EOS 5D Mark IV ボディ
- 有効画素数約3040万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したハイエンドモデル。
- 映像エンジン「DIGIC 6+(プラス)」、「61点高密度レティクルAF II」など、プロ向けモデル「EOS-1D X Mark II」と同等の性能を誇る。
- 新開発ミラー振動制御システムの採用により、最高約7コマ/秒の高速連写を実現している。

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2016年11月17日 16:35 [974181-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
これまでEOS 5D MarkUを8年以上使ってきたユーザーです。
EOS 5D MarkWを買い増ししてから、
2万枚ほど撮影を実施しましたので、再レビューです。
それでは、以下レビューとなりますが、
少しでも満足度の高い出会いが出来るかのきっかけ、
またはその参考になれば幸いです。
作例は主に忠実設定・ニュートラルを使用して撮影し、
補正機能を周辺光量落ち補正とフリッカーレス機能以外、全てオフ。
現像はLightloom CC・PhotoShop CCにて実施。
使用レンズは“EF16-35mm F4L IS USM”、“EF50mm F1.2L USM”、
“EF135mm F2L USM”の3本となっております。
【デザイン】
キヤノンの一眼レフと一目で分かるデザインが、私は好きです。
撮影依頼者様から見ても、
不安感を与えない高級感のある見た目だと思います。
「良いカメラですね〜」と、よく飲食店で話しかけられる事を鑑みて、
少なくても安っぽくは見えないのは確かだと思います。
【画質】
センサーがオンチップA/Dコンバータ化されたことと、
ソニー並みの微細化プロセスを導入したことで、画質が向上しています。
ノイズの大幅な減少・ダイナミックレンジの大幅な改善はもちろん、
トーンの連なりも滑らかになりました。
まず、ノイズの粒子が小さくなったおかげで、
難なくクリーンな画像が手に入るようになりました。
少しの補正でISO12400は作品で使えるレベルの画質です。
次にダイナミックレンジは大幅な向上を遂げています。
ハイライトもシャドウも諧調に幅があり、
相当無茶な加工や補正をしてもデータが破状しません。
WBも秀逸で、出したい色が即座に出てくるというのは大変有り難いです。
色の再現性も高く、目で見た状態を的確に残してくれる能力も高いです。
雰囲気を再現するのに非常に長けているカメラだと感じます。
新たな次元に足を踏み入れつつ、
これまでのキヤノンらしい表現もちゃんと残しています。
【操作性】
扱い易く洗練された非常に優秀な操作性です。
この操作性の良さが、トップシェアを維持し続けた要因の一つかもしれません。
欲しいところに欲しいボタンがある、目をつぶっていても容易に操作できます。
この点についてだけは、他社より一歩・二歩抜きんでていると感じます。
【バッテリー】
フル充電時にライブビューを使用しなければ、
約400〜450ショット程度撮影可能です。
しかし、ライブビューやWi-Fi・GPSを併用した場合、
200〜250ショット程度しか撮れません。
この点については褒められたものではなく、
予備バッテリーを用意せざる得ないです。
【携帯性】
若干軽量化され、長時間の撮影時この軽量化の恩恵を感じます。
ただ、この項目に関してはミラーレス機には到底適いません。
目的によって使い分けることが肝要かと思われます。
【機能性】
同社フラグシップである1D系と同じAFシステムを搭載しているだけあり、
暗い場所でも一度でピントが高速かつ正確に合います。
古いレンズのAFも性能の底上げをしてくれる為、
ピント合焦速度やジャスピン率が上がることも付け加えておきます。
連射性能は秒間7コマとなっていますが、
通常の撮影では逆にこんなに連射が必要になってことはありません。
十分な数値ではないでしょうか。
シャッターフィーリングも大変静かで良く、ミラーショックもとても小さいです。
ファインダーも改良され、目の悪い私でもピントピークが容易に確認出来ます。
【液晶】
この美しく見やすい背面液晶は、これまで見た中で最上級の一つであり、
タッチスクリーンに関しても反応が良く操作性抜群です。
ライブビューの速度も飛躍的に向上しており、
ファインダーを覗いた場合の撮影と遜色ない撮影が可能です。
【ホールド感】
グリップは人によって感じ方が違うかもしれませんが、
一眼レフの中では持ち易い方だと思われます。
多少の軽量化の恩恵か、今までより疲れ難くなったように感じます。
【総評】
扱い易くよく練られた操作性、優秀なプロ仕様のAF性能、
