LAOWA 10mm F2.0 Zero-D MFT レビュー・評価

満足度：4.82

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング75位

集計対象5件 / 総投稿数5件

1. 5 80%
2. 4 20%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 取り扱いは簡単か	3.89	4.51	383位
表現力 思い通りのイメージの写真が撮れるか	4.56	4.50	215位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	5.00	4.26	22位
機能性 AF精度やMF対応などの機能性	3.93	4.34	346位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[シズパパ]

2025年8月9日 16:32 [1979484-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

自然な広がりと美しい光条、超広角の魅力が詰まったMFレンズ

OM-1に取り付けた様子。ものすごくコンパクト。	周辺描写と回折を考えると遠景の場合はF8がベスト。	5本羽根による10本のきれいな光条はこのレンズの魅力のひとつ。
明るいF値で近接撮影もできるので、超広角でも表現の幅は広めです。	MFでも楽に操作ができるので、スナップの際にすばやく反応できます。	超広角とはいえフルサイズ換算20mmなので、パースは弱めで自然な印象です。

【操作性】
MF専用レンズながら電子接点を搭載しており、ボディとの連携はスムーズです。拡大表示やMFアシストが自動で作動し、撮影のテンポを崩しません。さらに、焦点距離情報により手ブレ補正が最適化され、自動絞りにも対応。絞り操作はカメラ側で行います。

【表現力】
このレンズを選んだ最大の理由は、光条の美しさです。5枚羽根の絞りから生まれる10本のシャープな光条は、F2.2付近から発生。星形好きにはたまりません。一方、玉ボケは開放F2.0のみ丸くなりますが、超広角のためサイズは小さめ。
解像は中央部が開放から非常に高く、中間域も良好。ただし端は甘さが目立ちます。F7.1〜F8が遠景撮影での最適値で、これ以上絞ると回折の影響が出てきます。
明るいF値で近接撮影もできるので、超広角でも表現の幅は広めです。

【携帯性】
コンパクトかつ軽量で、付属フードも小型。逆付けしなくても持ち運びに支障はありません。

【機能性】
電子接点による恩恵は大きく、MFながら快適な撮影が可能。自動絞り、手ブレ補正最適化、MFアシスト、拡大表示、EXIF記録など、使い勝手は非常に良好です。

【総評】
標準ズームの広角端（12mm）との差がどれほどあるか心配でしたが、実際に使ってみると一目で分かるほど広い画角が得られました。8mmや9mmのような極端なパースは付かず、自然な描写ができる点が好印象です。
ただし製品ごとの差は大きいようで、中古で3本目にしてようやく満足できる個体に出会えました。最初の1本は片ボケ、2本目は絞り羽根に油染みがあり返品。海外（中国）での修理対応になるため、万一の際は長期の修理期間を覚悟する必要があります。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

夜景

[days@]

2022年2月4日 18:51 [1547448-1]

満足度	4

操作性	4
表現力	4
携帯性	5
機能性	3

MFなので慣れが必要なレンズ

主に動画での操作性です。
詳しい画質評価は後日

画質

歪みとシャープネスは評判通り
唯一にして最大の欠点が逆光の弱さ
窓に向けてレンズを向けるだけで盛大にハレが出てきます
ゴーストも出ますが、感じとしてはそこまで嫌な感じのハレではないかな・・？って印象
動画なら動きの中でハレが出るのは表現としてOKかもしれないですね。
写真はちょっと画角に制限が出るかもしれません。

操作性

MFレンズなのでフォーカスリングが重要です
適度な重さで嫌いじゃないですが、いかんせんレンズが小さすぎるので
リグ等付けてるとフォーカスリングまで指が届きにくいという事もあるかも。
回転角度は狭めで、素早いフォーカス移動が出来るので個人的にはシネレンズ仕様よりこっちが好きです。
電子接点があるのでフォーカスリングを触ると設定してあれば画面が拡大します。
ですが、MFガイド（花と山のマークの目盛り）は残念ながら連動しません。メーカー確認済み
近接と遠景のフォーカスリングの回転方向はみっちりと覚え込む必要がありそうです。

