FUJIFILM GFX50S II GF35-70mmレンズキット レビュー・評価

満足度：4.53

（カテゴリ平均：4.59）

満足度ランキング—位

集計対象20件 / 総投稿数20件

1. 5 55%
2. 4 40%
3. 3 5%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.33	4.52	-位
画質 画像の精細さ、ノイズの少なさなど	4.85	4.53	-位
操作性 メニュー操作・設定のしやすさ	3.71	4.27	-位
バッテリー バッテリーの持ちはよいか	4.00	4.12	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	3.86	4.25	-位
機能性 手ぶれ補正、撮影モードなど	4.01	4.39	-位
液晶 液晶画面は見やすいか	4.06	4.30	-位
ホールド感 しっかりホールドできるか	4.56	4.41	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[premium2]

2025年1月25日 23:36 [1928225-1]

満足度	5

デザイン	3
画質	5
操作性	4
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	5
液晶	5
ホールド感	5

コンパクトで中判の醍醐味を味わえ、ひとまずマストアイテムでは

試しに買ってみたら素晴らしいカメラとレンズでした。

【デザイン】
なんだかもっさりしたデザインで、質感も普通です。

【画質】
これは一画素一画素、とてもパワフルな感じを受けます。あくまで印象です笑。これ以上画質が良くなることはないのではと思うくらいです。

【操作性】
メニューはあまりよくできているとは言えません。何とかなりますが。

【バッテリー】
減りが早いです。予備を２つくらい持っていきます。使い切ることはほぼないですが。

【携帯性】
中判にしては良いです。

【機能性】
手ぶれ補正が良く効くこと、なんと言ってもフィルムシミュレーションができる恩恵は計り知れないほど大きいです。

【液晶】
これだけこれだけ見ている分には十分と感じます。

【ホールド感】
手の大きめな私には、とてもしっくり来ます。

【総評】
レンズも沈胴でとてもコンパクトながら画質は良く、ひとまずこのセットはマストアイテムかと感じます。他の純正レンズは高いので、キヤノンのEFレンズを付けられるサードパーティの安いアダプターなどでラインナップの拡充を図っています。純正レンズも発売からだんだん時間も経っているので、そろそろ軽量化して出し直してくれると良いと思います。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

[ｅｅｃ]

2025年1月3日 21:37 [1657201-4]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	4
バッテリー	3
携帯性	3
機能性	5
液晶	4
ホールド感	5

見事な画質でいうことなし・オートフォーカスには難点があるが

画質はすばらしい。

フルサイズのソニーのツァイス単焦点（24mm、50mm、85mm、135mm）で撮影しているが、このカメラは、ラージサイズの利点で、余裕感のある写り、付属の３５−７０mm（２８−５５mm）ズームでの比較だが、解像からして違う。画の安定感は抜群で、基本性能の高さはすぐわかる。単焦点ならさらによいが、３５−７０のズームは切れがよく、これ１本でよいので十分。ただし近接撮影ではソフトで、フワッとした効果を狙うにはいいが、シャープさはない。

高感度1SO２５６００での撮影も艶やかで見事。高感度にも余裕で対処。
１００と４００では見分けがつかないし、１６００でも常用してA３では違いが分からないほど優れている。

フイルムシュミレーションは、実にありがたい。簡便に各種フイルムの良さを味わえるのは感激。
わたしは、小学３年生から６０年以上の写歴で、たくさんのカメラを使い（中判も）、仕事にもしてきたが、素晴らしいデジタルカメラに出会い、気分がいい。

直線的で白黒だけのデザインもとてもよい。デザインをしていないデザインで、嬉しい。曲線や目立つデザインは飽きがくる。我のつっぱりや無駄がなく、業務用・プロ用で質実剛健。好感。

残念な欠点は、オートフォーカスが効かない場合があり、夜はとくにダメ。瞬間を捉えるのは苦手で、このカメラでの撮影は無理。

でも、この欠点があっても、わたしはこのカメラが気に入り、最高点。画質が見事なのですべて許す（笑）。 早さが求められる場合は、オートのよい別のカメラで撮影しています。

【総評】　まる２年がすぎて思うのは、これは【最高級の簡便カメラ】だ。感度を高めにしてプログラムオートで撮れば、なんでも余裕の美しさで、満足満足。こどもが撮っても変わらぬ美しさ（笑）
わたしは、ブルー１つ強く、シャープも＋１、色の濃さを＋２、にしているが、これでツァイスのような感じ？色にじみはなしでスッキリで濃い目。固くキツイ描写はきらいですので。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[naoki hori]

2024年11月26日 09:12 [1792830-4]

満足度	4

デザイン	4
画質	4
操作性	3
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	3
液晶	4
ホールド感	4

