UD-505-X/B [ブラック]
- D/Aコンバーター部にESS Technology「ES9038 Q2M」を左右1基ずつ搭載したUSB DAC/ヘッドホンアンプ。
- DACをモノラルモードで使用することで高S/N値を獲得し、DSD22.5MHzやPCM 768kHz/32bitのネイティブ再生を実現。
- ヘッドホン出力は2基の6.3mm標準端子に加え、4.4mm5極端子を採用し、1本のプラグでバランス接続やアクティブ・グランド接続ができる。

-
- ヘッドホンアンプ・DAC 198位
- 据え置き型ヘッドホンアンプ 103位
2024年8月16日 02:58 [1873356-3]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 3 |
|---|---|
| 音質 | 2 |
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 2 |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|
取扱説明書の手抜き |
ディスプレイについて |
DACチップのデジタルフィルターによる音質変化 |
![]() |
![]() |
|
旭化成(AKM)のDACチップについて |
DACの「OS/NOS」モードについて |
本機導入の経緯
本機の旧モデル「UD-505(無印)」は、搭載されるDACチップ(AK4497)のメーカーである旭化成エレクトロニクス(AKM)が、半導体製造工場の火災事故で主力のDACチップの供給ができなくなったため、生産に影響が出たと思われます。
さらにコロナ禍の影響で、TEACとAKM両社とも追い打ちを掛けられたような状況になってしまいました。
「UD-505(無印)」の製造販売をボチボチと継続するつもりだったTEACは、この予期せぬ出来事からAKMに見切りをつけて、ESS社のDACチップへの乗り換えを図って本機を登場させたと思われます。
だから、本機は「UD-505(無印)」からの順当なモデルチェンジではなく、マイナーチェンジでもなく、苦肉の策で「UD-505」という型番を残した代替モデルだと私はみなしています。
DACチップ以外のスペックはほとんど変わらないのに、販売価格がかなり上がっているのは、どう捉えたらよいものか?
と思案しながら、衝動的に本機導入をしてしまいました。
しかしながら、
本機を半年以上使用してきたが、若干不満がでるようになりました。
音が全体的に弱々しく張りがないので、音量を高めにしても聴き応えがない印象。
アンプとバランス接続するわけでないので「XLRバランス出力」は未使用のまま。
ハイレゾ音源のオーディオデータをそのままダイレクトに伝送することができない「Bluetoothレシーバー」機能で、何故にハイレゾ対応製品である本機にあるのか疑問がわいてくる。
Bluetoothのオーディオ転送は、そもそも無線転送パフォーマンスを上げるためにデジタル圧縮技術でオーディオデータを圧縮して転送するしくみ。
その圧縮は非可逆(元通りに戻せない)なので基本的に音質劣化が生じるわけで、ある意味ハイレゾ(高音質指向)とは正反対なカジュアル指向のものであると私的に考えています。
それ故に、「Bluetooth」で音楽聴くならスマホとBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーとの組み合わせの方がカジュアルに楽しめるわけで、本格的にリスニングするために本機の「Bluetoothレシーバー」機能を使う気にならず使用頻度は皆無でした。
つまり、本機は安価(低音質)なカジュアル指向の面とハイレゾ(高音質)/高級志向の面の両方を有しているわけで、昭和の時代からよくあった万能型の製品だと言えます。
昔から日本人の多くが万能指向を好む傾向が強いので、こういった万人受け狙いの製品をつくる国内メーカーが多いわけですが、その逆に欧米人は個性を重視する傾向があるので、欧米メーカー製品は機能や性能を絞ったり特化したりした製品が多くみられます。
自分は欧米人のような指向で、カジュアルなのか本格的なのか使い方に応じて製品も使い分けることを好む方なので、本機が性能/機能として中途半端であるような気がしてきました。
デジタルオーディオ信号処理の過程において発生する余計な(ノイズとなる)高周波成分を除去するために、デジタルフィルターは不可欠な存在でありますが、デジタルフィルターの特性しだいで音質が変わるので、DACチップには一般的に複数の種類のデジタルフィルターが設けられていて、それらをチップの外部から切替制御できる機能が備わっています。
デジタルフィルターで音質が変わると言っても、誰もが容易にその変化を聞き分けることができるとは言えないくらい微妙ではあります。
ところが、本機の取扱説明書にあるデジタルフィルター設定機能の説明内容はあってないようなものであり、「手抜き」しているとしか思えない有様です。
「UD-505(無印)」では本機よりも増しな説明がありますが、一般ユーザーがそれを見て理解し使いこなせるような内容にはなっていないよう気がします。
この点は、昨今の中国メーカー製品のようでもあり、国内メーカー製品らしからぬという気がして、これまた中途半端なことをしてくれているという印象が強くなります。
「XLRバランス出力」や「Bluetoothレシーバー」も購入前にわかっていたことですが、「UD-500シリーズ」の新製品というだけで手を出してしまったことに少々後悔するようになりました。
それと、DACチップのES9038Q2Mをステレオの各チャンネル(L/R)に一基ずつ(デュアル)搭載していることが本機のアピールポイントになっていますが、「Bluetoothレシーバー」機能にコストを掛けるくらいなら、いっそのことDACチップとしてESS社のフラッグシップであるES9038PROまたはES9028PROを搭載してほしかったです。
さらにもう少し付け加えると、
やはり私的にはESS社のDACチップよりも旭化成(AKM)のDACチップの音の方が好みです。
私的には、当時まだ売れ残っていた旧モデル「UD-505(無印)」を入手した方が幸せだったかもしれず、自分の信念が揺れ動いて新型に目を奪われてしまったことを悔いる羽目となりました。
以上のように本機の優等生じみた中途半端な点や総合的/結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまっているところが不満になってきたしだいです。
というわけで、本機は半年程度のつきあいで終わり売却してしまいました。
(それ故に所有状況は「試用」に変更)
<参考>
添付文書も参考にしてください。
参考になった14人(再レビュー後:10人)
このレビューは参考になりましたか?![]()
ヘッドホンアンプ・DAC
(最近3年以内の発売・登録)
新着ピックアップリスト
-
【おすすめリスト】おススメ用
-
【欲しいものリスト】新技術お試し機の自作PC
-
【欲しいものリスト】DDR4で妥協構成
-
【欲しいものリスト】AM5
-
【質問・アドバイス】自作PC案
(ヘッドホンアンプ・DAC)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス














