GO bar

プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2023年1月31日 23:44 [1676527-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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シンプルなデザインだが、上質な印象 |
ヘッドホン端子は4.4mmバランス接続と3.5mmアンバランスの2つが搭載されている |
USB C-typeとLightningケーブル、USB A変換アダプタが付属。専用ケースも同梱 |
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ハードキーは音量調整と音響効果切替に加え、独自のIEMatchも用意 |
メーカーからサンプル機をお借りする機会がありましたので、試聴させていただきました。プレーヤーはWindows11 PC(LG gram)のfoobar2000アプリを使用、AndroidスマートフォンXiaomi「Mi 11 Lite 5G」でもチェックしましたが、楽曲のスペックによってはダウンコンバートされてしまう場合があるため、あくまでも動作確認のみに留めています。イヤホンはfinal「A1000」をメインに、ビクター「HA-FW10000」やDUNU「EST112」なども使用。ヘッドホンはオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」を使って試聴しました(いずれも4.4mmバランス接続)。
【デザイン】
高音質&高級スティック型DACのなかではやや小型といえるサイズで、表面のブラスト仕上げによって上質な印象を持ち合わせています。
【音質】
まず「A8000」で試聴すると、輪郭のハッキリしたエネルギッシュなサウンドが楽しめました。丁寧よりも勢いで聴かせるイメージ。ほんの僅かに歪みが感じられるのでベストとはいえませんが、良好な組み合わせだと思います。
続いて「HA-FW10000」を聴くと、音色はちょっとした特徴がありますが、全体的にバランスのよいサウンドを聴かせてくれました。こちらが好みという人もいそうです。
いちばんピッタリな組み合わせだったのがDUNU「EST112」です。良質、かつパワフルなサウンドを愉しむことができました。Jポップもノリよく、それでいて耳障りな音色が控えめな聴きやすい印象に纏まっています。おかげで、Official髭男dismが結構な大ボリュームでも聴き疲れせず愉しめました。
なお、「ATH-ADX5000」はダイレクト感の高い音でしたが、逆にいえばヴォーカルの距離が近過ぎる傾向もあるため、後述のXBass+やXSpaceをオンに設定した活用がオススメです。
【操作性】
音量調整のほかに、iFi AudioならではのIEMatch切替スイッチが用意されています。こちらによってイヤーモニターなど低インピーダンスのイヤホンも組み合わせることができるので、とても便利です。
【機能性】
先ほどのIEMatchに加えて、iFi Audio独自の音響効果であるXBass+やXSpaceなどのサウンドチューニングオプションを選択することもできます。必要な機能性は充分揃っている、といった印象です。また、背面のLEDでファイルスペックがひと目でわかるなど、いろいろと便利に使いこなせます。
【総評】
上級モデルならでは、音質的にも機能性にも充分に満足できる製品です。USB A変換、Lightningケーブルなども付属していますので、PCやAndroidスマートフォン、iPhoneなど様々な製品で活用できるのは嬉しいかぎりです。これ1台あれば、据え置きのUSB DAC代わりになってくれるかも!? そう思える上質な製品です。
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2022年9月10日 18:04 [1590256-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 3 |
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音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 2 |
スマートフォンで、GO barを接続してバランス接続後SONY MDR1am2で女性アーティストを聴いた感想です
デザイン、大きさはとても小さくライターぐらいの大きさです
各種設定の状況がランプで光ります
ただ、文字か小さくわかりづらいですね
接続コードもiPhone、Androidともに入っています