携帯性

めちゃ小さいレンズなので携帯性は抜群。
ただ小さすぎる故に困ることも。

ジンバルに載せてフォローフォーカスと噛み合わせようとすると
結構ギリギリになります。レンズが短いのでフォーカスのギアに噛ませるのがちょっと大変。
自分のジンバルではギリギリ付きましたが、やり方を工夫する必要がありそうです。
でも軽いのでジンバルのセッティングは楽ですね。

レンズ口径は46mm
ケンコーのND4やND8を付けてみましたが、特にケラれることもなかったです。
7.5mmレンズのほうはステップアップリングが必要らしいですが、その手間はなさそうです

レンズの絞りはボディ側から調整するのですが、絞りの変化音がシャ！シャ！っと結構大きいです。
ボディのマイクで音を撮ってたらガッツリ入るでしょうね。
というかかなりマイクを離しておかないと音は入っちゃうでしょうね。
でも純正レンズで試してみてもまあまあ音がデカかったですね・・
欲言えばレンズに絞りリングが搭載されてれば最高でした。

2.8より明るいf2は色んなシーンで活躍するでしょうし、コンパクトさも特徴的


実際の撮影後追加レビュー予定です

レベル

初心者

主な被写体

人物

[ＷＡＯＡＷ]

2021年12月24日 19:24 [1531849-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

コンパクトで高性能。星景には操作も簡単で失敗が少なくお勧め。

コンパクトで操作が簡単、写りも良い。
LAOWA7.5mmと10mmを星景撮影に使っている。
2本のデザインが同じで大きさもわずかな違いなため、夜間は全く区別がつかない。
白いテープにレンズの種類を記載していて区別しているるが、デザインの段階でレンズとフードに焦点距離を記載をして欲しい。

レベル

プロ

主な被写体

風景

夜景

[あじあるはいどう]

2021年12月5日 01:43 [1525858-2]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	4

競合レンズがない貴重な超広角レンズ

まずは購入直前まで全く知らないメーカーでした。しかしなぜかこの中国メーカーの製品のレビューの評価が高く、調べていくうちに一瞬で欲しくなり珍しく新品を購入していました。レビューがまだ少ないため、購入したこの機会に書き込ませて頂きます。

【操作性】MFでのピント合わせを行うときに、パナやオリの単焦点レンズではフォーカスリングが軽すぎるものがあり、ちょっと触れた時にリングが動いてしまう事にストレスを感じていました。
このレンズはしっかりとした硬さがあり、個人的に理想的な回転力に感じます。
夜間撮影で開放時に無限遠に合わせる時もストップ位置から気持ち戻すだけでよく、合わせやすいです。

【表現力】中国メーカーの中国製のレンズですが、色々なレビューを見てもそのどれもが高評価なのに注目し、すぐに欲しくなりました。写真・動画ともに高精細で写りが良く、オリ・パナの評価の高い単焦点レンズ群と堂々と肩を並べられます。

このレンズはZero-Dと記載があるように、歪曲をしっかり補正してくれるようで、特に気になる画面の歪みは抑えられていると思います。
周辺減光は、画面四隅がオリ・パナに比べて開放時に発生するということですが、今のところ夜間撮影のみなので分かりませんでしたが、個人的にはあまり気にしないところです。
逆光対策のコーティングは特にされていないようですが、目に付くゴースト・フレアも今の撮影時点では見受けられていません。

【携帯性】マイクロフォーサーズで良かった！と断言できるコンパクトさです。35mm換算20mmでこのサイズは見事です。

【機能性】このレンズはマウントに電気接点があるので、F値やシャッタースピードなどの記録が可能なのがメリットです。使用カメラはLUMIX G9ですが、当然オートフォーカスは機能しません。ピント合わせ時の拡大とピーキングは正常に機能しました。(電気接点のないレンズは同様に機能するものなのでしょうか？)

