UD-301-SP-S [シルバー]
- デュアルモノラル構成のオーディオ回路を搭載し、USBオーディオ入力が可能なD/Aコンバーター。
- DSD 5.6MHzやPCM 192kHz/32bitのハイレゾ音源に対応し、アシンクロナスモードのUSB入力や最大192kHzへのアップコンバートが可能。
- D/AコンバーターにはBurrBrown「PCM1795」を左右独立で搭載し、Hi-Fi機器専用に設計されたオペアンプ「MUSES8920」も左右専用に1基ずつ使用。

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2020年10月7日 01:27 [1346077-3]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
■まえおき
ポータブルプレーヤーでバーブラウンのDACチップ搭載した機種を入手してその音を聴くと、オーディオらしい音に懐かしさが蘇ってきた。
そこで、今は稀少になったバーブラウンDACチップ搭載の据え置き機も物色していたところ、「逸品館」(AIRBOWブランド)の「UD301 Spetial」が気になった。
AIRBOW公式サイトにあった試聴ビデオの音を聴いてますます興味がわいてきた。
これは、サイトの情報によると本機(TEAC UD-301)をベースに実装部品等を独自にカスタマイズして音質改善(強化)をしたというような代物で、特にPCからのUSB転送がオーディオ用のアイソクロナス転送でなく、上位機種(UD-505)と同じバルク転送(「Bulk Pet」と呼ぶ方式)対応しているというサイト表記が気になった。
その訳は、私自身が自作するDAC機器もUSBバルク転送を使用した物だったから興味がわいたわけ。
しかし、本来はオリジナルのUD-301がアイソクロナス転送しか対応していないはずなので、いくらカスタマイズと言ってもバルク転送対応に変更するのは技術的に困難でメーカーの支援がないとできないことであり、疑問に思って「逸品館」に問い合わせたところ、案の定サイト表記の誤りであるという回答だった。
それで、一気にその「UD301 Spetial」への興味がさめてしまって、よりコスパのありそうなオリジナルの本機を購入するに至った。
■良い点
本機の音は私の期待を裏切らないものだった。
最近主流の旭化成(AKM)やESS社のハイエンドDACの音がデジタル性能追及重視で、オーディオらしくない精巧に機械加工された無機質でクールな音質傾向に進んでいるようで少々嫌気がさしてきたところ、このバーブラウンDACはチップは古く他社最新チップに比べスペックは劣るところがあるものの、ジャズなど生演奏の音を聴いているような新鮮さと何か忘れかけていたものを取り戻したように感じた。
やっぱりオーディオはこういう音のほうが楽しいという印象である。
■悪い点(1点だけ)
同軸デジタルまたは光デジタルを入力として選択時に、以下のタイミングでクリックノイズを抑えるためのミュート処理が最悪なところ。
・停止状態の表示されているサンプリング周波数と違うサンプリング周波数の楽曲の再生を開始するタイミング
・サンプリング周波数やフォーマット(PCM/DSD)の異なる楽曲データを連続して再生して、曲が切り替わるタイミング
この場合、ミュートすることは必然的意味あることだが、ミュート解除がフェードイン動作して、しかもそれが長目(3秒以上)なので完全に曲の頭が切れて再生される。
これは、国内有名オーディオメーカーらしからぬ最悪な処理の仕方である。
私は、本機購入のかなり以前に生産終了した同機種の旧版(型番末尾に「SP」が付かない)を購入使用したことがあるが、そのときは上記の曲の切替時はリレースイッチによるミュート処理でフェードイン動作はなかった記憶がある。
リレースイッチがON/OFFするたびに独特の「カチン」という音がうるさくユーザー不評で、それを回避するために本機新版で処理の仕方を変更したのだろうか?
