SOUND WARRIOR SWD-DA20
- ハイレゾ音源(リニアPCM 44.1k〜384kHz/32bit、DSD 2.8M〜11.2MHz)の再生に対応したUSB D/Aコンバーター。
- 内蔵したサンプリングレートコンバーター(SRC)により、入力した音源データのアップサンプリングや、PCM-DSD間のリアルタイム変換が可能。
- DACには、ESS Technology製DAC IC「ES9018K2M」を採用している。
2022年11月13日 04:34 [1211532-5]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
本機はすでに手放しました。
理由は、過去レビュー通りの不満点で使い勝手が悪かったからです。
以下は過去の試用レビューとなります。
---------------------
■まえおき
趣味でUSB-DAC/ヘッドホンアンプ/PCアプリ(オーディオ関係ソフト)などの自作も手掛けています。
6〜7年ほど前に自作したUSB-DACがUSBバルク転送方式を採用しており、尚且つアップサンプリング変換とPCM/DSDフォーマットの双方向変換機能を搭載し長年自己満足で使用中、最近偶然にもネット上で同等の仕様機能をもった市販製品がいくつか存在することを知り興味をそそられました。
その中でも、TEACのUD-505が一番気になりましたが高価なので入手をあきらめて比較的安価な本製品をほぼ衝動的に購入したしだいです。
■音質
まずは、最新ファームウェアへの更新と最新USBドライバーをインストールしてから、自作のPC再生ソフトを使って適当なCD音源の楽曲をUSB入力で再生してみました。
すぐにその聴いた音にびっくりしました(何じゃぁ、こりゃ〜!?)。
非常にノイジーというか歪んだ中高音だけが目立つスカスカな音でした(ちょっと大袈裟?)。
すぐにこの原因はACアダプターにあると思い立ち、別の遊休だったスイッチング式のものに交換したら少し良くなりましたが、それでも気になるのでヘッドホンアンプ用に使用していたトランス式のものに交換したらようやくまともな音が出るようになりました。
音質の評価点はACアダプター交換後のものです。
国内のオーディオメーカーならもっとまともなACアダプターを付けて欲しいと言いたいところです。
自作ソフトからASIOコンパネを開いてみると、デフォルトがアイソクロナス転送になっていたのでバルク転送モードに変更しました。
以下の4つのモードが用意されいます。
モード1:PC低負荷、データ転送パターンA
モード2:PC低負荷、データ転送パターンB
モード3:PC高負荷、データ転送パターンA
モード4:PC高負荷、データ転送パターンB
私の印象では、
パターンAは音全体の重心が高めで高音側にエネルギー密度があり高音がキツめになりやすい。
パターンBはその逆で相対的に重心低めで低音に存在感や深みが出てきて高音の嫌な強調感もなくなる。
モード2よりモード4の方が音全体にメリハリや厚みが出るようでした。
(ただし、サッと聴いただけの印象なのであまり自信はありません)
私好みとして最終的にモード4を選択して聴きなおしてみると、全体的に明るめで明瞭感や爽やかさを特徴とした嫌味のない比較的万人受けするサウンドという印象で、長めに聴いていると爽快な気分にさせてくれそうです。
中身を開けて見たら、オペアンプは標準的なもの(5532,4560,LM4562など)を使用していて、サンプルレートコンバーターは旭化成:AK4137(自作DACと同じ)でした。
これは、搭載DACチップのES9018K2Mと合わせて非常にクセのないサウンドキャラに仕上げていると言えるかもしれませんが、ただちょっとアッサリしているとも言えるので、もっと個性豊かな濃厚なサウンドを好む人にはちょっと合わないかもしれません。
ヘッドホン出力の音も確認しましたが、ライン出力とほとんど変わらない好感のもてる音調でした。
取説に「PCMからDSD11.2MHzへ変換するとき、音源が176.4kHz未満では正しく再生できないことがある...」という注意文がありますが、私の環境では88.2kHz音源でも再生に支障はなかったです。
■良い点(音質以外)
これはやはり、アップサンプリング変換と他DAC製品にはあまりないPCM/DSDフォーマットの双方向変換を兼ね備えておりハイレゾオーディオを手軽且つ容易に堪能できることでしょう!
また、高機能なDAC製品としては比較的コンパクトなサイズで縦置きも可能なところも、設置スペース確保のメリットになっていると思います。
さらに、別売りのクロックジェネレーターユニット(SWD-CL10)を追加すれば、超高精度なクロックでより高品位な音を楽しむことができるように拡張性が用意されているところ。
■悪い/不満な点(音質以外)
1)先述の付属ACアダプアターがダメなところ。
2)アップサンプリング動作中に入力音源のサンプリングレートが変わると、自動でBYPASSモード(勝手にアップサンプリング機能がOFFされる)に切り替わってしまうところ。
異なるサンプリングレートの楽曲が複数混在したプレイリストを連続再生したいときには、余計なお節介と言わざるを得ない仕様だと思います。
ちなみに、私の自作DACシステムではそのようなときでもアップサンプリング動作は維持できますので、設計的に市販製品でもできないことはないはずで是非ともファームアップで改善していただきたいところです。
3)先述の別売りユニットによる音質向上の拡張性は良いのですが、再生音源のサンプリングレートに合わせてクロック周波数を手動で設定する仕様で、音源ごとにサンプリングレートが変わる場合はクロック周波数をいちいち手動設定しなおす必要があるのが残念であり、これを全自動化する仕組みを双方のユニットに取り入れておいて欲しかったなと思います。
それとSWD-CL10導入の注意点として、外部クロックを使用する場合はアップサンプリング機能は使えなくなることを覚悟してください。
■まとめ
高機能ながら外観デザインや操作性はシンプルで機能状態表示もわかりやすくきっちりできているので、万人に対して比較的に好感度/満足度の高く評価される製品ではないかと思います。
私個人としては、「Bulk Pet」という他のDAC製品にない目新しいユニークな技術要素を取り入れたところにも評価したいと思います。
また、さらなる音質向上のためクロックジェネレーターは気になるところです。
★追記★
いろいろ迷った挙句の果て、同シリーズのSWD-CL10OCXも導入してしまいました。
オススメ品なのでそちらのレビューも参考にしてください
参考になった6人(再レビュー後:3人)
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