風景撮影に使用して　　ニコンフルサイズ機と比較して

　D800に始まり、最近はZ8,Z7�U,時にD850のニコンフルサイズ機を使用し寺社の花や山岳系の自然の景色を撮ってきました。ところが、撮影現場で、FUJIの色味の良さのためニコンからGFXに変更する人をしばしば見かけ、以前に中判機のペンタックス67�Uで撮影したこともあり、次第にGFXに強い興味を抱くようになりました。FUJIを使用している知人の勧めもあり、とうとうGFX50S�Uを購入し、この半年の間、GFXとニコンの両機種を持ち出し、同じ風景をほぼ同時に撮影し比較しましたので、その印象を報告します。また、目的が風景の静止撮影（動画はしていません）であり、拡大印刷しても全紙までなので1億万画素は不要と判断し、100Sではなく50S�Uを選択しました。
【デザイン、携帯性】恰好は違和感なく、重量もD850程度の重さで、以前に使用していた67�Uよりも断然軽く、中判機としての携帯性は良いです。
【画質】自然の景色はベルビアモード、建物はプロビアモードを使用し、夕日撮影では、色温度調整を少し加えています。また、ラージフォーマットの関係で、同じ風景では、ニコン機に比べF値を1〜2絞って撮影しています。
　GFX購入時は、店員の勧めもあり、GF 32-64mm F4.0の標準レンズを購入しましたが、標準レンズとしては重く、曇天時や逆光ではZ 24-70mm F2.8よりも写りが暗いのが気に入らなく、中判機での撮影では、特に標準域は67�Uの時と同様に単焦点レンズで撮影するのが王道と判断し、GF45 mm F 2.8, 63mmF2.8, 80mmF1.7を購入し、やはり単焦点の方が抜けが良く写りも明るいので、せっかくGFXを使うのであれば単焦点で撮影すべきだと思います。次に、GF35-70 mmのキッドレンズを追加購入し、GF 32-64mm F4.0との比較では、F5.6以上では両レンズでの写りの差はほとんどなく、また、このレンズ は軽いので撒き餌レンズとして使いやすく、さらに朝夕日での逆光の強い撮影でもフレアやゴーストは生じず、一方GF 32-64mm F4.0は目立ったゴーストが生じるため結局売却し、最初からレンズキッドで購入すべきだったと後悔しています。また、GF20-35mmF4.0を使用し、 Z 14-24mmF2.8よりも少し写りが暗いですが、評判道り写りがシャープでズームが便利なので、広角域はこのレンズ一択で良いかと思います。さらに、最近発売されたGF55mmF1.7も購入し、このレンズは開放のぼけが綺麗で逆光時も明るく、GF45 mm F 2.8と共に標準域のメインレンズとなり、GF63mmF2.8の出番が減りました。
　寺社の花の写りに関しては、赤や緑等のベルビアモードの原色が鮮やかで、ニコンでは表現できない色があります。また、67�U程ではないですが、軽度の前後の立体感を感じます。一方、背景の寺や辺縁の木々の写りはニコンの方がシャープで鮮明であり、花の多い景色ではGFX、寺の写りが多くなるとニコンが良く、半切や全紙に拡大印刷した印象は五分五分です。
　山岳の自然の景色では、山肌や山の辺縁の写りがニコンの方がシャープでくっきり感があり、GFXでは強く絞ってもその写りがソフト、マイルドな感じで、その分立体感を感じますが、山の鮮明さを優先するのでニコンの画作りの方が好みです。特に車移動で三脚を用いる場合は、D850を使用し、その写りはZ機に比し立体感があり、Zのミラーレス機はやや平面的な印象です。D850にPLフィルター(Kenko ZX C-PL)を装着すると、山のくっきり感が増し周囲の色も適度に締まるのですが、Z7�U（Z8はそれほどでもない）では青空の色落ちが強く全体に暗くなりフィルターの使用を躊躇います。また、GFXの望遠撮影ではGF100-200 mm F5.6を使用しますが、ニコン70-200mm F2.8と比べると写りが暗く鮮明度が弱いです。評判の高いGF110mmF2.0も検討したのですが、重量、値段、景色での使用頻度の面で今は購入を控えています。GFXの望遠系のレンズ選択が弱いのは67�Uの時も感じましたが中判機の規格上仕方がないと思います。
　朝夕日や逆光時の写りは、ニコンの方が明るく鮮明で透明感があり、逆光耐性はニコンの方が上でしょう。
[機能]　GFXのフォーカスレバーボタンの移動が不安定でピントの移動に時間がかかります。ニコンの方がピント合わせが容易です。明暗差の強い場面では、ニコンの方がアクティブDラインやHDR仕様で明暗さの細かな調節がしやすく、その写りもより鮮明です。また、GFXの方がラージフォーマットのためISO感度耐性は良いのですが、暗所でのピント合わせはニコンに比べて弱いです。
[ホールド感]　良いですが、D850やZ8の方がしっくりきます。

具体的には、両機種を以下のように使い分けています。
1. 寺社
　GFXはGF20-35mmF4.0,45mmF2.8,55mmF1.7、ニコンはZ7�U（Z8より軽い）とZ24-70mmF2.8と時にZ14-24mmF2.8を使用し、両機種を手持ちで撮影します。
2. 旅行や山歩き
　携帯性及び乗り物や鳥等の連写撮影の汎用性から、少し重いですがZ8と大三元レンズを使用します。
3. 車移動での山岳の自然撮影
　D850と大三元レンズを使用しますが、まだGFXでの山の撮影機会が少ないのでGFXも併用します。　　
4. 朝夕日撮影
　GFXはGF35-70 mmのキッドレンズと55mmF1.7、ニコンはZ7�U（写る太陽の形かZ8よりも良い）と35mmF1.8, 50mmF1.8を使用し、両機種で撮影しますが、写りはニコンの方が好みです。

