Olasonic NANOCOMPO NANO-D1
- 高度なデジタル信号処理に加え、パーツを1つずつ吟味したアナログ回路を装備することで高音質を実現したヘッドホンアンプ内蔵D/Aコンバーター。
- DACデバイスはTI社製「Burr-BrownブランドPCM1792」を搭載。IV変換回路もTI社製「Burr-BrownブランドOPA2132」を採用し、音質の充実を図っている。
- それぞれのヘッドホンに対し最適なドライブができるように、LOW(100Ω以下)と HIGH(100Ω以上)のインピーダンスセレクターを装備。

-
- ヘッドホンアンプ・DAC 205位
- 据え置き型ヘッドホンアンプ 105位
Olasonic NANOCOMPO NANO-D1インターアクション
最安価格(税込):¥53,570
(前週比:-100円↓
)
発売日:2013年 7月下旬
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2020年7月12日 00:15 [1346938-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
【デザイン】
白の筐体でシンプル、入出力のLEDインジケータが何気にカッコイイ
そしてコンパクトなサイズでPCの横に置いても邪魔にならない。
【音質】
使うイヤホン、ヘッドホンの良さを引き出してくれる。
ホワイトノイズも殆ど無く静寂からの楽器の立ち上がり
オーケストラ等の迫ってくる音がゾクゾクしてくる。
【操作性】
PCにドライバーさえちゃんとインストールできれば、スイッチ入れるだけでPCからの音声出力は自動的にD1に切り替わります。
【機能性】
特別な使い方は無いと思うがA1とつなげばプリアンプにも
【総評】
販売開始からかなり経過しているが、今でも十分活躍してます。
よくできたDACです。数十万円のDACが欲しいと思わせない良い音です。
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2018年11月14日 15:40 [1174246-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 3 |
| 機能性 | 3 |
今でも使ってます。
以前使用していたAT-HA26Dは一年ともたなかった事を考えれば、
NANO-D1を購入して良かったと改めて感じています。
埋もれるには惜しい製品なので、少しレビューしたいと思います(KCポイント目当てでもある)
・デザイン
シンプルですっきりしています。
印象としてはアップル製品的な感じです。
ボタン類のチープさは若干あります。
・音質(構成:レコーダーorパソコン→NANO-D1→AKG K612)
高音よりの鮮明な音色。
ささるかな〜うーんギリささらない程度かなぁというのがファーストインプレッションでした。
今ではささる感じはありません(慣れた?)
HA26Dとの比較になりますが、音のざらつき、きびきび感がなくなり、綺麗になりました。
一言で書くと、「澄んだ音色」といったところです。
またPCオーディオが簡単に組めるので、その点も優れています。
アプコンした192kHz(CD音源)は音の連続性、滑らかさがまします。
少々難点を。
オーケストラ音源を聴くと、もう少し解像度が欲しくはなります。(k612の限界説もw)
低音重視のズンドコはこの製品には向いてないと思います。
安価に制作されたようなCDは逆にスカスカしてきます。
優秀性を証明する点ではありますが、ある意味知らないほうが幸せだったかもしれません。
・操作性
リモコン等の無駄を排して、コンパクト、低価格、高音質を追及されているので不満はありませんが、
実際にボタンを押さなければならない操作性はいいとは言えません。
・機能性
PCに接続できるので買ったという経緯があります。
その点は満足しています。
ただ安価なデスクトップパソコン(VPCJ2)の影響か、ノイズがのっているのが現状です。
まとめ
音質は綺麗で、現状私の環境ではここがトップだと思っているので、当分買い替えるつもりはありません。
価格・音質のS字曲線があるとしたら、この製品は傾きが減ってくる、
いわゆる一番おいしいところら辺かなぁと勝手に考えています。
オーディオ環境を整えたいエントリークラスにはもってこいの製品だと思います。
(公式アウトレットで安く購入しましたが、今でも使えているのでおススメです)
