OM SYSTEM OM-3 ボディ
- フラッグシップ機とほぼ同じ性能を搭載しながら、ボディ単体で496gと軽く、 毎日持ち歩ける小型・軽量を実現したミラーレス一眼カメラ。
- 「CP(コンピュテーショナル フォトグラフィ)ボタン」を備え、ハイレゾショット、ライブND撮影、ライブGND撮影、深度合成、HDR、多重露出を選択できる。
- 「静止画/動画/S&Qダイヤル」を装備し、モードダイヤルとの併用で、静止画と動画のそれぞれで撮影モードを切り替えられる。
OM SYSTEM OM-3 ボディOMデジタルソリューションズ
最安価格(税込):¥206,008
(前週比:-1,682円↓)
発売日:2025年 3月 1日

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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.79 | 4.52 | 5位 |
画質![]() ![]() |
4.66 | 4.53 | 17位 |
操作性![]() ![]() |
3.97 | 4.27 | 28位 |
バッテリー![]() ![]() |
4.89 | 4.12 | 1位 |
携帯性![]() ![]() |
4.41 | 4.25 | 20位 |
機能性![]() ![]() |
4.77 | 4.39 | 4位 |
液晶![]() ![]() |
4.16 | 4.30 | 27位 |
ホールド感![]() ![]() |
3.78 | 4.41 | 31位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
よく投稿するカテゴリ
2025年4月24日 14:28 [1955200-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
デザインや質感は上々です |
被写体認識AF搭載は優れもの |
クリエイティブな撮影体験が楽しめます |
コンパクトボディとバリアングルモニターの賜物 |
ハイレゾでなくても驚きの精細感 |
OM SYSTEM(OLYMPUS)のカメラは、ミラーレスになってから10台ほど愛用してきました。
現在はOM-1 MarkII、OM-1、E-M1 MarkIII ASTRO、E-M5 MarkIII を主に使い分けています。
新たに登場したOM-3にはやや不安を覚えながらも、発売日に入手してCP+へも持参しました。
SNSを見ると、結構な数のユーザーがいるようで喜ばしいですね。
【デザイン】
銀塩時代のOM-1をモチーフにしたと言われますが、ネタ元のカメラは使ったことがないし、純粋にレトロデザインといっても初代E-M5以来この手のデザインなので違和感も特別な感想もありません。
金属製のボディはコンパクトなので手にした際のずっしり感はややあります。
背面の樹脂感むき出しの質感はちょっといただけませんが、ダイヤル類を含めおおむね好感を持てます。
【画質】
OM-1 MarkII 譲りの画質に不満はありません。
コンピュテーショナルフォト機能やクリエイティブダイヤルと相まって、多彩な表現が楽しめます。
ハイレゾの処理時間が短縮されて使い勝手が向上しました。
【操作性】
ボタンの数が少ないのと、マルチセレクター(グリグリ)がないのは大変困ります。
フィアンダーを覗きながらフォーカスエリアを動かすのに、モニター面をなぞるか小さな十字ボタンを使うしかありません。
中央へ戻す際にもセレクターを押すことができないため、仕方なく録画ボタンへ割り付けました。
CPボタンはなかなかいいアイデアだと思いますが、OFFにするにはいちいちダイヤルを回して「OFF」を選択する必要があります。
また電源スイッチが小さいものの操作性に問題はないが、左肩のダイヤルはOM-5同様の機能でよかったと思います。
メニューシステムがOM-1系になったのは大きな進歩で、今後登場する機種すべてに採用してほしい。
【バッテリー】
OM-1系の大容量バッテリーの採用でほぼ心配なく一日中撮影できます。
残量のパーセント表示はスマホでもできるので、他の機種でも搭載してほしいものです。
充電器が付属せずUSB端子からの充電を前提にしていますが、頻繁に抜き差しするとコネクターが壊れる可能性が高く、かといって純正の充電器は2個同時仕様で大きく高価です。
付属しなくても、1個仕様の小型な充電器があればと思います(他社製のを購入しました)。
【携帯性】
グリップレスもあってボディは薄く軽量なので持ち歩きが大変楽です。
一方で横幅がかなりあり(OM-1より広い)、OM-5で使っていたバッグに入れると交換レンズに当たったり、出し入れに難儀します。
キャラクター的にも本体形状からも、大きく重いレンズを付けて使うカメラではないので、コンパクトな短焦点レンズなどと一緒に持ち歩いても全体のボリュームはかなり小さくなります。
【機能性】
若干のスペックダウンを除けば機能はほぼOM-1 MarkII に準拠しており、このクラスとしてはかなりの高機能モデルといえます。
超高速連写やプロキャプチャー、ライブGNDなどを備えながら非常に高い環境適合性(防塵防滴、SSWFなど)を持つカメラは稀有です。
クリエイティブダイヤルを使って楽しむのもいいし、逆に単焦点レンズ一本とモノクロ設定で遊ぶのもいいし。
ペットや子供の撮影にも使える被写体認識AFの搭載は幅広いユーザーに対応できます。
惜しいのは、これらの機能の使いこなしに関する情報が少ないことぐらい。
【液晶】
タッチ式バリアングルモニターはOM-1に準拠しており問題ありませんが、EVFがOM-5クラスなのは残念です。
OM-3だけを使うのならまだいいけど、OM-1と併用すると明らかに表示の広さが違います。
そこへOM-5より多くの情報やフォーカスエリアなどを操作するのは若干困難を伴います。
マクロ域の撮影ではピントの山がわかりにくく、このカメラの数少ない残念なポイントです。
【ホールド感】
グリップレスということに、当初不安を強く覚えました。
PEN-Fではオプションのグリップを装着していますし、OM-5でも大き目のレンズではグリップを付けないとハンドリングが落ちます。
しかし実際に手にしてみると、右手側の横幅が十分あるせいか案外持ちにくさを感じません。
少なくとも12-100mm F4レンズ以下の軽量級ならグリップの必要性がないと思います。
ただ横位置で構えるときは両手で支えることが多いのでいいのですが、縦位置で構えると左手の支えが弱く(横幅が広くレンズに届きにくいため)グリップが欲しくなることがあります。
いずれにしろ前述のように、ボディの幅の広さがかなり気になっており、この点でOM-5のシェイプは大変優れていると思います。
【総評】
中身はOM-1 MarkII 同等ながら薄く高品位なレトロデザインという点で人気を集めているのだと思われます。
ただ大きく重い大口径レンズや望遠レンズが合わないなど、使えるレンズが実質的に限定されるため撮影スタイルや被写体を選ぶ必要があります。
そういった意味では、フラッグシップらしい高機能なOM-1系と、とにかくコンパクトながら高性能なOM-5の間にあってやや中途半端な印象がぬぐえません。
メーカーはPEN-Fの後継ではないといいますが、やはりOM-3はPEN-Fの後継モデルと考える方が合点がいきます。
大口径の望遠レンズが使いにくい代わりに、明るい単焦点レンズをいくつも交換しながら撮影を楽しむためのカメラだと思います。
そういった意味でも、EVFのスペック不足と持ちにくい横幅の広さが気になってしまいます。
個人的にはOM-5がブラッシュアップしてくれたら、そちらの方がOMらしくて好きになれそうです。
- 比較製品
- オリンパス > OLYMPUS PEN-F ボディ [シルバー]
- OMデジタルソリューションズ > OM SYSTEM OM-5 ボディ [ブラック]
- OMデジタルソリューションズ > OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ
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デジタル一眼カメラ
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