SRS-3100 [SR-L300 + SRM-252S]
SRS-3100 [SR-L300 + SRM-252S]STAX
最安価格(税込):¥71,890
(前週比:±0 )
発売日:2016年 4月中旬

- 3 0%
- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
3.47 | 4.18 | -位 |
高音の音質![]() ![]() |
4.87 | 4.15 | -位 |
低音の音質![]() ![]() |
4.66 | 4.12 | -位 |
フィット感![]() ![]() |
4.00 | 4.08 | -位 |
外音遮断性![]() ![]() |
1.67 | 3.80 | -位 |
音漏れ防止![]() ![]() |
1.67 | 3.78 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
1.67 | 3.84 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
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2023年9月13日 19:49 [1755608-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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高音の音質 | 4 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 無評価 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】ご覧の通りシンプルで無駄なものがなく、厭らしさのないデザイン。
樹脂系のボディですが、それなりに剛性は確保しており、柔な感じはしません。
アンプも含めて、ツボはしっかり押さえているつくりだと思います。
なお専用プラグは保管時に曲がらないよう、キャップが付属しています。
【音質】ヘッドホンとして全体的にバランスの取れた音です。何を聴いても聴き疲れしないのが最高です。高音はそれほど抜けが良いとは思いませんが、無理なくスムーズな感じです。低音もヘッドホンにありがちなもっさり感・団子感が少ない方だと思います。もちろん妙に強調されたかのような不自然さもありません。
管弦楽曲、オペラ(もちろんDeccaの名録音)、弦楽四重奏、ピアノ独奏、チェンバロ独奏、ジャズなど聞きましたが、どれも弱点を感じさせません。
【フィット感】「重い」というコメントをいくつか見ましたが、全くそんな感じはしませんでした。横の圧は少し強いかもしれません。これは顔の大きさや形で感じ方に違いがあるかもしれません。私はこめかみのあたりに少し圧を感じましたが、不快という感じではありませんでした。
【外音遮断性】【音漏れ防止】【携帯性】は、このジャンルの製品が意図するものではありませんので、無評価とします。
【総評】この価格で、このナチュラルかつダイナミックな音質はとても魅力です。
エントリーモデルとのことですが、ヘッドホンとしては上位レベルの製品であることは間違いないと思います。
オーディオに価格は関係ないということを改めて教えてくれる製品です。
参考になった2人(再レビュー後:1人)
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2022年6月11日 03:24 [1538727-3]
満足度 | 5 |
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デザイン | 3 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 3 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
現代社会において一般的に外で見かけるヘッドホンとは一線を画した特異なデザイン。そもそもこいつはヘッドホンじゃありませんでした。
質感としては、ヘッドバンドの骨格部がプラ製でかつ全体的に作りが華奢なので、安心感がありません。しかし、そもそもSTAXは10万円以上のものを主力とするメーカーだし、静電型という製造販売に手間のかかる駆動方式をしていて国内生産品だという事を考慮すると、この価格帯で静電型を販売してくれるだけ有難いです。しかも専用アンプ付きで。
【高音の音質】
開放型なので抜けのいい中高音を期待して視聴してみたら、想像の遥か上を行ってました。いや凄い。中高音域の解像度は10万円オーバーのダイナミック型よりも高いし、それでいて破擦音も全く刺さる感じがしない。非常に満足しています。
オーケストラなんかでは空気感が伝わってきます。
アニソンにも割と合う方かと思います。TagoのT3-01はボーカルを中心に据えて他の音をいい感じに引き算をしていって解像感はそのままに上品にまとめあげるイメージですが、本機種はにかく中高音をフラットに解像感・分離感をハイレベルに保ったまま音が出てくる感じです。
あくまで数値上ですが、海外のレビューサイト「RITINGS」の測定によると中域の周波数特性が極めて優れているようです。https://www.rtings.com/headphones/reviews/stax/sr-l300
ダイナミック型でいったら20万、30万円級ですかね。平面磁界型のAnandaにも勝ります。
【低音の音質】
開放型なので低音スカスカかと思いきや、中低域以上の量感はかなりあります。イヤースピーカーですからね?そこらの密閉ヘンドホンなんかと比べても低域の量は変わらないと思います。
あと、100hz以下の重低音は行方不明です。中高音が素晴らしい代償だと思って諦めてください。
そもそも4万円のヘッドホ…イヤースピーカーですからね?この価格帯でこれ以上バランス良く綺麗に中高音が鳴らせるモノは無いので!
