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2021年3月28日 17:08 [1437159-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
オーディオ歴 約45年
2006年に2chピュアからマルチへ転向しました。
AVアンプの遍歴は、以下の通りです。
・ソニー DA9100ES
・ソニー DA5700ES(プリ部のみ使用)
・ヤマハ CX-A5000
・ヤマハ CX-A5100
・マランツ AV8805
AVアンプは2chアンプとは異なり、良いものを長く使うことは難しく、新規のフォーマットや種々の新規格に対応すべく適宜更新していく必要があります。
CX-A5100からの更新では、5200が候補にあがりました。しかし、いろいろなメーカーのポリシーも味わってみたいと思い、マランツを選択しました。また、4Kソースの視聴に伴い、MPEG4マルチへの対応がFWで達成されている点も考慮しました。
8806?が近々に発表との情報も得ましたが、噂では8K対応+α程度の変更とのことでしたので、自分にとってのアドバンテージはないと判断しました。
そういうタイミングですので、2021年1月に某AV専門店のWeb店で30万円台中盤で格安に購入できました。
AVアンプに送る信号は音声のみで、画像は各ソース機器から直接TVに送っています。ソース機器は画像と音声の二重出力を有するものを必要条件として選択しています。
構成は、7.1.6で、ハイトは、フロントハイト、サラウンドハイト、リアハイトです。
【デザイン】
マランツの他機種との統一性を重視したもの
老眼のものにとっては黒は非常に見づらいので黒以外の選択肢があればよかったと思います。
【音質】
ヤマハと比べ、音楽重視の印象を受けました。
ヤマハはきらびやかな感じで、映画には向いていると思いますが、自分はクラシックのマルチ録音が大半で明らかにマランツの方が向いていると感じています。
ただ、ソニーやヤマハのような」ウィーン風」や「アムステルダム風」といったサラウンドプログラムがないのはさみしい気もします。
2chソースのサラウンド再生は非常に自然で違和感がありません。この点はヤマハよりも優れていると思います。
【操作性】
タブレットやスマホのアプリで操作するのが前提のようです。
本体およびリモコンでの操作は便宜性が今一つです。
また、前扉を閉じた状態での本体ディスプレイは内容が乏しく、入力とボリュームしか表示しません。アプリで確認する場合は、表示切替時のタイムラグが長く、イライラします。
【機能性】
音響測定はモノマイクで行います。最大8か所の測定ポイントでデータ取得します。
今までのAVアンプでは、ソニーが最も簡便で早く、かつ、正確だったと思います。次いでヤマハ、そしてマランツです。音響専門メーカー故に他分野の技術投入ができない点が弱みなのでしょうか?
測定できるのは、距離、音量、周波数のみです。各ポイントでモノ測定なので視聴位置を基準とした角度測定はできません。
【総評】
音楽を中心に楽しむならば本機が優れていると思います。
アナログ回路の充実が寄与しているものと考えます。
他のAVアンプのレビューでも記しましたが、映像回路を除いたマルチチャンネルプリアンプを作っていただけたらと思います。(恐らく商業的に無理なんでしょうね?)
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2020年9月16日 11:49 [1367363-3]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
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---|---|---|
昨日納品されました。
一通り配線を終えて軽く音出しをした感想です。
エージング慣らしは1.2カ月はかかると思います。
1.まずは基本の基本、XLRアナログ入力のピュアダイレクト再生。
XLRケーブルはオヤイデ TUNAMI XXV2
パワーアンプはマークレビンソNo532Hへ
オヤイデXLR PA02で結線。
うわー。立派なオーディオ品質。出だしからヴォーカルの立ち位置が把握できる空気感。クラシックのピアノ、ヴァイオリンも一切メタリックにならず木質感ある楽器の音色。接続完了数分、ウォームアップなしでいきなり高得点。充分にマークレビンソNo532Hを制御しています。
2.この勢いでウォッチメン4kuhdを一気観に。
ドルビーHD音声であり、アトモス音声ではないが
アップミックスのドルビーサラウンドが凄まじい。
これまで使用してきたインテグラDRC-R1は
いかに音に生気厚みが無かったか痛感してしまう。
音量でカバーする必要もなく、全てのチャンネルが
濃厚濃密な音波を放出し部屋が満たされるが、一切
うるさくない為S/N比が尋常じゃないと感じます
。どんどんボリューム上げるごとに音色が澄み渡る
のです。身体を貫く低音に机に置いた暗光式オッポ
UHDのリモコンが反応し何か光った経験は初。
以上接続3時間半の現況でした。
予期せぬ効果を追記します!
