SHANLING UA5 レビュー・評価

2022年 4月28日 発売

SHANLING UA5

  • 「ES9038Q2M」をデュアル構成で採用し、768kHz/32bit PCM、22.4MHz DSDのネイティブ再生に対応するバランスDAC/アンプアダプター。
  • 独立したアンプチップとして「RT6863」を2基採用し、深みのあるディテール表現とダイナミックレンジの広さ、力強いインパクトの再現が可能。
  • 電源モードはUSB給電によって動作する「パススルーモード」と、本機向けに開発した「ハイブリッドモード」の2系統から選べる。
最安価格(税込):

¥32,780

(前週比:±0 ) 価格推移グラフ

価格帯:¥32,780¥32,780 (1店舗) メーカー希望小売価格:オープン

タイプ:ヘッドホンアンプ ヘッドホン端子(ミニプラグ):1系統 ハイレゾ:○ SHANLING UA5のスペック・仕様

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SHANLING UA5Shanling

最安価格(税込):¥32,780 (前週比:±0 ) 発売日:2022年 4月28日

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満足度:4.00
(カテゴリ平均:4.41
集計対象2件 / 総投稿数3
  1. 4 0%
  2. 2 0%
  3. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 4.00 4.32 -位
音質 音質の良さ 3.50 4.46 -位
操作性 操作のしやすさ 3.50 4.18 -位
機能性 搭載機能が充実しているか 5.00 4.14 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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nBanjoさん

  • レビュー投稿数:97件
  • 累計支持数:1554人
  • ファン数:5人

よく投稿するカテゴリ

ヘッドホンアンプ・DAC
11件
34件
イヤホン・ヘッドホン
25件
0件
デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
12件
0件
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満足度3
デザイン3
音質2
操作性3
機能性無評価

再レビューです
最下段に追記しましたが、文字数制限のため前回内容の一部を削除/修正しています。

■まえおき
本機の特長
1)デュアルDAC(「シングル/デュアル」動作切り替え可能)でバランス駆動
2)「ハイブリッド電源」システム
の2つが気になって入手してみた。
本機のよう小型DACアンプは通常USBバスパワーを電源としているが、本機の場合は充電式バッテリーが内蔵されていて、
・DACの前段のデジタル系回路はUSBバスパワーで駆動
・DAC及び後段のアナログ系回路はバッテリー駆動
というような「ハイブリッド電源」システム)を備えているところがユニーク。

■音質について
全体的に中低音域は分厚く中高音域は繊細で滑らかといった「Shanling」ブランドのDAPと同じような音作り(サウンドチューニング)という印象だった。
ただし、DAPとは違い中音域の明瞭感(解像度)が今一つな感じで、悪く言うとやや籠もりがちなサウンドになっている気がした。
例えると、ゼンハイザーのヘッドホン(HD650/HD660S)のようなサウンド傾向と言えば、そのイメージがわかる人が多いのではないだろうか?
言い換えると、ゼンハイザーのヘッドホン(HD650/HD660S)と本機の組み合わせでは音質キャラが被ってしまって悪化しそうなので、むしろそれとは対照的なスッキリ系サウンドである、AKGのヘッドホン(特にK812)の方が本機にマッチするとも言える。
また、バランス出力よりもアンバランス出力で聴く方がさらにモヤモヤ感が顕著になる。
総合的に判断すると、おそらくDAPのアンプ回路に比べてどうしても(コスト的に)本機のアンプ性能が劣っていると言えそうだ。
そして、上記1の特長による解像度アップを期待していたが、そのアンプ回路による不明瞭さのせいでデュアルDAC動作のメリットがスポイルされてしまっているような気がした。
ただし、私的な年齢による耳の性能の低下のせいでそのように聞こえてしまっているとも言えそうなので、このレビューを見ている方はそれを加味して判断してもらった方がいいかもしれない。
上記2の特長についても評価してみたところ、意外な落とし穴が見つかった。
バッテリー駆動によるクリーンな音質アップを期待していたが、使用開始時のサウンドがその期待に反して非常に悪く、例えば「B'z」のロックサウンドがまるで躍動感を失い、稲葉さんのボーカルや松本さんのギターがまったく冴えない非常にショボいサウンドになってしまったように感じられたわけである。
こんなはずは無いだろうと、いろいろ機能的な設定を調べてみると、内蔵バッテリーの充電のON/OFF切り替え機能があって、それを充電ONの状態で音再生すると先述の悪い音質になることがわかった。
・「ハイブリッド電源駆動」モード且つ「バッテリー充電OFF」モード
・「USBバスパワー電源駆動」モード
のどちらかにすると、ようやく真面な音になるわけである。
さらに、「USBバスパワー電源駆動」モードよりも「ハイブリッド電源駆動」モードの方が僅かに解像度や音のフォーカス度が上がり、バッテリー駆動のクリーンなイメージに近い音質が感じられた。。
先述のモヤモヤ感がなければ、「ハイブリッド電源」の恩恵をもっと明確に受けられたかもしれない。