かなり高級感あるコードです
市販されてないので、取り扱いは注意が必要
私の場合は、家で有線で聴いてるので、とても重宝してますが、外や、動きまくる方はBluetoothで聴いたほうがいいし、この機種は必要ありません
DACは、有線で自分が好きなヘッドホンやイヤホン、PCで聴くものなのですが、Bluetoothで有線接続でもつかえますが、もともと有線にすると、とんでもない音は修正できません
私はMQA白色でXSpace、XBass+を入れて聴いてますが、これは好みです
価格は高いですが、一度聴けば納得できると思います
参考になった4人(再レビュー後:0人)
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2022年7月31日 11:28 [1601006-2]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
ファームウェアアップデートで良い感じに
2022/7/31
主にファームウェアアップデートにより、評価が変わったのでレビューを修正。
【デザイン】
見栄えは良いかと。
【操作性】
洗練されてませんが、慣れれば十分使えます。
W2-131と同様にハードウェアボリュームを搭載していますが、
GO barはディスプレイが無いため、
ボリュームを変更した時に44/48〜DSD256のLEDが
ボリュームのインジケータとして3秒程光る形で確認できます。
実際の数字は若干違いますが、イメージとしては
ボリューム1〜10はDSD256のLEDが点灯し、
ボリューム11〜20はDSD64/128のLEDが点灯し、
最大ボリュームに近づくと44/48のLEDが点灯する形です。
コレ絶対ある機能と思っていたのですが、
暫くHiResシールがあるほうを前面に向けて使っていたので気づきませんでした。
(LEDの光が拡散しないので、裏をチラ見する形だと気づきません)
また、インジケータのシルク印刷が本体と同系色なので、
光の角度によりますが文字の視認性が低く、
まるで電子部品に細かく印字された型番を目を凝らして見ているかのように
見づらいです。
ボタンは、X bassなどを切替えるボタンに突起があって、
ボリュームは突起が無いので、手探りで操作可能です。
ただ、ちょっとクリック感が弱く、歩きながらだと押せたか判断は、
音に変化が無いと厳しいです。
iEMatchのスライドスイッチは工作精度がかなり悪く、
爪でひっかけてスライドさせたら、
真横にスライドせず斜めになって部品が飛び出てきました。
(スイッチを本体に軽く押し込みながらスライドさせないとダメなようです)
あとは、手に持った感じW2-131よりも明らかに重く、
スマホに宙づりで使うと、
とぶつかった時にお互いが傷つきそうで、怖いです。
【ファームウェアについて】
初期出荷時のファームウェアV1.48は、
USBを抜き差しすると、(推定の数字ですが)ボリューム10で鳴り始めて
その後、ボリュームのボタンを押すと、
USBを抜き差しする以前のボリューム±の音量に変化する問題がありましたが、
V1.70で修正されています。
それ以外にMQAやDSDに関しても修正されました。
また、V1.7Aというオプション扱いのファームウェアも存在します。
これはミュート処理が変更されており、
環境依存で発生する曲間のプチノイズを抑止できる可能性があるようですが、
私はこの問題が発生していないため、正式版扱いのV1.70を適用しました。
なお、アップデートにはWindowsかMacが必要です。
スマホからアップデートはできません。
また、アップデートに失敗して壊れた場合は基本保証外なので、
しっかり英語マニュアルを読んで自己責任で実施してください。
現状、日本語サイトはGO barのファームウェアのダウンロード先が
良くわからないので本家からダウンロードすると良いと思います。
https://ifi-audio.com/download-hub/
※ファームウェアをダウンロードする時に、
箱か本体に貼られているQRコードのシールの数値が必要になるので、
剥がした場合は取っておく必要があります。
【機能性】
Windowsで使う場合、安定しているiFi audioのドライバが使える点が、
一番のウリですね。
一度、ASIOやWASAPIが、変に共有モードになって音が混ざってしまう
問題が発生しましたが、下記で解決しました。
(排他モードが正常に適用されれるようになりました。)
「スピーカーのプロパティ」で下記2つのチェックを一旦外して「適用」した後
もう一度チェックし直して「適用」。
・アプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにする
・排他モードのアプリケーションを優先する
※「既定値に戻す」ボタンは効果無しでした。
GO barはUSB DDCにXMOSのチップを使っていてiFi audioが
カスタムしたドライバが配布されていますが、
他社のドングルDACは、USB DDCにComTrueかSAVITECHのどちらかを採用して
リファレンスドライバをほぼそののまま配布していることが多く、
元々の作りこみが甘いので、1日中Windowsで使おうとすると
音飛びや無音になる症状に悩まされます。
MQAのハードウェアデコードは
TIDALアプリのMQAソフトウェアデコードと何度か切替えて、
ようやく違いが分かるレベルの差でした。
ハードウェアデコードの方が空間表現が緻密ですが、
ソフトウェアデコードの方がぱっと聴きは解像度が高く感じます。
ただ、日本でMQAを聴く人は限らると思います。
(FLAC 192khzの方が音は良いですし)
発熱は結構あります。
【音質】
W2-131と比べると音の立ち上がりが速く、音が広がる感じが少ないです。
好みではありますが、基本X bassなどは触らないのが
一番音が良いかなと思います。
音場が狭めというレビューもあり、
確かに使いはじめから暫く遠くで小さく鳴っている音が、
カッチリ耳元で鳴るので閉鎖感がありましたが、
100時間ぐらい鳴らしたあたりから、だいぶこなれてきて空気感を感じられるようになってきました。
GO barと特徴としてIE Matchがありますが、こちらはほぼ未使用のため、未評価です。
Androidだと個人的にはiBasso DC04の方が音が良いと思います。
GO barやW2-131は単純にOSのボリュームをMAXにないと多少音が劣化しますが、
iBassoは、iBasso UACアプリでAndroid SRCに関連した
音の劣化の一部を抑制できるので、そこが大きいです。
DAPはSRCの問題や電源も考慮されているので、
単純に音質だけでいれば、同じ5万円ならGO barよりも
DAPを買った方が音は良いです。
【総評】
スイッチは物理的な問題なので、どうしようもないですが、
ボリュームの問題はファームウェアアップデートで解決しました。
音の方もエージングでこなれてきたので、満足度が高まりました。
参考になった5人(再レビュー後:3人)
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2022年6月16日 02:02 [1590108-5]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
【デザイン】
イメージより一回り小さかった
100円ライター並みのサイズ感
落ち着いた色で高級感がある
わずか30gなのに重みを感じる
背面のLEDインジケーターは本体の色と文字の色が同系色で見づらい
ただ慣れれば問題はない
【操作性】
物理ボタン3つとIEMatch切り替えボタン一つというシンプル構造
それぞれ長押しでモード切替ができる
公式サイトにマニュアルがあるので操作に関しては特に問題はない
ボタンの押し心地やレスポンスは問題なし
音量調整の同期オンオフはスマホとPCで使い勝手が変わってくるので便利
【機能性】
付け外しで各種設定が初期化されていない
ただしボリュームは元の状態に初期化される
機器を切り替えた時に爆音に悩まされることがない
スマホへ繋ぐと1時間あたり7〜10%は消費されるのではないだろうか
【音質】
IE600付属バランスケーブルで聴く
iEMatchなしで無音状態のノイズレスを確認
フィルターは初期設定のスタンダード
初期設定のLowゲインで60~63/100、HIGHゲインは55~58/100といったボリューム
高解像度フラットで強調しないカッチリとした音だが包み込まれるような感覚
パワーがあるのかボワつかない心地よい低音になる
XBASSは特定の低音域だけ少し強調し曲によっては変化がわからない
XSPACEはBASSを抑えたような少しすっきりとした音へと変化する
タイトで抜けのいいIE600だと音を劇的に変化させる機能ではなかった
【総評】
ライター並みのサイズでイヤホンと同じケースに入れ持ち運びができる
これだけでも驚異的なのだが肝心の音も妥協を感じない
ボリューム周りやノイズ、持ち運びなど音以外の部分も満足
音量がとりやすいイヤホンヘッドホンならこれ一つで事足りるのでは
最後に、付属のトラベルケースは使いたいとは思えないかな
追記
高精細なので合わせるイヤホンヘッドホンはキレキレな鳴り方のものより
少し緩めの暖かみのあるものが良いと感じる
参考になった7人(再レビュー後:5人)
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