追記:L700mk2用のイヤーパッド及びアークAssyに交換したところ、30hzの重低音までしっかり出るようになりました。より分厚いパッドに交換した事でイヤカップ内の容積が増え、アークAssy交換で側頭部への密着度が上がった事が要因かと思われます。ただし「低音がしっかり出るようになった」とはいえ、ダイナミック型の腹の底から感じるような重低音サウンドは出ないですね。
【音場】
音像定位は抜群にいいです。
音場は小さめですが、開放型の中でもトップクラスに開放的で、篭もりや濁りが絶無。息苦しさを全く感じない。
パッド交換・アークAssy交換で音場が若干広がります。
【フィット感】
ここは割と不満点です。
イヤーパッドが薄いせいか、中のスピーカー部分に耳の端っこが当たります。L500やL700はそういった問題がないので、L300のパッドが薄いのでしょう。500や700のパッドに交換出来るようなので、今後不快に感じる事があれば交換します。500の方は8000円くらいで交換できるので学生でも充分手が届く範囲でしょう。
追記:パッド交換・アークAssyを上位グレードのものと交換したところ、劇的に改善できました。耳介問題が解決でき、側圧が緩くなり一日中付けられるほど良くなりました。軽くて、頭頂部に負担がかからず、側圧が緩く、理想的な装着感になりました。L300純正アークAssyでは後頭部側の耳下に隙間が出来てしま居ますが、それが改善されました。
【外音遮断性】
遮音性は0です!
逆に考えましょう。音楽を聴いている時、家族に呼ばれても無視してしまうリスクは限りなく低いです。
家族間の人間関係は一時聴く音楽より大切ですよ。
【音漏れ防止】
何を聴いているか、隣に座っている人には丸わかりです。
個室で聞く分には他の部屋に漏れるという事はないでしょう。夜、同居人に迷惑になるので据え置き型のスピーカーを運用できないといったシーンには対応出来ます。
【携帯性】
音漏れしまくりのイヤースピーカーを携帯するシチュエーションて…?
知り合いなどと開く試聴会に持っていくなら、1度箱に入れて持ち運びましょう。安ヘッドホンのように適当にリュックに入れたりしたら100%壊れます。アンプと電源コード、接続用のケーブルを忘れずに。
【総評】
重低音を除けば非常にバランス良く綺麗に鳴ってくれる家専イヤースピーカーシステム。
中高音を綺麗な音で聴きたいという人にはドンピシャかと。
自分は好みに合ったので何れ上位機種L500mk2を購入予定。
気になる方は是非視聴をオススメします。
大体の店は店員に声掛けなければ視聴できないようになっているかと思いますがね。その際には、遮音性無いので静かな所で視聴させてくれと頼むこと。
本セット付属のヘッドホ…イヤースピーカーSRL300の実売価格は4万円弱、それを踏まえた上で聴くと驚異的な音質を実現している事が分かるはず。
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2022年3月27日 21:52 [1565023-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 3 |
音漏れ防止 | 3 |
携帯性 | 3 |
【デザイン】
何といっても不細工、常識はずれのスタイルだが、おそらく、この長方形の形が静電気で振動膜を動かすのに都合が良いのではないか。そう思うと、ちょっとばかし変わった形でも我慢できるというものである。丸形のモデルは、超高価格である。
【高音の音質】
もともとAKG K812というリファレンスモデルを使っていたが、この最安モデルの方がずっとクリアである。楽器そのものの独自の音がリアルに再現されている。昔の録音は昔の録音なりの音で再現され、現代の録音は、その録音された音がそのまま出てくる。きわめてストレートな表現をする。
【低音の音質】
低音もきわめてリアルである。ピアノであれば、最低音の鍵盤が出す音は、硬鋼線の弦に巻いた銅線が振動しているさまを見ているような感じがする。どの楽器の音を聴いても、この楽器はこんなに素晴らしい音を出すのかと再発見することになる。
【フィット感】
1時間くらいなら、苦にならないので、普通かと思う。オーバーヘッドホンより、密閉度が低いので、装着感は少ないと思う。カナル型イヤホンもそれなりに周囲に気を使ったりしなければならず違和感があり、同等と思われる。
【外音遮断性】
なし
【音漏れ防止】
なし
【携帯性】
なし(振動体がデリケートなので、携帯は注意が必要)
【総評】