■その他気になる点
●その1)音量ボリュームの操作感
よくあるアップ/ダウンスイッチでなく、回転ホイールによる音量調節となっているのが特長である。、
ある程度大きさのある据え置きアンプでれば、スイッチ式より回転式のボリュームの方が操作性がよいのは当然なのだが、本機のような小さなボディになると、回転式よりもスイッチ式の方が操作しやすいような気がする。
また、本機の音量調整は細かなステップで変化するので、微調整するときには有利だが、音量を大きく変化させたいときに目標の音量になるまで回転ホイールを何度も回転させる必要があり煩わしくなる。
このような回転式電子ボリューム操作の場合は、操作感を良くするために操作の変化量/スピードに応じて音量を加速度的に変化させる工夫(ソフトウェア制御)が必要なのだが、本機はその対応ができていないとみなしている。

●その2)同軸デジタル(SPDIF)出力について
別のDACユニットのデジタル入力に接続することを想定した機能のようであるが、通常そのようなDACユニットにはUSB入力が備わっていて、わざわざ本機を介さずともPCまたはスマホからDACユニットに直接USB接続できるので、この出力の存在意義を疑問に思うのである。

■まとめ
以上、音質については冒頭の特長を活かしたサウンドクオリティに期待をしていたのだが、やや「ハズレ」のような印象になってしまった。
また、上記気になる点のその2にあるように、同軸デジタル(SPDIF)出力を備えるくらいなら、もっとアンプ回路にコストをかけて冒頭の特長を活かすべくトコトン音質アップにこだわってもらいたかった。
正直なところ、ほぼ同時期に入手した本機の類似品「Cayin/RU6」(こちらもレビュー投稿中)の方が、本機に対して機能/性能は劣るところあっても音質は良かった(バランス良くまとまっている)と思う。

★追記★
上記の音質評価はヘッドホンリスニングによるものだったのだが、試しにイヤホンでサウンドチェックしてみたところ。
イヤホンでは上記のような悪い印象にならず、むしろクリアーと言えるくらいのスッキリサウンドに変身することに驚いた。
おそらく、この種の小型アンプは主にイヤホン向けにチューニングするはずなので、どうしてもヘッドホンを駆動するには力不足で鳴らしきれず音質のバランスがとりにくくなってしまうのだろう。
これらのアンプでしっかり鳴らしきれるヘッドホンは限られるわけで、ヘッドホンで正しくアンプの音質評価するのはちょっと無理があると考えるべきだろう。
オーディオ入門者にはオーディオシステムの構築は機器の能力バランスや適材適所の考えが重要だとアドバイスしておきたい。

参考になった10人(再レビュー後:2人)

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野村ケンジさん

  • レビュー投稿数:209件
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プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む

満足度5
デザイン5
音質5
操作性4
機能性5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

プッシュ+ダイヤル式のリングボタンを採用。モニターも搭載されている

ヘッドホン端子は4.4mmバランス接続と3.5mmアンバランスの2つを搭載

USB C-typeケーブルとUSB A変換アダプタが付属。Lightningケーブルは別売

メーカーからサンプル機をお借りする機会がありましたので、試聴させていただきました。プレーヤーはWindows11 PC(LG gram)のfoobar2000アプリ使用をメインとしつつ、iPhone SE第2世代でもチェックしました(Shanling製の別売ケーブルを活用)。イヤホンはfinal「A8000」をメインに水月雨「KATO」やビクター「HA-FW10000」なども利用。ヘッドホンはオーディオテクニカ「ATH-ADX5000」を使って試聴しました(水月雨「KATO」以外は4.4mmバランス端子で接続)。

