105mm F2.8 DG DN MACRO [ライカL用] レビュー・評価

満足度：4.46

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング284位

集計対象5件 / 総投稿数5件

1. 5 40%
2. 4 60%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 取り扱いは簡単か	4.82	4.51	63位
表現力 思い通りのイメージの写真が撮れるか	5.00	4.50	33位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	3.54	4.26	332位
機能性 AF精度やMF対応などの機能性	3.91	4.34	349位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[Teller]

2023年8月3日 23:57 [1744428-1]

満足度	4

操作性	5
表現力	5
携帯性	4
機能性	3

ライカSLマウントでマクロレンズならこのレンズがすごい！

金属の質感が出るのは解像感が高いレンズ。これでフリンジが出ないのは立派	背景のボケ味、点光源も好ましい	ボケ味も色乗りもいい感じです
中望遠としても十分な描写	花関係では高解像度レンズでありがちな二線ぼけも目立たない

マクロ撮影に特化した性能
【操作性】
流石に現代のレンズだけあって操作に迷うことはありません。AF/MFの切り替えや焦点距離のレンジの切り替えなども操作性良好です
【表現力】
抜群の表現力です。ちなみにこのレンズはテレコンを前提で設計されているそうです（僕は使ってませんがｗ）。で、テレコンをマクロレンズに使うと最も問題になってくるのがフリンジだそうで（テレコンでフリンジが拡大されてしまう）、極力フリンジを押さえた設計になっているそうです。サンプルでもわかるように金属などの高輝度の周辺に表れやすいフリンジが全然出てこないのは立派。さらにそれに比べてボケ味がきれいなので十分でしょう
【携帯性】
割と軽く小さく作ってあるので持ち運びやすいです。VARIO-ELMARIT-SL 1:2.8/24-70 ASPH. より一回り小さいので併用にもいいかも
【機能性】
まあ、AFはこんなもんでしょうｗ　ちなみにマクロに特化したレンズだそうですので描写力としては中望遠として使えますが、ポートレートでサクサクという感じはあまり期待しないほうがいいですね。もっともＭ型ライカレンズでＭＦで合わせるよりはもちろん早いですが
【総評】
実はLeica AME-R 100mmと悩んだ末、新品でかつ手ごろな値段だったので購入したレンズ。想定以上にシャープかつボケ味がきれいでした。僕自身はそれほどマクロを多用しないので、たまに室内での物撮りならこのレンズで十分かな。ライカブランドより実質的なレンズなら十分実用的です

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

人物

風景

室内

その他

[SNAKE007]

2021年9月23日 10:26 [1497783-2]

満足度	4

操作性	4
表現力	5
携帯性	3
機能性	4

写真だけでなく動画でも、、、、。

動画メインの所感になります。写真に関しては申し分ないと思います。

【操作性】
フォーカスリミッターのスイッチがかた過ぎる思います。フードの付け替えでラバー部分に埃がつきやすい！

【表現力】
写真同様ピント面のシャープさには驚く！ただ遠景のビルを撮った場合気になるレベルではないかもしれないが、多少擬似色が見られる（動画の場合）

【携帯性】
artレンズなので普通だと思います。

【機能性】
基本的にマニュアルファーカスで撮るので何ともですが、オートファーカス使う方はイラっとするかも！

【総評】
室内撮影のために購入しましたが、写真同様お気楽とはいえませんがスナップ撮影にもいけそうです！もちろん動画の場合三脚もしく三脚代わりのギンバルが必須となります。動画で使われる方はあまりいないと思いますが、知り合いに頼まれたプライベートなテスト動画があります。動画の趣旨は別なところにありますが、いくつかこのレンズ撮ったカットも存在します。105mm F2.8 DG DNで撮られた映像は極めて少ないので、興味ある方は覗いてみてくださいね！

使用カメラSigma FP
撮影記録2bit Cinema DNG RAW
https://www.youtube.com/watch?v=nWHlEFBQfSI&t=84s

レベル

プロ

主な被写体

風景

室内

[imugya]

2021年5月18日 14:02 [1454896-1]

満足度	4

操作性	5
表現力	5
携帯性	4
機能性	4

所有マクロの中で、最も描写性能の高いレンズです。

iPhone 12とのサイズ比較

メインはNikon Z7 IIを使用しています。
サブで使用しているSigma FP Lのマクロレンズとして購入しました。
Nikonがいつまで経ってもZレンズを出さないので。

