DC-Elite
- ROHM社「BD34301EKV」DACチップを搭載したポータブルDAC/AMP。コンパクトサイズながら静寂性と高い情報量を両立。
- 24段4セクションステップアッテネーターやフラッグシッププレーヤーに匹敵するオーディオ回路を搭載。
- 自社開発FPGA技術を採用し、FPGAのクロックソースにはNDK製フェムトクロック水晶振動子を搭載。正確でノイズレスなサウンドを実現。

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2025年5月26日 17:51 [1963625-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 5 |
【環境】
AQUOS sense3・DC-Elite・Simgot-EA500
DDHiFi TC28C・IBasso-CB19・モバイルバッテリー
44.1kHz/16bit〜192kHz/24bitのFLAC再生
【デザイン】
本体も純正ケースもシンプルで良い
【音質】
NW-A306やM1Plusなどの所有エントリーDAPで比較
2機種とも価格以上に満足できる音だがDC-Eliteは別格によい
比較のため音量を揃えるのに解像や立体感が違いすぎて難しいほど
少し大げさに例えるとDAPとスマホ直挿しを比べたくらいちがう
DA変換回路だけでこの値段だから当然なのかDC-Eliteが凄いのか…
【操作性】
Vol調整のみでシンプル
評判どおり回しづらいがそんなに触ることもない
【機能性】
AndroidならIBassoのアプリで少しだけ調整項目もある
ただ、アプリは特に使う必要ないと思う
【総評】
DAPにはバッテリー寿命があるので高級機に手を出しませんでした
バスパワーのDACはバッテリーに本体寿命を左右されないのが購入理由です
音質は驚くほど良いし古いスマホもplayerとして活用でき大満足です
DACもDAPも私はこれで終着とします
NW-A306は軽量なので外出用にしますがM1Plusの立ち位置が危ういです
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2025年3月2日 10:27 [1941876-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
【使用環境】iphone16pro、ibasso cb18(OTGケーブル)、sony IER-M9(イヤホン)、LEPIC DAC POCKET LARGE
【デザイン】シンプルで重厚感もあり、手触りも良く、気に入っていますが、やはり大きく、重い。あと、角がかなり鋭利で、付属のケースに入れて使わないと、スマホや何かに当たった場合、当たった側に傷が付いてしまいます。中華や韓国のDAPもそうですが、このエッジが立った鋭利なデザインは、どうにかならないものかと思います。とはいえ、気に入ってはいます。取り回しの悪さを言われることがありますが、LEPIC DAC POCKET LARGEを使用すれば、特に問題なく運用できています。ちなみに私は、鋭利なデザインなので、エッジ部分が他の物に当たるのを避けるため、付属のケースに入れて、DAC POCKETを使用しています。問題なくDAC POCKETに入ります。
【音質】私のDAC歴は、FIIO KA11→ONIX AlphaXI1となります。今回、購入に当たり比較したのは、ibasso DC07Proです。更に、DACを選ぶ際に参考にしたのは、 https://youtu.be/xpSUtxF6ozY?si=XoDKz3KxrGWsnJvp というYouTube動画です。この中で言われている出力インピーダンスなのですが、ibassoの多くの製品は仕様に表記されているのですが、DC07Proについては表記がありません。そこで、日本における取り扱い代理店であるmushinに問い合わせたところ、DC07Proの出力インピーダンスは、バランス出力時:3Ω、シングルエンド出力時:1.5Ωとの回答でした。ヘッドホンDACアンプに推奨されるのが1Ω以下であるのに対して、DC07Proはその範囲を超えてしまっていました。ibassoは1Ω以下の数値の場合は仕様に表記しているのに、DC07Proについては表記せず。若干意図的なものを感じてしまうのは、ゲスの勘繰りでしょうか・・・。
さて、実際に聴き比べてみてどうなのかです。私は、某イヤホン専門店で聴き比べました。DC07Proの出力インピーダンスについては、そうは言っても、私の耳でどうこう言えるようなものではなく、透明感のある良い音だなと言う印象でした。肝心のDC Eliteはと言うと、正直、最初そこまで違いを感じることができず、むしろ、DC07Proの方が、澄んだ音のように感じました。しかし、何度も何度も聞き比べてみると、最終的な印象としては、DC07Proは、聴き易いのですが、全体的に線が細く、印象の薄い音で、DC Eliteは、広域から低域までしっかりと力強い音を出し切れており、音の輪郭もはっきりしていると感じました。所有しているAlphaXI1についても、DC Eliteと比較すると、出力の違いを感じ、DC Eliteの出力の高さが明らかでした。要は、ドングルDACとしては、値段相応に圧倒的な性能だと感じました。
