iCAN Phantom
- 静電型ヘッドホン用エナジャイザーを内蔵したリファレンスクラスのアナログヘッドホンアンプ。アルミニウム製の高品質リモコンが付属する。
- 真空管とソリッド・ステートの2つの入力ステージを備え、リアルタイムで切り替えられる。それぞれが異なるサウンドを表現。
- バランスとシングルエンドの幅広い接続オプションを提供。ヘッドホン出力端子は前面、ライン入力とプリアンプ出力端子は背面に搭載している。
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2025年10月26日 23:50 [1921594-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 2 |
| 機能性 | 5 |
NAS→NT-07→WANDLA→iCAN Phantom
HYPSOS1台 (iCAN Phantom)
Power Plant 15 (全て)
電源ケーブル:DOUBLE-HELIX(NT-07,WANDLA,iCAN Phantom)
DC & XLRケーブル:NOCTURNE
SR-X9000でSRM-T8000との比較
良い意味で線が細く(音数が多い)、色が濃密。
分離力があり、複数ボーカル曲向き。
デメリットとして濃密な分、音が近く感じるので聴き疲れしやすい印象。
Power Plant 15導入前はSRM-T8000の方が良いと思ったので、通常は静電型のみでHYPSOSの導入も厳しいようであればSRM-T8000が安定。
ただ、静電型以外も使用する+HYPSOSを導入することが出来るなら断然iCAN Phantomがおすすめ。
本機自体のデメリット
イヤホンでも音質は良いですが、感度が高い機種はノイズを拾いやすい(wifiのノイズを拾うと回答)のであまりおすすめ出来ません。(再生中には気にならない)
iEMatchという機能で軽減は出来ますが、音質が悪くなる印象でした。
電源入れた後に時々、勝手に電源が落ちる。
手動で音量を微調整するのが難しかったり、再生中に調節するとノイズが聴こえる。
神経質な方は音量調整機能のあるDACなどが推奨です。
操作性には難はありますが、あらゆるヘッドホンに対応してるヘッドホンアンプとして音質・コスパ面では文句のつけようがないです。
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2025年9月25日 23:16 [1975503-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
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|---|---|---|
iCAN Phantom(AMP)、Pro iDSD Signature(DAC)、final D8000 DC Pro Edition |
視聴環境
iMac27inch or macbook16inch → オーディルヴァーナ(再生ソフト) → Pro iDSD Signature(DAC)→ JPC-10000 LUXMAN XLRケーブル → iCAN Phantom(AMP) → final D8000 DC Pro Edition(モニター系ヘッドホン)or HiFiMAN SUSVARA(リスニング系ヘッドホン)
これまでずっとHiFiMANで揃えて聴いていました。全てリスニング系です。
HiFiMAN SERENADE(DAC), HiFiMAN PRELUDE(AMP), HiFiMAN SUSVARA(リスニング系ヘッドホン)
リスニング系の感動的で甘美な美音を追求するのが好みの一つでした。
ところが、世に出る優秀な話題の製品を見ていると、フラッグシップは徐々に各社軒並みにモニターライクに傾斜、変化してきました。これまでのように、ひたすら甘美な美音を追求する時代ではなくなりつつあるようです。モニターライクな音を基調として、抑制が効いて華美に走らない、モニター特有の解像の高い、甘さを抑えた控えめな甘美さの美音を追求するのが最近の流れのようです。
そうした影響でしょうか、私も気がつくと、音楽再生ソフトもモニターライク、DACもAMPもモニターライク、ヘッドホンまでモニターライク。
いつの間にか評判が良くて、好きな物を取り揃えていくとこうなりました。
SUSVARAの時代は終わりつつあるのでしょうか?
