micro iDSD Signature
- PCM768/DSD512に対応したハイレゾDAC&ヘッドホンアンプ。4.4mmペンタコン・ヘッドホン出力端子を装備。
- PCMとDSDはそれぞれ独立した経路を通るのでDSDもPCMもアナログ変換までネイティブな形のまま保持する。
- バッテリーは6〜12時間持続可能。使用中にバッテリーが消耗したら、電源機器に接続して充電しながら同時に再生することができる。

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2023年6月23日 23:13 [1727955-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
ポータブルアンプを購入したのは約11年ぶりになるのですが、あまりの進化具合に驚き、戸惑い。そして感動を覚えました。
【機能面】
入力はSPDIF/USB タイプA
タイプCじゃなくてあえて通常Aタイプを選んでいるのは、「apple純正のOTGケーブルを直挿しできる」iPhoneユーザー向け配慮だそうです。
ポータブル環境にどうも組み入れにくいiPhoneでしたが、本機であればスムーズにデジタル出しが可能です。
アナログ入力はないので、純粋なアナログアンプとしての運用はできないことに注意です。
出力は6.3/4.4/RCAの3系統です。
驚くことにポータブル機であるのにも関わらず、3.5mmではなく、6.3mmの標準ジャックが搭載されています。
私もびっくりして○イヤのスタッフに変換アダプタを借りることになりました。
思うに、本機はそもそもの出力が高いので、どちらかと言えばヘッドホンユーザーを想定しているのかもしれません。
4.4mmはグランド分離だけしてあるみたいで、出力は2倍になりません。
元々出力が高いので、グランド分離によるセパレーション改善だけでよいと考えたのでしょう。
時流に流されず合理的だと思います。
RCAアウトはhp-a8やUD503に引けを取らない性能です。
staxのシステムで再生すると、据え置きのような低域の押し出し感や全体的な音圧はなく、音場もややコンパクトです。
その代わりに、前方に広がる空間に精確な音の配列がなされているため、つねに全体を見渡しながら聴いているような感覚(コンサートホールを真上から見下ろしている感じです)があり、特に大編成交響曲のような空間的仕掛けがあるような楽曲で強みを発揮するような印象がありました。
これより上のラインアウト性能を求めるならば、ポータブルだとFIIO M17やCHORD HUGO2といった30万円クラス、据え置きでは十数万円overクラスじゃないと、完全な上位互換とはなり得ないと思います。
ゲインについて
本機は非常に高いドライブ力を有しているため、機器に合わせてゲインを変更できます。
ざっくり言うとターボ>ノーマル>エコの順にドライブ力が強く、さらにエコモードの中にiematchと称された2段階のローゲインモードが用意されています。(合計5段階)
持って行った機種ですとT1 2ndはノーマルで音量は十分取れ、K3003はエコモードで、かつiematch 2段階目(すなわち下から2番目の駆動力)でぎりぎりギャングエラー帯を脱せる感じでした。
参考までに、wm1a(シングル)だとK3003はハイゲイン×音量45%に設定しています。
シングルということを踏まえても、下から2番目の駆動力でも音量過剰気味なidsd signatureがいかに強力なドライブ力を有しているかが理解いただけるでしょう。
【音質面】
評価は付属USB→K3003/T1 2ndで行いました。
一聴してまず驚いたのが、何を接続してもポータブル機特有のホワイトノイズがありません。
USB接続と高感度イヤホンという、ハイエンドの民が見たら卒倒しそうなほどノイズに気を払っていない組み合わせですが、これほど驚異的なS/Nを達成してるとは恐るべしです。
「ポタアンは音量を稼ぐ用途でノイズまみれ、音質は二の次。」といった昔の印象は完全に払拭されました。
続いて具体的な音質です。
まとめると「余計な味付けがされていない、丁寧で緻密、上品なハイエンドサウンド」といったところでしょうか。
先ほど記述した驚異的なS/Nの良さが相まってか、ポタアンとは思えないほど空間表現力が高いです。
WM1Aと比較すると、「青空とどこまでも続く草原」にいるかのような開放感を感じます。
特にライブ音源では、3D的な奥行きと臨場感の中に音の細やかさが上手にバランスしており、本当にライブを見ているかのような錯覚を受けました。
THE FIRST TAKE生演奏ギターも、まるで目の前で弾いているかのような再現性があります。
