EOS R8 ボディ
- 有効画素数最大約2420万画素フルサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」により高画質を実現したミラーレスカメラ。
- 常用で最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度撮影により、夜間や室内の暗いシーンでも自由度の高い撮影表現が可能。
- AF性能や高速連写・動画性能など、上位機種「EOS R6 Mark II」の高い基本性能を継承している。約461gの小型・軽量ボディ。

よく投稿するカテゴリ
2023年4月15日 02:06 [1703355-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 4 |
操作性 | 3 |
バッテリー | 無評価 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
【デザイン】
●質感
プラスチック製の外装ですが、しっかりとした質感と剛性で安っぽさはありません。とは言え、EOS R5などマグネシウム合金製のボディを触ったことがあると違いに気が付かれるかと思います。
●デザイン
基本的にEOS RPとほぼ同じ外観です。丸みのあるトッププレートのデザインなどは、これぞキヤノンと言った個性的な見た目。
【画質】
●高ISO感度
競合他社の2400万画素 裏面照射型CMOSセンサーほどではありませんが、ほぼ同程度のパフォーマンスを実現しています。おそらく、同じ環境でじっくり見比べないと分からない程度の違いです。主にISO 12800-25600あたりから僅かなカラーノイズの差が目に見えます。
●ダイナミックレンジ
細かい検証はこれからですが、良好なパフォーマンスを発揮しているように見えます。
従来通り電子シャッターでダイナミックレンジが低下する傾向が見られるので注意。(主にシャドウ側)
●ローリングシャッター
手持ちの環境でチェックしたところ、約16ms程度のパフォーマンスを発揮。
これはオリンパスの4/3型 2000万画素センサー(E-M1 Mark II系譜)と同程度で、積層型CMOSセンサー以外のモデルとしては非常に良好な性能と言えるでしょう。
●ホワイトバランス
色温度が低い場合でも白優先を使用することで適切なホワイトバランスが得られる可能性が高くなります。少なくともソニーやパナソニックよりも良好に見えます。
【操作性】
●ダイヤル類
前後のコマンドダイヤルで素早く設定変更が可能。上位機種と異なり背面ホイールはありません。
新しい2軸操作のM-Fnボタンは慣れが必要ですが、同時に2系統の設定変更が可能となり、登録できる機能は倍に増加しています。
●ボタン類
エントリーモデルとしては十分なボタンが揃っています。
さらに、従来機と比べてカスタマイズの自由度が高まっているので、設定次第では上位機種と同じような操作が可能となります。
●スイッチ類
EOS RPと異なり、右肩に電源スイッチを搭載。正直に言うと右手で操作し辛い部分に配置されています。左肩にはR6 IIと同じ静止画/動画の切替スイッチを搭載。素早く動画モードへ移行できるほか、露出モード切替も簡単となったのは魅力的。
●ジョイスティック
残念ながらEOS RPと同じくAFジョイスティック(スティック型マルチコントローラー)はありません。AFエリアを指定するにはタッチ操作かボタン型マルチコントローラーの操作が必要となります。
●その他
最新のEOSカメラらしく、クイックメニューのカスタマイズや豊富なボタンカスタマイズに対応しています。従来のエントリーモデルとしては考えられないほどカスタマイズの自由度が高くなっています。
【バッテリー】
長期的な使用で評価したいと思います。
とは言え、小型バッテリーとしては良好な性能のように感じました。
USB給電・充電に対応。
【携帯性】
●サイズ
フルサイズミラーレスとしては小型軽量ボディ。
最小・最軽量ではありませんが、ファインダー搭載モデルとしては間違いなくコンパクト。
APS-Cミラーレスのような感覚で手に取ることが出来ます。(レンズ次第ですが)
【機能性】
●AF
EOS R6 Mark II 譲りの最新AFは伊達じゃない。
レスポンスの良い被写体検出が便利と感じるうえ、一般的なトラッキングAFの性能も優れているように感じました。100%完璧とはまだ言えませんが、少なくともエントリーモデルとしては極上のパフォーマンスだと思います。
●手振れ補正
残念ながらボディ内手ぶれ補正は非搭載です。
ただし、RFレンズは手振れ補正を搭載したモデルが多く、あまり心配する必要はないと思います。
動画撮影時は電子ISを利用できますが、クロップが発生するので注意が必要です。
●メニュー
エントリーモデルとしては高機能で自由度の高いカメラです。
相応にメニューが複雑となっているので、慣れていないと最初は少し戸惑うかもしれません。
幸いにもマイメニュー機能で好みの設定を一か所にまとめることが出来ます。
●ドライブ
電子シャッターで1/16000秒に対応(Tv / M 限定)していたり、最大40コマ秒の高速連写に対応していたり、およそ小型軽量なエントリーモデルらしからぬ性能を備えています。
ただし、先幕メカシャッターを搭載していないので、大口径レンズ使用時は露出ムラに注意。
【液晶】
●ファインダー
このクラスとしてはスペック的に可もなく不可もなく。
見栄えは良好で、特に不満は感じません。
また、背面モニターとの切替速度が速く、ファインダーを覗いた際に遅延は全くありませんでした。
●モニター
EOS RPよりも高解像なモニターを搭載しています。
見栄えが良いほか、クイックメニューやボタン操作で素早くモニター輝度の調整も可能となっています。
【ホールド感】
小型ボディながら、握りやすく、しっかりとしたグリップです。
追加のエクステンショングリップでEOS R5よりも握りやすく感じました。
【総評】
EOS RPのボディにR6 Mark IIのセンサーとプロセッサが詰め込まれています。
それなりに高価な機種となってしまいましたが、それでも同価格帯ではAF性能や高速連写が強みとなるカメラ。この価格帯としてはローリングシャッターの性能が驚くほどよく、電子シャッターで耐用できるシーンも広いと感じるかもしれません。
EOS R6が同価格帯まで値下がりしているのが悩ましいところですが、フルオートで撮影する機会が多かったり、小型レンズを装着する機会が多いのであればEOS R8がおススメです。
EOS R8に関するレビューをブログで連載予定
https://asobinet.com/tag/eos-r8-review/
Flickrにオリジナルデータを公開しています
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72177720307477856
- レベル
- 初心者
- 主な被写体
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- その他
参考になった68人
「EOS R8 ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
---|---|---|
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年9月1日 20:55 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年6月29日 09:25 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年5月15日 17:04 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年5月12日 09:29 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年5月10日 17:51 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年5月1日 23:13 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年4月29日 21:36 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年4月12日 19:54 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年4月2日 14:13 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2025年1月26日 20:37 |
デジタル一眼カメラ
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
(デジタル一眼カメラ)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