あまりに素晴らしい音である。発音の原理が違うことで、こうまで違うのかと思わせる。なぜこれほどの高性能のヘッドホンがマーケットを席巻していないのが不思議である。ネットで調べてみると、急激な円高で経営不振に陥った時期があり、10年ほど前から中国企業と資本提携してから、再び元気を取り戻したらしい。
さて、肝心の音だが、普段聴いているクラシック音楽で話をすれば、器楽曲から大編成の交響曲まで見事に再現する。 クラシックの交響曲と言えば、オーディオに相当の投資しても、ダイナミックレンジがあまりに大きいために、ピアニッシモを聴けるようにボリュームを合わせると、フォルテッシモで爆音となり、うるさくて聴けない。逆に、フォルテッシモで丁度良い音量に合わせると、ピアニッシモで、さっぱり聞こえなくなる。 そうしたことが、このヘッドホンではならない。大丈夫である。
どんな小さく、繊細な音でもはっきり聞こえるし、オーケストラがトッティー(全奏)するフォルテッシモでもすべての楽器を聴き分けることができる。
レオンハルトが弾く、バッハの「フーガの技法」のチェンバロの音は、こんな音だったのかと再発見する。フーガの旋律が絡み合っても混じることが全くない。小澤征爾のマーラーの交響曲第1番「巨人」を聴くと、まるでコンサートホールに座っているようだ。加藤訓子のマリンバ、これもこんな音だったのと驚くほど、魅力的な音である。
もしよろしかったら、オーディオ遍歴などを含めブログにあれこれ書いていますので、見ていただければ幸いです。
https://brasileiro365.com/2022/03/27/stax%e3%80%80%e9%a9%9a%e3%81%8d%e3%81%ae%e9%ab%98%e9%9f%b3%e8%b3%aa%ef%bc%81%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%bc%e3%83%bb%e3%82%b9%e3%83%94%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%81%a8%e7%a7%b0%e3%81%99/
おしまい
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2021年12月22日 19:05 [1531113-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 3 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
古風なデザインで私は好きです。
【高音の音質】
とても良い
【低音の音質】
とても良い
【フィット感】
長時間着けても痛くはなりませんが、もっと心地よい装着感のヘッドホンはいくらでもあります。
【外音遮断性】
無評価
【音漏れ防止】
無評価
【携帯性】
無評価
【総評】
これまで、M1ST、Z1000、HD598、HD600、HD650、AH-D5200、WOOD02、
CD900ST、K701、ATH-R70X
これらの3万円〜6万円のヘッドホンは色々試してきましたが、しばらくはSTAXに落ち着けそうです。
例えばHD650は低音がボワボワ、高音シャキシャキという感じでしたが、
こちらは全体的に音がテキパキ伝わる感じです。
温かみのある音(=低中音ボワボワ)だとか、
透き通る音(=音がスカスカ、サ行が突き刺さる)だとか、
そのような次元ではありません。
ゼロから100までの音が真面目に全て伝わってきます。
どうやら私はモニターライクな音が好きなようです。
HD600、M1ST、ATH-R70Xが好きだという方は、
このSTAXを試してみる価値がありそうです。
BOSEのように低音ボワボワ、オーディオテクニカ(R70Xは除く)のように
スカスカな音が好みの方はSTAXは合わないかもしれません。
- 主な用途
- 音楽
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2020年7月19日 00:00 [1349028-2]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 1 |
音漏れ防止 | 1 |
携帯性 | 1 |
【デザイン】好みもあるが可もなく不可もなく
【高音の音質】コンデンサーの良さがよく出ている
【低音の音質】よく出ているがもう少ししまりが欲しいような感じ