【デザイン】
バッテリーを搭載するためか、高音質&高級スティック型DACとしてはやや大柄なサイズです。ただし、プッシュ+ダイヤル式のリングボタンや小型モニターの配置など、扱い易差の綿で覆いに洗練されたデザインに纏められています。

【音質】
ウェルバランスな帯域特性と伸びやかなサウンドキャラクター、といった特徴の音を持ち合わせています。清々しい、ヌケのよい音なのに、耳障りな印象がいっさいない絶妙なチューニングに仕上げられている点にとても好感を持ちました。おかけで、どのイヤホンでも聴き心地のよいクリアなサウンドが楽しめました。特に「A8000」はのびのびとした音なのに高域が刺さらない、不思議な表現です。特に相性がよかったのがYOASOBIで、彼女の歌声が普段よりインパクトのある、それでいて破綻していない絶妙なバランスの歌声でした。さすがに「ADX5000」との組み合わせはベストとは言い難いですが、ことイヤホンに関しては全く不満のない、良質なサウンドです。

【操作性】
プッシュ+ダイヤル式のリングボタンは慣れると扱い易く、同ブランドのDAPと共通する絶妙な操作感を持ち合わせていました。とはいえ、最初は説明書片手にいろいろと試してみないと使いこなせないほどの多機能製を持ち合わせています。使い込むほどに楽しくなっていく、そんな製品です。

【機能性】
多彩な機能性を持ち合わせています。たとえば、バッテリー搭載は音質のためのもので、スマートフォンのバッテリー消費を早めない(UA5のバッテリーがなくなってくるとスマートフォンから給電されるようになります)のは副次的な恩恵。実は音質最優先、音質に特化したフラッグシップモデルとなっています。

【総評】
音質面に強いこだわりを持つフラッグシップモデルです。そのため、充実した機能製を持ち合わせています。それでいて、それほど大きくはないサイズ、操作系の扱い易さ(あくまでも慣れればですが)など、Shanlingらしい工夫に満ちた造りとなっています。音質はもちろんですが、ガジェットとしての魅力的も感じる、そんな製品だと思いました。

参考になった3

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AS-sin5さん

  • レビュー投稿数:81件
  • 累計支持数:367人
  • ファン数:2人

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デジタルカメラ
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デジタル一眼カメラ
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満足度5
デザイン5
音質5
操作性4
機能性5

【デザイン】
UA2より一回り大きくなり一般的な百円ライターサイズ。重さもそんな感じ。
UA2の倍以上なので、スマホ等にぶら下がるとちょっとウザい感じ。

【音質】
非常にすっきりしたサウンド。
聞きやすいと思います。

【操作性】
液晶ディスプレイ付きで、ボリュームボタンを2秒長押しで、設定メニューを表示でき、
基本的な設定が可能。
ボリュームは0〜99階調。

【機能性】
UA2で、設定アプリがiPhone非対応だったが、こちらは液晶ディスプレイ&ボリュームノブで各種設定が可能。
ただ、各項目の説明が皆無なので、デジタルフィルター設定等の内容がよく判らない

【総評】
UA2上位モデルで、DAC、オペアンプがデュアル構成になったことと、UA5単体で設定等が可能になったこと、バッテリーを搭載(自身のバッテリー+USBからのバスパワー供給のハイブリッド仕様)したことが特徴。

Galaxy Note9にてAmazonMusic、Shanling M2sにDACモードで接続して聴いてみました。
Campfire Audio Jupiter CK使用、

GalaxyNote9単体とは比較にならないぐらい音質が上がるのは当然ですが、M2sと比較してワンランク上(M3X同等かそれ以上)の音質向上が見られます。
M2sの音質は中低音域を嵩増ししてパワーで押し上げたような印象で、中音域に音数が多いJ-POPだとちょっとゴチャゴチャした感じでしたが、UA5は中音域がすっきりして、全体の分離が良くなった印象です。
音の広がりはM2sからあまり変わってない感じですが、奥行きがかなり広がった感じがします、


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最安価格(税込):¥32,780発売日:2022年 4月28日 価格.comの安さの理由は?

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