マツダ CX-3レビュー・評価

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CX-3 のユーザーレビュー・評価

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モデル(フルモデルチェンジ単位)満足度満足度ランキングレビュー件数 
CX-3 2015年モデル 4.27 自動車のランキング 324人 CX-3 2015年モデルのレビューを書く
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CX-3 2015年モデルの評価

評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
エクステリア 外観などのデザイン及び機能性 4.64 4.32 -位
インテリア 内装のデザイン及び機能性 4.05 3.92 -位
エンジン性能 トルクやパワー、滑らかさ、技術など 4.15 4.11 -位
走行性能 走りのフィーリング及び操作性 4.22 4.19 -位
乗り心地 乗り心地のフィーリング 3.84 4.02 -位
燃費 燃費の満足度 4.34 3.87 -位
価格 総合的な価格の妥当性 3.60 3.85 -位
  • ※集計対象は通常レビューとキャンペーンレビューです。プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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高山正寛さん

  • レビュー投稿数:79件
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プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度4
エクステリア5
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地3
燃費4
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

全高を1550mmに抑えることで多くの立体駐車場への入庫がしやすいことが魅力です

ボディカラーは5万4000円高となる「マシーングレープレミアムメタリック」になります

Lパッケージはレザーシートを採用することでインパネカラーも2種類から選択できます

Lパッケージには運転席10ウェイパワーシートが標準装備、メモリーも可能です

2LガソリンエンジンはCX-5と同型ですが、スペックやセッティング自体は異なります

他のマツダのガソリン車同様、車両応答性を高めるドライブセレクションが装備されます

「この選択肢は十分あるな」。これがマツダCX-3に新たに搭載されたガソリンエンジン車に乗った印象です。

CX-3は2015年2月に発表した新世代商品群の第5弾となるコンパクトSUVです。プラットフォームこそデミオと共通化を行っていますが「次の時代のスタンダートを創造する」という開発陣の当時掲げた志からもわかるようにコンパクトでも内外装のデザインや質感、さらに装備面でのクオリティなどもデミオとは異なる価値観も提供してきました。

今回試乗したガソリン車は2017年6月に追加したモデルです。なかなか試乗する機会が無くレビューも遅くなりましたが、その分市街地から高速までかなりじっくり試乗することができました。試乗車はガソリンモデルの最上位となる「20S Lパッケージ(2WD,6AT)」です。

発売当初はデミオ(後にアクセラにも)に搭載された1.5L4気筒のスカイアクティブD、つまりクリーンディーゼルのみを搭載したCX-3。当時としては大胆な割り切りかと思いましたが、このクルマの商品性や価値を高めるためにもこの考え自体は有り!と感じていました。

ただ時間が経つ中、実際にセールスマンと話をすると「クルマは凄い良い。特にデザインで興味を持ってもらえる。ただそこでネックになるのはやや高めの価格設定です」という声でした。

先に言ってしまえば今回試乗した同グレード比較でも27万円の価格差が発生します。個人的には「この差額を何万km走れば元が取れる」という考えにはあまり同調しません。なぜなら価格が高い分、得られる走りの質なども異なってくるからです。

それでも今回のガソリンモデルの投入はユーザーの拡大にも十分効果がありますし、それほど遠距離を走らないけど、このデザインやサイズ感は魅力と思っている層にもミートします。実際、CX-3のユーザーには女性が多く、発売開始当初から比較すると女性ユーザーは約2倍に増えていることからも導入タイミングとしては良かったと考えます。

搭載するエンジンは2L4気筒の直噴で使用燃料もレギュラー仕様とおサイフにも優しいです。スペック自体は109kW(148ps)、192N・m(19.6kg-m)と特筆する部分は少ないですが、新しく表示が義務化された燃費モードである「WLTCモード」にもいち早く対応しています。