【フィット感】耳全体を包むため痛くならずしっかりフィット
【外音遮断性】なし
【音漏れ防止】なし イヤースピーカーそのもの
【携帯性】向かないと思う
【総評】コンデンサーヘッドホンの良さは充分出ていると思う
環境:WAVファイルをPCからFOSTEX HP−A3を使用
音楽ソース(録音時)品質の違いがわかってしまう、困った否すごい
是非他のDACも使ってみたくなりました
DACが変われば上記の音質コメントが変わるかもしれません
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2020年1月16日 00:09 [1292577-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 1 |
音漏れ防止 | 1 |
携帯性 | 1 |
表題の通り、本システムは販売価格(7万弱)に見合う、充分な音質を備えた優秀モデルです。
一般的なダイナミック型ヘッドフォンと価格対比で評価するなら、本機はヘッドフォン本体(イヤースピーカー)だけ見れば4万ほどですが、STAXの場合は専用ドライバー(アンプ)が必須なので、システム全体の価格で比較すべきでしょう。ということで、公平を期すなら本機のシステム総額と同等の、7万程度のヘッドフォンと比べるべきかと思います。
ということで、その7万クラスのダイナミック型ヘッドフォンと比べると、本機はそれらのハイクラス・モデルとも充分渡り合える内容を持っており、むしろ場合によってはワンクラス上と同等と評価する人もいるでしょう。
ここまで高評価しておいて総合評価は4点なのですが、これはあくまでも「コンデンサ型ヘッドフォン」という点を踏まえてのものです。
STAXの他モデルを含め、コンデンサ型モデルはどうしても高額にならざるを得ません。一般的な「普通の人」が手を出せる価格帯からは外れるのが実際のところでしょう。ヘッドフォン・システムのために数十万という金額を払える人と言うのは、筋金入りのオーディオマニアでなければ無理というものです。
そんな中、エントリーモデルとは言え、システム総額で10万を大きく下回る価格の本機なら、マニアでなくても「普通の人」が辛うじて「大人の小遣い」の範囲内で手にすることの出来る唯一のモデルであり、STAXが「コンデンサ型におけるリーディング企業」としての責任を果たすために企画された製品ではないかと思います。
実際、コンデンサ型のヘッドフォンでなければ聴くことの出来ない音の片鱗は本機でも確かに感じられ、入門機としての役割は充分に果たしていると言えます。
ただ当然ですが、本機でコンデンサ型の持つ魅力が全て分かるという訳には行きません。
欲を言えば、本機より2ランクほど上のモデルを使って初めてコンデンサ型の本当の凄さが分かるのではないかと思います。
この「コンデンサ型ヘッドフォン」としての評価を含めてしまうと、総合評価は1点減の「4点」とせざるを得ないということです。
もちろん、上位モデルとは価格が全然違って本機は圧倒的に安いのですから、この低価格までを加味すれば堂々と5点満点を付けても良い訳ですが、以下に書くように、やはり将来的に上位モデルに移行していくことを考える人が多くなるだろうということを踏まえると、とりあえず本機に対しては厳しめの4点が相応しいという気がします。
とにかく、少し貶すような書き方になりましたが、それでも本モデルの優秀さは誰にも否定できないでしょう。
中でも音の純度は秀逸で、「音の純度が高い」と評される他のヘッドフォンを聴いた後で本機を聴くと、その差はかなりはっきりと知覚できます。従来の一般的なヘッドフォンにおける「音の澄み具合」をガラスの透明度で例えるなら「ソーダガラス」、本機なら「クリスタル」といったところでしょうか。透明樹脂で例えるなら、一般的なヘッドフォンで「ポリエチレン」、本機なら「アクリル」という感じです。
まさに、一切のくすみが取り除かれた、純粋な混じりけのない「真の無色透明」という感覚が味わえます。
特に、録音状態の良い音源で聴くと、その音の質的な違い(差)が、より明瞭に分かるようになります。
これだけの内容が、最低グレードである入門クラスの本機で実現できているということが素晴らしい訳です。当然、上位モデルになれば、更に一段と音の「質感」が増していくわけですから、コンデンサ型ヘッドフォンの持つ潜在能力の高さ、底なしの奥深さが実感できるというものです。