SUSVARAよりfinal D8000 DC Pro EditionやSTAX SR-X9000の方が優れていると、SUSVARAの元信者があちらこちらで涙ながらに語るのを見るにつけ、モニター系が進化した時代なんだなと思います。
iCAN Phantom(AMP)しかり、final D8000 DC Pro Edition(モニター系ヘッドホン)しかり、時代は解像の良さが必須な音色を求める方向に入っています。デジタルカメラに象徴されるように、写真の解像の高さは、デジタル技術の申し子のようです。日本人のみならず、世界の人間は今や、人間臭さではなく、淡白な、よく言えば垢抜けた、洗練された人間像に進化?してきています。
モニターライクな音を基調として、抑制が効いて華美に走らない、モニター特有の控えめな甘美さの美音を追求する方向のもので、リスニング系の甘い音ではない、気品の高い品格のある磨き抜かれた音色の世界が実現されています。
それを高いレベルで実現、再現するのがiCAN Phantom(AMP)や、final D8000 DC Pro Edition(モニター系ヘッドホン)です。
iCAN Phantomについては良し悪しを考えるのも、不粋というものです。
ここまで完成された逸品を世に送り出してくれたことに感謝しています。
参考になった4人(再レビュー後:1人)
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2025年2月1日 00:25 [1932020-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
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|---|---|---|
デスクトップになじむデザイン |
【デザイン】
iFiらしいというか相変わらず我が道の斜め上を走るその姿勢が好きです。質感などは価格なりに満足度高いですし、コンパクトなのがとても良いです。デスクトップで使うことしか考えてなさそうなデザインではありますけどね。ずっしり重いです。
【音質】
この価格帯の製品で音質うんぬん語っても・・・という気がします。超ハイエンド志向の方はもっと上の価格帯を選ぶでしょう。ピュア志向の方はこの機種の多機能さが邪道に感じると思います。ただ、この機種はDACなど上流機器の個性を明確に反映しますし、その中に「最近のiFiらしい音」を巧みに混ぜ込んできます。明瞭でありながら温かみやなめらかさを感じ、土台のしっかりした低音がありながら中高域の邪魔をしない。この値段を出すならこのくらいの音を出してほしいという期待にしっかり応えます。
私がこの機種で最も気に入っている所は、どんなアルバム聴いても必ず80点以上の音を聞かせてくれる所です。はっとする程の音の良さに感動させられることもたくさんあるのですが、そういうのって30万円台くらいのアンプでもよくあることだと思います。で、更なる感動を求めてライブラリの中をさまよい続けるという本末転倒な状況になることもあったり。で、録音の駄目さにがっかりしたり。でもこの機種は(まあ、組み合わせるヘッドホンにもよるかなとは思いますが)どんなアルバムでも苦痛に感じさせない、むしろ「あれ?このアルバムってこんないい音だったっけ?」と思わせたり、音のことを気にせず曲に没頭させてくれたりする懐の深さがあります。それは単純に真空管モードがあるからとか低音増強とかクロスフィードとかの対応する余地があるからとかでは無く、根本的な懐の深さです。harmonia mundiのアルバムであろうが、Bandcampで掘り出したアフリカのインディペンデントレーベルだろうがイタリアのロックだろうが何でもきちんと聴かせてくれるというのは私にとって、とてもありがたいことです。
【操作性】
ボリュームポッド自体、例えボリューム1だとしてもギャングエラーが出ない点は素晴らしいです。ただ、ボリュームの仰角を読み取って液晶で数値を表示する機構が悪さをしているのか、ボリュームの数値が不安定に表示されたり、電源投入時に前回と違うボリューム値になったりします。ギミック入れすぎですね。音量変更時にたまにノイズが乗りますが、日本代理店いわく「仕様」だそうです。
他のスイッチ類はそれなりに信頼性が高そうで、操作していて不満はありません。アプリでも操作できますし、リモコンでもできるそうですが、リモコンは使ったことありません。
【機能性】
低音補強は帯域も選べますし、クロスフィードもいくつかのパターンから選べます。それぞれ音質が劣化する印象はないです。OFFにすると回路バイパスになるというのもマニアの心理をちゃんとわかっていますよね。ゲインコントロールも地味に便利です。クラシック聴きたい時とかDSD聴きたい時に手っ取り早くボリュームアップできます。
IEMATCHも地味に便利ですが、ボリューム1でも問題なく聞こえるのであまり使わないかも。
真空管モード2つはPro iCANの時代より洗練されたように思います。ほんのりなめらか、主役を引き立てる役割は音楽に没頭するのに最適です。
静電型ヘッドホンは持っていないので試していません。STAXの700は試聴する度に良いなあと思うのでいつか手に入れたいのですが・・・今のところFOSTEXの1100RPと初代HD800で満足できています。もちろんイヤホンで聴いても良いです。据え置きアンプでイヤホンを安心して刺せるのって少ないです。
【総評】
「iFiの音が好きかどうか」「多機能すぎることを良しとするか否か」です。音は間違いなくiFi Audioのフラッグシップ機、特に最近のiFiらしい美音になりすぎない美音傾向で、温かみもあります。ヘッドホン、イヤホンの個性を尊重し、ポテンシャルを引き出すことに長けていますが、どこかに必ず「iFiらしい音」を混ぜ込んできます。30万円台くらいのアナログヘッドホンアンプで充分過ぎるレファレンス感が得られる昨今、それ以上の価格帯の製品は、やはりそのブランドらしい音で差別化できているかの勝負なのだと思います。解像感・立体感といった評価軸なら低価格帯製品で充分高水準を実現できている現在、最高水準の解像感・立体感・明瞭感を維持しながら、どうやってそのブランドらしい音を届けていくか。その点でこのアンプは価格なりの音と機能性という点で、iFiらしい答えを提示している製品だと思います。