走り始めて感じたのは何よりもその軽快感です。そもそも車両重量はディーゼル車より30kg、前後重量を見てもフロント側は軽くなります。アクセルに対するピックアップの良さ、コーナリング時のスムーズさなどもディーゼルとはひと味異なるテイストに仕上げてあります。現在のマツダ車のほとんどに搭載されているGVC(G-ベクタリングコントロール)のおかげもあるのでしょう。高速道路などでのレーンチェンジ時などの挙動の収まりの良さなどはガソリン車でも同様です。

ディーゼルほどではありませんが、実用的なスペックを有しているガソリンエンジンなので高回転まで回して楽しむというよりは中回転域までを使って軽快に走るのが似合っています。パドルシフトも活用すればよりアクティブな走りも楽しめるでしょう。

個人的には少し乗り心地、特に不整地を走った時の突き上げは固いかな、という印象を受けました。タイヤの影響もあると思いますが、この部分はハンドリングとのトレードオフの部分もあるので後述する次回改良時にはさらに進化を期待したいところです。

気になる燃費ですが、今回600kmをWLTCモードに合うように「市街地」「郊外路」「高速道路」とその都度満タン給油→リセットして走ってみましたが、概ねカタログ値に近い結果でした。全行程でオートエアコンを25℃前後で設定、特にエコ走行は意識しないで市街地が12.6km/L、郊外路が15.2km/L、高速道路は19.6km/L、トータルでは13.8km/Lという結果でした。郊外路に関しては山道も含めて走ったこともありカタログ数値より落ちてしまっていますが、傾斜の少ない道路であれば燃費は向上するはずです。

前述したようにガソリンエンジンの投入で大きく魅力が向上したCX-3ですが、先進安全装備を含めた装備と価格のバランスの良さでは「20S プロアクティブ」がオススメです。FF車の6ATで228万4200円ですが、これにはレーダークルーズコントロール(マツダではMRCC)とスマートブレーキサポートが付いていません。これをメーカーオプション(5万4000円)で付けることをオススメします。また試乗車にもオプションで搭載されていたBOSEのサウンドシステム(6万4800円)もぜひ装着をオススメします。正直標準装備のシステムがやや物足りない部分もありますが、この価格でこれだけのシステムを組み上げるのは難しいと思えるほどコスパが高いです。元々静粛性の高いCX-3ですから車内でいい音は楽しみたいというのは誰もが共通した気持ちでしょう。

最後に魅力が増したCX-3ですが「常にその時に最良の商品を送り出す」という開発陣の言葉が気になっています。これまでのクルマのモデルチェンジサイクルとは異なるタイミングでアップデートを行ってきたマツダ車ですからそう遠くないタイミングで何かが起こりそうな予感もしています。実際の購入はその時まで待つ、というのも十分有りだと思います。

レビュー対象車
試乗

参考になった38

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松下宏さん

  • レビュー投稿数:510件
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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア3
インテリア4
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費4
価格2

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

マツダのCX-3はデミオの基本プラットホームなどを使って作られたコンパクトクラスのSUVだ。最近は日本でもSUV系のクルマが改めて注目を集めていて、ヴェゼルが特に良く売れているが、CX-3も有力な選択肢のひとつとされている。

CX-3には、マツダが観音崎京急ホテルをベースに開催した試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗したのはXDツーリングの4WDの6速AT車、XDツーリングLパッケージの2WDの6速MT車、XDの2WDの6速AT車の3台だ。

外観デザインは最近のマツダの魂動(こどうと読ませている)デザインの流れの中にある。大きめの五角形グリルなど、ひと目でマツダ車と分かるデザインである。逆にいえば、グリルのほかに最近のFF車とは思えないようなロングノーズやヘッドライトの形状なども合わせ、けっこうデミオに似たイメージである。個人的には、大きすぎるグリルなどは必ずしも好みではないが、独特の存在感を主張するデザインであるのは間違いない。

ボディサイズはデミオよりもひと回り大きい。5ナンバー枠に納まるデミオに対し、CX-3は全幅が1765mmに達するなど、全幅に関してはけっこう大きなクルマである。なのに似たクルマに見えるのは、魂動デザインが徹底されているからだ。全高は1550mmに抑えられているので、たいていのタワーバーキングにも入庫できる。