[総評]　GFXは色味の良さと弱冠の立体感、ニコンは写りの鮮明さがあり、各々長所がありますが、GFXの望遠系が弱いのは否めないです。両機種を、写りと機能性と汎用性及び利便性の面で総合的に評価すると、その比重は、ニコンフルサイズ機が6~7、GFXが3~4といったところで、GFXがややサブ機的な位置付けにあります。今回、両機種で撮影して、「風景はニコン」と言われてきたように、写りの鮮明さやシャープさ及び逆光耐性の強さの面でニコンレンズの性能の良さを再認識したのが正直な感想です。

　

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

夜景

[mmkik]

2024年10月1日 22:43 [1890250-1]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	3
バッテリー	4
携帯性	3
機能性	5
液晶	4
ホールド感	4

納得のいくカメラ

小生はこれまでにそこそこの数のカメラを使ってきました。
使ってきた中で、感動するくらいの画質のものはDP2Mくらいでした（但しとても使う環境を選ぶカメラ）。当初は他社のフルサイズ機を検討しておりましたが、サンプルなどを拝見した限りでは、綺麗だとは思うものの、感動するレベルには至らず。最近になってフルサイズ機の価格も高騰して価格差も小さくなったことから、どうせ買うなら、とほぼ衝動買いで購入しました。

【デザイン】
無骨ですが比較的シンプルで飽きの来ない感じの造形で良いと思います。
【画質】
素晴らしいと思います。DP2M以来、しばらくぶりに感動に値する画質でした。
【操作性】
素の状態で初見でもある程度使えましたが、メニューの構成などは慣れないと若干使いづらい部分があるかもしれません。（慣れの問題とも思いますが、、。）
【バッテリー】
普通に使う分には不満は無いです。
【携帯性】
基本的に大きい部類です。
重さは許容範囲ですが、使用するカメラバッグなど、気を遣う部分はあります。
【機能性】
動画が4K対応でなかったり、見劣りする分もありますが、そんな不満も画質の良さで帳消しです。
手振れ補正とセンサーサイズの恩恵で夜間でも手持ちで普通に綺麗な写真が撮れるって素晴らしい。
【液晶】
及第点
【ホールド感】
ボディは大きいですが、売り場で他社のフルサイズ機等と持ち比べてみたところ、これが一番しっくりきました。グリップの張り出しはありますが、ボディがスクエアでずんぐりむっくりしていないので思いのほかホールド感が良いです。しっくりきます。

【総評】
撮った画像をみて、思わず声を出してしまいました。
スチルに関しては、ほぼほぼ文句のない素晴らしいカメラ。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

夜景

[pyosida]

2024年9月30日 22:56 [1889131-1]

満足度	4

デザイン	4
画質	4
操作性	4
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	5
液晶	4
ホールド感	4

ラージサイズのセンサーなのに、割安気味です。

　2023年の6月に、衝動買いをしました。
　2021年の5月に、コンパクトさからGFX 50Rを入手しました。レンズは、MAMIYAやPENTAXの645をメインに使っていました。
　ラージサイズのセンサーからくる余裕が、魅力でした。単焦点はまだ良かったのですが、ズームレンズを使うようになると、グリップがしっかりしたものを使いたくなっていました。

　そんな時、破格値のセット案内がメールできました。FUJIでは、キャッシュバックも加わり申し込んだ次第です。
　35-70mmは、すでに持っていたので、新品を処分。前からのものを使っています。

　GFX 50Rとの比較ですが、同じ設定でも僅かながら、50Rの方が好みと感じることがあります。
　50Rのメモリーの蓋など・・・作りで残念に思うところがありましたが、50SIIはより残念だと思っています。

　最近は、フルサイズのデジタルカメラも価格上昇気味です。用途は違いますが、ラージセンサーのカメラなのにフルサイズ並の価格です。
　レンズも比較的用途の多い焦点距離です。しっかり写ってくれ、安定感があります。これに単焦点レンズを加えると、表現に深みが増しそうです。

レベル

初心者

主な被写体

その他

[ワガママこう]

2024年8月2日 16:45 [1854947-3]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	5
バッテリー	5
携帯性	5
機能性	5
液晶	5
ホールド感	5

初めてのラージフォーマット

【デザイン】
一眼レフの形しています。
【画質】
ラージフォーマット凄いなって感心する画質です。
【操作性】
ニコンを使っていながらの初めてのフジなので、少し戸惑いました。フジをお使いの方なら違和感なく使えるかと。
【バッテリー】
動画は撮らないので普通に持ちます。
【携帯性】
ラージフォーマットでこの大きさならいいのでは♪
【機能性】
使いこなしていないので、まだ未知数です。
【液晶】
背面液晶は日中に外撮りは綺麗です。夜は撮らないので知りません。
【ホールド感】
グリップがあるので馴染みなした。
【総評】
安いし色の出かたが気に入ってニコンZ5を使って撮っていますが、気になってしまうのは、Ｚシリーズの上位機種では無くこのカメラでした。
カメラの大きさはZ5よりも、ほんの気持ち大きいくらい、重さも対して変わらないです。
性能的な弱点が似ている部分が多く、むしろこちらの撮影と無縁の弱点なので全く問題ありません。
フジの黒の表現もよく気になっていて、ミラーレスになりフルサイズでのスチル撮影のハードルの低さを実感して、ラージフォーマットでの扱いや写りに興味もあり、マウントアダプターでニコンのFマウントのレンズ資産も無駄にせずに使えるみたいでようやく購入しました。
予約から購入の間に100S2の発表がありましたけど、こちらに決めていたので♪
レンズキットでの撮影を先日しましたが、想像していたよりも、アマチュアでも使いやすい操作性に感心しました。写りもパソコンで確認して、凄いな、ラージフォーマットと唸りました。
やはりフジの写りもイイ。
なるべく早くマウントアダプターも購入して、撮り比べっと言うより撮り分け？をして、このカメラでの撮影を楽しませてもらいます♪

