OM-D E-M5 Mark III 14-150mm II レンズキット [ブラック]
- 小型・軽量ながら、防じん・防滴構造を備えた「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ。
- 高性能な像面位相差AFシステムを搭載し、ハイエンドモデルに匹敵するすぐれたAF性能を実現。AFの精度や動体追従性が向上し、便利な機能も追加。
- より強力に手ぶれを補正できる「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応。小型・軽量ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」が付属する。
- 付属レンズ
-
- ボディ
- 14-150mm II レンズキット
- 12-45mm F4.0 PROキット
OM-D E-M5 Mark III 14-150mm II レンズキット [ブラック]オリンパス
最安価格(税込):¥139,800
(前週比:-5,000円↓)
発売日:2019年11月22日
『最強の夜景スナップカメラ』 アナキン@自社待機中さん のレビュー・評価


よく投稿するカテゴリ
2022年11月10日 21:48 [1305429-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
@ 東京駅丸の内口・新丸ビル |
参考:同じ場所から iPhone13 ナイトモードで... |
A ジョギング中の一枚:荒川・清砂大橋 (TTArtisan35mmF1.4) |
B ジョギング中の一枚:新砂・明治通り沿い (ゴースト除去あり) |
C 自転車に乗ったままの体勢からスカイツリーをパチッ!! |
D 浅草駅&松屋デパート (ゴースト除去あり) |
※ 写真は全て手持ち
■ 3 年前、初めての一眼に本機を選択し、3 ヶ月使用後にレビューを上げさせていただきましたが、その後も自分なりに楽しく使い倒してきました。前回レビューを訂正するようなところも無いのですが、後継機 OM-5 も出たので、改めて補足させていただきます。
※ 相変わらず C-AF は未体験という偏った内容になります。m(_ _)m
■ 「最強の夜景スナップ機」 の評価は変わらず
前回レビューで 「最強の夜景スナップ機」 と報告しましたが、この点の印象は全く変わらず〜。基本的に本機の HDR ブラケット機能を利用して、手持ち HDR 夜景を撮るのがメインですが、スマホのナイトモードより一段上の写真が確実に得られます。(@&iPhone13 との比較写真参照)
本機の特徴の一つとして、HDR 合成のための元写真を、露出幅 2〜3EV/撮影枚数 3〜7 枚と非常に柔軟に撮影可能なことで、色々と試行錯誤できます。(※ 露出幅を 2EV 未満にしたい場合は AE ブラケットで可)
トータルの露出幅は 3EV〜-5EV×5枚とすることが多く、3EV の写真は中間露出の 16 倍の長秒露光になりますが、本機の手振れ補正であれば 2s くらいはふつーに可能なので、アップした写真のような街中であれば ISO は上げずに済みます。
■ グリップは E-M5mk2 より持ちやすい
購入当初は、まだしばらく店頭で旧機種 E-M5mk2 も見掛けたので、何度か手に取ってみたのですが、本機に馴染んだ手で mark2 を持つと 「あれ? グリップ小さくて持ちづらい...」 と感じました。
超望遠レンズを手持ちで振り回すには向かないかもしれませんが、個人的には 12-100F4 程度であれば全く問題なく利用可能で、そこは PEN シリーズと違うところかなと思います。
■ 夜のジョギング時のお伴に...
自分は 20 年来、ジョギングを趣味にしていて、何やかやと夜走ることが多いのですが、本機が夜の風景をあまりにもあっさり残せるので、何とかカメラ持って走れないものかと思案していたところ...
購入翌年 '20 年の夏、トレラン=トレイルランニング用のベスト型ザックを発見。⇒ これが "背負う" というより "着る" という感覚のザックなのですが、本機+F1.8 単焦点の計 500g 少々であれば、ザックに収めて全く痛痒なく走れるので...
これで夜のジョギング時の風景が残せるようになったのは、個人的に大変嬉しいところです。レンズも 17/25/45mmF1.8 単焦点三兄弟や、25-45mm の間が欲しくて、TTArtisan35mmF1.4 (MF!!) と、色々取り揃えてしまいました。
■ 自転車行は 12-40/12-100 も可
一方、自転車行(クロスバイク)の際は、リュックのチェストベルト(胸部分のベルト)にカメラバック背面のバックルを通して、胸の前で抱えるようにして走ると、前傾姿勢でもバッグが揺れないし、首からバッグを下げたままでも首に負担が掛からず...
カメラを取り出す際も、自転車でふと立ち止まって数秒で取り出せるので、左記スタイルを愛用してます。(写真C) この持ち方であれば、本機+12-100F4 計 975g でも全く問題なく走れます。
※ 現状の課題 (カメラ以外含む)
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■ 課題.1
HDR ブラケット撮影時、本機はメカシャッター固定になりますが、撮影順は 0EV→-4EV→-2EV→+2EV→+4EV となり、最後のコマが一番長秒露光になるため、バシャバシャバシャ...という連写の最後に長秒露光になります。
前回レビューでも HDR ブラケットで静音シャッター可であると良いと指摘しましたが、OM-1 ではそれが実現していて、手持ち撮影アシストと合わせて大変魅力的なのですが、残念ながら OM-5 では未対応でした。次期 OM-5 ではぜひ!!
