CLEAR MG
- 緻密で臨場感のある音質を再現するマグネシウム・ドームを採用したアラウンドイヤー型オープンバック有線ヘッドホン。
- ポータブル・オーディオプレーヤーによるドライブも可能な55Ωのローインピーダンス設計を採用している。
- バランス接続に対応した「XLR-4Pケーブル」とキャリングケースを標準装備。
- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
| 評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
|---|---|---|---|
| デザイン |
4.86 | 4.19 | 11位 |
| 高音の音質 |
4.58 | 4.15 | 69位 |
| 低音の音質 |
4.86 | 4.12 | 11位 |
| フィット感 |
4.00 | 4.08 | 210位 |
| 外音遮断性 |
2.05 | 3.79 | 269位 |
| 音漏れ防止 |
2.05 | 3.79 | 291位 |
| 携帯性 |
1.52 | 3.86 | 307位 |
- ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています
よく投稿するカテゴリ
2022年3月8日 22:13 [1554495-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 高音の音質 | 4 |
| 低音の音質 | 5 |
| フィット感 | 3 |
| 外音遮断性 | 1 |
| 音漏れ防止 | 1 |
| 携帯性 | 1 |
Focal「Clear Mg」と「Clear Mg Pro」の比較レビューになります。
以後「Clear Mg」=Mg 「Clear Mg Pro」=Proと表記します。
このレビューではMgの特徴を主に書かせていただきます。Proの特徴をより詳しく書いたのはProのレビュー欄にあります。
Proと比較した際のMgの特徴を簡単にまとめると、人間が心地よく感じる帯域にフォーカスをあて、本来の音に自然な厚みを加えた音楽性あふれるヘッドホンです。
Proは録音した時の音をそのまま聴いている。そんな無機質なイメージを持ちました。
Mgは録音ではなく、自分の目の前で実際に歌っているような自然な音色です。特にボーカルの表現が良く、程よい厚みがあります。日本語かつ女性の声の表現はとくに最高で、周囲の楽器より1歩前に出て歌っているように感じます。主役としての立ち位置とでも言うべきでしょうか。
そして不思議なのがより一つ一つの音を聞くことができたのもMgでした。粒立ちが良いとか、分離感が良いとも言えますね。
Proは埋もれている音はそのままですが、埋もれていることが発見できるからこそのモニターヘッドホンなのでしょうね。
ですが無機質な音色の為、ボーカルの表現力はMgに完敗です。楽器に埋もれ、後ろの方でか細く歌っているようです。
Mgはありのままを聞かせるのではなく、本来埋もれてしまう音に厚みを加え、主役にも負けない力を持たせてくれます。この厚みは本当に自然体で、例えるなら、スピーカーから出た音が部屋の中で反響しあってできた、淡い響きのようなものです。
その点を比較するとProはまるで工場で音楽を検品しているかのようで、Mgは自宅で聴いた際の自然体を表現しています。どちらもリアルな音に違いありませんが、より自然体なのはMgといえます。ただその表現の為に派手さを無くした事が、裏目に出ることも。
私自身、男性ボーカルやロックばかりを聞くのですがMgは優しすぎるのが難点に感じます。
Mgは男性ボーカルにもいい影響を与えてはくれますが、私が好きなのは荒々しい表現であって、優しい音は返って楽しさが失う場合があります。
例えば中低域の量感はMgの方が多いのですが、より深い重低音はProの方が得意なようで、人間が聞き取れる限界の超高音から超低音までをすべて鳴らし切っていると感じます。そしてMgにあった厚みもありませんし、音に角が立っているとも感じます。このおかげでProは男性ボーカルやロックの派手さや、荒々しさを良く表現してくれています。
そういった鳴らし切ることのできるドライバーを同じく搭載しているMgは、あえて中低域にフォーカスすることで音の密度を上げ、厚みを加えることにより、本来埋もれてしまう音すら主役に引き立ててしまうのが、Mgの面白い所です。
面白いのはそれだけでなく、これだけ高音の主張を弱くし、中低域にフォーカスを当てているにも関わらず、音がとてもクリアなことです。私が今までクリアな音だと思っていたT1 2ndやHD800ですらこもって聞こえるのには驚きました。高音域が得意だからと言ってクリアとは限らないということなのですね。
MgとProどちらか1つのみ選べと言われたら、どちらも優れているが故に選ぶのは難しいので、Spotifyで日本Top50と世界Top50を聴いてみました。流行りの曲は大抵の場合Mgの方がいい印象を受けましたがロックやメタル、EDMに絞ればProの方に軍配が上がります。
派手な高音と低音をもったProは、ロックやメタル、英語の歌詞を聴いた際に良さが際立ち、中低域にフォーカスしたMgは、ポップスや日本語の歌詞を聞いた際にその良さが出ます。逆に言えばProはポップスに向かず、Mgはロックに向きません。そう言えるほどこの2つのヘッドホンは癖があります。とくにProで日本人女性のボーカルを聴こうとするのは絶望的です。
ただしこのような弱点はある程度アンプでカバーは可能で、SPL「Phonitor x」で聞いた際にはどちらの弱点も弱まり、良さが際立ちます。
SPLの特徴としてはスピーカーで聞いているような音をヘッドホンで体感することができるのですが、Focalとの相性も素晴らしく、Mgで物足りなかった派手さや高音も良く出てくれます。前面からの音の密度も増して、もはや密閉型でも中々味わえない濃密さです。
Proも派手さが増しているにもかかわらず、聴き疲れることは無くなり、音の密度も増しました。
そしてHD800ほど音が遠くに行かないのも良い。私はあの音の遠さが苦手です。
この2つのヘッドホンは鳴らしやすいので、DAPやポタアンでも十分音量を取ることが出来るのですが、アンプの音にとても素直で、音が変わりやすいヘッドホンとも感じます。その為ポタアンで聴いた時と、よくできた据え置きアンプで聴いた時の差は歴然で、
もし「鳴らしやすいから買う」と言った理由でしたら、あまりお勧めは出来ないです。
特にProは1時間も聴いていると耳が疲れます。今までこんな経験は無かったのですが、こうも高音が派手だと耳にダメージがあるのでしょう。
逆にMgは高音域がさみしく、派手さに欠けてしまう印象です。
アンプを変えるだけでもこう言った弱点は克服できるので、ポータブルでの運用は望ましくないと思いました。
MgもProも共にハイレベルで、それでいて独自性のある音にもかかわらず王道を行っています。Focalがヘッドホンに参入しても成功を収めた理由が分かりました。
ただ難点を上げるとすれば、若干重いです。苦になるほどではないですが、やはり軽さは音楽を聴くうえで重要なのだと思い知りました。
あとは劣化のしやすい素材をどうにかしてくれれば良いのですが…
今回のMgはProとの値段の差を感じさせない出来でした。私は運よく状態のいい中古品に巡り合えたので、2つともほぼ変わらない値段で得られました。それで考えるとMgはコスパがいいとも思いますが、もはや10万円を超えるとコスパなんて考えるのは止めです。さっさと自分が満足できるヘッドホンを探し当てるのが唯一のコスパだと思います。
そう思いながらこの2つに苦しめられているのですがね。
- 比較製品
- フォーカル > Clear MG Pro
- 主な用途
- 音楽
参考になった23人(再レビュー後:19人)
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(イヤホン・ヘッドホン > HUAWEI FreeClip 2 [ブラック])
5
多賀一晃 さん
(イヤホン・ヘッドホン)
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