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2016年5月26日 21:54 [933185-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 3 |
iFi nano iDSDからの買換えです
(PC用として不満はなかったのですが、
故障なのか、アップデート失敗の為なのか。。。
音が出なくなってしまった為の買換えで、
メインシステムは別にあります)
【デザイン】
個人的に好みです。
ただし、ボリュームは安っぽ過ぎる。
【音質】
専用ドライバーを入れればきれいに鳴ります
逆をいえば、私のPC環境での標準ドライバーは
バランスが悪く、聞けたものではありませんでした。
温かみの無い音ではありませんが、味わい深い音
でもありません。
(私の環境ではヘッドホンはHD650、スピーカー再生時は
TR-3488(KT88に換装)を使用している為、優しい音に
なっています。)
【機能性】
Youtubeを楽しむ分には十分かと。。。。
(自分がDSD音源を持っていない為でもありますが)
【満足度】
B級品(メーカー再生品)を購入したのですが、
32,400円でこの音質なら大満足です。
ただし、Windows10の標準ドライバーで、この音質が
出て欲しかったと思うのが贅沢(?)な悩みです
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2016年5月23日 21:44 [932557-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 3 |
以前の環境は、サウンドカード(SE-200PCI)→アンプ(A-973)→ヘッドホン(Q701)と接続していました。
ヘッドホンから出る音が、なんというかざらついた感じで、あまり長時間は聞いていたくない感じでした。
Windows10にアップデートしたところ、不具合が発生したのをきっかけにDACの購入を検討しました。
【デザイン】
きれいにまとまった感じです。塗装はホワイトメタリックな感じです。
筐体の作りがしっかりしており、ボリュームやスイッチ類の操作に節度感があってよいです。
【音質】
専用ドライバーをインストールし、再生ソフトはiTunes、foobar2000(wasapi)を使っています。
一言でいうと寒色系の音です。芯がしっかりしていながら、解像度が高く、一つ一つの音がしっかり聞き取れます。冬の日の晴れた朝を連想するような感じです。気持ちの良い音で、いつまでも聞いていたいと思わせてくれます。
ヘッドホン(Q701)の本来の性能が引き出せているように思います。
ボリュームを最大にしても全くノイズは発生せず、好感が持てます。
mp3は128kbpsと320kbpsの違いがはっきり分かります。
98kHz/24bit のハイレゾ音源では、さらに音の広がりや空気感等が立体的に感じられます。
※参考に、購入にあたり、FOSTEXのHP-A4BL→Q701と比較する機会がありました。解像度の高さやノイズの少なさ等、音質の面では本機のほうが優れていると感じました。視聴環境やヘッドホンとの相性の影響もあると思いますが…
バランス接続のヘッドホンだともう少し良いのかもしれません。
【操作性】
電源、入力切替は前面のボタンで行います。ボリュームの操作感も含め、通常の使用には全く問題ありません。
【機能性】
RCA接続にて、ONKYOのA973に接続してスピーカー出力もしてみました。以前よりも音質が良くなったと実感しています。出力レベルは前面のボリュームに準拠しますが、最大では若干音が歪みます。1時か2時くらいでちょうど良い感じですが、ボリュームをバイパスできるとなお良いと思います。他の方もレビューしている通り、出力が高めのようです。
【総評】
初めて購入したUSBDAC内蔵のヘッドホンアンプですが、非常に満足しています。
筐体の作りがよく、スイッチ類の操作感も高級感があり、所有する喜びを感じます。
所有している音楽ファイルをもう一度聞きなおしたくなりました。
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2015年11月8日 21:49 [873513-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
DACはチップとわずかな回路部品で構成されていますので、この価格帯がいいところと思います。
D1は、CDケースより2.5センチ位横幅が広い大きさで、アルミダイキャストと思われるケースへ入っており、重量約900gと重い。
分解して中を覗こうにも、ネジが見当たらない構造です。
