1 NIKKOR 32mm f/1.2 [シルバー] レビュー・評価

満足度：4.86

（カテゴリ平均：4.57）

満足度ランキング—位

集計対象8件 / 総投稿数8件

1. 5 88%
2. 4 12%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
操作性 取り扱いは簡単か	4.74	4.51	-位
表現力 思い通りのイメージの写真が撮れるか	5.00	4.50	-位
携帯性 軽さ、コンパクトさ	4.76	4.26	-位
機能性 AF精度やMF対応などの機能性	4.88	4.34	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[tempus fugit]

2025年9月10日 05:06 [1984728-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	4

最短撮影距離45cmの86mm相当のf/1.2レンズ

2018年頃購入、修理に３回ほど出し、今は安定して使えています。J2/V2/J5での使用です。

【操作性】

いちおうフォーカスリングはありますが、基本AFで撮るレンズでしょう。

【表現力】

１インチでf/1.2は、単純計算でフルサイズf/3.2です。しかしこのレンズは86mm相当でありながら45cmまで寄れるのが大きな特徴です。

したがって、「開放で最短撮影距離」ではなかなかのボケ量を楽しめます。

もちろん、絞った時の解像度、切れ味たるや見事なものです。

【携帯性】

この小ささと軽さで持ち歩ける。しかも45cmまで寄れる86mm。それに価値を見出せるのであれば、持っていて損はないです。

【機能性】

必要にして十分。

【総評】

この32mm f/1.2は、ニコンのレンズとしては初めてのAFでf/1.2を実現した意欲作（１インチとはいえ）で、その意味でも歴史に残ります。

レベル

ハイアマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

[nuova500]

2017年3月29日 20:09 [1015410-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

Nikon1の継続を願って

V1との組み合わせは重厚感があります。	ポートレートにおいて威力を発揮します	マニュアルでピント調整が可能
センサーサイズを超えた表現力	f1.2の明るさは、暗所撮影でのアドバンテージも

先行き不安なNikon1ですが、
様々なシーンで活躍できるポテンシャルを秘めたフォーマットであることを、
改めて感じることのできる当レンズのレビューをします。


V1との組み合わせです。

換算86.4mmの単焦点レンズですので、ポートレートには最適です。
作例では人物を載せられないのが残念ですが、
おそらく最もレンズの性能を発揮できるのは、人物写真だと思います。

また、フルタイムマニュアル操作が可能なため、
花などを撮る際には、微妙なピント調整ができ重宝します。
こうした単焦点レンズでピントをマニュアル調整できると、
表現の幅がぐっと広がります。

f値1.2の明るさは、
背景のボケに貢献するだけでなく、
暗所での撮影にもアドバンテージがあります。
比較的ノイズの多めなNikon1の暗所撮影では、
できるだけISO感度を抑えての撮影が望まれます。
ここにはありませんが、
夜の屋外でのライブ撮影では、
手持ちでもブレない程度のシャッタースピードを稼ぐことができました。
明るめの中望遠レンズとしても活躍できます。


実売価格7万円台と、
Nikon1レンズの中では群を抜く高級レンズですが、
CP+のニコンブースにいらしたスタッフさんをして、
「別格のレンズ」と言わしめただけの価値は十分に感じられます。

今後望まれるのは、
これだけの高級レンズの性能が十分に発揮される、
新型Nikon1ボディの登場です。

PCで鑑賞、SNSへの投稿程度では、
1インチで十分でしょう。
システムのコンパクトさと画質とのバランスを考えると、
むしろDXよりもアドバンテージがあると思います。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

[葛丸]

2016年10月12日 21:58 [931591-2]

満足度	4

操作性	4
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

ハイスピードレンズ

開放で柔らかめ	変な瞬間逃しません	イルカショウに最適
・・・フリンジは結構出ます	ガンガン踊るサンバダンサーもビタッと捕えます	単焦点らしく被写体を浮き上がらせます

フジフィルムのX-T10と幾つかの単焦点レンズを使うようになり、色々と見方が変わってきたので再レビューを書きます。

【操作性】
ニコワンには珍しくフォーカスリングが付いています。フルタイムマニュアルに対応しており、MF時に拡大表示が可能です。・・・但し、ボディ側にフォーカスピーキングのような画期的なマニュアル補助機能がないのであまりやりやすくはありません。。次期ニコワンではそういった機能の拡充をお願いしたいところです。その他に操作するポイントはありません。

【表現力】
開放付近では割と軟調な雰囲気と思います。が、少し絞るとバキバキに精細になります。高評価な標準単焦点の18.5mmと比較し、一枚皮を剥いたようなクリアさがあります。・・・難点としては、晴天下に開き気味で使用するとパープルフリンジが非常に出やすいです。ボケに関しては、さすがにこのF値にもなると十分かと思います。。

【携帯性】
ニコワンの中ではとても重いですが、全く苦にならないですし、高級感があってよいと思います。

【機能性】
明るいレンズというと、真っ先に「ボケ」に関する議論になるかと思いますが、このレンズに関しては「ハイスピードレンズ」という呼称がピッタリかと思います。最近の流行りは「手振れ補正」という雰囲気を感じますが、被写体が動いていたら被写体ブレは防げません。また、フルサイズやAPS-Cで同クラスの明るさで動体を撮ろうとすると、ピントがシビアになってしまいます。。適度なボケ感で圧倒的なシャッタースピードで被写体を捕まえるこのレンズは、動体に特化したニコワンにとってまさに「鬼に金棒」です。イルカショウやカーニバルの踊り子など、キビキビと動く被写体を、ビール片手に簡単に捕えてくれました。

【その他】
フジ機に手を出して、カメラってお金がかかる趣味だなぁということを実感しましたが、やはり４〜５万クラス以上の単焦点レンズを手にすると、あぁこういうことなんだ・・・みたいな悟りを開きました。このレンズを買った当時は「高い買い物」だと思いましたが。・・・個人的にはニコワン＋このレンズはチート級の完璧なシステムと思っており、星６つくらいの気持ちではあるのですが、万人に胸を張ってオススメできるかというと、その自信はありません＾＾；
・・・ので、星は４つのままです。

レベル

初心者

主な被写体

風景

子供・動物

[ガングリフォン]

2016年5月2日 07:24 [926549-2]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

さすがに良いですね〜。

【操作性】
しっとり。しっかり。高級感があります。
【表現力】
ぼかしも、カリッとも自在です。
【携帯性】
他のニッコールよりちょい重いですが、値段分の重さ？
【機能性】
F1.2は素晴らしい。
【総評】
以前から狙っていましたが、値段で躊躇していたところ、オクで約6万で美品が出ていたので即決しました。
（ちなみに現在キタムラ中古もそのくらいの値段です）
レンズとして全体の質感といい、写りといい流石ﾆｺ1最高級レンズです。
大いに気に入りました。
86mmですが、結構寄れるので動物のアップ、花なんかに活躍してくれそうです。

レベル

アマチュア

主な被写体

人物

風景

子供・動物

夜景

[さすらいのもふもふ]

2016年4月1日 18:55 [919175-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

値段に恥じない良いレンズ

庭先の雪の結晶（J5 + 32mm + Kenko AC No.5）	月の昇る林（J5 + 32mm f/1.2 ISO800 SS:1/160）

J5（シルバー）に、コレ（ブラック）を標準レンズとして使用。

・操作性
最初はピントリングが若干邪魔に感じましたが、
明るくで被写体深度が浅いこのレンズには、欠かせませんね。
特に、クローズアップレンズをつけた時にはピントリングを重宝します。

・表現力
値段相応の値段に恥じない解像力と表現力です。

・携帯性
この程度の大きさのレンズだと、
J5に標準レンズとして付けても問題無いですね。

・機能性
フォーカス精度はとても高いです。
明るさのおかげで被写体ブレもしにくいです。
しかし、接写だと三脚があったほうが良いかもしれません。


・コメント
田舎住みの私には、Nikon1で一番出番の多いレンズです。
田舎では、どうしても被写体が遠い傾向にあるため、
18.5mmよりも、やや望遠の32mmが標準レンズとして使いやすいです。

J5と合わせると、暗めの場所でも結構使い物になりますし、
私にとっては8万で買う価値のあったレンズです。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

子供・動物

夜景

室内

その他

[doje]

2015年1月3日 22:35 [784630-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	5
機能性	5

1 NIKKOR 32mm f/1.2　これは良いものだ。

	トリミグしています。

注文から3日程度に手に入るということでついつい物欲が押さえきれず、本レンズを購入しました。
ナノクリでF1.2の高額なレンズ！とはいえ作例等は上手い人の写真だし正直すごく不安でした・・。
が、御免なさいニコン様、解放から使える素晴らしいレンズでした♪
ボケは無理に作っている感じではなく素直で、色のりも適度によく・・・と、難しいことは他の方にまかせます（笑

願わくば画素数はこのままかもっと落としてでもDRが広く暗部耐性の良いセンサーを・・・。

話は変わって、慣れの問題になりますが、ｊ４で使用する場合たま〜にピントリングに手が触れて拡大画像に切り替わって「う・・」となることがありました。

久しぶりに良い買い物ができました、ニコン様ありがとう＾＾ｂ

作例はj4で撮影、DxO Optics Pro 10で現像調整しています。撮って出しではないですが参考になれば幸いです。

レベル

アマチュア

主な被写体

風景

[フルサイズなんて欲しくない !]

2014年2月13日 15:47 [684868-1]

満足度	5

操作性	4
表現力	5
携帯性	4
機能性	5

Nikon の本気

綺麗にひまわりの輪郭を描いています	ニラの花	花ばっかりでごめんなさい
絞ると劇的に解像力が上がります	ボケと柔らかい輪郭が気持ちいい

1NIKKOR の中では最も高価なレンズですが、その価格に見会うようなデザインと質感を持っています。
写りの方はもう、文句なく1NIKKOR の最高画質でしょう。

【操作性】
今までの1NIKKORと違いMFリングがありますが、基本AFオンリーなので使ってないです。
しかし、回した時のトルク感は非常に良い感じで、かなり拘って作られています。

誤ってMFリンクを回してしまいMFモードになってしまうのが煩わしく感じることもありますが、その時はフードを逆さ付けをしてます。
こうするとリングには一切触れることはないです。

【表現力】
クセの無い描写、と言ったところでしょうか。
使ってみてすぐに驚くような感じではないですが、しかし使っていくとその高い解像力、ボケの滑らかさ、安定した絵作りに段々とこのレンズの凄さと魅力に気づいていくと思います。

開放では非常にやわらかい描写ですが、ピント面はかなりシャープです。
近接撮影では収差が抑えきれす、少し滲むような感じになります。
f/1.6からはほとんどの収差は抑えられ、どんな状況でもシャープさを出しやすくなります。
f/4くらいからは解像力も非常に高まり、風景などの撮影でもかなり有効だと思います。

同じように明るいレンズである18.5�oと比べても、ずいぶんと線が細く柔らかい印象です。花や動物を撮るとその柔らかさが顕著に表れます。
ボケの感じも似ているのですが32�oのほうがより素直で滑らかなボケです。
18.5�oのボケもなかなか綺麗だと思って気に入っていたのですが、最近だと違和感を感じてしまいますね。

【携帯性】
性能を考えるとかなり小型だと思いますが、やはり1NIKKORの中では少し大きく重いです。
特に18.5mmのあとではかなり重たく感じるでしょう。
しかし、高級感を感じさせる重さだと僕は思います。

【機能性】
AFは明るいレンズであるのに非常に高速、そして正確です。
MFリングも付いたので機能性は上がっているでしょう。

【総評】
デザインから描写まであらゆるところでニコン1の本気度が窺えるレンズです。
多少高価ですが、十分価格に見合うレンズのはずです。

レベル

初心者

主な被写体

風景

子供・動物

[gohst_in_the_cat]

2013年9月21日 19:51 [630821-1]

満足度	5

操作性	5
表現力	5
携帯性	4
機能性	5

満足度の高いレンズです

V1と32mm f1.2

【操作性】
レンズの質感はNikonにしては近年稀に見る高級感があります。
(コシナ製Zeissレンズのような質感)
そういう意味では85mm f1.4Gよりも質感は高いです。
(Nikonの現行レンズでは85mm f1.4Gは最高にキレるレンズですが)
使用しているだけで幸福感が満喫できるレンズです。
MFのリングがあるのでMFの際もスムーズに操作できます。
MFのリングを使用すると本体と連動して被写体の拡大表示がされる為、
ピントのヤマも比較的つかみやすいです。

【表現力】
1インチのCXセンサーで自然なボケが表現できます。
まずはこれが一番大きな要素です。
そして、描写にはキレがあります。
撮影状況によってはDX機で撮影した写真同等の描写性能です。
大判印刷や高解像度モニターで等倍表示しない限り、
V1とこのレンズというシステムだけで満足できるだけの表現力があります。
特に人物の描写は圧巻です。
(1インチセンサーで撮影した事を感じさせません)

【携帯性】
1Nikkorの中では大きく重いレンズですが、
これで換算86mmの撮影ができるのですから許容範囲内です。
V1やJ1とのバランスもよく考えられていると思います。

【機能性】
AFは静かですが高速です。
CX機でf1.2まで使える事のメリットは大きいです。
このレンズのお陰で室内撮影はISO400までで大抵は対応できます。
また、f1.6からf1.8に絞れば全体的にキリっとした描写になります。
45cmまで寄れるので、色々な使い方ができるレンズです。

【総評】
10mm f2.8、18.5mm f1.8、32mm f1.2、
CXの通常単焦点(防水は除く)は全て揃えました。
どの単焦点もいいレンズだと思います。
人や物を撮影するなら32mmは最高のレンズです。
また、CXで苦手なボケも十分に表現ができるので、
DX以上のフォーマットを持ち出す必要性が減ります。

32mm f1.2の値段だけ妥協できれば満足度はかなり高いレンズです。
1インチのCXセンサーでも十分納得できる写真を撮影できる事が判ります。
今後、センサーと画像エンジンの改良が進めば、
CXはm4/3よりも有用性が高いシステムになると確信できるレンズです。

多分、CX機を持っている方なら誰もが興味のあるレンズだと思います。
ただし、値段が高価なので躊躇する方が多いのも事実です。
値段が故に売れないレンズかもしれませんが、
合理的な製品だらけのこの世界で異彩を放つ製品を作った事は賞讃に値します。
こういう製品が無い世界は、つまらないです。
夢がある製品だからこそ、高いと感じても新品で購入しました。
趣味の世界、実利を追い求めるだけでなく、
たまには夢を見るのも悪くない、そういうレンズです。

Nikonのレンズでは稀ですが、
持っているだけで幸せになれる品質のレンズです。

レベル

ハイアマチュア