正直、この音を聞いた後WM1Aを聴くと「音が狭苦しく、意図もなしに乱雑に発散している」ように思えてしまいました。
音への味付けがないため、walkmanやfiioのようなメリハリのある濃い音を好まれる方にとっては面白みがなく、印象が薄いかもしれません。
sandal audioさんのブログに「ifi audioは独自の世界観を完成させている」という趣旨の内容がありましたが、非常に納得しました。
思うに他社の音作りは、「ひとつひとつの音に対してどう色付けしていくか」を考えているような気がします。
ex キラキラさせる?角を取る?それとも厚みをつける…etc
一方、ifi audioは、ひとつひとつの音は原音のまま再現させたのち、
「音の周囲(余韻や空気感)を全体観を踏まえつつどう作っていくか」にフォーカスを当てているような気がします。
そのため全体の中に各音が整然と配置されている為、音源の良さを存分に際立てており、最終的に非常にリアルで見通しの良い空間を達成できているような印象です。
【総評】
私は非常に気に入りました。
再生機器にさほど気を使わずケーブル一本で成立する、ポータブル/デスクトップの省スペースオーディオの理想と言っても過言ではありません。
ポータブルも遂にここまで…と感慨深い限りです。
対抗馬はFIIO Q7でしょう。
Q7の方が全体的にエネルギッシュで一音一音に煌びやかさが付与されており、「オレの音を聞いて」と訴えかけてくるような魅力を有しています。
これはこれで、ポータブルアンプとして完成系のひとつだと思います。
私は聞けていませんが、earmenのangel、shanling h7といった似たコンセプトの機種が一気に増えつつあるため、もしかしたら往年の「ポタアンブーム」が再来するかもしれないと、密かな楽しみにもしています。
あまり好きな言葉ではありませんが、「コスパ」を考えた時に、例えばFIIO M17(25万円)を買うよりも手持ちのスマホ(過去原価なのでタダ)+OTGケーブル(数千円)+Q7(13万)の方が安く同等クラスの音質をゲットできるため、オールインワン性にこだわらなければ、高音質ポタアンは最高の選択肢になりえるかもしれません。
参考になった5人(再レビュー後:3人)
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2023年1月28日 19:19 [1674494-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
【デザイン】
シンプルですが、冷たいアルミボディの手触りと落ち着いたカラーリングで高級感は十分です。
【音質】
ZEN DACのメリハリの効いたサウンドとはややキャラクターの異なる印象です。
こちらの方が空間の広がりを感じ、とげとげしさがなく、聴き疲れしません。
【操作性】
特に可もなく不可もなくという感想です。ボリュームノブの材質、手触り、回転感触がZEN DACに劣るのは価格を考えると不満ですが。
【機能性】
3D Holographic等下位機種にはない機能があります。劇的な違いかは微妙ですが。
【総評】
つい最近、たまたまヨドバシで7万円台、という破格の安値(現在の実勢価格からすれば)で販売されていた時、衝動買いしてしまいました。
それまで使っていたZEN DACよりも音質のクオリティは全体的に上だと感じます。
ボリュームノブの感触だけは安っぽくて不満ですが、外観デザインも含めて満足しています。
ただ、ZEN DACが安すぎるのかはたまた本機が高すぎるのかはわかりませんが、値段の差ほどは両者の音質差は大きくないとも感じます。
使用するヘッドホンにもよりますが、本機ほどの高出力を必要としないのであれば、ZEN DACで十分かもしれません。
率直に言えば私が購入した時のヨドバシの価格が適正価格ではという気もします。
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2023年1月3日 00:02 [1665864-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
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Nutubeアンプと組み合わせても良いです。 |
【デザイン】