今迄使ってたRATOCに不満あるわけではありませんが、時代の進歩を確かめようと購入しました。
SW-ONで44.1kで聞けますが、多少荒削りの音です、メーカーHPより192Kをダウンロードし、ようやくなめらかな音になりました。
ヘッドホンのインピーダンスの違いによってLO-HIと切替可能、手持ちヘッドホンではLOが伸びもよく、広がりも良好、ボリューム12時前で適当な音量となります。
しかし、その位置では外部アンプ出力にはとても足りません。
外部アンプ出力7.5Vとありますが、最大ではアンプがサチッて使えません、DCプレヤーはじめ出力は2Vとなっているのが普通です。
このメーカーは自社のアンプとの組み合わせだけで作ったのでしょうか。
多くのDACはUSBの5Vの電源で動作しますが、これは16Vの外部電源を必要とします。
ボリュームツマミでのレベル変化についても、アナログのように滑らかではありません、もっと洗練されて欲しい。
外部アンプ出力はレベルオーバーしない一定出力であればよかった。
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2015年2月25日 23:11 [801244-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 無評価 |
【デザイン】
デザインは、とても、いいですね。 ヘッドホン雑誌や、レビューを見て、他に、「ポタアン」数機種も、比較しましたが、最後は、本機に決めました。 カラー(白)が、いい。 (黒)も、あるが、こちらの方が、人気があるようで、通販サイトでも、サイトによっては、取り寄せだったり、画面に、出てこない時(一時的に、品切れ?)がある。
大きさも、大きすぎず、小さすぎずの大きさである。
【音質】
マニアではないので、詳しくは、分かりませんが、低音、中高音、高音とも、いいと思います。 PCから、直接ヘッドホンで聴いていた時に比べると、遥かに音質がいい。 ボーカル、楽器音も、生々しいし、解像感も高く、個々の音が、きれい。 最初は、そのまま(標準ドライバー)で聴いていましたが、あとで、専用ドライバーをインストール。 こちらの方が、さらに、音質が、良くなる感じです。 PCから聴かれる方は、専用ドライバーの方をお薦めします。
本機は、いわゆる「ポタアン」に比べると、ボリュームも、使い易いし、本体が、軽すぎて動くこともない。 「ポタアン」は、小さすぎて、かえって、操作性が悪い。
【機能性】
ここは、無評価です。 ノートPCに、接続するだけなので。
【総評】
他の「ポタアン」(ビクター、DENONなど)も、考えましたが、最終的に、本機にして良かったです。 あと、高級USBケーブルを購入しなくても、付属のケーブルでも、十分な音質なので、そのままで、聴いています。 最初から、USBケーブルや、ヘッドホン用の標準−ミニ変換プラグが、付いているのは、有難いし、良心的。 このNANOコンポ・シリーズは、音、デザイン、質感が良いので、次々と揃えたくなる製品です。 通常のミニコンポより小さく、操作性は、劣るかも知れませんが、狭い日本の家屋事情には、ピッタリのコンセプトだと思います。 卵型スピーカーで知っていた「オラソニック」ですが、とてもいいメーカー、製品だと思いました。
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2014年11月30日 02:02 [774356-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
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|
|---|---|---|
にくいほどスタイリッシュな面構え。 |
小型ボディなのにUSB/光/同軸と豊富な入力端子がうれしい。 |
USBDACとしてGT40USBを使用していたのですが、
音場の広さは良かったのですが、なんとなく音の厚み、押し出しが
弱くて貧弱な気がしてきたので、他の機種にも手を出してみました。
eイヤホンで中古で購入しています。
【デザイン】
メーカの謳う「CDジャケット3枚分」よりもちょっと面積的に大き目ですね。
エッジの立った真っ白な筐体はスタイリッシュです。
入力切替や入力サンプリング周波数を表示するLEDに
高価な白色LEDを使用しているのもカッコいいですね。
【音質】
自宅PCに接続して、手持ちのIM03で聞いてみたところ、
「ん〜思ったよりマイルドな感じだな」と思ったのですが、
良く聞いてみると色々と違いが分かってきました。
帯域的には超フラット〜若干ハイ下がり気味かな?