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

[遥和]

2024年7月11日 22:23 [1862473-1]

満足度	3

デザイン	4
画質	4
操作性	3
バッテリー	3
携帯性	1
機能性	1
液晶	2
ホールド感	3

中版だから

【デザイン】
無骨なデザインが良い
【画質】
g9pro→α7r4→x-h2→GFXです。
各機種一長一短があります。ラージフォーマットは空気感が違うなんて表現よく耳にしていてプラシーボ効果じゃないかと思っていました。
しかし、同じ富士のx-h2（レッドバッジ16-55）と比較しても違うかもと思える独特の雰囲気がありました。これを経験してしまうと少なくてもメイン機で富士のaps-cには戻れない気がしました。
【操作性】
富士に慣れていたので問題なし
【バッテリー】
思っていたより長持ち
【携帯性】
皆無です
【機能性】
AFが最悪なのでドンピシャのピントを探すのに苦労しました。
動画はまさかのfullhd30p。しかし明るいレンズで短い動画を繋ぎ合わせると独特の雰囲気、立体感です。知人は4Kは綺麗だねと言ってました笑
【液晶】
ラージフォーマットエントリーでも、曲がりなりにも高級機もうちょい頑張って欲しかった
【ホールド感】
普通です
【総評】
使い勝手は悪いし今どき4Kすら撮れません。
ピントもまぁ外します。
鳥なんか動きの少ない白鳥でも半分以上ピントズレ出ます。
ですが、どこか雰囲気の良い写真が撮れる。
フルサイズやaps-cには簡単に出せない雰囲気。
それが魅力かもしれないと感じました。

レベル

初心者

主な被写体

人物

風景

[tomoeminato]

2024年5月6日 12:31 [1842120-1]

満足度	4

デザイン	4
画質	5
操作性	3
バッテリー	3
携帯性	4
機能性	4
液晶	3
ホールド感	5

日常使いでもラージフォーマットの絵を標準とすることができます

散歩

【デザイン】ライカを使っている方には、やや、安価感を感じるのではないかと思います
【画質】このキットレンズでも、繊細で、第一印象として、SIGMAのDPメリルの超繊細さを思い出しました。もちろん、DPメリルよりも撮りやすく、絵がきれいです。
【操作性】ボタン類はキチキチと操作しないと動いてくれません。
【バッテリー】普通だと思いますので、予備に１個あれば安心ではないかと思います。
【携帯性】このカメラのレンズキットの最大の魅力は、ラージフォーマットを搭載しておきながらのこの携帯性だと思います。山に登るとき、いかに荷物を軽くするかに苦心します。これまでは重いセットを運んでいましたが、次回からこのセットで臨みます。
【機能性】機能は十分です。
【液晶】通常使っている分に不足はありませんが、もっと高品質であったら良いのになぁとは感じます。
【ホールド感】良いです。この大きさによくぞ収めてくださったと思います。
【総評】山行でも、ハイキングでも、日常使いでもラージフォーマットの絵を標準とすることができる、これまでにない嬉しいカメラとレンズだと思います。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

[MSB-GU]

2023年11月26日 13:48 [1784249-1]

満足度	4

デザイン	3
画質	5
操作性	5
バッテリー	無評価
携帯性	3
機能性	3
液晶	2
ホールド感	4

手が届く中判デジタル、深みのある色が素晴らしいの一言です。

EOS D60以来20年以上Canonユーザーでしたが、EOS R6とRF/EFレンズ群の売却を元手に本機とX-T5を購入し、Fujifilmへマウント移行しました。

【デザイン】
X-T5やX-E4のような、所有欲をくすぐるような拘りはない、ごく普通に作りましたという印象です。

【画質】
もっぱらGF80mm F1.7をつけて撮影しておりますが、非常に深みのある色が出ます。特に暗部が単なる黒ではない、暗い中にも独特の沈み込む陰影があるような見え方をします。プラシーボ効果かもしれませんが。高感度ノイズはフルサイズ2010万画素のR6に比べて顕著に多く感じます。ただし夜景で色ノイズ・偽色が出るような感じではなく自然なので、写真ってこうだよねという程度ではあります。むしろR6のノイズレスさが普通ではないということだと思います。読み出しが遅いためか流し撮りではローリングシャッターゆがみが盛大に出るので、被写体・シーンは選びます。

【操作性】
初見ではキーが少ない印象はありますが、各ボタンへの機能割り当ての自由度が高く、カスタムダイヤルとの組み合わせで使用上大きな不便はありません。動画・静止画の切り替えと、S/C/MのAFモードがスイッチで切り替えられるのは便利です。