ポータブルアンプですが、これを歩きながらなどの移動中に使うのは難しいと思います。部屋の移動、またはホテルやオフィス、機内などでちょっと腰を据えてじっくり聞きたい状況で活躍するかと。側面の充電端子は私のようにケースに入れっぱなしの場合、ちょっと面倒だったりもします。でも全体の質感やスイッチ類・端子類の配置は破綻の無いデザインだと思います。洗練されすぎていないところが如何にもオーディオ機器という感じがして好きです。ストイックなデザインですね。
【音質】
これはもう、ポータブル機器の中では最高に近いのではないでしょうか。入手性や信頼性なども含めて肩を並べられるのはHugo2くらいなものでしょう。4800mAhのバッテリーを全て音のために注ぎ込んだ結果です。解像感・定位感・各音域のバランスや伸び、音色の太さやスピード感など、大きな不満が出る要素がありません。据え置きアンプに比べれば音場が若干狭く、立体感に乏しい感じがしますが、ポータブル機器としては充分過ぎます。一つもったいないのは、時折、ボリュームや音源の善し悪しに左右されすぎるシビアさを感じることです。この機器の良さをわかっていながらも、使いづらいと感じる場面があるのも事実です。その点、同価格帯のxDSD Gryphonは機能性も含めて柔軟性や汎用性が高いように思います。
【操作性】
ネックはやはりボリュームでしょう。9〜10時の位置ではギャングエラーが出ます。かといってボリュームを上げすぎるとかなり刺々しさが感じられる音になってしまいます。ボリューム位置のスイートスポットが狭くシビアに感じられるのが難点です。そのため、気分によってKORGのNutubeアンプにつないで楽しむこともします。
【機能性】
今時Blutooth接続も無く、USB A端子で音源に接続しなければならないというのは機能性があるとは言えないでしょう。しかしパワーモードの切り替えやiEMatchスイッチなど、様々なイヤホン・ヘッドホンに対応できる懐の深さはとても素晴らしいです。パワーは充分過ぎるほどあり、上位機種のDiabloでは一体どうなってしまうのだろう・・・という期待(よりも不安)を感じさせます。
【総評】
いつもいつも自分の部屋で据え置きアンプ+ヘッドホンで聴ければそれが一番良いのですが、現実はそうもいきません。実際、今ではこの機種とイヤホンの組み合わせでリビングや寝室で隙間時間の音楽鑑賞を楽しむことが一番多くなってしましました。そんな制約の大きい状況でも充分に満足な音楽体験をもたらしてくれるこの機種は、本当に素晴らしいです。私はかなり前(当然値上がり前)に購入したのでコストパフォーマンスも素晴らしかったですが、今の新品相場は少し高めですね。でも中古は以前とほぼ変わらない値段で、タマ数も多いので狙い目ではないでしょうか。
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2022年8月8日 22:20 [1608530-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
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本機は発売されてからある程度年月を経ており、既に評価が定まっているifi audioの代表的機種です。
現在ポータブルアンプカテゴリーの製品が絶滅的な状況なので、今となっては貴重な製品だと思います。
私は据え置きヘッドホンアンプも数台保有していますが、室内を移動して気軽にヘッドホンを使いたい思いがあり、遅ればせながら本機を入手することになりました。
上位機種のバランスアンプを積んでいるDiabloと迷いましたが、私が重視している1)IEMatch 2)XBass &3D Holographic 3)デジタルフィルター機能が省かれてしまっている理由でsignatureを選択しています。(ヘッドホンオンリーならDiabloかも知れません)
使用感ですが私は大いに満足しています。チップは今更感のあるBurr-Brownではありますが、音質的には解像度が極めて高く、臨場感&余韻感も素晴らしいです。静けさの中に上品な臨場感を見事に描いてくれます。jazz&fusion系、クラシック、J-Popにはとてもマッチするでしょう。
元々パワーのある本機ですが、私の感覚ではbeyerdynamic T1 2nd、Sennheiser HD800s等のインピーダンスが高いヘッドホンも十分駆動し切れています。
私はGryphonも保有していましたが、音質&パワー共に本機が1枚も2枚も上だと感じています。
Bluetooth接続を必要としない本格的なポタアンをお探しなら間違い無く本機はおすすめです。納得出来る音質とコスパ(今なら)です。
ただifi audioも強烈な値上げを段階的にしてますので、購入するなら今が(ギリギリ)良いタイミングだと思います。(9/1から 99,000円→132,000円に値上げ)