しかし、ウォームなのに結構、分離は良く、
楽器など一つ一つの音が聞き分けやすい感じです。
あと、ヴォーカルが結構、生々しく感じますね。
中低域が充実してるからかも。
目の覚めるような透明感はあまり感じられないんですが、
端正な音、という印象ですね。
刺さるようなキツい音を出さないのは良いのですが、
好みによってはちょっとハイ上がりのヘッドホン・イヤホンが
合う気がします。
【操作性】
電源ボタンと入力セレクタボタン、ボリュームだけです。
お好みのソースとヘッドホンを繋いで楽しむだけです。
【機能性】
入力がUSB/光/同軸と豊富なのが良いです
これも購入した動機です。
3時間ほど連続使用してみましたが、
ACアダプタおよび本体ともに、触ってみても
ほとんど発熱していませんでした。
【総評】
スタイリッシュかつ、芯の通った音質のDACです。
入力端子も豊富ですし、机に置いてもサマになります。
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2014年10月28日 14:57 [765196-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
オーディオ好きあるあるとして、
興味のあった商品を購入してドキドキで通電したが思ったほどの感動がなかった。
でも安くはない買い物だったので、「いやでも、この低域のキレはいいかも」などと安定感ある着地点を探す。
という経験はないでしょうか?
このNANO-D1はそうはなりません。
あえて音域がどうとか、音場がどうとかは言いません。
お気に入りの音楽をそのまま「音質」を良くしてくれると思います。
アンプの癖を感じさせず、録音の悪いものでも「いい」と思わせる音決めはさすがです。
小型スピーカーで人気を博したメーカーですが、デッキ系はどうなんだろうと思いながら購入してみましたが、びっくりしました。
何かの宗教のようなオーディオ界で(そう思ってる)、とても真面目な会社だと思います。
ゴム足や電源の仕様等は、さすがに豪華な感じではないですが、それでもこんな音が聴けるんだという、はっとさせられるといいますか、純粋な気持ちにさせられるといいますか、インシューレーター等に投資する前科を悔い改めさせられます(笑)
本体価格による製品としての限界はあるでしょうが、当方所有の機材との比較では十数万するラックスマンDA-200よりヘッドホンで耳で感じる分には優れていると思いました。(DA-200、売りました。)
もちろん、日本のメーカーの設計なので使いやすさは言うまでもありません。入手力においても過不足はないと思います。
こういう書き物をするとき、どちらかというと批判に重きを置こうと思うのですが、(購入の参考とされる方もそのほうがいいですよね?)