【バッテリー】
連写はまったくしておらず、バッテリーの持ち具合はわかりません。

【携帯性】
ラージフォーマットという名前から身構えるほどには、フルサイズ機と大きさ・重さは変わらず、ミラーボックスがない恩恵を感じます。

【機能性】
主にAFについて述べます。コントラストAF方式にもかかわらず思いのほかAF-Cは使えます。ただしプリAF ONでピントがほぼ合っている状態から、必ずわざわざフォーカスをいったん大きく外して再度合わせ直すので、被写体を捕捉したら親指AFでピントを保持し続けて使うやり方でないと実用に耐えません。また顔検出がONの状態で画面内に複数の人物が入ると中途半端に迷い続けて、まったく合わないままということも多いです。暗所はフルサイズの1.7倍のセンサーサイズ＋F1.7のレンズという組み合わせから想像するよりずっと弱く、-3EVくらいでAF-Cはほぼ使えず、AF-Sだとそれより多少暗くても合わせに行ける印象です。また子どもがごく少し前後左右に動く程度のポートレートは上述のやり方でAF-Cでも撮影できますが、それ以上の大きな動きや屋外での運動中の撮影はほぼ無理という具合です。10枚に1枚くらい、偶然フォーカスが合いましたという奇跡のショットが撮れるぐらいです。

【液晶】
バリアングルよりチルト派なので背面液晶は使いやすいです。EVFはAFを効かせている最中はリフレッシュレートが落ちるせいなのかバリバリのガタガタになりますので、撮影体験としてはとても良いとは言えません。センサー起因で改善しようがない気もしますが、ラージフォーマットだからこそ、そこには期待したいところでした。同じ筐体・別センサーのGFX100SのEVFとはこの点が大きく異なります。

【ホールド感】
グリップはごついです。握りやすさでは全般にCanonの方が上手だと思います。

【総評】
言うまでもなく汎用性は低く、メイン機にはなりづらいです。本機を購入する多くの人が風景メインだろうとも想像します。ただし風景・スナップしか撮れないということはなく、リズムとタイミングも意識しつつAF-CとAF-Sを使い分ければ、子どもの撮影も十分可能です。大人相手のポートレート撮影ではなおさら十分だとも思います。キャッシュバック対象期間にカメラ専門店で購入して、キットレンズの価格を差し引くと本体を30万円ちょっとで購入できましたが、それを大きく上回る価値があると思います。センサーが新しくなり位相差がついて、EVFも新しくなってと機能強化されると価格も上がるでしょうから、コストとのバランスはとても優れた良いカメラだと思います。

比較製品

CANON > EOS R6 ボディ

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[mimana]

2023年10月7日 21:59 [1767257-1]

満足度	4

デザイン	4
画質	5
操作性	2
バッテリー	5
携帯性	4
機能性	3
液晶	3
ホールド感	3

フルサイズから抵抗なく扱えます

α7�V現像	GFX50S�U撮って出し	GFX50S�U現像

α7�Vを所有しております。
色々悩んでなやんでずっと悩んで…もう悩むのに疲れたのでCBキャンペーンも過ぎましたが買いました。
で、書いて考えて推敲して…もう考えるのに疲れたので特に作例とかも何もないんですがファーストインプレッションということでレビュー投稿します。
なんとかの考え休むに似たりという事で、時間かけたから良くなるというもんでもないと思うのでえいやで投稿します。



【画質】
流石の5000万画素という事でものすごく綺麗で、部屋の窓からの風景は試射で何度も撮影していたのですが、電気の引き込み線を支えるロープが編み込み加工してあることにこのカメラで初めて気づいたぐらいでした。

そしてラージフォーマットならではの立体感ある描写も驚きの一言です。迫力に圧倒されます。Canonのフルサイズもわりと立体感のある描写が得意な印象ですが、α7�Vでは見たことありません。

一方で私は夜にでかける事が多いのですが、夜間の高感度耐性は別にものすごい事になってる！という程では無く、α7�Vからの買い替えで撮影体験に変化を起こすほどの事はありません。比べれば確かに違いますが劇的ではありません。画像処理エンジン自体が新しいわけじゃないですし、α7�Vは裏面照射型とかそういう違いもあるわけですし、健闘してるとは思います。
ただ明暗差の激しい撮影状況においても簡単に白飛び、黒潰れが起きないのは流石です。一応画素ピッチの単純比較ではα7�Vのほうが大きい筈ですが。

なおJPEG撮って出しだと変な設定をしてしまった？（もしくはおススメの設定を忘れてる？）ってぐらいなんか…ヌケが悪い感じが気になります。カメラ内現像機能を使用しても特に変化はありませんでした。私が初心者なので根本的なところで考え違いをしてる可能性もありますが…。


【その他の使用体験】
操作性の面では、フィルムシミュレーションとか色々あるようなのですがマルチコントローラが非常に使いづらく色々な機能を使う気をなくさせます。
α7�Vのような十字ダイヤルが無いのが非常に辛いです。

またα7�V時代では非常にお世話になったPlaymemoriesHome。PCとカメラをUSBで繋げるだけで画像転送、転送が完了したらカメラ側からは削除してくれたり非常に気の利いたソフトでお気に入りだったのですが、富士フイルムではそういうソフトはないようです。
画像転送という意味では一応Ｌｒのプラグインが有償で提供されてはいるようです。