UHD bluray再生はoppo UDP205を当然HDMI音声、映像の2系統に分けている。
今回のav8805 導入で不思議な事に有機ELに接続した画質が明らかに良くなった(ブレードランナー再生)
考えられる要因はこれまで接続していたAVプリより
グランド電位が安定している為接続されたUDP205の電位も安定したとしか考えられない。
グランド電位の大切さを痛感。素晴らしい。
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2019年11月16日 14:14 [1112993-3]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
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---|---|---|
1ヶ月ほど利用しましたので多少追記します。
AV8802Aとの違いはサラウンドの表現が大分違うと記載しましたが、スピーカーの性能により大分差が出るかなという印象を受けます。
サラウンドはトールボーイタイプのPIEGAのpremium3.2を利用しているのですが、AV8802Aの時はサラウンドスピーカーはそこまで重要性を感じていなかったのですが、AV8805にしてからはスピーカーの良さが出ている感じがします。
サラウンドスピーカー、センタースピーカー、サブウーハーはAV8802A より優先的に音が出ていますし、スピーカーの性能の差が出やすいと思います。音量を上げてもうるさいと感じにくい音になりました。自然と音量が上がることが多くなりました。
購入したては、サラウンドの表現が大分変わったこともあり、それぞれのスピーカーから音は良く出るようになったけど、音の繋がりはあまり良くないなと感じていましたが、最近は大分音の繋がりが良くなったなと感じるようになりました。ただ初日に調整したバランスでは音がややズレている感じがするようになったので、再度の設定が必要になりそうです。
映画などの予め設定された音声で向上を感じるだけでなく、普通の地デジなどの利用でもサラウンドの向上を大きく感じます。2CHソースをサラウンドにする性能はかなり向上しています。ショボイ音源である地デジなどの方がAV8805にしたメリットを感じやすいです。
今の所、使うほどにアンプが馴染むのか、満足度が向上しています。買って良かったと思います。
【前回のレビュー】
マランツのAVプリアンプは8801、8802Aに続き3台目です。
8801から8802Aに交換した時もかなりの向上を感じましたが、8805も違った種類の向上を感じました。
DACチップがAK4490のまま変更がなかったこと、スペックとしては出力が増えた以外に規格対応が増えた位しかスペック差がありませんが、出てくる音はAV8802Aとは別物です。
AK4497やES9038のDACチップを採用した機器も所持していますが、AK系は空間表現力が高く音楽性のある音を出す傾向のものが多く、ES9038は迫力や解像度が高い傾向のものが多いです。
音色的にはAK系の音が好きです。
8802Aとの違いは音色もかなり違いますが、サラウンドの表現が大分変わります。
8802Aは視聴位置のやや前方に定位し、そこに音楽性のある空間を作り出すような感じだったのが、AV8805は特定の位置に定位させるというより、後方の音は後方から出し、前方の音は前方から出すと言った感じで、音の粒立ちが違うのと、まるで自分がその空間にいるかのように感じるような表現になります。
8802Aと比べると音場が広くなったというより、360度を意識するような全体的に包まれる感じでしょうか。
セリフは8802Aがやや前方に定位するため非常に聞きやすかったのと比べるとやや後方に定位している感じになります。
距離感に応じた音の出方に変わったという感じでしょうか。
バランス出力からの2CH再生に関しては音色は大分変わっていますが向上は感じます。なかなかの質は保っていると思います。
AV8805より、Audyssey MultEQ Editor(2000円強)が利用出来る用になりました。
Audysseyで設定した項目をさらに編集出来る機能です。アプリを利用しないと距離やレベルの調整ぐらいしか出来ませんが、クロスオーバーの周波数や中音域補正機能の有無をスピーカー毎に設定など色々設定出来ます。