【操作性】電子式ではなく、ノイズを限りなく少なくするために同社高級DAP DX320MAX Tiにも採用されている24段4セクションステップアッテネーターによる音量調整については、癖はあるものの、サイドボタンで微調整もできるため、慣れれば気になることはありません。むしろシンプルで気に入っています。
【機能性】音量調整のシンプルな機能性。イコライザやその他各種設定など何もなく、そこに対する不満の声もあるようですが、私は、音質を突き詰めた姿勢の潔さが気に入っています。
【総評】現行では値段も、性能も、他の追従を許さない稀有な存在だと思います。同価格帯だと、LUXURY&PRECISION W4、iFi Audio GO bar 剣聖などがありますが、こちらも試聴しましたが、DC Eliteの出力の高さが上回っていて、音がしっかり表現されているなと感じました。ただしかし、今回、様々なDACを試聴してみて、DACはイヤホンと違い、DACによる音の感じ方の違いというのは、前記のYouTube動画内でも言われている通り、人間の耳で感じられるところはあまりないように思いました。昨今のドングルDACは1万円台のものでも十分な性能があり、それで十分なのではないかとも思います。実際、所有しているAlphaXI1とDC Eliteの差異が価格程のものがあるのかと言われると、言葉に窮するところがあります。「ここまで色々言ってたじゃないか!!」というご指摘もあろうかと思います。そう感じたから、そう述べたという点については、嘘偽りはありません。とはいえ、脳内補正もあったと思います。私の場合、イヤホンで14万円程の物を使用していることもあり、それに見合うDACをという思いがあったことが、DC Eliteを選んだ要因として大きかったと思います。音の違いをどう感じるかは人それぞれであり、脳内補正も加わることことからも、自身の満足できる物を求めるのであれば、徐々に値段の高い物を選ぶのではなく、可能であれば一番良い物を購入する方が、結果的には安上がりで、その後のQOLが爆上がりするのだと思います。前記色々と書きましたが、実際に感じたことと、脳内補正により、そう思いたいという思いも加わった内容なのだと、書いてみて感じました。私は迷いに迷った挙句、一番良い物をと思い、DC Eliteを購入しました。ちなみに、できる限り、持ち物を増やさず、移動中も良い音を聴くことのできる環境を構築することが目的でしたので、DAPは考えませんでした。とはいえ、DAPも試聴してました。sony NW-ZX707、NW-WM1AM2。これらは、とてもノイズが少なく、良い音でした。非常に魅力的だと思いました。もしかしたら、いずれDAPにも手を出すかもしれません。とはいえ、今はDC Eliteで満足です。
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2025年2月11日 23:25 [1935686-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
外部給電とデータ線次第ではミドルDAPと大差がないほどのハイエンドのドングルDAC作りも頑丈で排熱もしっかりしていてノイズが全く無いです。
弱点はボリュームですね
馴れないと不便な感じはします
バッテリーもかなり消費するので外部給電をしながら使わないとスマホのバッテリーがすぐなくまります
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2024年9月13日 12:12 [1884147-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 3 |
Xperia 1 WにDAC POCKET Largeに入れて使用しています。
使用するイヤホンは主にqdc Superior EXとfinal A5000をバランス接続で使用しています。
【デザイン】
金属の削り出しでかっこいいのですが、ドングルDACにしてはとにかく大きい。普通に使うとめちゃくちゃ邪魔です。DAC POCKETはLargeだとちゃんと収納できMagSafeに付けて使用できるので携帯性が上がります。
【音質】
ドングルDACとしては突き抜けていると思います。濃厚系で元気なサウンドで解像度も非常に高いです。他のドングルDACは低価格のものしか聞いたことがありませんが、明らかに一線を画する解像度の高さと音の幅があります。ミドルクラスのイヤホンを使うことが多いですが、出力的にもちゃんと鳴らし切ってくれています。落とし穴としては、接続するUSB Cケーブルで明らかに音が変わります。Beat AudioのEmerald MKII Digital Adapter Cable USB Type-C to USB Type-Cを使用していますが明らかに解像度が上がりました。音質を気にする方はUSB Cケーブルにもこだわった方がいいかもしれません。
【操作性】
音量のボリュームとボタン一つのシンプルな構成です。DAC POCKETに入れているのでボリュームしか使用せずアプリから細かいところはいじっています。そちらもほとんどいじる部分はありませんが。
【機能性】
音質よければ全てよしです。他に必要ありません。
【総評】
スマホをちょっとしたDAPくらいの音質にしてくれる製品です。とにかくスマホで高音質な音が聴きたいという方にお勧めな製品です。
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2024年9月12日 12:26 [1883497-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