更に言えば、ここがまた上手いブランディングという感じですが、入門クラスの本機で、これだけの高品位な音を聴かされてしまうと、否応なしに「最低グレードでこの音なら、もっと上のモデルになれば、一体どんな凄い音の世界を見せてくれるのだろうか」という強い好奇心が湧いてくるわけです。
即ち、最初は「コンデンサ型の音をちょっと聴いてみてやろう」と言った程度の軽い気持ちで購入した客を、自然と「もっと上のモデルの音を聴いてみたい」という気にさせるように仕上げられているわけです。コンデンサ型ヘッドフォンの「沼」に引き込む罠が仕掛けられているんですね(笑)
コンデンサ型ヘッドフォンにそこまで強い興味や関心がなかった人に、「無意識のうちに」そこから抜け出せなくなるよう、自然とステップアップせざるを得ないように仕向けている。
実に上手い遣り口だと思います。
以上の通り、本モデルは入門モデルとは言え、決していい加減な手抜きや過剰なコストカットで作られてはおらず、キチンと「上位モデルへの橋渡し」の役割を果たしているわけです。
ということで、これは価格を考えれば実に良く考え抜かれた、侮れない実力のある逸品と評することが出来るでしょう。
コンデンサ型ヘッドフォンの音に興味がある人なら、いきなり数十万も投資しなくても、まず最初は本機から始めるのが良いでしょう。
ただし、一旦この音を聴いてしまうと、もっと高額の上級モデルが気になって仕方なくなること請け合いです。
本機を購入する人は、この後、コンデンサ型の沼に嵌り、財布から諭吉さんが十枚単位で逃げていくことになる可能性が高いという覚悟を持った上で臨んだ方が良いでしょう(笑)
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2019年12月12日 16:04 [1111097-3]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
就職した頃(何十年前)にSR-X MK3を聴いていました。当時会社寮住まいでスピーカーを使用できない環境でしたのでスタックスのコンデンサー型の素晴らしい音でオーディオを楽しんでいました。会社勤め中は遠ざかっていましたが退職後オーディオ熱がでてきましてPCオーディオ、ハイレゾに興味が湧きハイレゾ対応ヘッドフォンなども購入しましたが、STAXの音がどうしても聞きたくなり、入門用の本機種を購入しました。
SR-Xはモニター的な音でしたが、本機種はどちらかというと音場の雰囲気とか空気感のようなものが素晴らしいと感じます。どちらかというと高域が控え目な疲れない音ですが繊細で透明感のあるコンデンサー型の音が聞こえます。
(家電店で上位機種は視聴しましたがやはり音が滑らかで艶みたいな感じは素晴らしかったです。)
使用感ですが、フィット感、重さ、素材高級感などもっと良くして頂きたいと(頭の大き目な私には)感じます。
スタックス社のアフターケア体制は昔から素晴らしく感じています。コンデンサー型はエッジ劣化が無いといわれていますので長期使用には安心です。音質面以外でもコスパが非常に高いと思います。
【追加】
現在は就寝前にハイレゾ曲、CDからのリッピング曲をポータブルHDD接続でNS−6130からRCAケーブル(モガミ2534)接続で聴いています。STAXの音質は至福の音質です。20代に憧れがれのSTAXの音を聴いてからもう60代後半です。私のオーディオの基準の音はSTAXのコンデンサー型だったと思います。私の聴覚では原音再生(録音情報の再現)ではこれ以上は必要ないと思っています。
【追加2】
最近のDACチップに興味を持ち、ESS社の9038Q2Mチップ搭載のDACを購入し、同軸ケーブルでNAPからDACへ入力していますが、SNと解像度がかなり良くなったので驚きました。ハイレゾ曲が圧倒的に良く聴こえます。やはりデジタル関係は新しい機種が良いみたいです。
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2016年10月1日 00:50 [964908-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 2 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
前から一度聴いてみたかったSTAXのヘッドホン、ベースモデルですが今聴いています。
・・シンバルの余韻がキレイ、ベースの輪郭が見えるよう、ピアノの弦が共振しているのが分かる、シュワルツコップが目の前に立っている。・・なんて言ってもしょうがないので止めます。だってそう聴こうと思えば高級機はどれもそういう表現が出来ちゃいますから。