イヤホン&ハイインピーダンスヘッドホンとオールラウンドかつ長く活用出来るmicro iDSDシリーズの実質的フラグシップ&名機でありましょう。
参考になった6人
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2021年11月25日 01:39 [1520943-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
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音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
落ち着いたデザイン、落ち着いた色、高級感のある重さ、満足しています。
【音質】
バーブラウンの暖かみのある音は良いのですが、旭化成の透明感と音場の広さが備われば、と思わなくもありません。
【操作性】
ボリュームのギャングエラーが玉に瑕。
側面のスイッチは底面を確認しなければならないのが不便ですが、操作そのものには不満は有りません。
【機能性】
ポタアンに必要な機能は充分で、一応バランス出力端子も有り。
困ることは有りません。
デジタルフィルター切り替えは有っても無くてもどちらでも良いかな。
【総評】
この製品はバーブラウンの音と、強力なドライブ力が他には代え難いです。
スペック以上に鳴らし難いDT1770 PROも、TURBOモードならまともに鳴らせます。
据え置き機器への接続が前提のプロ用のヘッドホンでもしっかりドライブ出来るポータブルアンプは本当に買って良かったと思っています。
参考になった9人
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2021年11月19日 15:33 [1519228-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 5 |
私はヘッドホンやDACは手元に2個ずつしか持っていない程度なので、あくまで素人の感想として参考程度にお願いします
試聴したDiabloとの比較を含みます
【デザイン】
濃い青が私好み。黒に近い色は何だか落ち着いたイメージだったり、高級感を感じさせますね
【音質】
一言でいうと繊細で上品なイメージ、調和のとれた世界感を与えられる音です。
古くて格安なDACからの乗り換えだったのですが、音楽の情報量の増加、音の空間の広がりは確かに感じられました。
後述するDiabloとの比較になりますが、情報量が多く綺麗な音なのに「音楽を聴いていて疲れない、聴いていて楽しい」というのはかなり重要かなと
【操作性】
充電用のUSB-Cのポートとデータ入力用のUSB type Aのポートが別なんですよね
別々にすることは音質的には向上に繋がるのかもしれませんが、一方は向かって右、もう一方は奥に配置されているので、据え置き用途では本体は小さいながらも配置に多少工夫がいるように思います
【機能性】
各種フィルタや4.4mmのoutput等色々とあり、それぞれ音質の違いを感じます
今後数年は間違い無く機能の数で不満は出ないと思いました
ZEN DAC等を買うと電源やUSBノイズ対策にアクセサリ類を追加で買うことになるので追加の出費が〜
というコメントは良く見るのですが
USB 3.0 type A “OTG” Socket (USB2.0 compatible/with iPurifier® technology built-in)
と公式ページにあるように、他と違ってなぜかこの機種にはiPurifier相当のものが内蔵されているようですし、
電源はそもそもバッテリーから来るのでノイズは気になりません
とりあえずSignatureだけ買っていれば満足できたのは高評価です
注文をつけるとすれば、音楽を流していないスリープ状態から復帰して音楽を流すとき、曲の最初数秒音が流れない現象は何とかして欲しいと思いました
DSD音源再生時に最初だけノイズが聞こえますが、これは仕方がないことなんでしょうかね...
【総評】
総じて、いい買い物をしたと思いました
帰省先、出張先などにも持ち運べるような大きさの、ヘッドホンも十分音量取れるような、とにかく満足できる音質のDACを求めていました
同社のDiabloも最後まで選択肢に入っていたのですが、試聴したところ、次のような印象を持ちました
Diabloは確かにこれより解像度の面で多分高音質ではあるけれど、何だか聴いていて疲れるような、ドキドキさせるようなパワーを感じて、試聴だけでお腹いっぱいになるなと...
やはりカラーが真っ赤というところもあるんですかね。曲を聴きながら、ちらとDiabloが目に入るたび、色や謳い文句から連想させるイメージ、共感覚性の問題なのか、そういう評価になってしまいました
Signatureはというと、他と比べてあっちの方が好きだという意見は十分あると思いますが、Signatureの音は何だか苦手だという意見はもしかしてないのかも?と感じるような、私にとって高評価の音でした
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2021年9月26日 12:01 [1478319-2]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
MICRO IDSD BLより落ち着いた印象です。駆体もなめらか、やや丸味を帯びた感じで、美しいです。個人的は、LEDランプが前面に来た事が好印象です。
【音質】
音質面は、BLに比較すると、押し出し感が少なくなり、突き抜ける高音と透明・ドンシャリサウンドは軽減しました。全体的にコンパクトに落ち着いたサウンドにはなります。ここが好みの分かれるところです。最初に聴いたときに戸惑いがありました。今までの、IFIのサウンドとは明らかに異なります。しかし、しばらく、聞いていると、音の粒子に細かさ・奥行き・余韻、奥深さが心地よく感じます。特に、クラシック・女性VOCALやjazzで顕著で、音を一つ一つ丸みを帯びながら、優しく解像し、上品な方向で、聞かせてくれる点では、SIGNに軍配です。これを聞くと、WM1A単体バランスのサウンドがいかに荒いかということが良くわかります。(正直聞けたものではなくなります)また、私がメインで使用している、HA‐FW10000とIER Z1Rでも、BLだと、出音とボリュームに難儀させられますが、なぜか、SIGNAはそうしたこともなく、ECO+IEMATCH highで10~13時くらいのボリュームで十分に聞けます。
【操作性】
さわるところは少なくなりました。充電は、側面の端子からです。
【機能性】
問題ありません。
【総評】
まさにSignatureですね。これ以上のものは必要ありません。イヤホンをメインに使用している方に是非聞いてもらいたいです。イヤホン特有の耳の横でガンガンなるところが低減されて、頭内定位も緩和されます。WM1単体に戻れません。ヘッドホンをメインで使われる方は、redの方がドンシャリ感が強く、出力もあるので向いています。私は、イヤホンはSignature、ヘッドホンは、DIABLOで使い分けしていく予定です。
参考になった6人(再レビュー後:3人)
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2021年5月16日 12:26 [1454353-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 5 |
【デザイン】
ダークブルーのボディで手触りや質感もよく、男前なデザインです。電源供給用のUSB C端子が側面なのでケーブルの取り回しがしにくいのが玉に瑕。
【音質】イヤホン HA-FW1500 ヘッドホン AH-D5000
・レコードからアーカイブしたDSDの音質がグレードアップしました。今までのDAC(DS-DAC-10R)でもそれなりに満足していましたがステージを1段上がった印象です。各楽器の粒立ちがよく音ににじみが無くなり奥行き方向の表現力が増したようです。同じ音源なのにまだこんなに潜在能力があったことに驚きました。
・変な色付けもなくイヤホンやヘッドホンの特性を素直に引き出しているという印象です。
・CD音源はGTOフィルターが良いのかどうかわかりませんが、全体的にまろやかな傾向です。かといってボヤけた音でもなく楽曲全体の見通しの良く心地よく聞かせてくれます。オーバーサンプリングフィルターとして秀逸だと思います。
・RCA端子からのアンプ→スピーカー出力も良好です。低価格帯の据え置き機には負けないと思います。
・4.4mmバランス端子は2.5mmしか持ってないので試していません。なお、バランスアンプではなく、グランド分離の端子とのこと。
【操作性】
・ゲイン調整、フィルター切り替え、iEMatchは本体側面なのに表示が底面にあるため覚えるまで一々ひっくり返すのは面倒です。先代のBLまではスイッチも底面だったようなのでマシになったと解釈すべきかもしれませんが。