設定ごとに名前をつけて保存できますので、使いたい時に好みの設定を反映させるのも可能です。反映させるのは数分で完了しますので、ジャンルによって使い分けも出来ます。
【アプリ設定項目】
スピーカー検出結果: スピーカーの距離(ディレイ)とレベルの確認
ルーム補正: MultEQ補正前後の周波数特性の確認
ターゲットサウンドオプション: 2種類のAudyssey MultEQターゲットカーブからお好みのカーブを選択
中音域補正: スピーカー毎の中音域補正の設定
カーブエディター: ターゲットカーブのカスタマイズ
MultEQの適用周波数: MultEQフィルターを使用する周波数帯域の調整
Audyssey設定: Audysseyのパラメーターを調節します。
AVACのイベントで数百万円のスピーカーなどの環境で体験して、進歩を感じていましたが、スピーカーの影響が大きいかなとも思いましたが、我が家でも、分かりやすく向上を体験出来ました。初日の音としてはかなり良い音が出ています。
8802Aが1ヶ月程度鳴らした辺りから、大分良さが出て来ましたので、もう暫くは様子を見ようと思います。
7.1CH(フロントハイト)ですが、十分に恩恵は受けています。地デジを見ているだけでも向上は感じられます。
1番の向上はサラウンドスピーカーからのサラウンド表現が1番向上した気がします。
AVアンプと違いナカナカ値下がりしませんので、欲しいと思った時が買い時ですね。
今の所、買い替えて良かったなと思います。
参考になった15人(再レビュー後:3人)
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2019年7月30日 14:27 [1246909-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
【デザイン】
SR7009、AV8802Aと全く同じマランツ伝統のデザイン。
他メーカーの四角いアンプよりデザインは良いが、
丸いモニターは見にくいため、終始フロントパネルは開けっ放しとなる。
【音質】
つなぐパワーアンプによっても音質がガラッと変わるが、
AV8802Aと比べると空間表現が優れている。
何より優れているのが、別売アプリのAudyssey MultEQ Editorを使った測定。
正直、AV8802AからAV8805に単純に変えた時の変化よりも、
AV8805本体のみで測定した設定を、Audyssey MultEQ Editorを使って測定した設定を反映させた時の方の変化が大きく驚いた。
【操作性】
特に問題なし。
起動時にたまにTVとの音声リンクがうまくいかない程度。
【機能性】
必要十分
【総評】
AV8805そのままでもAV8802Aからの正当な進化を感じる。
ただAV8805の真価を感じるならAudyssey MultEQ Editorは別売りだが必須のアプリと思う。(無料アプリにすればよいのに。。)
参考になった6人
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2019年5月4日 14:02 [1222346-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
連休で時間ができましたので、なにがしかのご参考になればと一筆啓上。
表題にありますように、当方、本機を映画用ではなく、音楽鑑賞用に買い求めました。ゆえにオーディオ機器としての評価のみに絞らせていただきます。
結論を先に書きますと、本機のAuro3Dによる音楽再生のクオリティは、特定の音楽ジャンルにおいては、30年以上の年月をかけ、車数台分の費用をつぎ込んだ2チャンネルステレオを、はるかに上回り、大げさに言えば、ちょっとショックを受けております。
当方、モーツァルトのレクイエムのような、合唱の入ったクラッシックを好みますので、以下、音楽ジャンル的にはかなり偏った評価となりますことをご承知おきください。
【再生環境】
7.2.7.1環境です。フロア面の7は、KEF、SWはヤマハとFostex、2層目の7はヤマハ、3層目のトップスピーカーは、Dynaudioです。
パワーアンプは、KEFにはNuprimeのステレオパワーアンプを4台、ヤマハは、ヤマハのマルチチャンネルパワーアンプ1台で賄い、トップSPはXEOというパワードSPです。