スマートフォンとの連携は良いですね。X Appが無線テザー撮影するにも撮影後のデータ転送するにも非常にスムーズで驚きました。α7�Vは使いづらすぎて機能を全然使ってなかったので。ただ上記に上げた撮って出しデータが気になる部分もあるのでRAWデータの転送機能もあれば完璧だったかなと思います。



【総合評価】
良くも悪くもフルサイズとそんな変わらないという印象です。良い意味でフルサイズから無理しないといけないような事も無いですし（レンズの価格は別か）悪い意味でもフルサイズと大きく変わってるわけでなく、全てにおいてラージフォーマットはフルサイズと全く違う！という格別の世になってるわけでもないです。

だからラージフォーマットという言葉に惑わされてはいけない…と締めたいところなんですけど、そんなことできるわけないですよね（笑）
GFX100�Uも結構な値上げですし（GFX100、GFX100Sのどちらの後継機種の位置づけなのかというところはあるけど）GFX50S�Vも今の金額を維持してくれてるとは限りません。

自分に最適なカメラを買ったのかはわからないですけど、少なくとも後悔は絶対ありません。多分他の機種を買ってもこの機種の事がずっと心残りになってたと思います。

作例らしい作例もあげずにすみません。購入以降日に日に下落していく価格を目にするのが辛いのでこれで失礼します。

レベル

初心者

[you_na]

2023年8月19日 17:55 [1749020-1]

満足度	4

デザイン	4
画質	5
操作性	3
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	4
液晶	4
ホールド感	無評価

廉価で魅力的なラージフォーマット機です！

　GFX50S、50R発売時にはラージフォーマット機を買う気は全くなかったのですが、手振れ補正が付き、頑張れば手が届く価格になったので購入しました。

【デザイン】
　FUJIFILMらしいデザインでよいと思います。

【画質】
　X-H2も使用していますがフィルムシミュレーションがお気に入りです。

【操作性】
　マルチコントローラの操作が上手くできません。自分が下手だから・・？

【バッテリー】
　良いとは言えませんが、1日バッテリー１本で何とかなるレベルです。

【携帯性】
　SONY, Nikon, Canon, Panasonic（S5）のフルサイズ機より大きいです。

【機能性】
　位相差AFが欲しかったところですが、低価格なので仕方ないですね。

【EVF】
　MFでの使用頻度が高いので、もう少し精細なものが欲しかったです。

【ホールド感】
　悪くはないですが、グリップをもって歩いているとき親指が痛くなります。

【総評】
　廉価にラージフォーマットが味わえる高コストパフォーマンス機だとおもいます。純正レンズが高いので、キットレンズ以外は中判＆フルサイズレンズを活用しています。ただし、マウントアダプターが高いです。

レベル

初心者

主な被写体

人物

風景

子供・動物

夜景

室内

スポーツ

[砂埜]

2023年6月23日 17:06 [1728635-1]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	4
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	4
液晶	4
ホールド感	5

GFX50S II GF35-70本当にこの価格でいいのか安すぎだろう？

持った感じは昔使っていたミノルタの6×6二眼レフより大きいかも。
でも持ちやすいのは特筆できます。本当に持ちやすい。
親指の当たるところに、フジ以外はゴチャゴチャとファンクションボタンや何やらがあって、持ち歩いているとボタンを不用意に押したようで、設定が変わってしまって撮影のときに慌てることがありますが、そのようなミスがないのが気持ちがいい。

価格コムなので価格のことを書き込みます。
このクラスになるとペンタックスやハッセル、ライカぐらいでしょうか。マミヤはどうなったのかな。何が言いたいかというと、GFX50S IIを除くと軒並み100万円超えなんですね。しかも、レンズ込みで50万前後って、信じられません。
私の背中を押したのは富士フィルムの5万円キャッシュバック。購入した店がカメラのキタムラというところで、シリアルナンバーがあれば5千円で何でも下取りしてくれる。もう、買うっきゃない!!!!
何年も前から欲しかった撮影機。ローンを組めば毎月一万円以下で買える。で、買っちゃった。

持って出かけるとワクワクできる撮影機です。どんなときも手ぶれ補正は実感できるし、自分で撮った写真を見て綺麗だなあと自己満足できます。一枚一枚を大事に取れる撮影機です。
レンズのこととかは他の方が投稿されているので、そのとおりです。ただ、35〜70このレンズがあると職業写真家でない私は何も要らなくなっちゃう。全部カバーしてくれるし、腕が上がったと錯覚できるぐらい撮れる。でも、必要があればレンズ交換もできるという潜在能力の高さに溜め息が出ます。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

夜景

室内

その他

[pega3]

2023年3月28日 13:28 [1696714-1]