これは特別変わった音を出すわけでもありませんし普通の音です。
魅力的な音色やすごい解像感を期待すると別に何てこと無い音です。
ですが、それがどれほど根本的で特異な事かを以下に書いてみようと思います。
私は昔から(「時計仕掛けのオレンジ」にSTAXとおぼしきスピーカーが出て来た頃から)、STAXの独特なプロダクツに憧れがありました。
これまで使った事はなかったのですが、買いやすい値段で出て来たのでコイツを買ってみましたが、ヘッドホンとは何ぞやと改めて考えさせられています。
どこかで何かの音が発生して耳に届く。これが聴こえるということです。
そしてどんなに優れた音響機器であっても耳にとっては異物です。
特にヘッドホンは耳の直近に置くものですから、それが音と鼓膜の間で異物となってしまうか否か。大げさですがそんな考えが浮かんで来ます。
このヘッドホンで聴いていると、エアコンの音も犬の鳴き声も冷蔵庫の音も聞こえますし同じように音楽が耳に入って来ます。
開放型なので当然だとしてもかなり極端です。
試しに何か曲を聴きながら、このヘッドホンの両側に手のひらを近付けて行きす。
音が変わって行きます。
今度はヘッドホンを外して両耳に手のひらを近付けてみます。
同様に音が変わります。
周囲の暗騒音の聞こえ方が手のひらによって変わることを体験できる訳ですが、更に耳を手のひらで塞いでしまうといわゆる貝の耳になります。自分の耳の雑音や心臓の音が聴こえ始めだんだん落ち着かなくなります。無響室に入った様な状態です。
ここでひとつ気付きます。STAXは、現実の音と鼓膜の間に薄い膜を張って振動させている、ただそれだけのものでした。
現実音と同様の平面波の音楽が現実音の一部として鼓膜に到達すると、現実音との境い目があいまいになります。脳がそう感じます。
一人デスクワークをしている時など、他の密閉型や耳に突っ込むタイプだとすぐに頭が痛くなるのにSTAXで聴いているとかなり長い時間聴いていられます。それが不思議でしたが、再生音が現実音に近く、特にその時疲れる曲も掛けていなかったので疲れないのは当然のことでした。
考えてみれば現実の音に「疲れる音」というものはありません。現実音は美しいもヘチマもなく、うるさい音だとか汚い音が聴こえた時はその音を発生させた現象が起きただけであって、例えば暗騒音に対して「好みの音色では無いなぁ」等と言うことは出来ません。
何だか、このSTAXも、好み云々の向こう側の世界に行ってしまっているような気がします。
この製品を褒めるのは難しいです。
ギターの輝き、ベースの圧力、空間の見事さ云々、分かりやすい表現が出来れば良いのですが、そういう表現をすればするほど録音内容を褒めていることにすり替わってしまいます。
もしかするとSTAXの凄さが分かって昔から愛用している方々も、これをどう褒めて良いのか分からないのではないでしょうか。と言うより、ただ長いこと使い続けている内に、とっくに機器が消えてしまっているのかも知れません。
音と鼓膜の間で、空中にただ置かれた薄膜であればほとんど異物感は感じません。虫かごのような箱を両耳に掛け、平べったくて重いコードをぶら下げている姿は異物感たっぷりですが、音はとても楽です。
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2016年5月6日 01:39 [928204-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
個人的にはカチッとした解像感のあるヘッドホンやイヤホンが好きで、t5p、IE800などを持ってます。
さてこのヘッドホン、STAXの中では価格的にかなりお安いとこになります。
でもコストパフォーマンスはかなり良いのでは?と思います。イヤースピーカーという書き方が納得できます。音場もかなり広くて開放的です、当たり前ですが。
ヘッドホンとしてのかけ心地は、個人的にはもう少し側圧が低くてもいいかあぁと思います。
低音を心配する方もいらっしゃるかもですが、杞憂です。量感はあります。
デザイン気にならない、据置で聴くという方にはおすすめです。実売価格6万半ばの音質ではないですね。
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(イヤホン・ヘッドホン)
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