だとしたら、私には改善というより改悪しているとしか思えず、曲の頭切れするよりリレースイッチの切換音の方が断然マシだと思うのだが。
★なぜか?★
入力としてUSBを選択時には、上記ミュート処理はなく音源の再生開始と同時に音が出る。
SPDIF(同軸/光)入力時だけ、上記ミュート処理することの意味が不明?
これは仕様なのか?
上記点以外は特に不満はない。
■まとめ
上記通り久しぶりにバーブラウンDACの音を聴いて感動した。
(私にとってデジタルオーディオの原点回帰のような気がした)
上記の最悪点さえなければ文句なしだった思うほどに残念!
★TEACに一言
もしできるなら、上記最悪点をファームウェアアップデート対応で改修してもらいたい。
本機の後面パネルにメンテナンス用と思われるUSBポート?があるので、それで対応できそうな気がするのだが。
★「逸品館」(AIRBOWブランド)に一言
冒頭に記したサイト情報に誤りを認めつつ、未だに情報が修正されずにいる。
ユーザーに誤解を招くことなのに放置するのはいかがなものかと?
このままでは消費者の信頼をなくすことになるが、まじめに売る気がないのだろうか?!
それとも消費者を舐めているのだろうか?!
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2020年4月30日 01:40 [1322291-2]
満足度 | 3 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
音質 | 3 |
操作性 | 無評価 |
機能性 | 無評価 |
他の方も書いてましたが、あまりお金をかけずに単体DACメインでそこそこのクオリティを考えると消去法でここにたどり着く気がします。
接続はRCA固定での評価です。
私の所有する他の製品との比較になりますので少しシビアなレビューとなります。
ヤマハのA-S801を3月に購入、他社のUSBDACの音でどれだけ音質が変わる変わるか気になり中古で買ってみました。
A-S801のDACは、es9010k2mで2ch仕様、1チップを搭載。
一方、UD-301はPCM1795、こちらは4ch仕様のDACで贅沢にも2チップをデュアルモノラルで搭載。オペアンプ、電源など物量だけを見ると明らかにUD-301のほうが良さげですが、音質は正直五分五分と言ったところです。
UD-301は滑らかでアナログ的なやさしい音で細かな音もよく出て良いDACですが、A-S801の内臓DACよりスケールが小さく奥行や広がりが今一つよくありませんでした。
アップサンプリングは高音域の伸びて耳障りがさらに滑らかになります。96khzのハイレゾ音源のアップサンプリングはけっこうよかったです。
他社の同価格帯と差別化を図るとこのような製品になったとは思いますが、デュアルモノラル構成などカタログスペックに似合った期待値ほどの音が出せていないのが正直な印象です。
最近のDACチップは凄く性能が良いと思うので、正直DACは1チップでいいのでコストを下げるか、逆に他部品にコストをかけたほうがもっといい製品になったのでは?と感じました。他社なら価格が倍近い製品でも1チップ構成だと思います。
純粋にこの価格帯の製品として評価すべき音質です。
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2020年2月2日 07:57 [1285471-4]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
Windows10 intel Core i7-7700HQ、メモリ 16GB の PC で使用しています。
ネット上の他のレビューにもありますが、たまに音飛びがします。
色々調べたのですが、usbオーディオでは有りがちな事象の様です。
再生中の負荷状況ですが、CPU使用率は 8%を出る事は無く、メモリ使用率は 16% 程度ですので、音飛びがマシン負荷の為では無い事は明白です。
どうも、ブラウザでのページ切り替えや、IMEでの変換切り替え時等に頻発する様ですので、システムの割り込み処理が原因だと思っています。
何もしていない時でも音飛びが発生しますが、これはウィルス対策ソフトを停止することで軽減する印象です。
ウィルス対策ソフトも、システムの割り込み処理を多用するのでは無いでしょうか。
サエクコマース社によってHi-Fi専用に設計されたUSBケーブル付きのSPバージョンを購入したのですが、それでも音飛びは発生します。
逆に考えると、teacがSPバージョンを発売したのは、音飛びのクレームが多かったので、機器側の問題では無いという事を主張したかったからかも知れません。(これは完全な想像です。)
また、usb はデータ転送に失敗した場合の誤り訂正があるのです。