満足度	5

デザイン	4
画質	5
操作性	4
バッテリー	4
携帯性	3
機能性	4
液晶	4
ホールド感	5

50万以下、しかも軽量で手ブレ補正つき。中判をはじめるならコレ

【デザイン】
ボディ内手ブレ補正ありの中判だけあって厚みもありますが、常用できる範囲内です。

【画質】
明らかにXシリーズとは一線を画した写りです。4Kディスプレイで見れば感動するほど。買ってから1年近く経ちますが、いまだに新鮮に感動できます。

【操作性】
Xシリーズのように、右側の上部は液晶ではなく、露出つまみにしてほしかったと思います。

【バッテリー】
そんなにいいとは思いませんが、こまめに電源を切る使い方ならば、バッテリーがなくなりそうで困たことはありません。

【携帯性】
軽くはありませんが、レンズが中判としては小型軽量なので、そこまで重さは感じません。

【機能性】
撮影したあとのブラックアウトが長かったり、電子シャッターでのローリングシャッター歪みが大きいなど、融通の利かない所も多いですが、慣れます。

【液晶】
大きく画質もよく、非常に使いやすいですが、タッチシャッターができないのがマイナス。

【ホールド感】
かなりガッシリと握れるので、重いレンズも付けやすくなっています。

【総評】
ここから中判を使うのは悪くない選択肢ではないでしょうか。レンズは接写だとある程度絞らなければ解像度が低下しますが、それ以外は画質良好です。もっと売れてほしいセット。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

夜景

室内

[上田テツヤ]

2022年2月2日 00:12 [1546593-1]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	4
バッテリー	5
携帯性	5
機能性	5
液晶	5
ホールド感	5

これこそ写真機、カメラだ。

センサーサイズ×5000万画素が生み出す緻密な色(縮小してます)	F値を絞る事で現れる立体感がフルサイズとの一番の違いかもしれません	ISO3200での作例です

先に気になる点を。
右肩、肩液晶横に二つ小さなファンクションボタンが有りますが
グリップが深いのと自分の手が小さい事が合わさり上手く押せない笑
もう少し大きくするか高さを出して欲しかったかな、と。
気になるのはそれぐらい。

秋頃に購入してから数ヶ月、現状メインとして活躍してくれています
X-T3を動体と望遠用のサブ機として使うことで苦手部分を補う形で運用、バランス良く使い分けできています

画質は言うことなし！笑
センサーは一億画素のGFX100シリーズの半分ですが、センサー表面のマイクロチップに手を加えた事で解像性能が上がっており、実際に出てくる絵は5000万画素のコチラの方が開放からシャープな様です。
また、ISO3200辺りまで本当の意味で常用出来るクオリティを得られます
よく他社含めカタログやレビューで3200 6400まで常用出来そう！みたいな事を書いてますが、実際使ってみる撮影後の液晶確認時点でカラーノイズやグラデーション崩れなど見受けられます
一方コチラはノイズが出ない訳では有りませんが、カラーノイズはごく僅か
ノイズは嫌なザラつきが無く、低感度のポジフィルムの様にサラサラです
これが独特の質感…まるで120フィルムをデジタイズしたかのよう
Raw展開しても変に崩れる事なくデータを保持していて、扱いやすいと感じました
画質に関しての熱弁は以上です

携帯性は低いですね…見た目より軽いのですがやはり嵩張ります。
今までより機材を一つ減らして余裕を持たせて入れてます

バッテリーはW235ですが、予想より割と持ちます
電源入れっぱなし、長秒露光、カメラ内Raw現像などしなければ撮影枚数が多くとも長持ちする印象
小まめに電源オフ、EVFメインであれば100枚撮っても20%減るかな？くらいですね

機能としては必要十分、カスタム登録ダイアルが余るほど付いてます
スチルムービーの切り替えが左肩の端にあるのも割り切ってて好きですね笑

手ぶれ補正は、超優秀です。
メカシャッターや電子先幕で あっブレたかも！と思ってもしっかり補正してくれています
基本ISOオート(100-3200)、低速限界1/80sec.でやってますが、歩止まり良いです

AFはコントラストAFらしい動きです
分かってて買ってますし何より精度は申し分ないので不満はありません
でも次の機種にはちゃーんと位相差載せてね、FUJIFILMさん…笑

液晶は、大きさ画質ともに十分、色味は最高ですね
このクオリティをX-Tシリーズにも分けて欲しいくらいです

以上、GFX50S �Uの初回レビューでした。
ハイアマ向けだとか価格やレンズの少なさだとか、第一印象が悪く手を出しにくいと思います笑
が、他社の似通ったカメラや新製品情報に惑わされ短いスパンで買い替えするくらいなら
ミディアムフォーマット、GFXシリーズをお勧めします
長文読んでいただきありがとうございました。

主な被写体

風景

[gadgetmania]

2021年10月31日 18:44 [1512042-1]

満足度	5

デザイン	5
画質	5
操作性	4
バッテリー	4
携帯性	4
機能性	4
液晶	5
ホールド感	5

風景を撮るなら最高のコスパ

低画素機も高感度耐性は高いですが、5000万画素でこれは感動しました。	Xシリーズではノイズが出るような持ち上げ方をしても気にならない描写です。	陰になっている部分をシャドーと黒レベルを+100にして持ち上げましたが破綻しません。
+100にした部分を100%表示しましたが十分すぎる精細さです。	撮って出しはこれです。これで黒潰れも白飛びも全くないのは驚きでした。	撮って出し(FINE)。SUPER FINEは容量の関係で使っていませんがこれでも十分です。

