『独特の世界観と癖の強さを乗り越えた上で、繰り返し楽しめるなら』 Kalypso Media ウォーハンマー 40000：メカニカス [Nintendo Switch] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2022年12月31日 15:46 [1663803-1]

満足度	3

操作性	3
グラフィック	4
サウンド	4
熱中度	3
継続性	4
ゲームバランス	2

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

独特の世界観と癖の強さを乗り越えた上で、繰り返し楽しめるなら

パッケージ表面	パッケージ中身

【概要】
・「帝国」の最も活発、かつ強い権力を持つ組織の一つ帝国技術局を指揮するターンベース・タクティカルゲーム。

・タイトルメニューから選べる項目は５種類。
「ニューゲーム」新規に最初からプレイ
「ロード」セーブデータからの再開
「設定」音関係の設定
「アートブック」アートの鑑賞
「サウンドトラック」サウンドの鑑賞


【評価】
・ミッションを受けると、パーティを組んで、トゥームと呼ばれる、部屋と通路で構成されるマップを探索。部屋に入るとテーブルトークRPG的なイベントをこなし、シミュレーションマップでバトルを行い、目的を達成するか全滅すると探索終了。次々とミッションをこなしていくような流れでゲームが進行していく。テーブルトークRPGやシミュレーションボードゲームのプレイ感覚を楽しめる。

・最近のシミュレーションRPGは、経験値稼ぎができるマップが用意されていて、自分のペースでゲームを進めることができることが多いが、今作の場合は一度受けたミッションは成功しても失敗しても終わってしまい、流れるままにゲームが進んでしまうため、ゲームの難易度は高い。一応、ゲーム開始時に難易度を選ぶことができ、一つ一つのミッションに関しても難易度が記載されているが、ゲームの理解度レベル自体の難易度が高いので、難易度を落としてプレイしても難しい。

・ナレーションや会話の内容が独特。テーブルトークRPG的なノリがあるが、専門用語が多く、正直分かりにくいが、わかりにくいのが難点。それでも、雰囲気を味わいつつ、何となくゲームを進めることができる。

・セリフのテキスト表示が、ウインドウの真ん中の行に表示され、２行目が表示される際には１行目が真ん中より上、２行目が真ん中よりも下に表示され、３行以降になった際にも、全体でセンタリングされるため、文字が読み難い。また、さらに文字が増えると文字のサイズが小さくなるため、もう少し文字の読みやすさに気を使って欲しかった。


【まとめ】
・全てにおいて癖の強いゲームなので、かなり人を選びます。テーブルトークＲＰＧやシミュレーションゲームが好きで、繰り返しプレイをして、困難を乗り越える体制のある人は挑戦してみるとよろしいかと思います。