的確なWB、過不足無い画素数、軽量化かつ剛性の上がったボディ、
美しく見やすい背面液晶、ピントピークが分かり易い高品質ファインダー、
高速なライブビュー撮影機能、撮影データの加工耐性の高さ、
ISO12800が普通に使える高感度耐性、
静かでミラーショックの少ないシャッターユニット、
持ち易いグリップ、Wi-Fi/NFC/GPS搭載、
このように細かい部分にまで手が行き届いており、
高い次元で纏まったデジタル一眼レフの一つの完成形ではないでしょうか。
一言で言えば「使い易いのにプロ仕様」、
もしくは「誰でもプロみたいに撮れる」、そんなカメラかもしれません。
このカメラでならば決して間違いは起きないという安定感と安心感は、
流石キヤノンの5Dシリーズだなと思わされます。
プロ・アマ問わずカメラマンの実力を引き出してくれる、
懐の深いカメラだとも感じます。
私のようなカメラマン4年目の若輩者ですら、
多くの方に「ありがとう」と言って貰える写真が撮れるほどのカメラですので、
これまでキヤノンユーザーであった方ならば、
買い替え・買い増しして後悔することは無いはずです。
それでは、良いカメラライフを。
- レベル
- プロ
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- 室内
- その他
参考になった109人(再レビュー後:61人)
2016年11月4日 16:56 [974181-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 3 |
携帯性 | 4 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
ISO400 F8 SS1/160 |
ISO6400 F5.6 SS1/160 |
ISO12800 F2 SS1/60 |
アンダーで撮影実施後、+3EV |
ピクチャースタイルのディテール重視使用 |
フリッカーレス+AWB(白優先) 緑被りする街灯下にて |
これまでEOS 5D MarkUを8年以上使ってきました。
このEOS 5D MarkWが願わくば、
フルサイズのマイルストーンと謳われたEOS 5D MarkUと同じように、
私を良い方向に導いてくれることを祈るばかりです。
それでは、以下レビューとなりますが、
少しでも満足度の高い出会いが出来るかのきっかけ、
またはその参考になれば幸いです。
作例は主に忠実設定・ニュートラルを使用して撮影し、
補正機能を周辺光量落ち補正とフリッカーレス機能以外、全てオフ。
現像はLightloom CC・PhotoShop CCにて実施。
使用レンズは“EF50mm F1.2L USM”となっております。
【デザイン】
この一目でEOSだと分かる曲線、手に馴染むフォルムが私は好きです。
【画質】
センサーがオンチップA/Dコンバータ化されたことと、
ソニー並みの微細化プロセスを導入したことで、
画質を大きく向上させられたと容易に想像がつきます。
ノイズの大幅な減少・ダイナミックレンジの大幅な改善を果たしています。
DRが上がったことで、
ハイライトとシャドウの中にデータがかなり残っています。
実験的にわざと過剰にアンダーで撮り、
現像時に露光を+3EV以上持ち上げても、
データの耐久度が高く描写が破状しません。
また、ノイズの粒子が小さくなったおかげで、
難なくクリーンな画像が手に入るようになりました。
カラーノイズが飛躍的に減少したことも起因していると感じます。
WBも秀逸で、出したい色が即座に出てくるというのは大変有り難いです。
AWB(白優先)の効果で、緑被りにも強くなったように感じます。
トーンの連なりも滑らかになりました。
これだけトーンに幅があると、困ることはほぼ無いのではないでしょうか。
そして、雰囲気を再現するのに非常に長けているカメラだと感じます。
色の再現性も高く、目で見た状態を的確に残してくれる能力も高いです。
ディテール重視については、
3040万画素+新型ローパス+ディテール重視+スマートシャープで、
擬似的に4000万画素程度の表現が可能かもしれません。
わりと描写が緩い“EF50mm F1.2L USM”ですら、
これくらいは可能なので“EF35mm F1.4LU USM”などを用いた場合、
作例よりも更に精細感を表現することが容易に可能かと思われます。
【操作性】
扱い易く非常によく練られた操作性です。
この操作性の良さが、トップシェアを維持し続けた要因の一つかもしれません。
欲しいところに欲しいボタンがある、目をつぶっていても容易に操作できます。
この点についてだけは、他社より一歩抜きんでていると感じます。
【バッテリー】
フル充電時にライブビューを使用しなければ、
約400ショット程度撮影可能です。