フルサイズ以上のセンサーを持つカメラを使うのは初めてです。最初はCanonから入り、中古のX-E1で富士フイルムに出会いそこからはFUJI一本。X-Pro3とX-H1の2台体制で撮影してきました。
GFXに手を伸ばしたきっかけはいくつかありますが、X-H2がバリアングルになる可能性が捨てきれない以上は待ってガッカリするより今手に入って満足できるものを使った方が楽しめると思ったというのが一番の理由です。風景を撮ることが多いので、当機種の用途も風景撮影が中心となっています。

【デザイン】
ボディだけ見れば一眼レフとほぼ同じサイズ感。マウントがやけに大きく見えますが、それだけ剛性も確保しているのでしょう。上から見るとマウント部がずんぐりむっくりな印象ですが、強いて言えばそれくらい。
逆にその他の部分は非常にスリムです。初代GFX50Sは背面液晶が出っ張っていましたが、GFX100S同様平面に収まっています。ラインナップの中ではバーゲンプライスな価格設定となっていますが、革の質感がきめ細かくなっているように思います。これも高級感があって気に入っています。

【画質】
マウントを増やしてまで期待したのがここです。5000万画素で大きな画素ピッチを確保していることから暗所での撮影や高感度時のノイズ耐性、ダイナミックレンジの広さに期待していました。
そして期待には十二分以上に応えてくれたと思っています。画質の面においてこれ以上となると他社も含めた1億画素の中判カメラしか残らないでしょう。作例は全て撮って出しですがぜひ拡大してご覧ください。
1億画素の半分と言われれば大したことないように感じるかもしれませんが、文句のない写りです。

【操作性】
オペレーションがガッツリと変わったので慣れない部分はありますが、これはこれで便利だとも思います。野鳥などを撮ることはないので、用途としてはポートレート、風景、星くらいしか思いつきませんがカスタムに登録することで初期のF値やISO感度、シャッタースピードまでそれぞれのモードで決めておくことができます。
フィルムシミュレーションも当然設定できますが、カスタムモードダイアルの本質は露出設定の初期値やデータサイズなどいちいち変更すると手間がかかるものを一度に変更できるという点にあると思います。
この辺はレンズラインナップが拡充され、より多様な被写体を撮るようになると恩恵が実感できる気がしています。

【バッテリー】
奥日光を半日回って100枚ほど撮ったところ軍艦部のモニターで残量3/5でした。1日ガッツリ撮るのであれば予備はあった方がいいでしょう。

【携帯性】
絶対的なサイズ感では大きいです。“中判カメラとして“という但し書きは必要ですが、それでも一眼レフと同程度。ファインダーの高さがない分、少しコンパクトなくらいです。
フルサイズより大きいセンサーサイズをかつてのフルサイズ機と同じサイズ感で持ち運べる、と考えれば持ち運びも苦にはならないのではないでしょうか。試写で河原まで行ったときは首から提げて片道10分ちょっと歩きましたが、首が痛くなることもありませんでした。

【機能性】
最近のXシリーズを使ったことがある方ならば必要十分だと思われるでしょう。カラークローム系にグレインエフェクト、GFX専用のスムーススキンエフェクトなど設定できるものは多岐に渡りますが、カスタムモードに登録してある程度は決め打ちしつつ状況に応じてQメニューから変更するのがベストだと感じています。
一点不満があるのはカスタムモードダイアルから設定を変更した際の挙動です。X-Pro3のカスタム登録では適用状態から露出などを変えると電源を切っても保持されていましたが、カスタムモードダイアルでは登録した既定値に戻されてしまいます。変更を上書きすることはできますが、初期の設定に戻すには一からいじらなくてはなりません。この仕様だけは改悪と言わざるを得ないので、ファームアップでカスタム登録と同じ挙動になることを切に願います。

【液晶】
背面モニターはタッチの感度もよく必要十分です。EVFともに色味や輝度を変えられるので、PCとの見え方に差を感じるようであればある程度調整もできます。
XシリーズではフラッグシップのTシリーズがバリアングルにされてしまいましたが、風景で使いやすい3軸チルトが健在です。一点誤算だったのが不織布マスクをしているとタッチパネルが反応します。タッチAFがオフでもタッチFnは使えたので、タッチAFは普段オフにし必要なときだけオンにすると快適です。

【ホールド感】
ボディサイズがフラッグシップの一眼レフと同等ですが、店頭で持ったことのあるEOS 5DシリーズやNikon D800シリーズでは指が届きにくいボタンがありました。50S IIでは前面のFnボタンに無理なく届きますが、ホールド感に不安はありません。
35-70mmが軽量ということもありますが、片手で持っても負担感なく握れます。

【総評】
使っているのがAPS-C以下のセンサーサイズのカメラであれば写りの違いは必ず実感できます。
風景はもちろん、スナップではしっかり構える、ポートレートはスローテンポで撮る等の工夫をすれば概ねオールマイティーに使えます。動きものは弱点ですが、そもそもそういった被写体を撮るカメラでないことは明白ですし真の万能機を求めている方は他社のフラッグシップを検討した方が良いでしょう。
それらと同等かそれ以下の値段で、レンズも込みで買えると考えれば最高のカメラだという評価は覆りそうにありません。

GFXシリーズの課題ですが交換レンズのラインナップはまだ貧弱です。特に星景で必須となる明るい広角レンズの不在は実にもったいない。ボディと同額でも構わないので換算20mmF2.8くらいの広角単焦点があればなぁ、と思います。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

夜景