■ 課題.2
よく 「手振れ補正で動体ブレは防げない」 と言われますが、通常、夜景撮影で動体ブレが気になることはほとんどない一方、HDR のゴースト現象は場合によっては非常に目障りです。
上記が目立つ場合、HDR 合成時にゴースト除去を指定しますが、HDR は白飛び/色飽和を避けられるのがメリットなので、出来れば -1EV 辺りをキーフレームに指定したいのですが...(※ ゴースト除去時はキーフレームを指定する必要あり)
高感度に余裕のない MFT の場合、露出不足の写真をキーに指定すると合成後にノイズが目立ったり、発色が良くない場合があります。(特に木々の緑で目立つ)
※ 写真B(新砂)、D(浅草駅&松屋デパート) がゴースト除去を指定しています。⇒ この程度なら何とか許容範囲ですが、若干画面が荒れてます。
※ まだ OM WorkSpace の AIノイズリダクションが未利用なので、近々利用してみたいと思っています。
■ 課題.3
(カメラの課題では無いのですが) ジョギング時、背負って走ると 「あ、ここで写真撮りたいな」 と思った時、「よっこらしょ」 とザックを降ろす手間が発生してしまうので、できればウェストバック or たすき掛けタイプのザックが良いのですが、
上記だと 500g 少々の本機でも、持って走ってると揺れがウザくなってきて、正直 10km 走るとかなりゲンナリします。もう一台の愛機 RX100M6 301g だと問題ないので、昼間のジョギング時はそちらを愛用しますが、良い案が無いか検討中です。
■ 最後に...
上述のように、本機の後継 OM-5 は 「HDR の静音シャッター化」 「手持ち撮影アシスト」、どちらも未対応だったので、いっそ OM-1 に行こうか迷ってるのですが、懸念点は本機比較で重量が 185g 増にもなってしまう点で...
本機+F1.8 単焦点は OM-1 のボディのみより軽量なので、あらためて本機 (&OM-5) のような軽量かつ手振れ補正が強力なカメラは、他に類を見ない希有な存在だなぁと痛感します。
カメラというのは、ノート PC でいうとモバイルノートに当たる “持ち出してナンボ” の機器でしょうから、重量というのは最重要スペックだと思います。実は今、次機種を検討中なのですが、OM-5 だと本機から買い替えになりますが、OM-1 を選んだら...多分本機は手放せません!!
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった63人(再レビュー後:12人)
2020年2月29日 22:17 [1305429-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 4 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
秋葉原・中央通り(1/50s〜1/3 AuroraHDR 合成) |
秋葉原UDX下(1/100s〜1/6s AuroraHDR 合成) |
幕張海浜公園(1s〜8s カメラ内HDR合成) |
海浜幕張@ (1/6s〜2.5s AuroraHDR 合成) |
海浜幕張A (1/250s〜1s AuroraHDR 合成) |
参考 : HDR 効果なし |
※ 今のところ動画や動きモノは全く未体験ゾーンなので、やや偏った情報になってしまいますが、本機を3ヶ月弱ホド使った感想を挙げさせていただきます。
■ 購入に至るまで
一昨年秋、コンデジ SONY RX100M6 を購入し、文字通り毎日持ち歩いては風景・夜景を撮りまくって、当初は満足していたのですが…
ちょうど一年前頃、夜景は適度な HDR で撮るといい感じになることに目覚めると、コンデジは連写合成によるノイズ低減と HDR は両立できないため、一時は三脚持参で低 ISO+長秒露光で頑張りましたが…
やはりフットワークに限界を感じ、「手振れ補正に定評があるオリンパス機なら手持ち HDR 夜景が行けるかも?」 と OM-D シリーズに興味を持ち始めて、検討の末、本機購入に至りました。
■ レンズ側手振れ補正がなくても1秒可
RX100M6 で撮った夜景写真の典型的な露出例は 1/20s F3.5 ISO10000 程度だったので、「F1.8 で 1s 切れれば連写合成による高 ISOノイズ低減は不要かな?」 辺りまでは、購入前に目途を付けたのですが…
一方、±2EV の HDR 写真を撮るためには 0EV の最大 4 倍の露光が必要なので、さすがにレンズ側手振れ補正がないキットレンズや単焦点で 1s = 0.5s/1s/2s/4s (カメラ内 HDR 合成の場合) は厳しいだろうと予想しましたが…
初めて会社帰りに夜の撮影に持ち出すと、カメラ内 HDR 合成は ISO200 縛りがあるため、早速 1s 露光が必要となり、「まぁ、手振れしたって死ぬわけじゃないし...」 とダメ元で撮影してみると、ケロッとふつーに撮れてるのでびっくり!
■ 本機+F1.8 単焦点=三脚いらずの夜景スナップ機
その後、17mmF1.8、45mmF1.8 と立て続けに購入し、会社帰りは夜景ばかり撮ってましたが、RX100M6 だと三脚持参でやっと撮れるようなシーンが、あっさり手持ちで撮れてしまうので、もー嬉しくて、行く先々で夜景撮りまくり!!