ドングルDACとしては大柄で存在感はあるものの、無駄のないシンプルなデザインは所有欲を満たすモノとなっています。
【音質】
iPhone15ProがDAPレベルの音になりました。
高級DAPとまではいかないまでもエントリー機は陵駕する印象ですし、10万程度なら同レベル程度には感じます。
中高音から低音まで隙がなく、多少硬質ながら透明感のある音は素晴らしいです。
ANANDAのようなパワーの必要なヘッドホンでもしっかり鳴らしてくれます。
【操作性】
慣れるまでヴォリュームダイヤルが少し扱いづらいです。
【機能性】
ヴォリュームダイヤルと殆ど使うことのない微調整のボタンだけの無駄な機能を廃したシンプルであり、直感的な操作を可能にしています
【総評】
様々なドングルDACを試聴して、個人的には本機とL&P W4の二機種が頭2、3個抜きん出てると感じ、W4と本機の比較だと本機の方が好印象でした。
WM1AM2のサブDAPは全て手離して、本機との2台体制になってしまう予定です。
参考になった6人(再レビュー後:3人)
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プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2024年2月29日 23:47 [1818398-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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チタン合金製の本体はとても上質。サイズはそれほど大きくない |
ヘッドホン出力は3.5mmステレオと4.4mmバランスの2系統を用意 |
自社開発の24段4セクションステップアッテネーターを搭載 |
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オプションでケースも用意されている |
別の取材のためメーカーからサンプル機をお借りする機会がありましたので、せっかくだからとこちらにも書かせていただくことにしました。スマートフォンはiPhone11を使用、音楽再生アプリは「HibyMusic」とアップル「ミュージック」を利用しました。イヤホンはMADOO「Typ821」をメインに、BQEYZ(ビーキューアイズ)「Wind」や水月雨(MoonDrop)「楽園-PARA」(ヘッドホン)などでも確認しています。
【デザイン】
様々な高級パーツを搭載した超ハイエンドクラスの製品だけあって、iBasso製スティック型DACアンプとしてはかなり大きいサイズとなっています。とはいえ、もともと同社スティック型DACアンプはコンパクトな部類なので、実際の使用時に不便はありません。
また、チタン合金製ボディの恩恵かかなり軽量な印象です。
【音質】
スティック型DACアンプとしては望外といえる、ハイレゾ対応DAP(デジタルオーディオプレーヤー)クラスののサウンドを持ち合わせています。とにかく解像感が高く、楽曲のディテールまできめ細やかに再現してくれるのですが、同時にダイナミックな抑揚表現も持ち合わせていて、臨場感溢れる、活き活きとしたサウンドを堪能することができます。
今回、同時期に試聴したLUXURY & PRECISION「W4」とは、同じ超ハイエンド・スティック型DACアンプでありながら全く逆方向を向いたサウンドキャラクターであることがとても興味深かったです。ROHM社製「BD34301EKV」DACの特徴やアドバンテージもあるのでしょうが、抵抗ボリュームなどアナログ面に重点を置いた徹底した造り込みがこの音を決定づけた気がします。
ちなみに、水月雨「楽園-PARA」ヘッドホンは難なく、深い表現の力強いサウンドを聴かせてくれました。
【操作性】
ハードキーはダイヤル式の音量調整とPCMボリューム調整ボタンの2つのみ。PCMボリューム調整ボタンはほとんど使用することがないため、簡潔で扱い易い操作系といえます。
【機能性】
音質に対して拘りのあるiBassoということもあってか、操作は音量調整が行えるのみ。とてもシンプルです。
【総評】
音質的にはDAPに勝るとも劣らない実力を持ち合わせている製品です。ことサウンドに関してはフラッグシップモデルに相応しい実力を持ち合わせていますし、それは同社下位モデルと比較しても顕著なくらい差を感じます。「DC04PRO」とか、単体で聴くとかなり良い製品なのですけどね。基礎体力の違い、という印象の実力差です。
また、11.2MHzのDSD音源で試聴してみたところ、ネイティブ再生できました。他社製品も含めて、11.2MHzDSD音源のネイティブ再生に対している製品は少ないので、そういった音源を聴きたい人にもオススメです。また、水月雨「楽園-PARA」ヘッドホンとの相性も良かったので、イヤホンだけでなくヘッドホンでも使いたい人にもピッタリといえます。
- 比較製品
- LUXURY & PRECISION > W4 [ファントムグレー]
参考になった15人
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2024年2月4日 14:27 [1810283-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 5 |
音質全振りのスティックDAC(ドングルDAC)です。こういうものを待っていました。
