
よく投稿するカテゴリ
2020年11月15日 18:37 [1387810-2]
満足度 | 5 |
---|
読込速度 | 5 |
---|---|
書込速度 | 4 |
消費電力 | 4 |
耐久性 | 5 |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|
東芝 SAS 4.0 SSD 3.84TB PX04SVB384 |
ntel SSD DC S3710 1.2TB |
Samsung PCIeカード NVMe SSD 983 ZET 960GB |
東芝(現キオクシア) エンタープライズ SAS 4.0 SSD 3.84TB PX04SVB384のレビューです。
東芝製の業務用 SAS(サス) SSDで、今現在は取り扱いが終了しているモデルです。
後継型番はNVMe(U.2)SSDになっているので、もしかすると東芝製最後のSAS SSDかもしれません。
公称速度は読み込みが1500MB/s、書き込みが750MB/s、ランダムリード4Kは270,000 IOPS、ランダムライトは60,000 IOPSとほぼすべての面で最速クラスのSATA SSDを上回っています。消費電力はSATA SSDよりも高速にもかかわらずアクティブ時の電力も3.2watに抑えられているので省エネにも優れています。(アイドル時の公称値は不明でDevice Sleep機能はありません。)
容量は3.84TB(使用できる実際の容量は3.49TB)もの圧倒的な大容量でありながら、NANDも高耐久の自社製 15nm MLCで超高性能なコントローラチップとの組み合わせにより、TBW 21024(20.5PB DWPD 3)もの圧倒的な耐久性を実現しています。
SATA SSDとの比較ではコンシューマ用で最高の耐久性と大容量のSamsung 860 PRO 4TB(TBW 4800)の4倍以上と圧倒的な差で、この耐久性を上回っているSATA SSDは同じく業務用のIntel DC S3710 1.2TB(TBW 24300)ぐらいですね。
ベンチマークでの速度は接続するPCIeカード Broadcom Megaraid 9440-8iのmini SASポートがSAS 3.0 12Gb/s(1200MB/s)までしか対応してない(そもそもSAS 4.0<24Gb/s>に対応した SASポートかMini SAS HDポートのPCIeカードが存在しない)ので、全性能を引き出せていませんが、読み込みは1116MB/s、書き込みは794MB/sとNVMe SSDには遠く及ばないもののSATA SSDの2倍の読み込み、1.5倍の書き込み性能がでています。ランダムリード、ライト4KBの方も最速のSATA SSDとほぼ互角のためバランスに優れています。
実際の移動テストではファイルサイズが小さいのか?読み込み、書き込みとともに最速のSATA SSDよりも7パーセント程度しか上回っていませんが、100GBを超すファイルサイズになると差を実感できるかもしれません。
PC上でのデータの移動スピードです。18GBのデータをPC経由で測定するテスト。書き込み(OS用SSD 983 ZET→今回測定するSSD)、読み込み(今回測定するSSD)→OS用SSD 983 ZET)
東芝 SAS 4.0 SSD 3.84TB
PX04SVB384 2D 15nm MLC
読み込み9.14秒 書き込み9.2秒
Intel SSD DC S3710 1.2TB
2D HET-MLC(eMLC)20nm
読み込み9.75秒 書き込み9.71秒
ベンチマーク及びデータ移動を測定したPC スペック
CPU:Intel Xeon W-2295 3.00〜3.8GHz 18コア/36スレッド (電源 高パフォーマンス BIOS CPU Sync All Coresモード)
GPU:NVIDIA Quadro RTX5000 16GB GDDR6
RAM:ECC Registered PC4-23400 DDR3-2933 256GB(32GBx8枚)クアッドチャネル
SSD:Samsung 983 ZET 960GB Z-NAND 3D SLC
OS:Windows10 Pro
ベンチマークソフト:CrystalDiskMark7.0.0 2Gibx1
AS SSD Compression-Benchmark 5GBx1
これだけの大容量でありながらほぼ通常では使いつぶせないほどの耐久性にSATA SSDを上回る速度に低消費電力とデータ保存用のSSDとしては最高クラスかもしれません。大量に入手できるならHDDからすべて置き換えたいですね。
PCケースに5.25インチベイがあるならICY DOCKのMB994SP-4Sケースがお勧めで、これがあればSASまたはSATA SSDが4つまで収納できて放熱性もいいです。ただ幅(17cm)が大きくかさばりやすいので、小型のワークステーションに搭載する場合はあらかじめ寸法を測っていた方がいいでしょう。
またこのSSDは2.5インチの15mmタイプで7mm〜12.5mmのHDDケースには入らないので注意が必要です。
欠点としてはSSDの健康寿命がわかるソフト(CrystalDiskInfoなど)に非対応で、どれだけ利用したかの確認ができません。そして対応している機種がデスクトップのみで、今回接続しているPCIeカードのMegaraid 9440-8iはXeon WシリーズのCPUにしか対応していなので使用機種はかなり限られ、ノートPCで利用することはほぼ不可能です。(当然ながら通常のSATAケーブルでは接続不可です。)
またMini SAS HD(SFF-8643)用のSATA&SASケーブルも危険な中華製のものばかりで、安全なメーカーはアメリカや台湾のStarTech、ADAPTEC、Silver Stoneぐらいしかなさそうです。(今回使用したケーブルはStarTech SAS43SAT1M)
- 比較製品
- CREMAX > ICYDOCK MB994SP-4S [Matt Black]
- インテル > DC S3710 Series SSDSC2BA012T401
- Broadcom > MegaRAID 9440-8i 05-50008-02 [SAS 12Gb/s/SATA 6Gb/s/RAID]
参考になった1人(再レビュー後:1人)
このレビューは参考になりましたか?
SSD
(最近1年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【欲しいものリスト】見積もり
-
【おすすめリスト】PC見積
-
【欲しいものリスト】自作PC計画初回案
-
【欲しいものリスト】Ryzen 7 3700X
-
【欲しいものリスト】ゲーム用
(SSD)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
- 定番サンダル「クロックス」に“冬用”モデルがあった! 素足で履いてもぬくぬく♪
その他のメンズ靴
- PS5の性能を存分に堪能できる極上のゲーム6選。まずはコレを遊べば大丈夫
プレイステーション5(PS5) ソフト
- 電気ケトルや電気毛布が使えるって最高!大容量バッテリーを搭載したトヨタ「RAV4 PHV」で車中泊
自動車(本体)