インテリアはさらにデミオと似たイメージになる。実際にはかなり違う部分があるのだが、助手席の前に太いバーが配置されるデザインはデミオに共通するものだ。基本プラットホームがデミオと同じでホイールベースも同じ2570mmである上、ノーズの長いデザインを採用することもあって、後席の居住空間はデミオと同様にあまり広くない。

マツダでは、CX-3は必ずしもデミオをベースにしたクルマではなく、いろいろな制約から逃れて自由に発想したクルマとしているが、実際にはデミオとの距離はそれほど遠いものではない。

搭載エンジンは直列4気筒1.5Lの直噴ディーゼルターボ仕様1機種だ。デミオに搭載したのと同じS5-DPTS型エンジンで、動力性能は77kW(105ps)/270N・mを発生する。デミオのエンジンに比べるとパワーは同じでトルクはやや増強(デミオは250N・mまたは220N・m)されている。

パワーは1.5Lのガソリンエンジン並みの実力で、トルクは2.5L級のガソリンエンジンを超えて3.0L級のエンジンにも匹敵するくらいの実力である。ただ、CX-5はSUVボディで車両重量がデミオに比べてざっと100kgくらい重いので、走りのスポーティさはデミオほどではない。

特にAT車の発進時にはちょっとしたもたつきのような感覚を受ける。このあたりは排気ガス対策などとの関係であえてレスポンスを鈍くしているのだと思う。また意識してデミオと違った味付けにした部分があるのだろう。なので、この特性に合わせてゆったりとした発進を心がけるようにしたら良い。CX-3でなくても急発進のようなことをしていたら、燃費にも環境にも悪くなるからだ。

発進後の6速ATの変速はスムーズかつダイレクト感があった好ましい。SKYACTIVのATはとてもデキが良いと思う。6速MTのキビキビ感のある操作フィールもとても好感の持てるものだ。低回転域のトルクを生かした走りをするなら、MTで積極的なシフトをするよりもATの自動変速に任せたほうが良いように思う。

低速域から十分なトルクを発生するディーゼルの余裕ある走りはガソリン車では得られないものだ。しかもマツダのディーゼルは余分な後処理をすることなく、燃焼の良さによってクリーンディーゼルに仕上げている。これも魅力の要素である。

通常の走りは騒音レベルがやや高めである。ディーゼルであることを意識させるような大きな騒音ではないが、ガソリン車とは違うレベルの振動や騒音がある。このあたりは試乗して確認した上で選んだら良いと思う。なお、CX-3ではナチュラルサウンドスムーザーという機構が一部グレードにオプション設定されていて、騒音が気になる回転数の領域で騒音の低減を図っている。これを含めてCX-3は最近のディーゼルの中では相当に良くできているし、一定のエンジン音がしたほうが走りの実感が得られるのだが、より静かなクルマが良いという人も多いだろう。

心持ち高めの最低地上高が設定されるのと合わせ、乗り心地はやや柔らかめの印象を受ける。不快な柔らかさではなく、しっかりストロークする懐の深さを感じさせるような乗り心地だ。コーナーでのロール姿勢も安定していて、安心して走れる。

ただ、前後の車両重量の配分がかなりフロント寄りになっていて、特にFF車ではエンジンの重さによって走りにフロントヘビーな感覚があった。コーナーでのアンダー傾向が強まる感じだ。これはディーゼル車という素性による部分が大きいが、もうひと工夫が必要ではないか。

4WDシステムはマツダがiアクティブAWDと呼ぶ電子制御式のアクティブトルクコントロールカップリング4WDで、前輪のスリップを予兆するシステムを採用することで、スリップを始める前から後輪へのトルク配分をする仕組み。これについては観音崎での試乗とは別に、北海道の雪上コースでの試乗で確認している。なかなかレスポンスの良い4WDシステムである。

