GoldenWave SERENADE

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2025年4月25日 00:37 [1955285-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 4 |
AI-503でAKM-DACに魅了されてからK7、K9AKMとAKM-DACを追って
きましたが、よりアナログ味が強いと言われるR2R-DACを知り、
その中でもデザイン、接続仕様、それと様々な高評価の声から
本機を選んでみました。
それと愛用しているメインヘッドフォンが水月雨のVENUSという
こともあり平面磁界駆動モデルを多くリリースしているメーカー
ということで期待も有りました。
【デザイン】
シンプルなインターフェースながらも、フロント前面が
ディスプレイとシームレスになっているところは遊び心が感じ
られます。それ以外は硬派な感じ。
何気に導入理由の一つなのは、ヘッドフォン端子が正面向かって
左側に配置されていることだったりします。
試聴時は着座位置の正面にヘッドフォンアンプを設置しているので
左側に端子があった方が取り回しが良いので。完全に個人的な
要求仕様なのですが、逆だとケーブルが邪魔になってしまって。
気になる点として強いて言うなら、ボリュームノブがアルミ製
だったらより満足度が高かったかもしれません。
【音質】
個人的に比較できる対象が本機よりも下位グレードのものばかり
なので、自然と高い評価となってしまうのですが、グレードの
違いというものは実感しました。
本機導入前は、解像度や定位感、音像、音の分離などで良さを
捉えていましたが、本機を鳴らしてまず思ったのは「エモい」
でした。リズムやビートとは違うアプローチでのグルーヴ感を
得られた様な印象です。
オーディオデバイスをグレードアップする度にそれまで聴こえ
なかった音が聴こえる(意識できる)様になることってあると
思うのですが、そうやって気付いた音が楽曲にどの様に貢献して
いるのかまで意識できる様になったのは自分でも驚いています。
とにかく音のまとまりが素晴らしい。
ヘッドフォンアンプとしても上質。
手持ちのヘッドフォンをあれこれ繋げて鳴らしてみましたが、
どのヘッドフォンでも期待以上の音で聴けます。
その中で、オーテクのATH-MSR7は35Ωの密閉型と少し神経質な
感じで今までアンプの換装でパワーが上がるほど喧しさを感じて
いたのですが、本機ではそんなことは全くなくとても心地良く
聴けました。ここ何年かFiioの据え置きアンプを使用していた
間はお倉入れでしたが、また楽しめそうで嬉しかったり。
普段使いでは、Sennheiser製HD660Sと水月雨VENUSを鳴らして
楽しんでいます。共にバランス出力で聴いています。
HD660Sの場合はボリュームダイヤル8時位、VENUSでも9時位で
私的には十分な感じ。
HD660Sではもともと見通しが良い印象でしたが更に拡がった様に
感じました。また躍動感も印象的でした。
VENUSはこれが本当の音だ!と言わんばかりのインパクトがあり
ました。K-7の時は儚い印象で、K9AKMでは堂に入った感はあるも
クールビューティと言った雰囲気でしたが、本機では一気に開花
した様な感じがしました。
美麗な高音に躍動感のある中低音を纏った様な音で、期待以上の
音で聴けて大満足です。
これはDACとしての使用でも感じたことなのですが、音の情報量が
多く、それがそれぞれの音の説得力になっている様に感じます。
それがHYMAKAYA-DACの特性なのかは分かりませんが、本機に換装
して間違いなく新たに感じた印象なのは間違いがありません。
【操作性】
特に問題なし。
個人的には電源スッチを前面に設置して欲しかったところ。
【機能性】
PCから接続でのUSB-DACと、ヘッドフォンアンプとしての使用しか
していないので、使用目的としては問題なし。
【総評】
上を見ればもっと素晴らしいモデルがあると思いますが、私的
には十分すぎる音質です。
私的にはGoldenWave SERENADEは性能的にもお値段的にも
ハイエンドの入口に位置する様な認識なのですが、本機を以て
USB-DAC+ヘッドフォンアンプのゴールにしようと思っています。
贔屓目とは思いますが、本機+VENUSのカップリングではそれぞれの
より高額な機種にジャイアントキリングできる音を鳴らせると
思っています。女性ヴォーカルの楽曲とか最高ですよ!