しかし、ライブビューやWi-Fi・GPSを併用した場合、
200ショット程度しか撮れません。
この点については褒められたものではなく、
予備バッテリーを用意せざる得ないです。
【携帯性】
若干軽量化され、長時間の撮影時この軽量化の恩恵を感じます。
ただ、この項目に関してはミラーレス機には到底適いません。
目的によって使い分けることが肝要かと思われます。
【機能性】
朝方5時のかなり暗い中、ピントが合うのだろうかと思っていましたが、
超高速かつ迷い無く一度で合焦しました。
EF50mm F1.2L USMのピント合焦速度は、
EOS 5D MarkWで使うとAF速度が上がるようです。
同社フラグシップである1D系と同じAFシステムを搭載しているだけあり、
その効果は歴然でした。
一度でピントが高速かつ正確に合うことの喜びは、決して小さくありません。
シャッターフィーリングも静かでかなり良いです。
ファインダーも改良され、目の悪い私でもピントピークが容易に確認出来ます。
【液晶】
この美しく見やすい背面液晶は、これまで見た中で最上級の一つであり、
タッチスクリーンに関しても反応が良く操作性抜群です。
ライブビューの速度も飛躍的に向上しています。
今までのライブビューAF速度がウィ〜ン・ピピだとすると、
シュッ・ピピという感じです。
また、シュミレーション機能が追加されたことで、
撮影時の露出や色も正確に逐次背面モニターに反映が可能です。
【ホールド感】
グリップは人によって感じ方が違うかもしれませんが、
一眼レフの中では持ち易い方だと思われます。
【総評】
カメラ歴9年半の私が思うにこれまで使用してきた機種の中で、
間違いなくナンバーワンです。
一枚のデータサイズが大きい点、
バッテリーの減りが早くなった点、背面液晶が可動式ではない点、
その3点以外特に指摘する箇所がありません。
このカメラで撮影が上手くいかないならば、
もうそれは撮影者である自分のせいだとすら感じます。
扱い易くよく練られた操作性、優秀なプロ仕様のAF性能、
的確なWB、過不足無い画素数、軽量化かつ剛性の上がったボディ、
美しく見やすい背面液晶、ピントピークが分かり易い高品質ファインダー、
高速なライブビュー撮影機能、撮影データの加工耐性の驚異的な高さ、
ISO12800が普通に使える高感度耐性、
静かでミラーショックの少ないシャッターユニット、
持ち易いグリップ、Wi-Fi/NFC/GPS搭載、
このように挙げればキリがないほど細かい部分にまで手が行き届いており、
高い次元で纏まったデジタル一眼レフの一つの完成形ではないでしょうか。
このカメラでならば「不可能を可能に出来る」と、
思わずそう思えてしまうほどのカメラです。
一言、おすすめです……っ!。
それでは、良いカメラライフを。
- レベル
- プロ
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 夜景
- 室内
- その他
参考になった48人
「EOS 5D Mark IV ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2025年8月6日 00:34 |
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2025年2月1日 20:45 |
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2024年11月8日 10:48 |
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2024年9月17日 16:10 |
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2024年9月1日 18:08 |
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2024年5月26日 20:30 |
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2024年4月3日 00:44 |
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2023年11月11日 13:43 |
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2023年11月10日 16:21 |
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2023年11月6日 14:39 |
デジタル一眼カメラ
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