データファイル転送時に誤りがあった場合、再送信する事で正しいデータを送る事が出来るのですが、音声の様なリアルタイムのデータ転送では、誤り訂正によるデータ再送信が音飛びの原因になっているのかも知れません。
データを再送されても再生時には間に合わないのでは無いでしょうか。
PC からの usb 接続で HiFi を目指すなら、再生ソフト側と usb オーディオ機器側で大きめのバッファを用意する必要が有る様に思います。
Bluetooth 接続でのイヤホンの音楽再生では、再生開始時の欠落は避けられない様ですが、再生中の音飛びは電波干渉以外は発生しないので、usbでの音楽再生でのデータ送信もBluetooth通信に習えばいいのではなかいと考えています。
参考になった7人(再レビュー後:4人)
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2020年1月4日 10:30 [1289400-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 3 |
機能性 | 3 |
【デザイン】
小さくて机上に置いても邪魔になりません
【音質】
最新DAC積んだ機器と比べれば解像感は劣りますが、パソコンで作業しながら聴くには十分に高音質です。当然ニアフィールドでタイトな音場です。
【操作性】
アプリはfoober2000のDSDアップコンバートをUSB経由で聴いていますが、全く問題なく安定しています。
【機能性】
入力信号は表示された方が良かった気がします。
【総評】
購買当時で4万くらいでしたか。
値段を考えれば十分な音だと思います。
机上に置いてる位なので当然スピーカーも小さいQUADの物で聴いていますが、いい音です。
ヘッドホンはゼンハイザー使っていますが特に問題もなく満足しています。
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2019年7月5日 21:34 [1240613-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 4 |
今までPCにアクティブスピーカーをオンボードに直つなぎしておりましたが、故障の為別のスピーカーを探しておりましたが、
十年程度前のBeolab8000がとても程度の良い状態で入手出来たので、それならばPCの中の音楽を良い環境で聴こうと思い、
ネットを徘徊し使っている人の感想があったのでこちらのD/Aコンバーターを購入しました。
狭い個人の部屋ですが、スピーカー間を2.5mくらいとりfoobar2000を使い聴いております。
パワーにも余裕がある感じで部屋が音楽で満たされる感じです。低音もちょうど良く出ており中高音まんべんなくクリアに出ている印象です。スピーカーにもよるのかもしれませんがとくに欠点はないです。
デスクに乗っけていますが奥行きが取られます。後ろを若干スペースを開け全体で30cm取っています。ダイヤルが手を伸ばしてすぐ調整したかったので個人的には気にならないです。
画像で見るよりも小さい印象でしょうか。メタル筐体で高級感のある質感です。ボリュームダイヤルもちょうどよい抵抗感があります。
電源ボタン類も仕上げが良いです。青く光るのが最高にカッコいいですね。とくにヘッドホンは使わないのですが、ステレオ標準プラグなのでミニステレオプラグのヘッドホンには変換アダプタが必要です。
ときには3万切る時もあるので非常にコスパに優れた商品です。
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2019年5月25日 18:58 [1229588-1]
満足度 | 4 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 3 |
サウンドカードを差せない小型PCからの音声を向上させる為の一手段として購入。
実売3万円にしては概ね評判どうりの良い音質。
ただ、USB接続時の音声信号を受けてから音が出るまでのラグ(極僅かな頭切れ)は、やはり発生しますね。外付け機器の宿命なのか・・・
質感、見た目はまあ満足。
ボリュームノブがかなり安っぽいですが、使わないので気にしないことにします。
一番の不満は本体ではなく、メーカー謹製ソフトのHR AudioPlayer。これはいけません、音質以前の問題。
シームレス再生させることが出来ず、曲間に音飛びが発生するか、次曲のバッファリングの際、曲が途切れます。
「PC」の周辺機器としては今一つ。
「音楽」を楽しむだけなら、良い選択だと思いました。
参考になった2人