ベタ褒めで終わってしまいました。(笑)
これからもがんばってほしいメーカーです。
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2014年8月17日 19:42 [746254-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 4 |
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|
|---|---|---|
Olasonic nano D1 |
右中段が本機です。 |
私の製品選びのポイントは、とにかく本体が小さいことです。自分の「城」が小さなパソコンデスクしかないので、その中に収まることが第一優先なのです。そこにノートパソコン2台(1台は音楽専用)を上下2段に展開し、他にCDリッピング用ノートPCを収納(使うときだけ取り出す)、そして本機のようなオーディオ機器と、モニター用のスピーカーを設置して、更に複数のヘッドフォンやイヤホンを常時待機させておくのは結構大変です。(笑。汗)
このような状況下、本機のようなコンパクトで高品質な製品は大変ありがたい存在です。音質が良いものはコンポサイズだったりして、お金を出しても得られるようなものではないからです。結果的に本機は、ヘッドフォンアンプ付USB−DACとしては、これまでで最高の音質を提供してくれています。家庭の事情の厳しい者へのメーカーの配慮に感謝です。
直接的には写真にも掲載していますが、ヘッドフォンアンプ付きUSB−DACは、現在手持ちの、KORG DS−DAC−10と、Firestone FUVER4PLUS、ヘッドフォンアンプは、iFi micro iCANと比較できました。これまでは、PC(Foober2000)→KORG→iCAN→ヘッドフォンで主に聴いていました。この組み合わせがこれまで色々な組み合わせを試してきて自分なりに一番良く聴こえたからです。しかし、店頭で本機D1を聴いてみて、どうしても入手したくなり購入に至りました。別の部屋に設置してあるコンポも、本当はNANOシリーズ(CDトランスポーターとDAC付きアンプ)で鳴らしたかったのですが、価格の面で断念し、TEACのH01シリーズにした経緯もあり、モノとしてD1だけでも欲しかったんです。
以下、レビューです。
【デザイン】
白一色で前面、天板、側面にはネジもなく美しい仕上がりです。コストがかかっているなという印象です。シリーズのコンポを意識してか、デザインも統一感があり、きれいに配置され、ハイセンスな印象です。ますますコンポで揃えてみたくなりますね。白いランプも上品です。
【音質】
一聴して良い音だと分かる音です。音の密度というか解像感があり、高音は美しく響き、ボーカルもきれいに伸びます。低音もしっかり力強く、サイズからは考えられないヘッドフォン出力です。これは高インピーダンス(250Ω)のDT990PROを使用しても変わりません。電源とサイズは大きく重いものほど音が良い、というこれまでの常識からは考えられない実力です。(尚、自分の環境では、24bit96MHz以上のハイレゾ音源を使用することもまずないので、専用ドライバーを入れていません。)
次に、アナログ出力からiCANに出力してヘッドフォンアンプだけの実力を試してみました。そうすると本機のヘッドフォンアンプの音には特徴があることがわかります。iCANよりも若干ドンシャリであり、中高音が美しく聴こえ、低音部も力強く弾むような感じでバランスがとられていることが分かります。要は、若干派手目な音であり、一聴すると、たとえば店頭で聴くなどした場合には、感動を与えやすく、アピール出来る音作りがされていることが分かります。別に悪いことではなく、特に現代的な音楽にはマッチする音だと思います。
そういった意味では、KORGから本機へコアキシャルからデジタル入力してみると、KORGが元々力強い感じの音なのですが(過去使っていたLUXMAN D100や、RATOC製品と直接比較した結果、そう判断しています。)、本機のUSB入力の音は、KORGほど厚みはありませんが、フラットに近い美しい音を出しながらもきっちり低音の力強さを失わない、芯のある音だとわかりました。ヘッドフォンアンプだけでなく、DACも素晴らしい音だと思いました。
結論として、これまで持っていた中で、最高レベルのDAC(USB入力)能力と、ヘッドフォンアンプを持っていることが分かりました。まさに脱帽です。音の好みはあると思いますが、これまで自分で使ってきた組み合わせに、ハイレベルなバリエーションを加えてくれそうです。
【操作性】