・ボリューム位置が9時〜10時の間はギャングエラーが発生しますが、手持ちのイヤホンに合わせてゲイン等調整できれば良いだけかなと思います。さして不満はありません。
【機能性】
・ゲインはNormalでボリュームは10時くらいが丁度よいようです(イヤホンもヘッドホンもどちらもHighインピーダンスではないので)。
・iEMatchは使っていませんが高感度イヤホンでの使用ならやむを得ず使うのでしょうか。
・フィルターはファームウェア7.0CでPCMではGTOフィルターのみになり切り替えが効かなくなります。DSDはローパスフィルターとして3段階の調整ができるようです。好みに合わせて切り替えていけばよいかのと、GTOフィルターが嫌ならファームウェア戻せば済むというのが良いですね。
・3D+ Holographicは面白いですね。頭内定位の解消まではいきませんが、頭の前方(おでこの辺り)に定位します。コンサートホールの2階席から聴くようなイメージになります。
・XBass+はあまり使っていないので無評価。
・USB-OTG1本でDAPとつなげるので寝転がって聴きたいときとかは便利です。
【総評】
何よりもイヤホン、ヘッドホンの音質が素晴らしいことにつきます。ハイレゾ音源でなくても十分に満足できるレベルです。
操作性が若干難点ですが、手のかかる子ほど可愛いとうかファームウェア7.0Cのようなサブバージョンがあることも含めて趣味性が高いのも気に入りました。
ヘッドホン祭りのセールで7万弱で購入できたこともあり満足度は非常に高いです。
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プロフィールヘッドホンからホームシアター、音楽、クルマ関連などの記事を手がけるライター。専門誌やWEBサイトに寄稿するほか、TBSテレビ開運音楽堂やレインボータウンFMなどにもレギュラー出演させていただいてます。音元出版VGP、CDジャーナル・ヘッド…続きを読む
2021年1月31日 20:26 [1415440-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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ZENシリーズとのサイズ比較。micro iDSDのほうが小型だが置き易さはZENに軍配があがる |
出力はRCAアナログのみに |
フィルターやIEM Match、パワーモードなど独自の調整機能は継承されている |
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付属品も相変わらず豊富 |
輸入代理店から製品を借用し、手元にあるiFi Audio製品(ZEN DACやZEN CAN)などと比較試聴しました。試聴に使用したヘッドホンはオーディオテクニカ「ADX5000」です。BriseAudioのイヤホン用リケーブル「NAOBI-LE」のカスタム仕様(4.4mm−ヘッドホン用A2DCプラグ)を活用して、4.4mmバランス出力に接続して聴きました。
【デザイン】
これまでのmicro iDSDとほぼ同じデザインですが、両端プレートのちょっとした出っ張りがなくなっていたり、その代わりに底面にゴム足が付属していたりと、ちょっとした変更点が見られます。また、ダークブルーのボディカラーもなかなか綺麗に見えます。
【音質】
ヘッドホンアンプの音に関して、歴代のなかでもいちにを争うハイクオリティさを持ち合わせています。これまでのメリハリよく元気な表現からは変化し、どちらかというとおとなしめ、丁寧で緻密な表現にシフトしています。より現代的なトレンドに即したサウンドになった、といえるかもしれません。「micro iDSD BL」のような超絶なキレととてもメリハリのある表現は影を潜め、その分聴きやすい音色になったと思います。こちらの表現のほうが好き、という人も少なからずいると思います。少なくとも、個人的には好印象を持ちました。
ちなみに、駆動力としてはZEN CANに劣るものの音質的には数段上、といった違いが感じられました。
【操作性】
これまで給電することができたサイドのUSB A端子が充電専用のUSB C端子に変更されていたり、プリアウトのDirect切替(アナログ出力時の音量ボリュームのパススルー)かなくなっていたり、デジタルアウトも見当たらなかったりと、随分と機能性が整理されています。結果、使い勝手としては融通の利かなくなっている面もありますが、とにかく多機能な製品ですので、かえって扱い易くなっているようにも感じます。