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2018年12月5日 13:08 [1179949-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
本製品の機能は多くの方々がレビューされているので、割愛させていただき、他の方々が述べられてないことを書きたいと思う。
当方では既に同社アンプAX-501を購入して、レコード再生用フォノイコライザーと接続、FMチューナーと接続、CDプレーヤーと接続しており、RCA入力は満杯だった、BDプレーヤーも接続したいのだが、残るはXLRバランス入力のみだった。
XLR入力対応セレクターを探すと、本製品に行き当り、購入することになった。AET社製XLRバランスケーブルも購入しアンプと本製品を接続した。CDプレーヤーは同軸ケーブル接続したのでRCA入力に一つ空きができ、再生音も改善されて喜んでいた。しかし、新たに購入したBDプレーヤーにはRCA出力端子は無く、HDMI出力端子のみだ。困った末、HDMIオーディオ分離器を購入し、光ケーブルで本製品と接続した。
しばらくはその組み合わせで、アップサンプリングを色々変えたりして音の変化を楽しんでいたが、ある日、当地でも地元AM放送がFM放送でも受信可能となった。しかし、使用中の古いFMチューナーはワイドFMに対応しておらず、聞くことが出来ない。ワイドFM対応チューナーの購入を検討すると、同社のPD-301が最適と判断し購入した。
CDプレーヤー付きで、FM音声が何と同軸デジタル出力可能なのには驚いた。FMチューナーがデジタル出力できるのはA社の超高級機のみだと思っていたので。本製品と同軸ケーブル接続して出てきた音には、本当に驚かされた。FM臭さが無く、かつての衛星PCM音声のような高品質な音だ。アップサンプリングすると更に向上する。付属のCDプレーヤーの音質も前機よりもよくなっている。古いCDプレーヤーの出番は無くなった。そのような音質向上を実感させてくれるのは、本製品の優秀さの表れだと思う。
音質とは関係ないが、アンプもCDプレーヤーも本製品も30分無信号が続くと電源がOFFになるように出来るので、就寝時大変便利だ。
唯一気になるのは、USB-DACにしては発熱量が多いことだ。アンプよりも暖かくなる。デジタルアンプと比較するからそう感じるのかもしれないが。
本製品の使用で色々楽しめて、購入して本当に良かったと思う。
参考になった3人(再レビュー後:3人)
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2018年8月15日 20:58 [1103968-4]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 4 |
長く使用していたCDプレイヤーが老朽化による読み取り不全となり、昨年お釈迦。
以降、所有のCD約1500枚は全て非圧縮リニアでパソコン(iMac)に取り込み、
オーディオ・プレイヤー・アプリで再生し、パソコンのヘッドフォン出力からアンプへ接続していた。
という事で、44.1kHz/16bit のリニアPCM再生が基本。
ハイレゾ音源でも ほぼ 96kHz/32bit までしか聴かない。
そうなると、サンプリング周波数が192kHz以上のPCM音源やDSD音源の再生は現在は不要となる。
そもそも、そんなハイエンドなハイレゾ音源は、限られたジャンル、限られた作品数しかない。
将来的には分からないが・・・。
上記のようなリスニング状況を鑑み、この度初めて USB DAC/ヘッドフォンアンプ を導入してみようと思った。
想定した条件は下記の通り。
●サンプリング周波数:192kHz
⇒96kHzなら問題ないが、アップコンバートを考え192kHzとした。
●量子化ビット数:32bit
⇒周波数特性を左右するサンプリング周波数より、
ダイナミックレンジや音量変化の繊細さを左右する量子化ビット数を優先したい。
●アップコンバート機能
⇒先述の通り、CDから取り込んだ44.1kHz/16bit のリニアPCM再生が基本なので、これは欲しい機能。
●デジタル信号入力:USB、OPTICAL
⇒パソコンとのUSB接続の他、HDDレコーダー/BDプレイヤー、液晶テレビのデジタル・オーディオ出力を接続。
COAXALもあれば使用出来る。
●プリアンプ機能:入力ソース・セレクターとボリューム操作
⇒アンプは真空管パワーアンプ(Triode/TRX-P88S)を購入していたので、入力が1系統のみ。
パワーダイレクトで使用しても良いしアンプ側でボリューム操作をしても良い。
●高価で無いこと。購入予算は5万円未満。
⇒高級オーディオには興味が無い。ただ、自分の手の届く範囲でこだわりたい。
諸々検討した結果、当機を購入。
結果、大満足!!