常に「我が道(トレンドも大好き)」を行くiFiのフラッグシップに相応しい製品です。そしてiFiが好きで惚れ込んでいる人も結局は似たような嗜好があり、マニアックなんだと思います。
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プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2024年1月31日 22:45 [1808377-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
デスクにも設置可能なコンパクトサイズながら上質かつ存在感のあるデザイン |
2つのダイヤルと各ハードキーで操作は分かりやすい |
ACアダプタはiPower Eliteが付属する |
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静電型ヘッドホン用エナジャイザーがまとめられたプレート |
エナジャイザープレートはヘッドホン出力部分のカバーにもなる |
多岐にわたるヘッドホン端子に加えて2タイプの静電型端子が備わる |
メーカーからiFi Audioのサンプル機を幾つかお借りする機会がありましたので、まとめて試聴させていただきました。DACとして同ブランド「NEO iDSD2」を利用。Windows PC「LG Gram」とUSBケーブルで接続し、「iCAN Phantom」とはRCAケーブルで接続しました。ちなみに、PCのプレーヤーソフトはfoobar2000やroonを利用しています。ヘッドホンは水月雨(MoonDrop)「楽園-PARA」やオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」を、静電型ヘッドホンはSTAX 「L700MK2」を使用して試聴をおこないました。
【デザイン】
他社製品も含めてこれまでに見たことのない、個性的であり上質でもあるユニークなデザインです。サイズ的には(据え置き型ヘッドホンアンプとして)かなりコンパクトにまとめられているなのですが、確かな存在感を持ち合わせています。
天板からは内部基板や真空管が見えたり、静電型ヘッドホン用エナジャイザー(SDカードサイズのモジュール)を収納するプレートを前側に取り付けることでヘッドホン端子がカバーされるなど、高級モデルならではの上質さに加えて各所にユニークな工夫が凝らされている点も興味が惹かれます。
【音質】
アナログヘッドホンアンプであり、アナログプリアンプである「iCAN Phantom」だけあって、音質面では目を見張るものがありました。上記に加え、様々な製品で確認してみましたが、いずれもハキハキとした力強いサウンドを聴かせてくれました。
【操作性】
アンプ切替(ソリッドステート/Tube/Tube+)、インピーダンス調整、ヘッドホン出力調整、「IEMatch」切替スイッチなど、様々な操作系が搭載されていますが、どれも物理スイッチでおこなえるため、使い勝手は良好でした。また、電源オン時に音量レベルをゼロにしてくれるなど、使用時の安全面に配慮されている点も好感が持てました。
もうひとつ、にはネットワーク接続コントロール「iFi Nexis」が同ブランド初搭載とのこと。スマートフォン用アプリから操作がおこなえるようですが、今回の試聴時には試していません。
【機能性】
アナログヘッドホンアンプ&プリアンプなので、機能的にはとてもシンプルな内容となっています。入力はRCA3系統、XLR1系統のみとなっています。
【総評】
水月雨(MoonDrop)「楽園-PARA」やオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」、aune audio「AR5000」、final「D8000」など、様々なヘッドホンで試してみましたが、「楽園-PARA」と「ATH-ADX5000」は空間表現に秀でた緻密な、「AR5000」は勢いがあるのに耳障りのよい、final「D8000」はダイレクト感の高いクリアな表現といった具合に、それぞれの魅力や特徴を十全に引き出してくれるサウンドを楽しませてくれました。ヘッドホンアンプとしてとても優秀であり、これ1台で何でも鳴らしきってくれます。
いっぽうで、静電型、特にSTAXとの組み合わせでは、欧米人の趣味趣向が感じられました。STAX純正アンプ(同社ではドライバー・ユニットと呼んでいます)だとハイスピードさと緻密さを兼ね備えたHIFI志向のクリアネスサウンド、といった表現が相応しい音色傾向ですが、「iCAN Phantom」との組み合わせでは鳴りっぷりのよい重厚なサウンドを聴かせてくれるようになります。インピーダンス特性やヘッドホン出力などの組み合わせをいろいろと試してみましたが、短時間ではSTAX製ヘッドホンアンプと似たような傾向に追い込むことができませんでした。もしかすると、何か方法があるかもしれませんが、基本的にはiFi audioらしいというか、欧米的なパワフル&リッチなサウンドを楽しむのがベストに思いました。
とはいえ、他の静電型ヘッドホンも幅広く対応しているのはありがたいかぎり。便利かつ満足度の高い製品だと思います。正直、購入を視野に入れていますが、高額な製品なので慎重に検討したいと思います。
参考になった8人
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ヘッドホンアンプ・DAC
(最近3年以内の発売・登録)
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野村ケンジ さん
(ヘッドホンアンプ・DAC)
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