安全装備は簡易型の近距離赤外線方式が全車に標準で、中長距離で使えるミリ波レーダー方式が一部グレードに標準またはオプションで用意されている。これもまだ人間を見分けない方式ながら、レーダー・クルーズコントロールも組み合わされている。

価格設定はかなり高めである。スタート価格は230万円台ながら、最上級グレードでは300万円を超える水準に達する。試乗したXDツーリングの4WD車、XDツーリングLパッケージの2WD車とも280万円台の本体価格で、オプションの装着によって300万円前後になっていた。

CX-3がヴェゼルに対して売り負けているのは、販売網などの違いもあるが、価格設定がやや高めになることも影響していると思う。

レビュー対象車
試乗

参考になった44

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森口将之さん

  • レビュー投稿数:228件
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プロフィールフリーランスジャーナリストの森口将之です。自動車を中心に、モビリティ全般を守備範囲としています。自動車については、ブランドやスペックにとらわれず、ユーザー目線でのレポートを心がけています。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務め、日本自動…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能5
走行性能4
乗り心地3
燃費無評価
価格3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

写真は中間グレードのXDツーリングAWD

XDツーリングのホイール/タイヤは18インチ

赤色のアクセントが目を惹くインパネ

XDツーリングのシートは合成皮革+クロス

デミオより高い位置に座る後席

現行乗用車では唯一のディーゼル専用車

昨年モデルチェンジしたデミオとパワートレインやシャシーを共有したクロスオーバーSUV、CX-3に、神奈川県横須賀市で行われた試乗会で乗ってきました。

ボディサイズは全長4275mm、全幅1765mm、全高1550mmと、3方向ともにデミオより拡大されました。幅は5ナンバー枠を超えましたが、高さは一般的なタワーパーキングに収まります。スタイリングは、存在感のあるフロントグリル、サイドからリアにかけての連続感のある処理が、デミオとの違いを際立たせています。ボディカラーにはセラミックメタリックというグレーがかった白が新鮮でした。

インテリアデザインはデミオとの共通部分が多いですが、色で違いを出しています。センターコンソールやドアトリムに起用したディープレッドは、このクラスではかなり渋い色調で、デミオより大人っぽい空間を作り出しています。ホイールベースは2570mmのままですが、ボディサイズに余裕があるので、後席は広くなっていました。中央寄りの高めに座ることもあって、見晴らしも優れています。

エンジンは1.5Lディーゼルターボのみと、乗用車としては異例の設定です。デミオと基本的に同じエンジンですが、最高出力が105psのままなのに対し、最大トルクは25.5kgmから27.5kgmにアップしています。おかげで1240-1330kgと100kgほど重いボディを活発に走らせてくれます。ターボの立ち上がりの唐突感が薄れ、リラックスしてドライブできるなど、エンジン本体の改良も進んでいるようでした。

デミオにない技術として、ピストンピンの中にダイナミックダンパーを入れ、低回転での静粛性を高めるナチュラル・サウンド・スムーザーがあり、一部の車種にオプション設定しています。もともとマツダのディーゼルは静かでスムーズなことに定評がありますが、そこから乗り換えた装着車は、6気筒ディーゼルと錯覚するほど滑らかな回転フィールで、違いが体感できました。

乗り心地はデミオ同様固めで、もう少ししなやかにしてほしいと思いました。一方のハンドリングは、デミオと比べるとノーズの重さが薄れ、4WDであればアクセルを開けると旋回を強めながら曲がっていける楽しさを味わえるようになりました。パワートレインもそうですが、デミオと比べて熟成が進んでいる印象を受けました。

最上級グレードでは300万円を超えるCX-3の価格は、高いという声も聞きます。でもクルマに限らず、良いモノには相応の対価を支払うのが世の中の常識であり、CX-3にはその価値があると考えています。個人的にはデミオのSUV版というより、デミオとアクセラの間に位置する車種ではないかという気がしました。

レビュー対象車
試乗

参考になった35

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マツダ

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新車価格:227〜355万円

中古車価格:54〜342万円

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