【操作性】
フォーカスモード切り替えスイッチの他フォーカスリミッタースイッチなど、
ほとんどのスイッチがレンズをホールドする
左手親指で操作しやすいポジションに配置されています。
絞りはIシリーズと同様のクリック感で、
クリックOFFの場合は程よい抵抗感でなめらかに動きます。
昆虫を撮影することが多いので、
クリックOFFによる静音設計はなかなか嬉しいものです。
ピントリングは、レンズサイズの割に軽く感じます。
決してチープなものではなく程よい滑らかさで、
大きな回転幅でも疲れにくく、
微妙な回転幅では操作しやすいなと感じました。

【表現力】
さすが最新のマクロレンズです。
小さなSigma FP Lにこのサイズのレンズを導入するのは躊躇しましたが、
描写性能を最優先に考えた結果、とても満足いく結果でした。
開放からとてもシャープに解像してくれ、ボケも自然にとても滑らかな表現です。
マクロレンズはいずれもFマウントばかりですが、
Makro Planar T* 2/100 ZF.2、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1：1 VC USD、
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDの３本を所有しています。
本レンズの解像力やヌケの良さは圧倒的性能で、これらは比較になりません。

【携帯性】
少し長いかなと思います。
太さについては細く感じるぐらいです。
重量はMakro Planarやタムキューより重いはずですが、
カメラ本体が非常に小さいことと、
レンズが太くないことから、
先の２本より軽く感じられます。

【機能性】
AFは遅いです。
50cm以内などの場合でもリミッターを使用しても迷うことが多々あります。
まぁマクロレンズなんてこんなもんでしょうし、
私の場合はカメラ本体も何かと動きのゆっくりしたカメラですので、
特に不満は感じていません。

【総評】
このレンズには手振れ補正がありませんが、
私はタムキューの手振れ補正の動きと音が嫌いで、
常にOFFにしています。
また、他の所有レンズも手振れ補正はないので、
これについては個人的にマイナス評価ではありません。
満点に近い評価のレンズですが、厳しい目で見たときに、
AF性能とレンズのサイズ（長さ）で星を減らしました。
でも全然許容範囲です。
Sigma FP Lとの組み合わせはとても小型軽量で、
まるでレンズだけを持っているような感じです。
これでカメラの液晶がチルト式であれば完璧だと思いました。
（こればかりは無い物ねだりですが。）
これだけの描写能力を持つレンズが９万円以下とはとても魅力的です。
小さなフルサイズカメラとの組み合わせで、
これまで以上に持って出る機会が大幅に増えました。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

その他

[しらいしじゅん]

2021年3月6日 20:21 [1429913-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	3
機能性	5

徹底的に抑えられた色収差→画の良さ

	フリンジが出やすい被写体を絞り開放で撮ってもホンの僅かに出るほど。

LUMIX S5の20-60mmレンズキットからのLマウント2本目になるレンズです。

Kマウント用のを幾つか使って以来、久々のシグマレンズです。
PENTAX使いでもありますので、その比較も入ります。

買って間もないのですが、取り敢えず。

【操作性】
取り扱い自体は簡単ですが、ピントリングはもう少し反応良くてもいいかなと感じます。

【表現力】
描写はシグマらしいカッチリ感。
解像力に関しては、マクロレンズなら当然の高解像ですね。

K-1�U+DFA MACRO 100mmF2.8とで比較しましたが、解像力自体は私の目では甲乙付けがたいです。
LUMIX S5は2400万画素クラスなので、比べるのもどうかと思いますが(^_^;)

しかし色収差に関しては、このレンズは圧倒的。殆ど色収差が出ません。
メーカー製品ページにも書いてありましたがカメラボディの収差補正では対処出来ない軸上色収差を重点的に補正しているとのこと。
DFA MACRO 100mmF2.8ではハイライト部の色収差が出やすいので絞って対応しても完全には抑えられませんが、このレンズなら安心して解放から使うことが出来ます。

遠景にも良くて、シーンを問わず使えます。
解放側の口径食が気になる人は気になるかと思います。

【携帯性】
他のArtラインのLマウントレンズと比較するとスリムなイメージ。
フードを除くとPENTAXのDA★200mmF2.8とほぼ同じ大きさなので、「これで100mmなのか」と感じてしまいます(^_^;)

しかしインナーフォーカスであること、マクロとしては珍しいテレコンバーターの利用を考慮して作られていることを考えると、無駄に大きいわけでは無い事が分かります。

【機能性】
重いレンズ後群をまとめてHSMで繰り出している様なので、AFの駆動速度は遅めの様です。
ただし、苦になるほどの遅さではないです。マクロなら充分。

フォーカスリミッターやAFロックボタン等、最近のレンズにあるべき機能は揃っています。手振れ補正はボディ側のみ。
動画用途にも配慮しているようですが、動作音等を感じる限りでは、あくまで配慮した程度と思った方が良さそうです。