以下、レビュー。
【デザイン】
Simple Is Best を体現。
嫌味無く、永く使っても飽きないシンプルなフェース。
アルミ製のパネルや外装部品を始め、オール金属の筐体は仕上げや質感も良く、この価格帯では間違いなくNo.1。
カラーについては、実機を見比べブラックよりシルバーの方に高い質感を感じた。
【音質】
色付けは無く、ナチュラルさと上質さのバランスが秀逸。
必要以上の繊細さは無くとにかく実直。
低音域、中音域、高音域、またローエンドやハイエンド帯、全てがとてもナチュラル。
解像度が高く、定位、低音や高音のキレも良い。デュアル・モノラル構成が功を奏している。
組み合わせるアンプやスピーカーを選ばない印象。
もしくは、接続するアンプやスピーカーのサウンドキャラクターが分かり易くなる印象。
昔からDAコンバーターチップと言えば「BurrBrown」!と言えるくらい定石とも言える安心のブランド。
当機は「BurrBrown/PCM1795」をLch/Rchに一つずつ、デュアル・モノラルで実装。
上質でナチュラル、実直なサウンドはこのチップの特徴だと思う。
以上、スピーカー使用時の印象。
ヘッドフォン・アンプ部はどうか。
DA部同様、デュアル・モノラルのコンデンサー不使用の回路で、
スピーカーでの印象同様、解像度が高くキレの良いサウンド。でも耳が疲れないナチュラルさが魅力。
【操作性】
とってもシンプル。とっても容易。
前面パネルには、電源スイッチ以外に入力切替スイッチと出力ボリュームのみ。
これで「操作が難しい」と言うユーザーは、もはや機械全般いじらない方が良い。
【機能性】
当方にとっては過不足無し!必要十分!
●アップコンバート機能は2種類選べる。
前面パネルの入力切替スイッチを長押しすることでアップコンバート機能をON/OFFできる。
例えばサンプリング周波数:44.1kHzのPCM信号が入力されている場合、
88.2kHzもしくは176.4kHzへアップコンバート出来る。
●RCAもしくはXLRの出力モードを設定出来る。
背面に着いている出力設定スイッチのみで、VARIBLE (前面のボリューム操作) 、FIX(常時最大出力)、出力OFF から選ぶことが出来る。
アンプ側でボリューム操作をする場合は、FIX とすれば良いし、
ボリュームの無いパワーアンプへ送る場合は、VARIBLE にすれば良い。
FIXで使用した場合、前面パネルのボリュームはヘッドフォン出力のみに適用でき、
スピーカーとヘッドフォンの個別ボリュームによる併用が可能。
●XLR出力装備。
この価格帯のDACでXLRバランス出力を装備しているのは驚き!