専用ドライバーを入れなければ、つなぐだけで楽ちんです。セレクターもわかりやすいし。ただ、ゲインの切り替えが後ろにあります。複数のヘッドフォンを持っているので、とても面倒です。また、比較して聴くためにUSB入力からコアキシャル入力に切り替えようとすると、USB入力がいったん切断されてしまいます。音質上の配慮なのでしょうか。そんな使い方は想定していないのでしょうが、不便です。普通にUSBをPCに接続したらUSB入力を優先するとかしてくれれば良かったのにと思いました。
【機能性】
DSDに対応していないのだけが残念ですが、PCMはしっかりハイレゾ対応もしていますし、デジタル入力も豊富ですし、アナログ出力もあります。アナログ出力については、コンポ使用を考慮し、プリアンプ機能のみとなっていますが、自分のように別にアンプを用意したい人には不便です。デジタル出力があるだろうという感じだと思いますが、高級コンポになればなるほどアナログ入力しかないので、出力固定になるような切り替えが付いているとベターだと思います。
【総評】
高級コンパクトコンポだけあって、非常に高い品質と音質を持っていると思います。特にDACだけでなく、ヘッドフォン出力についても、こんな小さな機種なのに、かなりの実力を持っており、両方とも高く評価できます。また、細かい点ですが、ACアダプターやケーブルも白で統一され、ケーブルは柔軟性が高く、配慮がなされているなど、メーカーの木目細かい配慮も感じます。コンポとしての使用が前提になっている部分では多少不便を感じましたが、全体的な機能としては十分だと思いますので、買い足してコンポにしていければとも思わせる出来でした。ただ、価格が少々お高いのが厳しいところですね。
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2014年3月1日 12:46 [691620-5]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 操作性 | 4 |
| 機能性 | 5 |
ゼンハイザーHD700を購入してからプレイヤー、プリメインアンプに繋げていましたが、少し物足り無い感があってヘッドホン・アンプを検討しました。
以前、オーディオテクニカAT−HA21を所有していましたが、「デジタル入力があったらなぁ」と思っていたのでDAC付きなのと置き場所が無いので出来るだけコンパクトなサイズから選ぶことにします。
コンパクトなヘッドホン・アンプは色々ありますが、やはりアンプ部のパワー、音質が良くない物が多いです。
サイズを無視すれば、ラックスマンDA200ですが、これを買うとなると置き場所が無いのでプリアンプ自体を買い替えする必要が出ますので却下。
どこでも置けれるNANO-D1は、DAC付ヘッドホンアンプですがプリアンプにもなる優れものです。
発売された頃から、PCオーディオにも使えるし遊べそうでいいかなと好印象でした。
試聴が出来ませんでしたが、真面目なメーカーを信じて購入しました。
【デザイン】ホワイトパールで塗装も綺麗です。スイッチ、ボリューム部分も金属で質感が高くて満足しています。縦置き可能でどこにでも置けるのが素晴らしいです。
【音質】USBケーブルが付属していたので、初日はPCオーディオで使ってみたら結構良い音がします。インピーダンスを変更出来るスイッチもあり100Ω以上で使用しています。i−turns、MediaGoと使っていますが手軽で便利ですね。マランツのNA7004とコアキシャルで繋いでみると、さらに音質が向上!!プレイヤー、プリメインアンプで繋いでいた時の物足り無い感が無くなりました。音質はフラットな感じですが、細かい音もよく再現しています。私には期待以上の音でした。
【操作性】PCオーディオで使う場合、ハイレゾを聴く時にPC側の設定をいちいち変えないといけないのでメンドくさい。ネットワークプレイヤーにコアキシャルで繋げる場合は音質に合わせて自動で設定してくれたので楽です。しかし、複雑な操作、設定も無く概ね操作性は良いと思いました。
【機能性】アナログ入力が無いのは正解だと思いました。コンポのプレイヤー、プリメインアンプの間にヘッドホンアンプを繋げるのはナンセンスです。DAC付きなのでプレイヤーのデジタル出力と接続したほうが、コンポの音質を下げる要素が無くなります。アナログ入出力のスルー接続は音質が悪くなるのもあるし、RCAケーブルを余分に繋ぐことになりますからね。
【総評】試聴無しで不安もありましたが満足しています。あえて不満点を挙げるとすると価格が高いかな?実売5万以下ならコスパが高いと思います。コンパクトなサイズなので、やはり電源部は弱い気がします。低音は少し控えめに感じるのはそのせいかも知れません。サイズを無視すれば良い物は多いですが、この大きさではナンバー1と思います。