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2025年4月12日 16:24 [1952837-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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デザインと質感のご参考に。 |
ディスプレイを搭載 |
背面。端子と位置のご確認に。 |
メーカーからサンプル機(メディア用)をお借りしてのレビューです。
ヘッドホンはHIFIMANの「ISVARNA」(XLR接続)とオーディオテクニカの「ATH-ADX3000」(φ6.4mm接続)を組み合わせて試聴しました。入力は同軸デジタルです。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
質感ですが、筐体は金属素材で重厚感が印象的。ディスプレイはドットマトリクスで文字が表示できますが、フォントや色味も落ち着きがあり、製品の格にマッチしていると思います。
【音質】
ネットワークにも対応するなど多機能ですが、トロイダルトランスやA級アンプの搭載などHiFiとしての魅力も見逃せません。音質は、シャープに切れ込み、心にグイっと深く刺さるような力強さが印象的。HIMALAYA PRO R2R DACの持ち味を存分に引き出せていると思います。「ISVARNA」との組み合わせでは、高域の抜け感と伸びやかさが印象的。平面磁界駆動型の特徴をより濃く体感できました。「ATH-ADX3000」との組み合わせでは、音場の広さと定位の明瞭さがさらに活きて、音の分離が良く立体感を高く表現。本機の素性の良さを感じました。
【操作性】
ボタンが少なく操作もシンプルで、操作性は良好です。添付写真のように、気になりがちなディスプレイの明るさは、本体ボタンのみで簡単に調整できます。
【機能性】
背面にXLRバランス出力とRCA出力を備え、プリアンプとしても利用できます。
入力は、RCA(2chアナログステレオ)、光デジタル、同軸デジタル、USBに加え、RJ45端子も備えています。USB端子はType Bとあることや、ネットワークはストリーミングサービスへの対応状況など、ユーザーの用途に合っているかどうかの確認をお勧めしますが、多機能と言えます。
【総評】
トロイダルトランス、HIMALAYA PRO R2R DAC、A級アンプなどオーディオとして頼もしい物量を備え、実力も期待を裏切らないもの。デジタル入力機能も加味すると、コストパフォーマンスは高く感じます。個性的かつ上質なヘッドホンアンプをお探しなら、本機は魅力的に感じるでしょう。
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2025年2月16日 07:43 [1936696-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 3 |
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音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
素っ気ない黒い筐体。ボリューム左側に簡素なディスプレイと、最小限です。
【音質】
これは文句なしに素晴らしい。どちらかと言うとリスニング調で、あまりクールでない心地よい響きが脳内を満たしてくれます。このDACとアンプの一体型で17万はかなりお買い得だと思います。
以前使っていたTEACのUD-505はそれなりに良音でしたが、何か感動を感じない音質でした。此方は一聴しただけで、はっとさせるような感動があります。ダイナミックで躍動感があり、解像度、繊細さの表現、一流の物だと思いました。
ただ、上には上があって、同じHIFIMANのアンプPRERUDEは更に余裕を感じさせる雄大な音質で、それに比べると本機は精一杯頑張って鳴ってる感があります。まあ、コレは比べてみて初めて分かるので、本機の素晴らしさをスポイルするものではありません。
【操作性】
操作ボタンはフロントパネル上面に配置されていますが、前面から見えないので、一々のぞき込まないといけません。デザイン上の判断でしょうが、この点は使い難いです。
【機能性】
DACとしての機能には不足ないと思います。入力端子も最近の物としては不足なく、LAN端子も備えられているのは嬉しい所です。
【総評】
さほど高価ではないにもかかわらず再生音は素晴らしい。音質の好みはあるでしょうが、このコスパには中々巡り合わないと思います。何十万の機器を超えているとかそんな奇跡はありませんが、同価格帯ではトップクラス、頭一つ抜け出しているのではと感じました。
参考になった3人
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2023年12月9日 00:23 [1790099-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
マットブラックの筐体にモノクロディスプレイのみのシンプルなデザインで気に入っています。角の丸みやディスプレイのビット調の文字もあり無骨過ぎなくていいと思います。余計なカラーLEDがないのも好みです。
【音質】
複合機として本機を使用していますが、とにかくリスニング寄りの心地良い音です。解像感はしっかりありつつなめらかで耳に刺さりにくく、やや大きめのボリュームでも負担なく音楽を楽しめます。バランスの良い音でどこか強調されるといったこともないので、どんなジャンルの音楽にも合うかと思います。一方でどんな曲もまろやかなイメージになるのでモニター用途には向きません。
【操作性】
ボリュームダイアル以外にインプット・セレクト・アウトプットボタンがありますが、セレクトはディスプレイの明るさ調整くらいで最初以外は使いません。インプット・アウトプットは両方ともですが順繰りに切り替える方式のため目当ての項目まで複数回ボタンを押す必要があります。やや面倒なのとアウトプットをP-ANP→DAC→H-ANPにする過程でボリュームを絞り忘れるとDACモードの固定レベル出力により大音量になるおそれがあることに注意が必要です。ボリュームダイアルは心地良くなめらかに操作できとても使いやすいです。
【機能性】
ディスプレイに表示されるのはフォーマットとサンプリングレート・インプット・アウトプット状態と必要な情報がすべて常時表示されるので使いやすいです。購入前に把握できていなかった仕様としてアウトプットをH-ANPにすれば背面のRCAやXLR出力はミュートされるものと思っていましたが取説の「H-AMP:パネルのヘッドフォン出力が使用可能となり、リアパネルのXLR+RCA出力はヘッドフォン端子の音量に従うアナログ信号となります。」のとおりミュートはされない仕様ですので注意してください。電源スイッチがないパワードスピーカー(GENELEC G One)を使っているため別でRCAセレクターを挟むことでヘッドホン使用時のスピーカーミュートに対応しました。これまでFIIO K9 PROを使っていた際はできていた機能だったので少し残念でした。また、ストリーマー機能として有線LANを接続すること(Wifi機能はなし)でAirPlay2やRoon(最大PCM768,DSD512)に対応していますがPCとUSB接続して使用している状態からだとインプットをUSB→NETにする必要があるのでオールインワンとしてはやや面倒に感じられます。また出力レベルが高いのでイヤホン用途には向きません。DITA Perpetuaを愛用していますがホワイトノイズが目立ち気になりました。ヘッドホンではパワーが要求されるHD800S・HE6SEを使用していますが全く問題ありません。HE6SEでは2時くらいまでは回します。
【総評】
購入検討される方向けに細かい不満点も記載しましたが、最高の音質で非常に満足しています。
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ヘッドホンアンプ・DAC
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