私の自宅環境では使用しないが、
音楽制作系ユーザーなどにも福音と言える。
【総評】
基本性能に妥協せず不要な性能や機能を排した当機のシンプルさや質実剛健さは特筆に値する。
電源回路にも気を配りトロイダルトランスが使用されている。
重ければ良いと言うものでもないが、このサイズで2kgとしっかりした重量で安心感がある。
3万円余りという実勢価格にとても好感を持てる。コスト・パフォーマンスは抜群。
同クラス USB DAC/ヘッドフォン・アンプ なら無敵だろう。
既に生産完了品の当機。後継機種にも期待したいが、現時点でお薦め出来る完璧なベスト・バイ!だ。
【追伸】8/15
そう言えば、レビューするのを忘れていたが、
電源入力部はIEC規格の3極インレットタイプのため、
好みの電源ケーブルを別途購入してグレードアップを図ることも可能。
また、SAEC製のUSBケーブル「SUS-380/0.7m」が付属している。
これは単品売り製品のHiFi-USBケーブルで、実勢価格は7,000円弱。
元レビュー諸々も含め・・・、いやぁ、3万円前半の価格帯でこの充実度、ホント素晴らしいね!
参考になった26人(再レビュー後:19人)
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2018年8月6日 15:58 [1148490-1]
満足度 | 1 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 3 |
機能性 | 3 |
春先に購入し、かなりいい音で、とくに同社のHRプレーヤーで聴くピアノはアタック音が素晴らしく、foobar2000 などと比べてても、teacのラム再生はいい音です。ところが原因不明の音飛びが発生し、パソコンを交換するとか、あらゆる設定をやってみましたが、断念、メーカーのサポートもパソコン設定の問題の一点ばり。手軽に音楽が聴けるネットワークオーディオに乗り換える事に。
参考になった6人
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2016年10月5日 23:26 [962316-4]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 4 |
非常に良いDACです。スピーカーシステムの一環ですので、ヘッドホンでは感想が異なるかもしれません。
音質についてはこの値段にして相対的には結構なレベルにあるのではないかと思います。
音域間のバランス、定位、音の質感、音同士の分離が良く、さらに若干アナログ的な温もりを感じるなど音自体ではかなり良い線言ってるのでは?と思わせるDACです。
欠点らしい欠点といえば、音がゴージャスでないこと、高音が若干出ないことなどですが他の部分が非常に優秀だと色々聞き比べて思いました。
あまりにもこのDACが良かったので、UD-501,POPPULSE WM8741,HD-DAC1,U-05、DAC-1000など、どんなものかと思い聞き比べましたが
どれも主観ではUD-301に及びません。※あくまで主観ですので参考まで。
次はHP-A8,DA-300USBなども聞いてみたいですが、今までこの機種はこの機種でアリかな?と思える部分がなかなか無く、そろそろ疲れました。次はいよいよ各社のフラッグシップモデルですかね。
またTEACの再生ソフトは音質的にはいまいちだと思いました。WindowsだったらBug headやJ RiverでWASAPIを使った方が個人的にはずっと好みでした。
また、もし音が硬いと感じたり逆に薄いと感じたらスピーカーケーブルでの調整が必要です。特に電源部が貧弱な安価なDACから変更される方、もしくは逆に電源部に物量をかけたDACから変更し、比較試聴される方は要注意かと思います。
詳しくはプロケーブルというサイトの「音の焦点」まで。
AE線1.2ミリをかなり長めに巻いて引いてます。
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2016年9月18日 01:04 [961362-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
音質 | 4 |
操作性 | 5 |
機能性 | 3 |
![]() |
||
---|---|---|
【デザイン】
ヘアライン加工のモダンで落ち着いた型をしていると思います。 音質に興味があるので、デザインはそこそこのレビューとしますが、とても現代的で 灯火類の青LEDがスタイリッシュに感じます。 多機能を持ち合わせる機種でもない為、入力や再生周波数の表示と音量のみです。(机の上アップします)