部屋は屋根裏の無いつくりの勾配天井吹き抜けで、最低の高さが2.5M、最高の高さが7Mの約25畳の変形洋室です。
【AVC-X8500Hとの比較】
購入に際し、同じく13チャンネルのAuro3Dを再生できる表記機種とショップで聴き比べをしましたが、音の品位に違いがあり、当方の目的であるクラッシック音楽再生にはこちらの方がいいと判断しました。「映画効果音再生機器」としては、Denonの方もいいかもしれませんが(8805の場合は組み合わせるパワーアンプ次第です)、「オーディオ機器」として比べれば圧倒的な差がありました。
【Dolby Atmosとの比較】
現在のSP配置は、15チャンネル分あり、Auro3DとAtmos両方に対応しています(それぞれ13chを使用します)。ただし、天井にSPを埋め込めない部屋なので、Atmosが最も推奨する「3組のトップスピーカー群」の代わりに、「3組のハイトスピーカー」設置となっております。つまり、私の部屋のSP配置はAuro3Dに最適化されているので当然かもしれませんが、両者を聞き比べると、音質と空間表現力ともにAuro3Dが勝っています。特に、Auro3Dで録音された2Lレーベルのソフト(教会録音版など)で合唱曲を聴くと、教会の上部のステンドグラスが共鳴している(かのような)臨場音の音質に決定的な差があります。また、教会の「高さ」をより感じられます。この差は、やはり頭上4Mほどの位置に備え付けたSPの有無(AtmosではこのSPは鳴らすことができない)が大きいと思います。ゆえにAuro3Dを十全に楽しむには、この頭上SPはMustだと思います。
【結論】
当方、2チャンネルシステムとしては、現在はKEFのReferenceをLuxmanのセパレートで鳴らしていますが、ジャズ、ロック、ボーカルなど、「音像の定位」が音質の重要な要素になるジャンルにおいては、2chにいまだ優位性を認めますが、室内楽、オペラ、交響曲、合唱曲のような、「音像」より「音場」の再現品位が重要な音楽ジャンルにおいては、メルセデス1台分の2chシステムより、カローラ1台分のAuro3Dの方が勝っているのではないか、という感じです。クラッシックファンの方には、「オーディオ機器」としてAVアンプを捉え、この機器が実現するAuro3Dを試してみることをお勧めします。
参考になった18人
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2018年12月26日 12:01 [1185949-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
デノンAVCX8500Hからセパレートタイプにどうしても変更したくて購入しましたが、結果は大満足でした。デノンの重厚な低音も良かったが、マランツでは2回り音場が広がり、セリフも聞きやすく、しかも迫力満点。買いかえて良かったです。さすがに物量がモロに音に反映されています。
使用機種 AVプリ AV8805
パワーアンプ MM8077
プリメインアンプ PM-10
フロントスピーカー KEFリファレンス3
センタースピーカーKEFリファレンス4
5・1・6環境で聞いています。
参考になった9人
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2018年9月18日 17:32 [1159327-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
継ぎ足し継ぎ足ししていた機材を約20年ぶりに一新しました。
すべていい方向に行きましたので、一安心です。いい機材だと思います。
旧環境は
SONY TA-DA9100ES(プリアウト)->BEHRINGER CX2310 V2->LABGRUPPEN FP10000Q->JBL K2 S5500
SONY TA-DA9100ES(プリアウト)->QSC PLD4.2->EV ELX118 と BOSE DS100FW
新環境は
AV8805->GENELEC 8351A
AV8805->BEHRINGER CX2310 V2->LABGRUPPEN FP10000Q->EV ELX118 と BOSE DS100FW
ELX118はネットワークカットし直結しています。
サブウーハー端子を使わずにバイアンプ設定でELX118を接続しています。