その後、この3ヶ月間ほぼ毎日使って来ましたが、購入後一度も三脚に載せたことはなく、三脚いらずで夜景スナップが撮りまくれるカメラです。本機+F1.8 単焦点は、個人的に最強の夜景スナップカメラだと実感しています。
■ 「軽量コンパクト+ボディ内手振れ補正」 に価値
スペック的には本機より上の E-M1mk2 (&LUMIX G9) を敢えて選択しなかったのは、とにもかくにも本機の軽量コンパクトさに魅力を感じたからで…
ボディ内5軸手振れ補正って結構重量がかさむ機構なのか、カメラ本体重量 400g 未満の軽量 APS-C 機は EOS Kiss M/α6400/X-T30/Z50 等、ほとんどが手振れ補正を丸々省略することで本体軽量化を計っているようですが…
本機は最強クラスのボディ内手振れ補正を搭載しつつ、本体重量 366g (総重量 414g) を実現していることに最大の価値を感じます。またメリットは軽量安価な単焦点レンズと組み合わせても手振れ補正を享受できるところで…
■ 12-100mmF4PRO と合わせても 1kg 未満
17mm/45mmF1.8 との組合せはレンズ込みで 530g 少々と、E-M1mk2/mk3 (&G9/G99) のボディのみより軽量で、通勤時は毎日ノート PC 他と持ち歩いてますが、やせ我慢でなく "頑張って持ち歩いてる" 感はゼロだし…
さすがに 12-100F4PRO と組み合わせると、少々 "頑張ってます" 感が滲み出てきますが f(^_^)、保持した際のバランスは全く問題ないし、12-100PRO を 1kg 未満で運用できるのも本機のメリットかなと思います。
■ デザイン
クルマやカメラのような工業製品は性能だけでなく、何だかんだでデザインが購入有無を左右する大きな要素になるかと思いますが…
本機はクラシカルなデザインを基調としつつ、全体として魅力的に仕上がっていて、RX100 シリーズ同様、持った瞬間に 「こ...これを自分のモノにできたら素敵かも...」 とクラッとさせられるような華・色気を感じました。
■ 画質
十分に高画質です。昨年末より iPhone11 も併用していますが、手持ち HDR 夜景はナイトモードより確実に一段上の写真が得られます。
■ 操作性
ホントに多機能なので、「この機能はどこだっけ?」 とメニュー上を行ったり来たりすることは多々ありますが、スーパーコンパネで通常の設定変更はほとんど可能なのと…
今年に入って、やっとスーパーコンパネ表示中にフロントダイヤルで設定変更できると知ったり (遅いよ!!)、各ボタンの割当もほぼ落ち着いたので、通常はさくさく利用できています。⇒ ただ UI は細かい希望は出てきますが。(後述)
※ 改善要望点
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■ カメラ内 HDR 合成
カメラ内 HDR 合成で 4s まで撮影可なのは嬉しいですが、 ISO200&Natural+メカシャッター縛りがあったり、設定も HDR1/HDR2 しか選べません。おそらく最善の仕上りを得るための制限かもしれませんが…
PEN シリーズはともかく、OM-D シリーズは設定はユーザーに委ねて、「上手く仕上がらないのは設定が悪いから」 で良いのではと思います。出来れば 0.5EV 刻み±3EV 程度まで+電子シャッターも選べると嬉しいです。
■ HDR ブラケット
本機の HDR ブラケットは最大 7 枚、±6EV と非常に柔軟に設定可ですが、"5F2.0EV" の表記形式はやや分かりづらい気がします。撮影枚数 3〜7 枚、露出幅 0.5〜3.0EV で個別に設定できる方が設定幅も広がるし、分かりやすいかも?
■ 手持ち夜景
手持ち夜景は連写合成で高 ISO 時ノイズを低減するモードかと思いますが、残念ながら任意のシャッター速度&絞りは全く選べません。
上記が可能だと 「室内で高速シャッターが欲しい」 といった場面でも使えるので、用途も広がると思います。これも出来れば電子シャッターも!
■ 最後に...
自分はクルマも、必要以上のハイパワーや大きさを誇示するクルマより、バランスが取れた高性能に格好良さを感じる方で、究極の性能=フルサイズに漢の浪漫を感じる方向性も理解できますが…
本機はカメラ=写真を撮る道具と考えた時、ベストバランスの良さがあると感じます。「毎日持ち歩ける高性能」 の落としどころとして最高の選択の一つだと思います。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった51人
「OM-D E-M5 Mark III 14-150mm II レンズキット [ブラック]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2023年10月27日 13:22 |
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2023年4月25日 18:21 |
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2023年3月14日 18:08 |
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2022年11月10日 21:48 |
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2022年10月20日 08:35 |
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2022年5月25日 21:40 |
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2022年5月11日 11:35 |
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2022年3月11日 18:56 |
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2021年12月6日 15:44 |
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2021年10月11日 09:47 |
OM-D E-M5 Mark III 14-150mm II レンズキット [ブラック]のレビューを見る(レビュアー数:22人)
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