付属のフードを付け外す時がとても固いため、壊さないように気をつけないといけません。よりコンパクト化の為に、家にあったエツミのワンタッチレンズキャップ37mm(レンズ本体側は46mmです)を付けてみましたが、さすがに四隅が若干ケラレたので付属のフードに戻しました。
カメラ本体からレンズを外す時もオリ・パナのレンズよりも固かったです。(個体差があるかもしれませんが)

【総評】35mm換算で24mmよりも広角が必要だった為、評価が高いオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 と泣く泣く入れ替えました。レンズ購入の数日前まではLAOWAという名前すら知りませんでしたが、12mmよりも広角でかつ評価が高く同じように超コンパクトなレンズはこれしかありませんでした。(より広角な7.5mmモデルは、GoProのような焦点距離になってしまうため見送り)
競合レンズが今のところないので、長い付き合いになりそうな予感がしています。

LAOWAという中国メーカーを調べてみたら、この社長がかなりの技術者で、他のメーカーにはない新しい事に挑戦する企業理念があり、そりゃ伸びていく会社だなと納得しました。
近年の中国メーカーの躍進は分かっていましたが、こういう会社が日本を追い抜いていくんだと確信しました。(でもこのモデルに並ぶコンパクトなレンズが日本のメーカーから発売される事を期待していますが)

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

その他

[とるなら]

2021年2月12日 15:15 [1420959-1]

満足度	5

操作性	3
表現力	4
携帯性	5
機能性	3

小型軽量ながら抜群の解像性能

【操作性】

絞りリングはありません。カメラ側での制御となります。

フォーカスリングは滑らかに回転します。回転角が小さいので特に接写時や無限遠での微調整が難しいです。また、オーバーインフがいくらかあり、無限遠のハードストップとピント位置は信用できません。

【表現力】

解像性能：近距離から接写まで非常に良好です。コンパクトで明るいレンズであることを考えると異次元のパフォーマンス。ハイレゾショットにも十分耐えられる性能。

色収差：倍率色収差は非常に少なく、ハイレゾショットで少し発生する程度です。軸上色収差の補正は完璧では無いですが、目立つシーンは限られています。

歪曲収差：ZERO-Dと冠しているだけに、広角レンズとしては良く抑えらえれています。

周辺減光：小型軽量な広角レンズらしくウィークポイントとなります。自動補正には対応していないので、後処理での補正が必須です。

ボケ：10mm F2のレンズにボケを期待する人は少ないと思いますが、接写性能が高いので思いのほか大きなボケを得ることが出来ます。悪くない描写だと思います。

【携帯性】

10mm F2のレンズとしては驚くほどコンパクトなレンズです。
7.5mm F2と同程度のため、ポケットに突っ込んで持ち歩くことが出来ます。

【機能性】

電子接点付きでレンズ情報の記録や自動絞りに対応しています。
MFリングを操作することで自動アシストも利用可能。

一部のカメラと完璧な互換性とは言えず、LUMIX G9 PROのファインダー使用時にフリーズが発生します。LAOWA 50mm F2 2X APOほど酷くないですが、購入後はまず動作をチェックしておくべき。
E-M1 Mark IIIでは今のところ問題ありません。G9でもライブビューでは問題無く、手ぶれ補正も利用可能です。

【総評】

7.5mm F2と同じく、マイクロフォーサーズらしい強みを持つLAOWAレンズです。非常に解像性能が高く、撮影倍率は良好で、自動絞りにも対応しています。MFレンズですが、10mmの焦点距離を考えるとゾーンフォーカスでもなんとかなります。フォーカスリングの回転角とオーバーインフは少し気になりました。

欠点もありますが、価格とサイズを考えると妥協できる点がほとんどだと思います。カメラとの互換性だけ気を付けたほうが良いかもしれません。国内代理店から購入するのが無難でしょう。

ブログにてレビューを掲載中です。
https://asobinet.com/tag/laowa-10mm-f2-zero-d-mft-review/

Flickrにてオリジナルデータを掲載しています。
https://www.flickr.com/photos/145268771@N04/albums/72157718087575128

レベル

初心者

主な被写体

風景

子供・動物

夜景

その他