外出時や屋内を移動する際、スマートフォンでストリーミングサービスを使って音楽を聴いています。NW-WM1AM2とBTR7を主に使用していましたが以下の不満がありました。
・NW-WM1AM2:起動時間待ち。テザリング面倒。操作感もっさり。バッテリーもたなさすぎ
・BTR7:バッテリーが意外ともたないうえ突如バッテリー切れする。音質がやや荒削り
DC-Eliteを購入したところ上述の不満が全て解消しました。スマートフォン(約2000mAh)を音楽専用として使用し、モバイル通信のストリーミングでも6から8時間程度はバッテリーがもちます。連続使用時間はDAPやBTレシーバーとあまり変わらないかも知れませんが、実運用上の手間とストレスは段違いに少ないです。
機能性を満点にした理由は、高級DAC(BD34301EKV)+ステップアッテネーターによる音量調節+バランス出力という、据置オーディオとして考えると非常に贅沢な構成である点です。実際、パワーアンプに直結するとハッとするような良い音が出ます(ボリュームは絞り切って試してください)。こちらの方が、電子ボリュームを採用する他のスティックDACとの違いを耳で実感できることと思います。
参考になった13人(再レビュー後:13人)
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2024年1月12日 12:52 [1802094-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 2 |
機能性 | 2 |
iBassoの製品はD12以来で久しぶりの購入です。
売れてるという理由だけで何となく試聴もせずに買いましたが、コレはヤバいですね。
全帯域で濃密な音がガツンと前面に押し出されてきます。迫力満点の音です。
低音が好きなので今まではEQを使って弄ってましたが、その必要すら無くなりました。
正直、今までUSB-DACは小さいし、所詮音質もソコソコなんだろ、という偏見がありましたが、見事にぶっ壊してくれました。
音質は良いのですがボリュームが回しにくいです。
本体は小さいですがBTR7などのBluetoothレシーバーと比べると有線なので利便性は落ちます。
繋げたスマホのバッテリーがモリモリ減ります。
ですが、この音の前では利便性なんてどうでもいいです。
小さいAndroidスマホと重ねて運用します。
参考になった19人
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2023年12月15日 00:40 [1791808-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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デザインと質感のご参考に。 |
回転ノブはアッテネータ |
出力端子部 |
提供を受けたメーカーデモ機(メディア用)でのレビューです。
Fiio M17と組み合わせて確認しました。イヤホンはDUNUのEST112(φ4.4mmバランス)です。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。奇を衒わず落ち着いた印象は、Hi-Fiオーディオらしくて良いと思います。
質感ですが、筐体はチタニウム合金で加工も稜線がシャープ。ボリュームノブもローレットまで精密。小型タイプとしては高級な雰囲気です。
【音質】
据え置きハイエンドオーディオ機器でも採用実績のある、ローム製の電流出力型DACチップ「BD34301EKV」を搭載しているほか、DX320MAXで採用したiBasso自社開発の24段4セクションステップアッテネーターの搭載が大きな特徴です。
音質はiBassoらしくガツンと来る骨太系。S/Nや歪などのスペック値を上げることを目的にしてしまうと、音がキレイに整理されたようにつまらなくなりがちですが、本機は狙ったサウンドを追求したと思えるもの。雑味と言うと語弊がありそうですが、ストレートで勢いを感じる鮮度と野趣が持ち味で、そうしたサウンドを魅力的に感じる方も多いと思います。
【操作性】
ボリュームノブはiBasso拘りのアッテネーター(24段)の操作です。一般的な「ボリューム」と異なり、調整しようと回転させると、抵抗器が切り替わる境界で「ブツ」と音がしたり、中途半端な位置で止めると音が出なくなります。iBassoが音質面で拘った結果採用したものですので、その意図を理解して楽しめる方が覚悟して使われるのが前提です。
【機能性】
最大、PCM768kHz/32bit、DSD512に対応。出力端子は、φ4.4mmバランスとφ3.5mmステレオミニの2つを搭載しています。
【総評】
小型DAC製品の中では、筐体が醸し出す雰囲気やサウンドがしっかりしていて、高級DAPに通じる風格を感じるほど。特にアッテネータの採用はマニア好み。iPhone15がUSB Type-C対応になり、以前にも増して注目度が高まっている小型DAC。スマホが主役という限られた環境でもクオリティーを追求する「超」マニアにお勧めしたい個性派の高品位モデルです。
参考になった15人
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ヘッドホンアンプ・DAC
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