【音質】
私用で仕事や車など浪費と収入の面で、最近趣味(オーディオ)に手(お金)が回りませんでした。それなのに、世間はここ5年の間に音楽はハイレゾ文化となり、機器のブラッシュアップも出来ないまま、ハイレゾ音源機器を指を加えて見ていました。 手持ちのHD650の他、イヤホンはER-4S,AKG K702、AH-D5000とアンプはFOSTEXのHP-A3とちょっとA7譲って安いA3で運用してました。楽器やCDを借りていたのに最近は 精々、Youtubeを初めとしたHDクラスの音源が気持ちよく聞ければ良いと思っていた次第でした。
色々音楽聞くのですが、きっかけは TAM TAMUSICさんのバイオリン良いなぁなんて思っていたんですが、楽器はER-4Sで回していたんですが、正確に楽器の刺さる音と、さらにはCD音声再生では広がりが硬く余韻が下がってしまい(アップコンバートが欲しかった) HD650は不思議と年々良い音にエージング出来ているのに表現が弱いような感じを受け、アンプがやはり足を引いていると強く思いました。その付き合いで A7はとても優秀だったのですが、資金不足でもうゲットならず 癖が無くアンプのカスタム版を探していました。ようやく、改良型で遅れながらのハイレゾ対応機を買う事が出来ました。
まず驚いたのがなんてこと無いごく普通の音楽CD再生。 TEAC HR Audio Playerで再生するとアップコンバート再生され音の広がり密度が飛躍的に上がります。 リバーブで残響を広めたようなその程度の感覚ではなく、密度と広がりを感じることが出来、より会場に居る環境へと近づけます。HD650の組み合わせでゆったり楽しんでします。 他のハイレゾ機でこういうのも出来るのかもしれませんが、192khz(44.1kの何百乗?の密度)の体感は、チャンスがあれば電気屋等で体験した方が良いと思います。
この謹製プレイヤーに限らず、UD-301-SP再生する音の傾向として、どの主張も無く ほんの少し、ごく若干高い音に振られている感じがしました。中音の表現はトロイダルやICの進化なのか、とても心地よい厚みがあります。が他社のハイエンド(DENON PMA-2500NEとか驚愕します)とは、粗を探してみれば開きがあるように思えます。 しかし、通常比較物が無ければまったく気にならないですしとても満足できます。いや、音を楽しむというより音の粗捜しに突入しているような気すらします。
今回、ER-4Sは原音に強いため、もっとその傾向が出て駄目かな。。と思いきや案外聞きやすく刺さる音にはなりませんでした。 逆にAH-D5000やAKG K702を引っ込めてしまう形になり、主力やサブの位置づけだったので残念でした。 結構、好みや体調の影響も受けますし 逆にその音がとても好きな人が居るかもしれません。 個人的に感じたのはヘッドホンを若干選ぶ傾向にあったことが印象です。AKG K702はとにかく万能だったのですが、このアンプでは合わない感がしたのは敗北したような気持ちになりました。
この手を買い漁る人は視聴を、逆にAVを殆ど買わない、特に知らない人ならUD-301-SPとゼンハイザーの組み合わせ(例えばHD598あたりのミドルアッパ機)で完結するのもありだと思います。
【機能性】
このクラスのカテゴリで珍しい、XLRと出力切り替え(可変、固定)も選択出来るみたいです。これを使えばHD650やプリメイン以外のホームオーディオとして色々生きてきそうですが、大きなスピーカーある家でも無いし・・ヘッドホン主流なのでこれは使わない予定です。使いたい人は、ここはポイントですね!
【総評】
金額からして、あまり視聴出来る環境は少ないかもしれませんが(とある、ビッグカメラで視聴環境ありました)気に入ってから買うのがベストだと思います。 実際家でゆっくり聞いてみて、UD-301-SPが合わなかったら中古で明け渡そうとしていたので、とても満足です。 この音質は10年前だったら2クラス上のものか 音源を高度な編集機材で調整して整えて出さなければ、到底実現出来ないものだと思います。 非常に競争が激化していて、買う方も高性能化され付いてこれない気もしてきました(私だけか) 家で違った趣味の世界に入りたい、しかし何十万円は到底掛けれない。と言う方に、お勧めしたい使えるハイレゾです。散財はしなくて済むと思います。
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