【機能性】
オプション的な機能性はいくつか省かれていますが、それでも“ヘッドホンアンプ+プリアンプ機能搭載USB DAC”としてはいまだかなりの多機能さを持ち合わせていると思います。
【総評】
これまでも大いに人気を集めたmicro iDSDシリーズのなかでも、集大成といえる製品だと思います。確かに、「micro iDSD BL」はシリーズ最高の音質を持ち合わせていたと思いますが、価格差や使い勝手を考えると、「micro iDSD Signature」のパッケージングはかなり秀逸だと思います。
また、奇をてらわない王道のチューニングとなった(主旨替えした!?訳ではないでしょうが最新のiFi Audio製品はこういった傾向の製品も多くなってきています)4.4mmバランスヘッドホン出力も、音楽ジャンルを選ばず心地よいサウンドを楽しむことができるので好感が持てます。なかなか、バランスのよい製品なのではないでしょうか。音の好みの問題はあるかもしれませんが、それさえ満足できれば、太鼓判でオススメできる製品です。
ちなみに、デスクでの設置性に関しては、専有面積こそZENシリーズを遙かに下まわるものの、小さすぎてケーブルに引っ張られることがあるなど、ZENシリーズの絶妙さには敵わない印象です。
参考になった8人
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2020年12月26日 21:20 [1402525-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 4 |
機能性 | 5 |
【デザイン】
WEB上の写真の通り、角を落とした形です。実物はそんなに「四角じゃない」って気にはならなかったです。色も暗めで落ち着いています。LEDがワンポイント。
【音質】
当方、まだDACは3つ目程度の耳なので、大したことは吐けませんが、、
解像感や音の立ち上がり、音源の分離などは、それまで使用していたSabaj Da3と比べて、「明らかに大きな差がある」とは言えませんでした。
では、何が変わったのか?というと、それまで、ただの「音」だったのが、ちゃんとした音「楽」として聞こえた、という点です。(抽象的で申し訳ない。)
鳴っている楽器が楽器の像が見えるような錯覚に、、そんな感じです。
Spec番長の安物とifiは違う、との意見をWEB上で見ましたが、それが実感できました。
【操作性】
基本的なSWは、一度設定したら、あまりかえないので、問題ないといえなくもないのですが、、
側面SWの説明を裏面に書かれると、いじるたびに本体をひっくり返すハメに…^^;。
(裏面の文字も小さく、読み取るのに一苦労です)
ボリウムが電源SWを兼ねているのもいいですね。安物DACには電源SWすらないですから…
【機能性】
据置きで使っていますが、ポータブルで使う人がいるのでしょうか?
そこそこ重い上に、いい音を聞こうとしてTurboモードとかにすると、そんなに持ちませんし。
あと、電源供給のUSBが抜けやすいです。
【総評】
なんだかんだ書きましたが、基本的に、気に入ってます。BGM用としてDACを始めたのですが、「音楽」を楽しむような音になってしまい、作業が、、(苦笑)
動作モードにもよりますが、電力を食うTurboモードとかにすると、かなり暖かくなります。他と兼用しようとしていた5V電源を、専用にipower を追加することとなりました。
ギャングエラーとかを気にしている方を他サイトで見ましたが、IEマッチとかで、VRの角度は調整できるので、気にならないかと。
(余談) (2020/12/上旬段階)
購入時、32bit 738kHzで鳴らそうとしたら、周波数が半分にしかなりませんでした。
国内代理店に問い合わせたら、768kHz再生にはファームの変更(ダウン?)が必要との事。
言われたとおり、ファームを変更したら、あっさり768kHz で鳴りました。
が、このファームだと(最新ファームで無いと)MQA再生に対応してない、とのことです。
現在、自分はMQAとか 使ってないのでかまわないのですが、将来的にどうなるのかな?
参考になった8人
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