の比較です。サラウンド4.2環境です。
レアな環境だと思いますので、まったく参考にならないと思います。
サラウンドアンプを買ったのにサラウンドのことはよくわかりません。
ただボーカルは聞きやすくなりました。DSP周りの進化ですね。
【デザイン】
悪くはないかと思いますが、ボリュームを回した時に高級感がありません。
ヌメっと動くかカチカチ動くのが好みですが、デジタルボリュームでもなんとかなるといいですね。
運用上ほぼリモコン操作ですしラックに収納してしまうのでまあいいでしょう。
【音質】
NASからFLAC再生、PureDirectモードでの感想です。
スピーカーがスタジオモニターの為、相性的にどうかと思いましたが喧嘩せずに大丈夫でした。
弱小音も綺麗にひらいますし、解像度もそこそこ、定位もかっちり出ています。
録音に正確かといえば違う音ですが、ハイオーディオ的な音で悪くありません。
強い色付けもなく、スッキリした気持ちのいいチューニングだと思います。
ダメダメだといううわさも聞いていたので、別でDACとプリアンプ環境揃えようか考えていましたが、
問題ありません。しばらくこのまま行こうと思います。
【操作性】
おおむね良好です。
テレビ・BluRay・アンプがリモコン1ボタンで一斉に電源がつくようになりました。時代の進化ですね。
逆にすべてついた状態からテレビだけ電源を切りたい場合切れません(笑)
またiPadから操作するときは操作しやすいのですが、リモコンから操作するモニターのUIは古臭く感じます。
【機能性】
必要十分です。
【総評】
私は2ch用途でも十分使える素質はあると思いますよ。
8351A側が懐が深いところもありますが。
参考になった2人(再レビュー後:2人)
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2018年6月21日 16:05 [1136929-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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---|---|---|
シャーシはダブルでメインは銅メッキ |
デジタル系基盤 |
プリアンプ基盤とトランス |
製品発表会に参加し、メーカー試聴室(一般非公開)で体験しました。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
特にマランツ製品は個性的で、評価は大きく分かれると思います。
質感は良好。ハイエンドホームシアターに相応しい風格を感じます。
【音質】
前モデル「AV8802A」と比較試聴しました。
AV8802A も優秀でしたが、一聴してS/Nの差は歴然。様々な施策が結果として音に反映されていると思います。
マルチチャンネルプリアンプでありながら、ピュアオーディオ製品に通じる静寂の表現が可能で、消えゆく余韻のような微細な音も逃さず再現し、2chでもマルチでも、立体感や空間の広さを、より豊かに感じ取れます。
【操作性】
「Marantz 2016 AVR Remote」アプリが利用できます。
AVアンプは機能が豊富で、ネットワークオーディオ再生なども考えると、「操作=アプリ」といえ、実用充分です。
【機能性】
13.2chで、各種音声デコードフォーマット、HDMIで扱える映像信号など、全て最新です。
バランス(XLR)とアンバランス(RCA)共に15.2chプリアウト端子を搭載しています。
アプリ「Audyssey MultEQ Editor」(2,400円/税込)が利用でき、部屋固有の定在波に起因する、リスニングポイントにおける周波数特性乱れを、より詳細に調整することができます。
【総評】
マルチチャンネルAVプリアンプは製品数が少ないですが、機能面でも音質面でも最高を目指すなら、本機は最良の選択に思います。
価格帯から沢山売れる製品ではありませんが、こうした贅沢なモデルを製品化するマランツの取り組みは貴重であると思いますし、高価とは言え、これだけの中身を考えると、お買い得感は高く感じます。(20年くらい前、AVアンプは高価でしたので)
最高峰のホームシアターを望むなら、本機で決まりです。
参考になった9人
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