単身赴任することがあれば、NANO・A−1を追加してスピーカーから音楽を聴くことも出来るし遊べるコンポで気に入りました。
参考になった3人(再レビュー後:3人)
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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2013年7月24日 10:04 [613432-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
試聴の様子(機材) |
洗練度の高い外観 |
背面 |
メーカーからの貸出機によるレビューです。
【デザイン】
本機はOlasonic「NANO Compo シリーズ」のコンポーネントとして、先に発売されているアンプやCDプレーヤーと同じテイストの外観です。
アルミダイカスト製で、前からは継ぎ目の見えないデザインは質感も上々です。背面端子部の赤いプレートも格好良いです。価格に見合う所有欲を満たしてくれます。
アナログラインアウトと同軸デジタル入力のRCA端子が削り出しであれば、パーフェクトに思います。
【音質】
配信で購入した96kHz/24bitのWAVとFLACファイル、CDからリッピングした44.1kHz/16bitのWAVファイルを音源に、PCはストレージがSSDのVAIO、プレーヤーソフトとしてAudioGate、USBケーブルはクリプトンのUC-HR(0.5m)、ヘッドホンはSHUREのSRH1840を使用して試聴しました。
音質はぎゅっと凝縮した密度が感じられ、温かみのある音調です。いわゆるデジタル臭さが無く、リラックスして聴けます。
96kHz/24bitのWAVは、SHANTの「Talking Low」を聴きましたが、低域に締まりがあってスッキリと聴き易く、ヴォーカルの繊細なニュアンスが引き立ちます。
96kHz/24bitのFLACは、Susan Wongの「Have You Ever Seen The Rain」を。高S/Nによるレンジの広さと透明感の高さで、ブレスの微かな音や余韻もしっかりと聞き取れます。少しハスキーなヴォーカルも、質感豊かで色香を感じさせます。
44.1kHz/16bitのWAVは、Jane Monheitの「I Won’t Dance」で。SHR1840をiPhone5に直接接続した状態と比較試聴しました。まずドライブ能力の違いは明らかで、iPhone5ではボリューム全開で少し大きめの音といった所ですが、本機ではボリュームツマミが半分くらい(12時の位置)で同等の音量がえられます。音質面でも違いは明白で、iPhone5では薄っぺらく抑揚に充分追随できないのに対し、本機ではシルキーでリッチに聴かせてくれます。iPhone5だけを聴いていると、そこそこ良い音に聞こえますが、本機と聞き比べると、どなたも大きな差を感じ取れると思います。
【操作性】
基本はUSB接続を行うだけです。Windowsで192kHzの信号を出力するには、専用ドライバーのインストールが必要です。
【機能性】
最高192kHz/24bitに対応し、入力信号のサンプリングレートも前面のLEDで知らせてくれます。
背面には、対応インピーダンスを切り換えるスライドスイッチがあり、使用するヘッドホンに応じてHIGHまたはLOが選択できます。
(取扱説明書には、100Ω以上のヘッドホンを接続する場合、HIGHを選択するよう記述があります)
入力はUSBの他、光デジタルと同軸デジタルに対応し、出力はヘッドホンの他、アナログステレオ(RCA x2)を備えています。
ヘッドホン端子は標準プラグ対応ですが、標準→ミニ変換プラグが付属しています。
【総評】
価格は7万円強とお安くはりませんが、音質は価格に見合う上質なものです。1万円前後以上のヘッドホンをお使いなら、DACとアンプの違いによる音質改善効果に納得できると思います。また、5万円前後以上のヘッドホンをお使いなら、ヘッドホンの実力を発揮させる上でも、本機はリーズナブルな価格に感じると思います。
ヘッドホンはいくつか違うものを接続してみましたが、それぞれの個性、良い点、悪い点がより明確に聞き取れるようになりました。ヘッドホンをコレクションしている方にも是非お試し頂きたいと思います。
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ヘッドホンアンプ・DAC
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