存収差」も程よく補正されているので、ポートレート
でも十分威力を発揮してくれます。
大口径レンズならではのグラマラスな前玉も最高!
描写力は、伝統的なニッコールそのもので、中庸でクセの少ない
ボケ味にも好感が持てます。
ただ、Planar T* 1.4/50 ZF.2 のような高コントラストで芯のある描
写を好む方には不向きかと思います。ニッコールレンズを常用す
る方にはオススメですが、コシナのレンズを好む方には「パンチ」
が足りない印象は否めないでしょう。
私は、ニッコールとコシナを被写体に応じて使い分けています。
同じ標準レンズでも、
・Ai Nikkor 50mm F1.2S
・Ai Nikkor 50mm F1.4S
・Planar T* 1.4/50 ZF.2
は、 それぞれ全く違う役割を果たしてくれるので、 これら3本を所
有する価値はあると思います。
「Ai Nikkor 50mm F1.2Sを“絞って”使うのであれば、同じAi Nikkor
50mm F1.4Sでも良いのでは…?」 というご意見もありそうですが、
仮に「F2.8」で撮影する場合、 前者のレンズを使った方が断然写
りは良いです。
同じ焦点距離のレンズを複数所有する愉しみを、このレンズは教
えてくれます。
- 比較製品
- ニコン > AI Nikkor 50mm f/1.4S
- カールツァイス > Planar T* 1.4/50 ZF.2
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