製品紹介ページのシーリングを見る限り、PENTAXレンズの簡易防滴程度の防塵防滴性能は期待出来そうです。

【総評】
徹底的に抑えられた色収差が、画の良さに繋がっていると感じました。

解像力や色収差の少なさは、テレコンバーターまで使えるという自信作の様にも捉えられ、その期待に応える画を出してくれます。
スチル用途に限れば満点に近いと思います。

高性能の為に携帯性が犠牲にはなっていますが、個人的には通勤がてらに持ち出すレンズとしてはギリギリの範囲なので、お花や紅葉の季節に限らず積極的に持ち出してみたいですね。

[banru]

2020年10月25日 19:48 [1380969-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	4
機能性	3

静止画と解像力に能力を全振りし過ぎの、強烈な正統派マクロ。

	パンチングメタルのゲートにピンが合ってしまい、偽色が盛大に発生したNGカット。
	適当な作例ですみませんが、ハイレゾショットの解像テスト	ハイレゾショットの左上部分切り出し

主にLUMIX S5との組み合わせでの評価です。
画像はRAWデータをAdobe Camera Rawで現像しています。

【携帯性・デザイン】
軽いに越したことはないがS5との組み合わせはしっくりくる。太すぎずデカすぎず、ホールド感はちょうどいい塩梅。
パナソニックのLマウントレンズシリーズも、DG DNシリーズのサイズ感で展開してほしい…。

【AF・動画性能はマイナス評価】
光学系も駆動系も「静止画の解像力」に全振りしている結果、正直、動画用にそのまま使えるレンズにはなっていない。動画で使うならMF専用かなぁ。絞りのデクリック機能もついててもったいないが。
フローティングフォーカスを採用していない結果、フォーカスを動かすと画角が動く「ブリージング」は最新設計の単焦点レンズとは思えないほど大きい。
また、超音波モーターを採用しているがこれは静粛性・高速AFのためではなくあくまで高精度なピント合わせのためのものらしく、駆動音ははっきりいって「やかましい」レベル。ここのフィーリングは30年前のレンズに近い感覚。
そしてなにより現時点ではS5とあまりAFの相性がちょっと良くない。AFの迷い方がSIGMA fpよりももたつくのは、どっちかのファームアップでなんとかならないものかと思う。DG DNシリーズの45mmや85mmとS5の組み合わせでの洗練度から比べると雲泥の差であり、かなりいらっとさせられる。
フォーカスの精度については、申し分ない。特に手持ち撮影で花などを撮る場合自分が前後に動いてしまうのでAF-Cを使うことになるが、とにかくフォーカス駆動音はうるさいしウォブリングはカタカタカタカタ激しい。最終的にはバシッとピントは合うので結果オーライではあるが。

【このレンズは解像力＋描写性能全振り】
とにかく解像度に全振りした結果、ローパスレスセンサー搭載の、S5のRAWだと被写体のパターンによってはベイヤー配列センサーの「偽色」がおそろしく出てくるレベル。「ああ、なるほどこのレンズはフルフレームフォビオンが出てきた時が本番なのね」と思い知らされる。
45度方向の高周波のパターンが鬼門になるレベルでシャープなのは、このレンズに限っては許すしかない。
だがしかし、S5には画素合成によりベイヤー配列のデメリットを打ち消せる「ハイレゾショット」が存在する。9600万画素のRAWをAdobe Camera Rawで現像することで、このレンズの真価が垣間見える。
マクロレンズには「複写」性能も重要だが、その目的のためだけにS5とこのレンズを買うのもアリかと思う。たぶん、1-2億画素ぐらいで複写をばんばんしたい向きには、一番手っ取り早くて歩留まりが良くて低価格なソリューションになるんじゃないだろうか。

【総評】
昨今のStay Homeを見越してなのかたまたまなのか、「自分の身の回りの、肉眼では気に留めなかったものが写る」レンズの登場はとにかく楽しい。部屋の中から近所の散歩まで、もう一度いろいろなものにレンズを向けてみたくなる。駆動系の割り切りをどう捉えるかで評価が分かれるレンズだと思うので、万人にはおすすめしづらいレンズではあるが、マクロレンズは解像力が命だと思っている自分にとっては、想像を超える製品だと思いました。気になる方は店頭でぜひ、自分のカメラとのマッチングのご確認を。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

夜景

室内

その他